2008/12/25 ■ TMPGEnc MovieStyle Xでつぶやくこのエントリーをブックマークに追加このエントリーを含むはてなブックマーク

こんなツールを先日公開した身で言うのもなんですが、TMPGEnc MovieStyleの存在にいまさらながら気がつきました(><)
字幕つきのDVDから一発でWMVに変換する方法を探して海外のシェアウェアやらフリーウェアに細工したりやらいろいろ試行錯誤していましたが、まさしく灯台下暗し。まさかこんな身近なところにそのものずばりの(しかも安定した)製品があるとは思っていませんでした。DVDから変換できるだろうことは想像できても、音声ストリームの選択や字幕にまで対応していたとは…(※CSSにはもちろん対応していないので、事前にripするかAnyDVDを使用する必要がありますが)

DVD Catalyst Free + fake MEncoderはMEncoderベースのエンコードで字幕のレンダリングにちょっと難が。あとまだ安定性に課題も。ただ無料で作れる環境なのは強み。
Pocket DVD Studioは、変換開始の指示が面倒なのと、バッチ処理ができない。そして、DVDによっては音声に問題が発生することが。

…と、ともかく多少コストがかかってもいいので安定して字幕込みでちゃんとエンコードできてバッチ処理ができる環境を探していたわけですが、なんだよこれで完璧じゃん!…みたいな。とほほ。実績あるペガシス製ですしねぇ。
それにしても動画関連のツールを突き詰めて行くとたいてい最後にはペガシスの製品に行き着いてしまうのはなんとかならないものでしょうか(笑) ひとつひとつは価格がそれほどでもなくても、製品の種類が多いので気がつくと結構な額に…(><) しかもバージョンアップごとにまたそれぞれで結構取られるし(><)

取り急ぎまだ試用中ですが、MovieStyleでエンコードを行う場合は設定は「PDA用」をベースにすると良さそうです。
解像度の設定のみ上の図のように横640を有効にしてやって、あとの設定はお好みで。
私は一番最初の画像のとおり、「UP用設定」「UP用設定(映画)」と2枠、シネマモードON/OFFで設定を用意してみました。ドラッグ&ドロップする場所で設定を変えられるというのはなかなかいいですね。
ただ音量が変えられない?のはちょっと痛いかな。DVD Catalyst Freeと使い分けていく感じになりそうです。

TMPGEnc MovieStyle (シェアレジ・ダウンロード版3980円)
TMPGEnc MovieStyle (Amazon・パッケージ版)

2008/12/21 ■ Vuzix Wrap 920AV ビデオサングラス Xでつぶやくこのエントリーをブックマークに追加このエントリーを含むはてなブックマーク


Vuzix Teases Us With Awesome Virtual Reality Wrap 920AV Video Sunglasses (GIZMODO)
Sneak peek at Vuzix Wrap 920AV glasses (CNET)

CESで発表する、とされているビデオサングラスがティーザー公開されているようで…
Vuzixは日本でもけっこうおなじみのHMD会社ですが、今度のはVR(バーチャルリアリティ)ã‚‚AR(拡張現実)もできるとか、この外観とかなかなか威勢のいい感じがしますねー。

このティーザー写真ではケーブルは写ってませんが、さすがにMEDIA PORT UPのような一体型ではないように見えます。ので、これが出たとしても普段のHMDメディアプレイヤーの座を明け渡すことは無いと思いますが、そうは言ってもウェアラブルツボをぐりぐり押してくるこのたたずまい。
詳細の発表がなかなかたのしみです。

2008/12/20 ■ MEDIA PORT UP UP300x ARRIVED! Xでつぶやくこのエントリーをブックマークに追加このエントリーを含むはてなブックマーク






MEDIA PORT UPついに発売!

一番最初に宣言したとおり、MobileHackerzは全力でUPを応援しているわけですが、覚悟していたとはいえやっぱり私の気合も全力で空回りしている感がいまだに漂っております(笑)
発売を記念して動画の変換ツール、DVDビデオの内容をUPに転送するためのツールとガイドを掲載しました。先のレビューでシェアウェアを使った手順を紹介しましたが、今度は無料のツールで固めてありますのでお財布にも安心です。

UPã‚’「使える」と思えるか、「使いどころが理解できない」と判断するかの境目は、前回書いたとおり「これを装着して普通に外に出られるかどうか」だと思います。
そして、そのハードルを越えてUPを手にした人にとって、次にUPã‚’「楽しく使い続ける」か「すぐ飽きてしまった」となるかの境目は、「いかに簡単に、良質のコンテンツを継続してUPに供給できるか」にかかっています。
ニコンは、その「簡単に良質のコンテンツをUPに供給する」手段として無線LANの搭載やUP LINKサービス、ストリーミング対応などの手段を用意してきました。が、こればっかりは正直なところニコンの対応では足りていないと思っています。

今回公開したガイドは、その「次のステップ」の境目を越える一助となれるように考えて準備したものです。最初の環境構築は少し面倒ですが、一度動き出してしまえばDVD(なんだかんだ言って良質の動画コンテンツの最大の供給元)からあっという間に(エンコード時間はかかりますが)UP用の動画を生成できます。

「新しくて、見たい、面白いコンテンツ」の在庫がUPのメモリから消えた瞬間に、UPはおそらくとてもつまらないものに見えてしまいます。せっかくですから、どんどん使っていきましょう!

2008/12/17 ■ UP300xモニター終了まであと2æ—¥ Xでつぶやくこのエントリーをブックマークに追加このエントリーを含むはてなブックマーク


何度も書いているように、発売直前の評価機をお借りする機会に恵まれまして、毎日ひたすら使い倒しています。その評価期間もあと2æ—¥。12月18日にはモニターを終了してお返しする約束です。
まぁ、その次の日には注文済のUP300xが発送され、入れ替わるように手元に届く予定ではあるのですが。
現在UP300xで視聴した映画など、累計の視聴時間は25時間。(内訳:æ´‹ç”»10本 邦画1本 アニメDVD3本)土日はほとんど使ってないことを考えると結構使ってるほうですかね。以前に書いたとおり、移動時間がともかく有効に使えています。
で、ここまで使ってきたところで、モニター期間も終わりに近いのでひとまず現状で私の感想をまとめてみることにします。

今までのレビューは
発売直前モニター機レビュー , blog記事1 , blog記事2
をごらんください。

【HMDをつけて生活する、ということについて】
  • この手のものを日常的に装着して生活することについては、「照れたら負け」と言えると思います。さもそれがあたりまえのことだと開き直って堂々としていればいいんです。実際、あたりまえのことなんですから(笑)
  • 意外とみんな他人のことなんてそんな気にしてません。
  • そういった意識の問題については、日経BP Tech-On!のこの記事が興味深いです。(※要無料登録)
  • ただ、そういった「照れ」の分を差し引いたとしても、MEDIA PORT UP300/UP300xは「一瞬でヘッドホンに変化する」「必要の無い時には首にかけておける」など、「日常生活とHMDの折り合い」のバランスデザインに優れていると感じます。
  • 目への負担ですが、連続2時間視聴した後はさすがに若干の目の疲れ(左右の目のピントが合いにくい感触)がありました。外して1分ほどで回復しましたが。それ以下の視聴では今のところ目の疲れを感じたことはありません。
【MEDIA PORT UPが提供する「楽しさ」、そして「価値」】
  • UPが提案し、そして提供しているのは「隙間時間を有効に活用するための手段」です。隙間の時間が発生した時にただちに視界の片隅にいつでも参照できる暇つぶし情報(=å‹•ç”»)をパッシブに流すことができる、ということがUPの価値なのであって、言い換えれば「隙間時間が発生次第すぐにUPを利用することができる」、つまり、UPを常に身に着けておくくらいの覚悟が無いと価値が生まれないということでもあります。
  • UPを見て、ないし試用して、「これはいい」と思えるか「これはダメだ」と判断するかの境目は、その覚悟があるかないかです。もう、これは、完全に、その一点に尽きます。
  • もう少し噛み砕いて言いますと、UPをつけて外を平気で歩ける人にとってはこれは本当に最高の暇つぶしデバイスですが、「恥ずかしいから家の中で使う」という人にとっては「ここがああだったら、あそこがこうだったら」なんていくら理屈をつけてもUPは煮ても焼いても食えません(笑)最初から外でつけて歩く気が無いんだからどんな機能がついても無駄っていうか。
  • 「携帯電話やPSPなどで動画を再生するのと何が違うのか」。両手がフリーであるということのほかに、ヘッドホンのケーブルからも開放されるというメリットもあります。それぞれ非常に細かいこと(別に携帯持って見ればいいじゃん、という)のように思えますが、両手フリーである開放感はたいへん心地よいものです。些細なことのようでいて、意外と差が大きい。そこにUPの価値があります。(使い込んでいかないとなかなか良さがわからないところではありますが…)
  • コンテンツの不足や多少の問題はユーザ側の工夫でいくらでもカバーできますので何の問題にもなりません。とにもかくにも、「覚悟があるかどうか」。なんだこの意味不明なガジェットは、という人も覚悟の一線さえエイヤっと越えてしまえば本当に楽しい夢の未来が待っているんですが(笑)。いやほんと。
  • 「ヘッドホン・ディスプレイ・プレイヤー一体型」「片眼HMD」といった主要素をはじめ、リトラクタブルメカや全ファイルへのレジューム再生(再生位置記憶)など、UPの設計はすべてその「覚悟を決めた人」にとって使いやすいように出来ていますね。
【MEDIA PORT UPの優れているところ】
  • とにもかくにも一体型。これは本当に良いです。下手にポータブルプレイヤー+ヘッドホンで音楽聞くよりも楽だったりします。コードが生えてないって素晴らしい
  • バッテリーは意外と(本当に意外に!)好感触でした。単三エネループ2本での駆動で、連続駆動時間は若干足りない感じはしますが(動画再生2時間程度)自宅と会社にエネループの充電器を置いて、到着次第取り出して充電器に突っ込む…という作業は予想していたよりは面倒ではなかったですね。替えのバッテリーも非常に安価で他と使いまわしが効くのも有難いです。あと、バッテリーを抜いても最後に再生した動画・再生していた地点を記憶しているのも気軽にバッテリーを引っこ抜ける細かい配慮だと思います。
  • 動画の再生品質もかなりのもの。DVDからエンコードした洋画の字幕はくっきりはっきり読めます。
  • …と、書いていることと若干矛盾しますが、動画の再生に特化した作りであるということもなかなかツボをついています。はっきり言って、歩きながら(※メーカーでは徒歩中のUPの使用は以下略)ではHMDに表示されている字なんか読めないんですよ。Webブラウザなどもついてますが、やはり動画の視聴というのはコンセプトに合致した「暇つぶし手段」ですし、そこに特化したのは使いやすさに貢献していると思えます。
  • 意外と目立たないデザイン。外装の高級感ある質感の仕上げといい、単体の写真で見るよりも実物はゴツくなく、装着していると違和感無く風景に溶け込む感じがします。モニタのアーム逆サイドから見たらほんと普通のヘッドホンしているのと変わらないです。
【MEDIA PORT UPのいまいちなところ】
  • 対応しているコーデックの狭さ。まとめて変換してじゃんじゃか突っ込んでますが、MPEG1/MPEG2はともかくとして(でも圧縮効率低いからあんまり使いたくない)残るはWMV9のみというのは少々痛い。変換に使えるツールが非常に限られてしまいます。
  • 無変換でいろいろな動画をそのまま突っ込めるのが理想ではありますが、(それはかなり実装が大変なので)事前にデバイス向けに再エンコードすることまでは個人的に許容します。が、そのエンコードに使えるツールの選択肢が少ないのは残念です。
  • モニタのアーム稼動域はもうほんの少しほしかった。眼鏡をつけている時など「う、あともうちょっと動けば…」ということが若干あります。
  • モニタのアーム保持力がちょっと弱い。徒歩くらいならいいですが、走るとモニタがずり落ちてきます。(これは製品版では変更されているかもしれません)
  • 起動時間もうちょっと早いと嬉しい。コールドスタート(電池投入直後)とホットスタート(電源OFFした直後の復帰)とありますが、コールドスタート時は結構待たされる感じです。
【総合的な印象】
  • これをつけて外に出られるなら、細かい不満点はあれどすごく楽しいと思うので買ってok(ただしコンテンツは自前で用意しましょう)
  • これをつけて外に出る勇気が無いなら、買っちゃ駄目
  • でも、外に出る勇気を持ってみるのもいいと思うよ!ちょっとの勇気ですごく楽しいよ!
…そのまんまですね('A`)


それと、前回「DVDからUP用のWMV9ファイルを作る手順」としてPocket DVD Studioを紹介しましたが、このPocket DVD Studioで「Audioã‚’80kbpsに設定しないとUPで再生できない」という現象の原因がわかりました。これは完全にPocket DVD Studioのバグで、「Audioのビットレートが128kbps以上に設定されていると、動画フォーマットの設定でWMV9を選択していてもなぜかWMV8で出力されてしまう」のが原因でした。なんじゃそりゃ!(笑)
というわけで、UP側は何も悪くないというか、WMV9-Audio 48kHzのデータもちゃんとUPで再生できることを(Windows Media Encoderでデータを生成して)確認しました。
ほかにも音声が変になってしまう現象があいかわらず(30fpsでエンコードしても)DVDによっては出現したりなど、Pocket DVD Studioも完璧ではなかったことがわかってきました。うーん…。(DVD Catalystが字幕のリサイズやデコードもうちょっとちゃんとしてくれればいいんですけどね…)

2008/12/09 ■ UP300x出荷開始まであと10æ—¥ Xでつぶやくこのエントリーをブックマークに追加このエントリーを含むはてなブックマーク

ニコン MEDIA PORT UP (UP300/UP300x)の出荷開始日が12月19日に決まったようです。あと10æ—¥!
今は発売直前の評価機をお借りしていますが、やはり借り物は借り物。もうすぐ自分のモノが届くかと思うとワクワクします。
正直な話ポメラを発売前にレビュー用としてお借りした時は「貸してくれるのはいいけど自分のが届く前に飽きたらどうすんだ!」と一抹の不安 ^^; があったのですが(杞憂でしたが(笑))、UPの場合は飽きる飽きない以前の話。もはや日常生活のパターンに組み込まれてしまっているので、貸出機の貸し出し期限とちょうど入れ替わりで出荷されるのを知って安心したくらいです。

今UP300xのメインの使い方はもうそのまんまの「未視聴動画の消化マシン」ですが、UPが届いてから「あー…こんなに見てないDVD溜まってたっけ…」と嬉しいような悲しいようなため息をついています。よくよく考えたら買っただけで積みっぱなしのDVDたしかにいっぱいあったんですよねー…。
ワンセグ野郎の録画(地上波)とか、コクーンの録画(スカパー)とか、DVDのほかにも動画コンテンツだけは死ぬほど持ってるくせに、視聴時間のほうは絶望的に足りてない私にはほんとありがたいガジェットであると言えます。

…まずは、3年前くらいのソフマップの福袋に入っていたにもかかわらず放置状態だったこの36枚のDVDを消化しきらないと、ですね。とほほ。


なお、DVDからUP300xで視聴可能なWMV(WMV9)を生成するには、各種ツールをとっかえひっかえ試したところ(シェアウェアですが)Pocket DVD Studioが今のところ一番優れているようです。販売サイトはこちら。売価$34.95ですが、下のSpecial Offer:にあるクーポンコードを入力すると15%引の$29.71で買えます。(今は円高なので買い時っちゃ買い時ですね)

Pocket DVD Studioはバッチ処理が出来ないのと変換開始地点をいちいち指示してやらなければいけないのが面倒ではあるのですが…他のツールは、WMV9の出力が出来なかったり、字幕が正しくレンダリングされなかったりと微妙にうまくない部分がありまして最終的にこれに落ち着きました。MobileHackerzを名乗るなら買ってないで自分で作れ、という声はとりあえず聞かなかったことにしておきます(><)

使い方はあとでまとめようとは思っていますが、ひとまずUP300xで再生するには


赤線を引いたところの設定だけ守ればたぶんだいじょうぶです。
  • 必ずWMV9でエンコードすること(WMV8では再生できません)
  • 映画の再エンコードでも30fpsを選ぶこと(UP300/UP300xは24fpsも普通に再生しますが、Pocket DVD Studioの側の問題でfps変換が入ると音声が時々変になってしまうようです)
  • Audioã‚’80kbpsにすること(Audioのビットレートそのものは問題ではないのですが、80kbpsに設定するとPocket DVD Studioは音声を44.1kHzにダウンサンプリングします。48kHz音声を含む動画はUPでは再生できないようなので暫定の措置として)
    (※12/12追記:48kHz音声は再生できない、44.1kHzå¿…é ˆ、というのは誤認でした。UP自体は48kHz音声の動画にも対応しているとのこと。Audioの設定をこうしないと再生できないのは事実なので、原因は他にあるものと思われます。これは原因が判明次第あらためて報告します)
こんな感じでエンコードしたWMVファイルを、
  • マイコンピュータ→UP300 series→UP300x by Nikon (8G)→Video
にコピーすればUP本体から見えるようになります。

その際、こんな感じの警告が表示されますが、

上記の設定であれば問題なく再生できるはずです。
あ、あと、上記の設定では音声のボリュームが変更無しになってますが、ちょっとボリュームは上げてやったほうがいい感じがします。意外とUPは最大音量が低めなので(密閉型ヘッドホンなのでそれでも聞こえるのですが)迫力を楽しみたい場合は元のデータの音量を最初から少しいじってやりましょう。

2008/12/06 ■ スカウターがついた一週間 Xでつぶやくこのエントリーをブックマークに追加このエントリーを含むはてなブックマーク


ニコン MEDIA PORT UP (UP300x)の発売直前の評価機をお借りすることができましたので、さっそく通勤や外出時・移動時にフルに装着して過ごしています。(レビューはこちら
1週間試用したところで総計の視聴時間は11時間ほど。いまのところは映画(æ´‹ç”»)を中心に、会社への通勤往復+その他のちょっとした移動時間・待ち時間でちょうど映画を1日1本消化するペースで視聴しています。現在の通勤環境では電車に乗っている時間はそれほど長くないのですが、徒歩の時間が結構長い(電車15分+å¾’æ­©35分という感じ)ので、いままで微妙に時間を持て余していました。この生活にUPが加わることで、非常に時間を有意義に使えるようになったという印象です。(※歩行中の使用はメーカーからは絶対やらないようにとされています)
当初から思っていた通り、UP300xは最高の通勤娯楽マシンです。片眼HMDという特殊なディスプレイへの慣れは必要ですが、慣れてさえしまえば本当に普通に生活の中に動画がとけ込んで行きます。そしてその結果、移動中の時間密度を上げる効果をはっきり実感しています。特にここのところ私事でバタバタしておりまして、自由な時間がほとんど取れていないので移動時間が充実していることは素直に助かっています。

もちろん、使っていて不満な点もあります。充電環境がちょっと面倒くさい、密閉型ヘッドホンなので外の音が聞こえにくい、対応しているコーデックの幅が狭く再変換が面倒、USB接続がMSC(マスストレージクラス)ではなかった(※マスストレージ風には使えます)、コネクタが独自形状、直射日光下で光がモニタに入り込むような環境では見えない、あとはずっと装着していると結構「暑い」、など。
しかしそれでもなお、これは他に代替するものの無い非常に優れた「体験」をもたらすガジェットであると感じます。
あとはこの「良さ」が、できるだけ広い人に理解してもらえる日が来ることを…願っているんですけど、やっぱ無理ですかね?(><)

2008/11/25 ■ ポメラNight Xでつぶやくこのエントリーをブックマークに追加このエントリーを含むはてなブックマーク





ポメラNightにお邪魔しました。いろいろ興味深いお話を伺えました。キングジムさん、KNN神田氏に感謝。
かなり早く到着したので会場の隅っこにこっそり収まっていようと座っていたら、その座っていた位置がちょうどステージ(?)になってしまい単なる邪魔モノと化してしまったのがとほほでした。その後移動したら今度は写真撮るのに邪魔言われるし。とほー。

ま、私が天板外れなかったのは、単に度胸が足りなかったから(ぉ と判明したのと、金属天板が無くても強度的にはほとんど問題ない(天板がプラスチックでもある程度の強度は確保できる)というお話を伺えたのは大収穫でした。ならばカスタム天板作るしかないな(笑)
(※天板の取り外しはメーカーでは決して薦めないというか製品が保証対象外になりますのでご注意を)

■ pomeraMobileをもうちょっと広い携帯電話へ Xでつぶやくこのエントリーをブックマークに追加このエントリーを含むはてなブックマーク


携帯電話をW53CA→W63CAに機種変更しました。
…と、変えたら変えたで思いっきりコメントで指摘いただいたとおり「microSD内のテキストファイルはメール添付できるけど携帯でいじれない」状態へと逆戻り(><)しかもmicroSDのスロットが電池カバー下に行っちゃうしなぁ。ポメラとの連携という一点で見れば相当な退化です。とっほっほ。

で、しかたないので、「テキストをメール添付で送信したら本文に入れて返信してくる」メールサーバを用意しました。まぁ、出来ないよりはマシってことで。

autoreply at mobilehackerz dot jppomeraMobileでフォーマットしたmicroSDを使ってポメラで本文作成→au携帯電話にmicroSDを挿しなおす→microSD>PCフォルダ>該当テキストファイル>本体へ移動→データフォルダ>テキスト>該当テキストファイル>Eメール添付→上記アドレスへ送信→すぐに返信されてくるメール本文にテキスト在中→コピペでもなんでもお好きなように

…手順、é•·!


とまぁ、日常から使い倒すというにはかなりめんどくさいですが、あくまでも非常用と割り切ればなんとか。
「できない」よりは「めんどくさいけどできる」のほうがいいですよねやっぱ。
このアドレスは当面の間動かしっぱなしにしますし、自由にお使いいただいて構いませんが継続してサービス提供することを保証するわけではありません。またメール本文は転送次第破棄してますがそのあたりは信用いただくしかありません。(メール転送記録そのものはログに残して(残ってしまって)ますがこれはご了承ください)
あ、あと、spamが溢れるのを防止するためにこのメールアドレスを可読なテキストの状態でWeb上に転載・転記することはご遠慮ください。これはほんとおねがいします。

最後に、他機種(他キャリア)への対応について。
いろいろ情報を募ったのはもちろん「自由に対象フォルダを指定できる」ようにする上での予備情報のつもりだったんですが、集まった情報でちょっと個人的に痛かったのがロングファイルネーム…。
のんびり(≒めんどくさくなければ)対応しますので、それまでの間は現行pomeraMobileで\PRIVATE\AU_INOUTフォルダを作ってから、このAU_INOUTフォルダをリネーム・移動して各自好みのフォルダへ移行していただけるとたすかります。

2008/11/17 ■ スタパ斎藤氏ポメラレビュー(小ネタ) Xでつぶやくこのエントリーをブックマークに追加このエントリーを含むはてなブックマーク



スタパ斎藤の「週刊スタパトロニクスmobile」
紙とPCのすき間を埋める、テキスト専用マシン キングジム「ポメラ」

を読んでいたらこんなフレーズが。
俺の場合。紙のメモの場合、書いた時点では「これでオーケー、忘れない」てな気分だ。しかしそれは、一瞬で書いた断片だったりするので、後日とかになると「あ~れぇ~? この“ロゴは入れない、横の赤”って、ナンのこと!?」とか困ったり。書いた時点で目の前の状況と合致すると意味がわかる、てな状況でヤリがちな拙者のメモ(のミス)である。
これを読んで
「あ~れぇ~? この“ロゴは入れない、横の赤”って、ナンのこと!?」
が何を取材した時の何を指したメモなのかピンときてしまった(笑)
推測にすぎないけど、おそらく間違いないと思う。あまりにも合致するのでw

でも、たぶん日本広しといえどもこれ読んで「あの話か!」と理解できそうな人は取材された当事者のほかはほとんどいないんじゃないかと…。

こちらの記事も期待してますよー!>スタパ氏

あ、それと
 いちばん気になったのは、キーボードのガタつき。ポメラの機構上、キーボードの右半分の安定性がよくないようだ。拙者が使っているポメラがサンプル品だからかニャ? ともあれ、多くの状況下で打鍵するたびにガタガタとウルサかった。
これはサンプル品だからだと思います。ってここに書いてもしょうがないと思いますが。
私もひょんなことから評価用貸出機をお借りして使う機会がありましたが、やはりキーボードの精度があまりよくありませんでした。自分で買ったものはそんなことなかったので、販売までの間に調整されたのかな?と思います。




…で、何の話なの?…という人は、この記事のラベルがヒントということで。

2008/11/11 ■ ポメラ用新ツール(pomeraCopy) Xでつぶやくこのエントリーをブックマークに追加このエントリーを含むはてなブックマーク

昼飯を食いながら「ポメラ届いたよ」のブログエントリを(ポメラで)書いていてふと欲しいなと思ったツールを、欲しいなと思ったので作ってみました

もともとポメラはそのガジェットとしての性格上、こういう「遊撃隊」的な存在というか、ちょっとした出先でガシガシと書くだけ書く→戻ってきたらそれを「母艦」に吸い上げる、という使い方が中心になると思います。

で
実際それをやってみたら、「ファイルを(わざわざ名前をつけて)保存」して、そのファイルをPCで読み込んでテキストエディタで開いてコピーしてブラウザにペーストして…って
なんてめんどくさいんだあああ!
と。そんな風に思ってしまったわけです。そんな無茶な、とも思わんこともないですが、思ってしまったんだからしかたない(笑)

メモを取って保存する時とか、議事録取る時とかなら今のままでいいんですよ。でも、「ちょっと昼飯食いながらblogエントリ書く」なんて軽ーい使い方でもいちいちファイルに保存するのはどうなんかなと。どうなんか、って発想そのものをしませんかそうですか。

まぁ、そんなわけで。できました。pomeraCopy
ってプログラムそのものはたいしたものじゃないんですけどね。中身は「自分が起動したドライブのルートにある"text~.tmp"ファイル(ポメラのテンポラリファイル)を読み込んでクリップボードに入れる」という動作をしているだけです。実行ファイルのサイズにしてわずか2KB(笑)。(ポメラの少ない内蔵メモリに置くので強く意識して小さくなるよう書いたからこそのサイズではありますけどね)

でも、そんなちょっとしたプログラムと「APO Usb Autorun」で、昼に欲しくなった機能はほぼ完璧に実現することができました。
ポメラでだらだら雑文を書く
保存しないままキーボード閉じる
→自宅に戻ってきたらPCに(USBで)繋ぐ
→あら不思議、それだけでPCのクリップボードにさっきまで書いていた雑文がIN
→あとはWebフォームなりなんなりにぺたっとペースト
APO Usb Autorun」を併用しない場合は、(ポメラの)ドライブを右クリック→「ポメラで編集中のテキストをコピー」を選択することでクリップボードに入ります。

せっかく手軽にテキスト書ける端末を手にしたんだから、そのテキストを利用するまでのステップも手軽にしたいなと思った次第でした。
(もちろん、このblogエントリはpomeraCopy実戦投入第一段(笑))

■ マイポメラ届きました Xでつぶやくこのエントリーをブックマークに追加このエントリーを含むはてなブックマーク

ようやく私の手元にも、Yahoo!ショップに注文していた(今はここが最安値かな?でも1月納期予定って…)自分用のポメラが届きました。

発売日に店舗へ入荷、それから発送ということで到着が本日になったわけですが、やはり自分のものとなるとけっこう感慨深いというか愛しくなってきちゃいますね(笑)ビバ!マイポメラ!オレンジ姿もかわいいぜ!
お借りしていたレビュー用テスト機と並べて使ってみましたが、テスト機で気になったキーボードの段差は解消され(やっぱり個体差だったのかな?)なかなかいい感じです。


ファームウェアのバージョンは1.0.1から1.0.2になっていました。ちょこちょことさわってみたところでは違いはよくわかりませんでしたが、安定性の改善とかでしょうかね。
このファームウェアがあとからアップデートできる仕掛けになっているのかどうかは非常に興味があるところです。
今のままでも道具としてはある程度「完成」の域にあるとは思いますが、そこから先の「æ´—ç·´」に関してはこれから次第、というか。まぁ、それはちょっと良く言い過ぎのような気もしますが(笑)。でもまだまだよくなる(よくなれる)ところはたくさんあると思うんですよねー。


さて。
自分のポメラが届いたら真っ先にやろうと思っていた「キーボード閉検出スイッチをぶっこわす」改造ですが、あらためてまじまじと構造を眺めている間に気がつきました。
あ…
ポメラって、キーボードたたむとキーが押される構造(キー展開スイッチを押すとキーボードがかちゃんと跳ね上がるのは、キーのバネ圧を利用している)じゃん…。
ということは、たとえキーボード閉検出スイッチを殺したとしても、キーボードをたたむとキーが押されてしまうってことか。うーん…。。。こいつはまいった。
やっぱり「オートパワーオフ(スタンバイ)相当のモードを電源オフがわりに運用する」というスキームは、キングジムさんにファームウェアで対応してもらうまで我慢という結論でしょうか。とほほ。
それまではCTRL+ALT+右矢印(End)で文末へカーソルジャンプ、を適宜使ってしのぐか、

このスタイルを活用するしかないですかねー。

※とここまで書いてからふと思い立って実験してみたところ、相当数以上の複数のキーが一度に押されるとポメラではキー入力が行われない上、その状態が維持されている状況でもオートパワーオフが効くことがわかりました。これならいけるかも。あとの問題はポメラをながめていてもどこからどう分解するのかよくわからないところか(笑)

かわりにと言ってはなんですが、表のカラーパネルをなんとかできないかなと妄想しました。ネジ4箇所でとまってるみたいだから、これ外して同サイズの透明アクリル板でも加工してネジ止めしてやって…アクリルの下に印刷したシートを敷いて…着せかえパネル…ポワワ

というわけで

こんなんしてみたわけではありますが。

むぅ。この表面の金属パネル、このネジだけで板がちょこんと乗ってるのかと(見た目で)思ったんですが、そんな簡単なものじゃなくちゃんとフレームとして機能しているみたいですね。要するにこの4本のネジだけ外してもぜんぜん取れない(笑)

どうもポメラ改造(かんたんレベル)は連敗。
ここから先はもうちょっと時間できてから(+気が向いたら)ですかねえ…。ま、素のままのポメラでもふつうに使える「道具」なので全然かまわないんですが。このエントリそのものもファミレスで昼飯食いながらポメラで書いてますしね!(表のパネルのネジはずして分解はじめたのもファミレスのカウンターです…)


最後に
「ポメラと携帯電話との連携」ですが、その後のコメントやメールで情報をご提供いただきまして

  • au携帯電話でも、テキストファイルをかなり自由に扱えるのはカシオ製か日立製のみ(歴代ずっとカシオ機使ってたので知りませんでした><)
  • DoCoMo/SHARP製はフォルダ位置次第でなんとかなるらしい(これは次でたぶん対応します)

ことはわかりました。ありがとうございます。
引き続き情報のご提供おまちしております!

2008/11/02 ■ 魔改造ポメラ Xでつぶやくこのエントリーをブックマークに追加このエントリーを含むはてなブックマーク


縁あってポメラ実機のレビューなぞ書かせていただいたわけですが、このレビュー、「ポメラの悪いところを重箱の隅つついてる」ように見えま…すよねぇ。

こんなところで言い訳するのもなんですが、それは断じて違います!(笑)このレビューを書いた今でも私はポメラを愛していますyo!


私が実は今回レビューして思ったのはただ一点

「電源オフでカーソルが文頭に戻っちゃう問題は、キーボード閉検出スイッチをぶっ壊すだけで解決するじゃんか!」
まぁ実際には魔改造する前にサスペンド状態で消費電力どうなのかなとかちゃんと測ろうとは思ってますが(笑)
まさか貸出機をそんないじくるわけにもいかないので、ここから先は自分で買った実機が届くの待ちです ^^;

ポメラの「電源オフ」は意外としぶとい、というか"安全サイド"に振られていて、「電源オンと同時に元の(編集中の)テキストに戻ってくる」挙動からしてサスペンド相当のイメージでいるとさにあらず。電源オフ時にいちいち「編集中のテキスト」をファイルに書き出しているみたいです。(本体をUSB接続するとテンポラリファイルがちゃんと見えます)
そのため、「電源オフ」中に電池が無くなった場合でも全く問題なく復帰することができるのです。また、そのテンポラリファイルは全く普通のテキストファイルなので(=だからトラブル時もUSB繋ぐだけで編集中のテキストが吸える)、「起動時テンポラリファイルを開く」という処理になっている都合で「電源オンでカーソル位置が失われる」という現象に繋がっているのだと思います。
そこを「サスペンドで代替しよう」という(最悪本体の魔改造が要る)プランは、「すぐに復帰」「カーソル位置保存」というメリットを享受するかわりに(おそらく)「サスペンド中に電池が切れたら編集中のテキストが失われる」、(ひょっとすると)「電池の持ちが悪くなる」というデメリットを受け入れる必要があるもの、だと思います。

絶対テキストが失われないほうがいいか、即時起動性を追及するのがいいのか、という両天秤。さっきから「検出スイッチぶっ壊す」とか不穏なことを言っている私ですが、そう整理してみると今の仕様でも悪くは無いかなぁ、ともちょっと思いますね。(ま、テキストを保存した上でカーソル位置も保存してくれるのがもちろん一番嬉しいんですが)

2008/10/29 ■ ポメラを「つなぐ」(ポメラのデータを携帯電話で送る)(2) Xでつぶやくこのエントリーをブックマークに追加このエントリーを含むはてなブックマーク

前回実験した、「ポメラのフォルダに書き込んだテキストファイルをauの携帯電話でそのまま送信する」手順ですが、未来検索ガジェット通信さんのご協力で、「実機ポメラでもちゃんと動作する」ことがわかりましたー。
というわけでとりあえずツールを公開。そう、コメントでも既にバレバレでしたが(笑)「MobileHackerzで一番古いコンテンツ」こと「CE-VR1 & eggy 共用カードを作ってお手軽シリコンビデオ」と全く同じアプローチです。細かい原理やツールの使い方は該当のページをごらんください。

microSD対応のau携帯電話は「\PRIVATE\AU_INOUT」にテキストファイル(.txt拡張子のファイル)を置けばテキストとしてインポートし携帯電話上で添付なり編集なりの取扱ができるのですが(そのため今回発表のツールでは\POMERAと\PRIVATE\AU_INOUTを繋ぎましたが)、他社携帯ではどういう扱いなのか実はよくわかりませんでした。なので「このフォルダに繋いでほしい!」というリクエストなどありましたらぜひ教えてください。
(当面はau版のツールで連携用microSDを構築したあと、フォルダ名をリネームしたりとかでも運用できるとは思いますが)


あーとーはーはーやーくー手元に実機がこないっかなー!

MobileHackerz/pomeraMobile - デジタルメモ「ポメラ」を携帯電話と連携する

2008/10/27 ■ ポメラを「つなぐ」 Xでつぶやくこのエントリーをブックマークに追加このエントリーを含むはてなブックマーク

ITmedia:ポメラで書くポメラ日記 5日目より

「あーあー、ポメラで打ったテキストが、私のEXILIMケータイに移せたらいいのに……」。旅先のベッドの中で、携帯片手にウトウトしながら、そんなことを思っていたのでした。

 せっかくmicroSDなら携帯に差して使おうかと思っても、それも無理。ポメラはSDカードの中に「POMERA」というディレクトリを作り、そこにテキストファイルをずらりと並べる形でファイル管理するので、携帯からPOMERAフォルダを参照することができないのです。NTTドコモのP905i、auのW53CA、ソフトバンクの922SHで試しましたがダメでした。Windows Mobile端末などのスマートフォンなら読み出せるかもしれませんが……※。
※POMERAフォルダを読める携帯があったら、ぜひ編集部までご一報ください!
私もEXILIMケータイ(W53CA)を現在使ってますが、ポメラでテキストを書く→microSDã‚’W53CAに差す→W53CAでテキストを送信、という手順はちょっとしたHackでおそらく可能です。その手段についてはすでにひとつ思いついています。(※ちゃんと技術的根拠のある話です)
他のキャリアの携帯は使ったことがないので可能かどうかのイメージがわきませんが、少なくともauで、かつ、microSD対応機であれば全機種可能だと思います。(ただ、携帯にファイルを移してしまうとそのファイルはポメラから編集できなくなってしまうので、事前にポメラ側でファイルを複製しておく必要がありますが)※これは勘違い。ちゃんと携帯からポメラへも戻せます。
実機が手元に来たら自分で試してから手順を公開しようかなとは思いますが、これは編集部に連絡したほうがいいのだろうか? ^^;

# 私が過去にやったことの応用でしかないので、これでピンとくる人はピンとくるかも。


追記:
言いっぱなしだと信用されなさそうなので、一応PCで実験してみました。
POMERAフォルダ(でいいんですよね?)にテキストを書いて、それをW53CAから読み出してみます。



誓って言いますがファイルをPCで移動したりはしていません。ただPCではテキストを書いて、microSD差し替えただけです。(あとは携帯上でちょびっと操作はしますけど)
PC上でうまく行ってるのでたぶんポメラ本体でテキスト保存しても同様にうまく行くとは思うんですが、詳細は実機で実験してから公開しますね。

■ UP検定(UP300/UP300x) Xでつぶやくこのエントリーをブックマークに追加このエントリーを含むはてなブックマーク

あなたのUP理解度をテスト!UP検定始まりました
※blog記事書きあげてから見直したらまた公開止まってました ^^; (16:54現在)
※再度公開されて、未完成だった部分も直ったみたいです ^^; (17:35)

「10月27日開始予定」という表示のまま全然始まらないなー、なんて思いながら
いまかいまかと待ち受けてましたが



まぁ当然ですな!(笑)
関係者を除いた一般消費者の中で、日本一「メディアポート UP (UP300/UP300x)」について前のめり姿勢である自信がありますよ!…っていうか私以外にそんな人いない自信もありますが!

しかし、予約受付開始の時も、実は開始時間直後(当日午前10時ころ)は販売サイトが一部未完成感漂っているところがあったりしたんですが(カートに商品入れたりするごとにわけわからないHTTPのBASIC認証求められたりした)、今回の「UP検定」公開直後もなんというかその…応募フォームに「日付どうする」とか「キーコード(ä»®)」とか微妙な残尿感が残ってたりします…。「合言葉は暗号化され、そのままでは読めない状態になっています」という注意書きがあるにもかかわらずそのまま読める表示だったり。
…がんばれ担当者!(^^;

あ、あと、FirefoxとChromeではうまく動きませんでした。(ウインドウのポップアップがブロックされる?)
検定開始押してもうんともすんとも言わないぞー、って人はIEで試してみるといいかも。
(※なおりました)



それと、

デジタルコンテンツEXPOへ行ってきました!
目的はもちろんオリンパスのモバイルEyeTrek

これを自分で装着体験できる機会なんてなかなかないのでもうドキドキですよ。時間ない合間にあわてて行ったのでちょっと汗臭かったりしたけど(><)ともかく初めてコレの視覚を経験してまいりました。
  • ともかく小さい!軽い!これなら街中でつけてても奇異の目ではたぶん見られない(個人的にはあんまり重要な要素ではないですが!(笑))
  • 表示サイズ(視野角)はUPよりもさらに小さく、現実世界にバルーンヘルプが出る感じというかイメージとしてはそういう方向性
  • 画面はシースルーで向こうが透けて見える。画質(解像度、色味など)その他も含めて、UPのような「映像を楽しむ」というものではなく、あくまでも情報・インフォメーションをさりげなく提示するデバイス。
  • それぞれのHMDの性格をたとえていいかえれば…
     EyeTrek・グラストロン:大型のテレビやプロジェクター
     メディアポートUP:携帯電話のメイン画面
     モバイルEyeTrek:携帯電話のサブ画面
    …という感じ?それぞれ性格が違うので優劣で語れるものではない印象
  • 係の方いわく「製品化を目指して開発中」とのこと。ぜひおねがいします!できれば一体型で!
デモンストレーションで実演していたのはディスプレイ部からケーブルがのびてましたが、できれば商品化の際には、無線化・一体化して欲しいですねー。



と、そういえばPT1発売されたんですね。しまった(><)そろそろフルセグ野郎まとめないと…!
無理だろうなぁ

2008/10/23 ■ 現代版オアシスポケット(2) Xでつぶやくこのエントリーをブックマークに追加このエントリーを含むはてなブックマーク


い…いかん…
これはぐっと我慢して買うつもりは無かったのに…!


「コンセプトはツボ入ったけど、2.7万はさすがにちょっと…」

ビックでもこんなもんだし…



と思っていたのですが(><)
これ見たら一瞬気絶して気がついたら上の画面が…!!(><)


持ち歩くガジェットが増えすぎてちょっと最近アレなので(あとでじっくりblogに書こうと思ってたんですが)、ガジェット整理大作戦を敢行しようと思ってた矢先にコレだよ…。また荷物増やしてどうすんだ俺(><)

2008/10/22 ■ ニコン UP300/UP300x ブロガーミーティング Xでつぶやくこのエントリーをブックマークに追加このエントリーを含むはてなブックマーク


メディアポート「UP 300x/300」ブロガーミーティングというものにお邪魔してまいりました。

ぶっちゃけて言いますと機械そのものは発表翌日に力いっぱいいじり倒し済な上、それこそ期待のあまり舐めるように全報道をチェックしていたりするので、プレゼンや装着体験タイムそのものにはあんまり新味は無かったというかいいから早く売ってくれというか(笑)

しかし10台もの試作機がずらりと並んで、みんなでいじくり倒している様子はさすがに圧巻。もともと私はHMD慣れしているほうではありますが、ひとつところにこれだけの人数がHMDを装着してうろうろしている様子というのはそれでも凄い光景です。なんというか、「HMDがあることがあたりまえ」のような錯覚に陥ります(いや、錯覚ではなく本当にそうなってくれると世の中すごく楽しくなるんですけどね)。


会場ではいろいろな方とお話をさせていただきましたが、やっぱり前のめりで欲しい欲しい買う買う言ってるのは私ぐらいだったかなぁ…。一方、担当の加藤氏、そして開発を実際に担当されている方(しまった!名刺交換忘れた!><)、マーケティングを担当されている方などとじっくりとお話もさせていただきましたが、私のこの製品に対する理解(根底に流れるコンセプトの把握)は間違ってなかったんだな、ということもあらためて確認させていただきました。

既存のHMD(グラストロンとかEyeTrekとか)は「動画を鑑賞するためのガジェット」。
UPはそうではなく、「動画を消費するためのガジェット」。
このあたりの概念はもう私も長年追ってきたテーマなので、実に熱く(「暑く」だな…)語ってしまいました。いやーすみませんオタクっぽくて。。。。

あ、そうそう。新味は無いとか言い放っておきながらなんですが、自分の過去運用マシン(HMD)と並べての記念写真とか、実際にUP装着してうろうろ歩いてみるとかは(UPLABではできない芸当なので)しっかり堪能させていただきました(笑)やっぱいいですよこれ。本当によく考えられている、というか、細かいところまできっちり使い勝手が追い込まれている感があります。(それも「HMD慣れ」してるからこそ見えてくる、ってあたりが実にもどかしくてたまらんのですが)

最後に、ちょっと突っ込んで聞いてみたりした話とか。
  • USB給電時に「バッテリーが減ってしまう」というのは、USB給電能力(500mA)を消費電力が超えてしまうことがあるための処置。動画再生とかの消費電力食いまくることをしなければ(UP全体の消費電流が500mA/5Vを超えなければ)基本的にバッテリーを消費することはない。
  • なので、USBつなぎっぱなし、電源入れっぱなしで寝ている間にsyncするような使い方なら翌日そのまま持って出られる(バッテリーを無駄に減らしてしまうことは無い)
実運用を想定するとここが一番ボトルネックだったのでちょっと安心。

2008/10/21 ■ 現代版オアシスポケット Xでつぶやくこのエントリーをブックマークに追加このエントリーを含むはてなブックマーク

キングジム、キーボードを搭載したテキスト入力専用ツール
~ATOK搭載、単四2本で20時間駆動
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2008/1021/kingjim.htm

2秒で起動し、いつでもどこでもメモがとれる 新概念のデジタル入力ツール
デジタルメモ「ポメラ」 DM10 発売
http://www.kingjim.co.jp/news/0810/n-pomera.html

一言で「現代版オアポケ」って感じ。びみょーうに私のツボ突いてるんですが…なんというか、この割り切り感というか道具感というか…。電池で動いて白黒液晶で…イイ!(笑)

でももうひと押し何かないとちょっと買えないかなー。DOSが動くとか100LX/200LXのPIMみたいなのが載ってるとか(笑)
まぁ、そういう「ひと押し」をあえて排除した割り切りこそが重要なのだとは思いますけどね。
(にしてもテキストのサイズが16KB制限とか、もうちょっとなんとかしたほうがって気はしますが)


ちょっとほっぽらかしていた(ごめんなさい!)コメントの返事をいくつか。

>実況スレッド勢いブラウザについて
実況スレッド勢いブラウザは、まだ
公開されていないのでしょうか。
当初の記事からリンクされているページがそのものです。(Webアプリケーションとしての公開をしています)このグラフを構築するために結構な頻度で2chへのアクセス(トラフィック)を発生させてしまうので、グラフを作る部分についてはいまのところ公開する予定はありません。
上記ページから各自、ご自分のワンセグ野郎再生ページへ飛ぶようにしていただければと思います。(右上のhttp~に自分の環境のURLを入れてあげればクッキーでそう設定されます)
グラフの並びやチャンネル番号などをカスタマイズしたい場合は、該当のHTML(livegraph.html)をローカルに保存して書き換えればいいようにできています。内部の動作はグラフの画像データを除いてほぼJavascriptで単体で独立して動作していますので、HTMLを適当に書き換えていただくだけでカスタマイズ可能です。

動画に実況スレのコメントをオバレイ出来たらニコニコみたいでたのしそうだなー。
ずっとやりたいとは思ってるんですけどねー、Flashは全く経験がないのでどーにもこーにも…。
この手のオーサリングツールはMacromedia(古!)のDirectorが4とか5とか言ってた時代にどっぷりやったっきりなので、今の時代にはまっったくついていけていません(笑)

HDUS で24時間ワンセグ野郎とかできると良いのですが。
HDUSもすでに時代は終了している気はしますが(最近の動向はまったく把握してないですけど)
フルセグの全時間録画は、「フルセグのストリームは何日分残すのか」と「ワンセグのストリームは何日分残すのか」を個別に設定できるように作ってみています。つまり、過去1~2日分ならきれいな状態で遡れる+それ以上前でもワンセグだけは残っている、みたいな。
フルセグの記録を0日にすればワンセグだけ記録するということももちろんできます。

先のことを考えるとドライバをBonDriverにあわせたほうがいいかなとか、全チャンネル同録するとさすがになかなか安定しないとか、HDDも含めて使うリソースでかすぎてやっぱワンセグでいいんじゃないかと弱気になったりとか、ワンセグが便利になりすぎてモチベーション続かないとか ^^; 現状はそんな感じで。

ほかにもコメントは返事してませんが無視しているわけではなく読んでます!
いやほんと、私と個人的につきあいがある人ならたぶんよく知ってると思いますが、すごい筆不精なんですごめんなさい。

2008/10/15 ■ もちろん予約完了!(UP300x) Xでつぶやくこのエントリーをブックマークに追加このエントリーを含むはてなブックマーク


WRISTOMOの時は初回出荷分の予約争奪戦は熾烈を極めましたが、いろんなサイトの反応を見ている限りでは今回は相当楽そう…というか、気合入れて予約するぞ予約するぞすぐ予約するぞとか言ってるの私だけっぽいですな(笑)
案の定あっさり予約完了。いやー、自分の気合のから回りっぷりが自分で楽しくなってきました!やっぱり人生何事も前のめりでいかないと!

モーションセンサは要らないし、外部AV入力もたぶんほとんど使わない(ちょっとためしにゲーム繋いでみるくらいのことはしたいけど、運用では使わない)。なのでUP300でおそらく問題ないといえばないんですが…結局レビューすることも考えてUP300xにしました。メモリは8GB欲しかったしご祝儀というかそんな感じで。(外部メモリスロットついてればなー…)

前にも書きましたが、「単眼HMD・ヘッドホン一体型のメディアプレイヤー」という商品は、私がずっと欲しいと思っていた商品形態でした。あればすごい便利なのに、でもどこも作らないだろうな、と。
そして「これが欲しいと願ってるのって俺くらいだろうなー」とはたしかに思ってはいたものの、それにしても周囲の反応が薄い、薄すぎるw。いやほんと反応薄いのは記事書いてて予測はしていたんですが!ï½—

で、いろんなblogとかを拝見していてようやく周囲の反応が薄い(自分との温度差)の原因みたいなものがちょっとわかってきました。
「移動中"ながら視聴"マシン」という利用形態は楽しいんだけどなかなかイメージしにくいだろうなあ、とか、毎日の運用を考えると一体型の便利さは地味に効いてくるけどそれも運用したことないとわかりにくいだろうなあ、とか、発表見た直後はそんなことを考えていたのですが

もっと根本的なところで

そういや、一般的には

UP300/UP300xつけて外出するのって「恥ずかしい」ものなんですね(><)


あたりまえのように普段使う気満々だった私には、そういう感覚がもう残ってませんでした(笑)
いやー、いかんいかん。注意してバランス感覚取り戻さないと…。 でも使うけどねw。

2008/10/08 ■ ニコン HMD メディアポート ユー・ピー UP300x / UP300 (2) Xでつぶやくこのエントリーをブックマークに追加このエントリーを含むはてなブックマーク


というわけで(?)会社午前半休取って、アサイチでメディアポートUP300x/UP300を体験するべく表参道ヒルズにやってきました。
何の根拠もなく朝10時ぴったりを狙ってきてみたら、開店午前11時…orz

…しかたないので横のマクドナルドで時間をひとしきりつぶしてから出直し、たっぷり見て触って質問しまくってきました!

  • モニタの印象は「カメラのファインダー(EVF)を見ているような感じ」。解像度は思ったよりしっかり出ていて、細部までクリアに見える。文字もくっきりはっきり。ただし視野角にはけっこうシビアで装着時角度の微調整はする必要がある。(既存のHMDと同程度かちょっと良い印象)
  • 片眼使用ということそのものについては、私は最初っから慣れてるので参考になりませんが(笑)おそらく普通の人が想像するより楽です。もちろんある程度の慣れは要りますが。
  • ただ、ファインダー風のごついモニタ部が、(モニタから視線をはずした時に)ちょっと邪魔だなという印象は持ちました。
  • 色のりはそんなに悪くないけど、黒レベルは厳しい。暗部コントラストはあまり出てない。(輝度高め設定だったからかも)
  • 眼鏡使用時も眼鏡不使用時もまったく問題なく利用可能。でもレンズ小さい眼鏡だと当然モニタ位置に制約はできる(真正面じゃないと眼鏡フレームの外になっちゃう)
  • 耳元コントローラでの操作は最初とまどうが、慣れるとスムース。十字キー+ジョグダイヤル。十字キー半押しで該当ボタンの画面内表示が変わるギミックが用意されているので、手探り操作も楽。
    ただ耳元で操作することそのものがちょっと手が疲れるといえば疲れるので、頻繁になんらかの操作をするなら(Web閲覧とか)リモコンはあるとうれしいかも。動画視聴中心なら要らないと思う。
  • UIはがんばっている。サクサクというほどではないがストレスは感じない。
  • モーションコントロール(頭を振って操作)は、できないことはない+ギミックとしては面白いけど、実用性は…?耳元操作がかなり楽なので、すでにいまから要らない子風
  • ヘッドホンの装着感はけっこう良い。ちょっと前の赤外線ワイヤレスヘッドホンの感覚に近い。
  • コンパニオンのおねーさんが装着している写真を見てかなりゴツい印象を受けたけど、私がつけた分にはそれほどでもない。(頭でかいから…)サイズ感も「赤外線ワイヤレスヘッドホン」を想像すると近い。
  • 音質は私の耳(通称糞耳)ではまったく問題ない、というか良い。ただワイパーボタン(片眼視聴に慣れると完全に不要)を押すとプツっとノイズ入ったりするので、ソフトウェア面では要改善かも。
  • PCへのUSB接続ではマスストレージとして扱える。専用ソフトでのファイルマネージメントもできるが、フォルダにファイル突っ込むだけでもOK
  • ç„¡ç·šLANはアドホックモードでは使えない(=WMWiFiRouter不可、要PHS300
  • 接続端子は独自形状一箇所。この端子でUSB、AV入力(UP300xのみ)を兼用。
  • 独自接続端子用のUSBケーブルは同梱しているが別売もする。
  • USB接続時はUSBから給電するが電池に充電はしない。UP本体への給電はほぼUSBからまかなえるが、つなぎっ放し、電源入れっぱなしだと逆に電池が若干減るみたい
  • 電池はアルカリ電池も使える(設定メニューから選択できる)が、動画再生で1時間もつかどうか
  • 音楽ファイル、動画ファイルの対応形式は発表されているもののみ。専用ソフトでも対応形式への変換はしないのでAVIなど突っ込みたい場合は事前に別のソフトで変換してほしいとのこと
  • Webブラウザのデモ(ç„¡ç·šLANアクセスポイントを使ったデモ)は今月中旬から。今回は試せず。
  • 本体だけでPodcastにも対応しているので、毎日の通勤中ニュースチェックとかはこのへん工夫すればうまくできそう
  • PC内ファイルのストリーミング再生(WiFiワイヤレスヘッドホンみたいな使い方)は、UP専用ソフトを使って可能とのこと。










現物を見た感想としては昨日とかわらず、「極上の通勤娯楽マシン」ではあるが「一般消費者に良さをわかってもらうのはかなり難しい」(笑)
「だらだらとテレビつけて視界の片隅に入れながら別のことをする」という「ながら環境」が自宅外でもできる、しかもケーブルとかの取り回しを気にせずに、という利用シーンをいかにうまく理解してもらうかが肝ですかねぇ…。

「動画の消費」(じっくり見るわけじゃなくなんとなく見る)という概念と、既存のHMD・プレイヤーとは明確に違う取り回しの楽さ(ケーブルつないで複数個の機器持ち歩くなんてありえない!)、「普段使うからこその『ちょっとした楽』の価値の大きさ」(ちょっとでも面倒だとすぐ飽きる)という要素が、コレの意義を理解するためのポイントだと思います。はい。

これらは私自身も以前からとても重要だと思っていたのですが(過去の記事でも時々言及しています)、どうもパンフレットもらって読んでみると、ニコンの中の人もまったく同じ思想のようですね。そりゃツボにハマるわけだ(笑)