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ジャーマンステーキ♪( ´▽`)


1ヶ月ぶりのブログ更新です。

さて、僕のフェイスブックのお友達やツイッターのフォロワーさんはご存知の通り、僕は食事の写真を撮るのが大好きです。
そんな僕の個人的目線で、今流行のグルメ系写真投稿アプリを全比較して丸裸にしてしまいたいと思ってます(笑)
更には、この業界の今後の行方について、こっちは控えめにコメントさせてもらおうかと思ってます。

今回比較したのは、この4つ。

1. Foodspotting by Foodspotting
2. Spoon! by サンゼロミニッツ
3. Snap Dish by ヴァズ
4. 食ベラ by カカクコム


そして、こちらが主要機能比較表です。
こうして見ると同じようなアプリでも結構機能には差があり、一長一短な部分もありますね。

Food
spotting
Spoon!Snap
Dish
食ベラ
PCサイト充実度TOP
30min

アプリ紹介のみ

アプリ紹介のみ
写真ページ
マイページ××
PCから投稿×××
その他オリジナルのグルメガイドを作れる
店舗情報充実度登録店舗数-海外
自社
×
Four-
square
×
登録店舗数-日本
30min

食べログ
店舗情報、地図
30min

食べログ
他サービス連携FBアルバムへ投稿×
FBチェックイン
不安定
××
FBウォール
Twitter
Mixi×××
Four-
square

不安定
××
Flickr×××
その他Inst-
gram
Tumblr
写真加工フィルター×
1種類

3種類+ぼかし

8種類+ぼかし、明るさ等
写真サーチGPS近隣×
人気×
新着××
料理ジャンル××
フォロワーだけ××
キーワード×××
SNS機能フォロー××
コメント×
評価フラグ
4種類

1種類

1種類
×
ゲーム性ポイント××
ランキング×××
対応機種iPhone
Android×××
Windows
Phone
×××
その他その他特色店舗や料理をフォローできる30minと連携料理ジャンル、価格、カロリー、評価など写真にタグ付けが可能食べログと連携



さて、比較に入る前に1つ断っておくと、食ベラはこの8/10にサービスインしたばかりなので、今後機能が一気に追加されてくる可能性はあります。
また、Foodspottingは米国発のこのサービスの元祖で最も歴史もあるため、機能が充実しているという側面もあるかとは思います。

まあ、競争の世界でこんなことを気にしてもしょうがないのですが、一応情報として頭に入れてもらった上で、一気に比較に入ります。


比較軸1 PCサイト充実度

これは、元祖フード系投稿アプリである、Foodspottingの圧勝です。
唯一、PC側からの写真投稿や店舗登録にも対応しています。
そして、僕が非常に気に入っているがオリジナルのグルメガイド作成機能です。

(参考)
Foodspottingで青山一丁目グルメガイド作ってみた!

色んなお店で美味しいものを食べて写真を撮っているうちに、徐々にそれだけでは飽き足らなくなってきて、この店良かったよと人に伝えたくなるのが人情。
その望みを簡単に叶えてくれるアプリですね。

次点は、Spoon!です。
これは、Spoon!のサイトというよりも、元々の母体となっている30minのタウン情報サイトが素晴らしく良く出来ていて、そこにSpoon!のサービスがうまく組み込まれています。

Spoon!を始めると、自分のツイッターのアカウントをベースに、30minのサイト内にマイページが作られ、そこに必要な情報が綺麗に整理整頓されて並びます。
行ったお店の一覧、地図、その時のつぶやいた内容、写真、そしてそれを見て「食べたい(PC上は行きたい)」と言ってくれている人のアイコン等が実に綺麗に並んでいます。
このUIは素晴らしいです。


比較軸2 店舗情報充実度

これは評価が難しい所ですが、日本国内で楽しんでいる限りはSpoon!か食ベラが登録されている店舗の数、そして情報ともに最も充実していて使いやすいです。
これは、両方ともに元々の店舗情報の母体があるためです。
Spoon!は先の30minのタウン情報サイト、そして食ベラは「食べログ」の店舗情報です。

逆にこういった母体を持たないSnap Dishは、フォースクエアの登録店舗情報を採用していますが、フォースクエア自体が米国のサービスであり、かつかなりの情報がユーザーによる登録情報であるため、どうしても情報の量、質ともに劣ってはしまいます。

Foodspottingも米国のサービスのため情報は少ないです。


◆Foodspotting
 (地図のみ。地図が出ない所もあります。)

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◆Spoon!
 (店舗情報が充実)
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◆Snap Dish
 (ユーザーが登録した地図のみ)

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◆食ベラ
 (店舗情報はそのまま食べログへリンク)

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ただ、これはあくまで日本に限って見た場合の話です。
もし仮に海外旅行に行って、そこでアプリを使うようなことがあれば、当然Spoon!も食ベラも何の役にも立ちません。

若干大きな話になりますが、今後のそれぞれの企業の戦略において、基本的に世界に対しサービスを提供して行くのであれば、世界的な位置情報DB(フォースクエアやグーグルのLatitudeなど)をもった会社と手を組むのは必然の選択といえるでしょう。
Foodspottingは米国の会社なので当然世界戦略でしょうが、Snap Dishがどうするかは非常に気になる所です。


比較軸3 他サービス連携

ここは比較軸の中でも特に重要な部分かと思います。
何故なら、こういった写真投稿アプリはそれ単体でソーシャルグラフを形成するというよりは、フェイスブックやツイッター等の大きなソーシャルグラフをうまく活用することで会員を取り込み、そのソーシャルグラフの中に新しい食べ物×写真の楽しさを作り出していくものだからです。

簡単に言うと、写真投稿アプリの中の友達数十人にだけ写真を見てもらうよりも、フェイスブックの友達数百人にも同時に写真を見てもらって、「いいね!」をしてもらう方が遥かに盛り上がるからです。

中でも僕が特に重要視しているのでは、フェイスブックのアルバムに直接写真を上げられるかどうかです。
以下、僕のフェイスブックのウォールですが、フェイスブックのアルバムに直接写真をあげた時と、他サービスからのリンクの時では表示のされ方が全く違い、断然直接アルバムに写真を上げる方が目立ちます。

food写真1


また、写真アップ後にタグ付けをしたりすることも出来るので、よりコミュニケーションが活発になるでしょう。

僕の実体験ベースで言えば、写真をフェイスブックのアルバムにアップするのと、他サービスからのリンクになるのとでは数倍は友達からの反応が違います。

更に、これもフェイスブックですが、チェックインに対応していることも重要です。

これも実体験ベースですが、フォースクエアのチェックイン情報をフェイスブックに流した時と、フェイスブックに直接チェックインした時とでは、(感覚ですが)優に10倍位は反応が違うと思います。

これは、フェイスブックのノーティフィケーションによる所も大きいでしょう。
そして、フォースクエアのチェックインは、フェイスブックのウォール上で複数まとめられてしまうのも大きいと思います。
こういうの見たことありませんか。
その他21件の中に自分の投稿も入ってしまっているかもしれません。

food写真3


さて、その観点で見てみるとどうか。
まず、Foodspottingは連携度合いで言えば、秀でていますが、フェイスブックのチェックインが非常に不安定です。日本語のせいかもしれません。

その点、Spoon!は非常に安定しています。
これは飲食系のアプリに限った話しではないのですが、フェイスブックのチェックインにしっかりと対応したアプリは極めて稀です。

続いてSnap Dishはどうでしょうか。
チェックインは出来ませんが、アルバムへの写真投稿には対応しています。
また、唯一Mixiに対応している点は素晴らしいと思います。

もう1つ、表にはのってないのですが、Snap Dishの良いところがあります。
それは、チェックインしなくても写真をアップできるところです。
逆に言うとSnap Dish以外は全てチェックイン、つまり位置情報を必要とします。

例えば、プライベートでご飯を食べているとか、時には自宅で美味しいご飯ができた時とか、位置情報をアップしたくないシチュエーションは多々あります。
そんな時に唯一使えるのがSnap Dishと言えます。


後編に続く。