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レピカ マーケティングCFOのブログ

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2011年08月

22 8月

グルメ写真投稿アプリ全比較と今後の行方について(後編) Foodspotting、Spoon!、Snap Dish、食ベラ

IMG_4894
赤い彗星のシャアザクカレー @ Gundam Cafe


前編からの続きです。

今回比較したのは、この4つ。

1. Foodspotting by Foodspotting
2. Spoon! by サンゼロミニッツ
3. Snap Dish by ヴァズ
4. 食ベラ by カカクコム

そして、主要機能比較表。

Food
spotting
Spoon!Snap
Dish
食ベラ
PCサイト充実度TOP
30min

アプリ紹介のみ

アプリ紹介のみ
写真ページ
マイページ××
PCから投稿×××
その他オリジナルのグルメガイドを作れる
店舗情報充実度登録店舗数-海外
自社
×
Four-
square
×
登録店舗数-日本
30min

食べログ
店舗情報、地図
30min

食べログ
他サービス連携FBアルバムへ投稿×
FBチェックイン
不安定
××
FBウォール
Twitter
Mixi×××
Four-
square

不安定
××
Flickr×××
その他Inst-
gram
Tumblr
写真加工フィルター×
1種類

3種類+ぼかし

8種類+ぼかし、明るさ等
写真サーチGPS近隣×
人気×
新着××
料理ジャンル××
フォロワーだけ××
キーワード×××
SNS機能フォロー××
コメント×
評価フラグ
4種類

1種類

1種類
×
ゲーム性ポイント××
ランキング×××
対応機種iPhone
Android×××
Windows
Phone
×××
その他その他特色店舗や料理をフォローできる30minと連携料理ジャンル、価格、カロリー、評価など写真にタグ付けが可能食べログと連携


前編では、3つ目の他サービス連携まで話しをしましたので4つ目から。


比較軸4 写真加工

ようやく食ベラの出番です!
恐らくここだけは競合サービスに絶対負けまいと出してきたんだと思います。
8種類のフィルターに加え、ぼかし、明るさ補正、フィルター機能がついています。

最も料理を美味しく見せようと思ったら食ベラですね。

以下、写真の加工例です。
正直あまり良い例ではありません。。。(汗)
うまくやればもっと全然綺麗に加工できます。。。

(写真加工前)
IMG_4926

(写真加工後)
   IMG_4930(2)


比較軸5 写真サーチ

ここはFoodspottingの圧勝です。
検索性は、写真にどれだけタグ付けが出来ているかにかかっていますので、その点Foodspottingは検索性が高くなるようにしっかりと設計をしてタグ情報を取っていっているのだと思います。

唯一写真投稿時にメニュー名まで入れさせられるのがFoodspottingですからね。

但し、そのお陰で、例えばFoodspottingを使うと、会社の近所で美味しいハンバーガーを食べさせてくれるお店でかつ、自分のフォロワーが行った店だけというような検索も可能です。

Snap Dishも結構色んなタグ情報を取っているので今後が楽しみです。


比較軸6 SNS機能

まず、FoodspottingとSnap Dishは、フェイスブック、ツイッターのIDをベースとしつつも、自社サービス内にも別のソーシャルグラフを形成するタイプです。

Spoon!は、ツイッターのIDがベースとなったもので、ツイッターのソーシャルグラフをそのまま使うタイプのものです。つまり、Spoon!を始めると、自分から改めてフォローしなくてもそこに見慣れたアイコンが予めあるということです。
(自分のツイッターのソーシャルグラフの中で誰もSpoon!を使っている人がいなければ別ですが。。。)

この点は好き嫌いはあると思いますが、直ぐに友達が見つかって直ぐ楽しめるという点では良いと思います。
アプリって、使い方分からないとか、面白くないと思った瞬間に直ぐやめられてしまうので。

レコチェックもこの考えをとってますね。


比較軸7 ゲーム性

さて、そろそろこのブログなげーと思っている人がいると思うので一気に切り上げますよ!
ゲーム性は現時点ではSpoon!だけです。

フォースクエアが、メイヤーやバッジというゲームの要素もあってここまで伸びてきたことを考えれば、今後必要となってくる機能でしょう。
ランキングとかで自分の順位が分かるだけでも楽しいですからね。


比較軸8 対応機種

Foodspottingの圧勝!
他の皆様頑張って対応してください!


業界の今後の行方についてちょこっと

最後に業界の今後の行方について少しだけ書きたいと思います。
この写真投稿のアプリのサービス、無料ですよね。
これからどうやってお金を儲けていくのでしょうか。

まずユーザー課金は非常に厳しいでしょう。
唯一あり得るとすれば、出版サービスでしょうか。
自分が作ったグルメガイドを本(電子ブック含む)に出来るとか。
旅行記がついた写真集というのも良いかも知れません。
ただ、そんなに大きな収益にはならないでしょう。

では、店舗への課金か。
これどうやりますか。店舗は集客が出来なければ決してお金は払わないでしょう。
一過性の集客であればキャンペーンを組むなどしてあると思いますが、継続的な集客となるとどうでしょう。
全くないとは言いませんが、結構難しいと思います。

と、ここまで来ると徐々にモデルが絞り込まれてきます。

まず、キャンペーンはいけそうです。
店舗課金に限らず、例えば飲料メーカーを巻き込んだこんなキャンペーン。

(参考)
ロケタッチ×サントリー、「サントリーハイボール 写真つきタッチキャンペーン」
http://tou.ch/cp/highball/

food写真2


その他、幾つか可能性のあるモデルが頭の中にありますが、それはまた今度。


最後に店舗は何をすべきか

そして、本当に最後。
店舗経営者は何をすべきか。

まず、自身の店舗がフェイスブック、フォースクエア、Foodspotting、30minに登録されているかを確認しましょう。
もし登録されていなければ直ぐに登録すべきです。
無料で登録できます。

登録されていなければ、自分の店舗にチェックインされることも、料理の写真がアップされ盛り上げるといったことも起こり得ません。

是非登録しましょう。


それでは、今日はこの辺で。


最後までご覧頂きありがとうございます!
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また、以下コメント欄にご意見、ご感想など頂けると今後の励みになります。
21 8月

グルメ写真投稿アプリ全比較と今後の行方について(前編) Foodspotting、Spoon!、Snap Dish、食ベラ

IMG_5119
ジャーマンステーキ♪( ´▽`)


1ヶ月ぶりのブログ更新です。

さて、僕のフェイスブックのお友達やツイッターのフォロワーさんはご存知の通り、僕は食事の写真を撮るのが大好きです。
そんな僕の個人的目線で、今流行のグルメ系写真投稿アプリを全比較して丸裸にしてしまいたいと思ってます(笑)
更には、この業界の今後の行方について、こっちは控えめにコメントさせてもらおうかと思ってます。

今回比較したのは、この4つ。

1. Foodspotting by Foodspotting
2. Spoon! by サンゼロミニッツ
3. Snap Dish by ヴァズ
4. 食ベラ by カカクコム


そして、こちらが主要機能比較表です。
こうして見ると同じようなアプリでも結構機能には差があり、一長一短な部分もありますね。

Food
spotting
Spoon!Snap
Dish
食ベラ
PCサイト充実度TOP
30min

アプリ紹介のみ

アプリ紹介のみ
写真ページ
マイページ××
PCから投稿×××
その他オリジナルのグルメガイドを作れる
店舗情報充実度登録店舗数-海外
自社
×
Four-
square
×
登録店舗数-日本
30min

食べログ
店舗情報、地図
30min

食べログ
他サービス連携FBアルバムへ投稿×
FBチェックイン
不安定
××
FBウォール
Twitter
Mixi×××
Four-
square

不安定
××
Flickr×××
その他Inst-
gram
Tumblr
写真加工フィルター×
1種類

3種類+ぼかし

8種類+ぼかし、明るさ等
写真サーチGPS近隣×
人気×
新着××
料理ジャンル××
フォロワーだけ××
キーワード×××
SNS機能フォロー××
コメント×
評価フラグ
4種類

1種類

1種類
×
ゲーム性ポイント××
ランキング×××
対応機種iPhone
Android×××
Windows
Phone
×××
その他その他特色店舗や料理をフォローできる30minと連携料理ジャンル、価格、カロリー、評価など写真にタグ付けが可能食べログと連携



さて、比較に入る前に1つ断っておくと、食ベラはこの8/10にサービスインしたばかりなので、今後機能が一気に追加されてくる可能性はあります。
また、Foodspottingは米国発のこのサービスの元祖で最も歴史もあるため、機能が充実しているという側面もあるかとは思います。

まあ、競争の世界でこんなことを気にしてもしょうがないのですが、一応情報として頭に入れてもらった上で、一気に比較に入ります。


比較軸1 PCサイト充実度

これは、元祖フード系投稿アプリである、Foodspottingの圧勝です。
唯一、PC側からの写真投稿や店舗登録にも対応しています。
そして、僕が非常に気に入っているがオリジナルのグルメガイド作成機能です。

(参考)
Foodspottingで青山一丁目グルメガイド作ってみた!

色んなお店で美味しいものを食べて写真を撮っているうちに、徐々にそれだけでは飽き足らなくなってきて、この店良かったよと人に伝えたくなるのが人情。
その望みを簡単に叶えてくれるアプリですね。

次点は、Spoon!です。
これは、Spoon!のサイトというよりも、元々の母体となっている30minのタウン情報サイトが素晴らしく良く出来ていて、そこにSpoon!のサービスがうまく組み込まれています。

Spoon!を始めると、自分のツイッターのアカウントをベースに、30minのサイト内にマイページが作られ、そこに必要な情報が綺麗に整理整頓されて並びます。
行ったお店の一覧、地図、その時のつぶやいた内容、写真、そしてそれを見て「食べたい(PC上は行きたい)」と言ってくれている人のアイコン等が実に綺麗に並んでいます。
このUIは素晴らしいです。


比較軸2 店舗情報充実度

これは評価が難しい所ですが、日本国内で楽しんでいる限りはSpoon!か食ベラが登録されている店舗の数、そして情報ともに最も充実していて使いやすいです。
これは、両方ともに元々の店舗情報の母体があるためです。
Spoon!は先の30minのタウン情報サイト、そして食ベラは「食べログ」の店舗情報です。

逆にこういった母体を持たないSnap Dishは、フォースクエアの登録店舗情報を採用していますが、フォースクエア自体が米国のサービスであり、かつかなりの情報がユーザーによる登録情報であるため、どうしても情報の量、質ともに劣ってはしまいます。

Foodspottingも米国のサービスのため情報は少ないです。


◆Foodspotting
 (地図のみ。地図が出ない所もあります。)

IMG_5134IMG_5135


◆Spoon!
 (店舗情報が充実)
IMG_5120IMG_5130


◆Snap Dish
 (ユーザーが登録した地図のみ)

IMG_5125IMG_5126


◆食ベラ
 (店舗情報はそのまま食べログへリンク)

IMG_5123IMG_5133


ただ、これはあくまで日本に限って見た場合の話です。
もし仮に海外旅行に行って、そこでアプリを使うようなことがあれば、当然Spoon!も食ベラも何の役にも立ちません。

若干大きな話になりますが、今後のそれぞれの企業の戦略において、基本的に世界に対しサービスを提供して行くのであれば、世界的な位置情報DB(フォースクエアやグーグルのLatitudeなど)をもった会社と手を組むのは必然の選択といえるでしょう。
Foodspottingは米国の会社なので当然世界戦略でしょうが、Snap Dishがどうするかは非常に気になる所です。


比較軸3 他サービス連携

ここは比較軸の中でも特に重要な部分かと思います。
何故なら、こういった写真投稿アプリはそれ単体でソーシャルグラフを形成するというよりは、フェイスブックやツイッター等の大きなソーシャルグラフをうまく活用することで会員を取り込み、そのソーシャルグラフの中に新しい食べ物×写真の楽しさを作り出していくものだからです。

簡単に言うと、写真投稿アプリの中の友達数十人にだけ写真を見てもらうよりも、フェイスブックの友達数百人にも同時に写真を見てもらって、「いいね!」をしてもらう方が遥かに盛り上がるからです。

中でも僕が特に重要視しているのでは、フェイスブックのアルバムに直接写真を上げられるかどうかです。
以下、僕のフェイスブックのウォールですが、フェイスブックのアルバムに直接写真をあげた時と、他サービスからのリンクの時では表示のされ方が全く違い、断然直接アルバムに写真を上げる方が目立ちます。

food写真1


また、写真アップ後にタグ付けをしたりすることも出来るので、よりコミュニケーションが活発になるでしょう。

僕の実体験ベースで言えば、写真をフェイスブックのアルバムにアップするのと、他サービスからのリンクになるのとでは数倍は友達からの反応が違います。

更に、これもフェイスブックですが、チェックインに対応していることも重要です。

これも実体験ベースですが、フォースクエアのチェックイン情報をフェイスブックに流した時と、フェイスブックに直接チェックインした時とでは、(感覚ですが)優に10倍位は反応が違うと思います。

これは、フェイスブックのノーティフィケーションによる所も大きいでしょう。
そして、フォースクエアのチェックインは、フェイスブックのウォール上で複数まとめられてしまうのも大きいと思います。
こういうの見たことありませんか。
その他21件の中に自分の投稿も入ってしまっているかもしれません。

food写真3


さて、その観点で見てみるとどうか。
まず、Foodspottingは連携度合いで言えば、秀でていますが、フェイスブックのチェックインが非常に不安定です。日本語のせいかもしれません。

その点、Spoon!は非常に安定しています。
これは飲食系のアプリに限った話しではないのですが、フェイスブックのチェックインにしっかりと対応したアプリは極めて稀です。

続いてSnap Dishはどうでしょうか。
チェックインは出来ませんが、アルバムへの写真投稿には対応しています。
また、唯一Mixiに対応している点は素晴らしいと思います。

もう1つ、表にはのってないのですが、Snap Dishの良いところがあります。
それは、チェックインしなくても写真をアップできるところです。
逆に言うとSnap Dish以外は全てチェックイン、つまり位置情報を必要とします。

例えば、プライベートでご飯を食べているとか、時には自宅で美味しいご飯ができた時とか、位置情報をアップしたくないシチュエーションは多々あります。
そんな時に唯一使えるのがSnap Dishと言えます。


後編に続く。
プロフィール

加嶋 正洋

CFOですが、マーケティングをこよなく愛しています。
現在は、ギフトカード事業、メール事業のレピカ取締役と、AR事業の子会社でアララの取締役をやっています。
ITと店舗を繋げる仕事が大好きです。

ブログのテーマは、飲食店、エステ、美容室等の集客・リピート来店促進、ツイッター、フェイスブック、グルーポン、その他ソーシャルツールの活用法、そして僕の本業(?)のCFO業務である会計や財務についてです。
それから、経営者交流会を定期的に開催していので、その案内もこちらでしています。

よろしくお願いします!

<経歴>
1998年、ジョージワシントン大学MBA修了後、日本マクドナルド㈱で経営戦略立案、新業態立上プロジェクトを担当。2001年、米国公認会計士資格取得。2004年、㈱サイバードにおいて、某電子マネー大手企業との共同でモバイルと電子マネーを活用した新サービスを推進。
2006年8月、㈱レピカ設立、同社代表を務めたのち、2008年6月に取締役CFOに就任。2010年10月、アララ㈱設立、取締役就任、現在にいたる。

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