ネコのミモロのJAPAN TRAVEL (Mimoro the cat:JAPAN TRAVEL)

「京都観光おもてなし大使」のライターとネコのミモロが、京都の情報や暮らし、グルメなどをご紹介。心和む雑誌のようなブログ

ノビノビと枝を広げる楓やイチョウ…いつでも見られる「京都御苑」の紅葉

2023-11-30 | 紅葉の名所

「うわ~すご~い!」と思わず大きな声をあげながら、イチョウの下を走り回るミモロ。

木の下には、落葉が、黄金色の絨毯が敷かれたように広がっています。

ミモロがいるのは、京都の町の中心部にある「京都御苑」。周囲約4キロという広大な敷地には、「京都御所」「京都仙洞御所」などの歴史的建造物や京都の工芸の粋を集めた「京都迎賓館」があり、多くの観光客が訪れる京都観光の名所です。

下鴨エリアに住むミモロは、よく自転車でやってきます。「ここは、自然がすごく豊かなんだよ~」と。

敷地内にある建造物は、多くが宮内庁の管轄。また、それ以外の広~い敷地は、環境省が管理しています。

多くの門がある「京都御苑」…ミモロは、東側の「梨木神社」そばの「清和院御門」から自転車でやってきました。
「京都仙洞御所」の壁沿いに進むと…
「わ~見て~真っ赤だよ~」と声が…

北側の草が茂る場所に大きな楓が…

まるで真っ赤な傘を広げたように、枝を横に伸ばしています。

自転車を止めて、草の上を歩き回るミモロです。


広い「京都御苑」は、どこの門から入るかで、歩くコースが異なるのです。
西側は、地下鉄「烏丸線」の「丸太町駅」と「今出川駅」が徒歩3分ほどにあり、交通の便利さ、および駐車場、お休み処などがあり、多くの観光客が訪れ、「京都御所」の周囲や、「京都仙洞御所」の西と南側を散策します。

そこにも紅葉した木々が多く、散策には、気持ちのいいエリアです。

でも…ミモロが行くのは、観光客が少ない場所…そう、「京都御苑」の東エリアです。

「うわ~見て~すごい!」

トコトコ歩いた先に見えて来たのは、大きなイチョウ。

まさにたわわに黄金色の枝を垂らしています。


「京都御苑」の中には、イチョウの大木が数本あり、これもその1本。
本当に、楓もイチョウもノビノビと枝を伸ばしているのは、ここならではかも…

京都の神社仏閣などの境内や日本庭園にある木々とは、趣が異なり、「特別京都らしくない…」と観光客はいうかもしれませんが、その樹齢からして、京都の激動の歴史を見つめてきた大木です。

環境省が管轄するスペースで、苑内の動植物は、大切に保護、管理されて、さすがその管理状態は見事です。
「そうだよね~神社やお寺は、自分で木を管理しなくちゃいけないもの…結構お金もかかるんだって~」と現実的な視点。

観光客を呼び込む紅葉…その盛りを過ぎると、落葉の処理に多くの人が追われます。昔は、焚火など、敷地内で落ち葉の処理ができましたが、今は、焚火は禁止。そのため、多くの落ち葉は、燃やすゴミとして収集処理されます。剪定した木の枝は、燃料チップなどにリサイクルされるため、きちんとまとめたものなら、回収してもらえます。

秋の観光シーズンが終わると、年末年始に向けて、落ち葉のお掃除が各所で盛んに…。京都市の街路樹や公園などの落葉は、落ち葉処理などを手掛ける外部業者に依頼し、結構費用が掛かるそう。

そんな落葉を腐葉土として有効利用する動きなどもありますが、なかなか進んでいません。
観光客にとって、魅力的な紅葉…でも、その蔭で京都市民は、それを維持することに尽力していることも心に留めて欲しいこと。

ミモロも、神社やお寺の美化活動に参加して、京都の魅力を守ろうとしています。

「でも、やっぱりいいよね~ここの紅葉…」と、しばし枝の下で過ごすミモロ。やはりその美しさに言葉はいりません。

この日、ミモロは、イチョウと同じ色の黄色のマフラーでやってきました。なんか保護色みたい…

「京都御苑」は、24時間入れます。夜は、ライトアップなどはされていないので、真っ暗…。
でも、早朝から日没まで無料で紅葉が楽しめる場所です。


「本当に今年、こんなにキレイに紅葉見えると思わなかった~」というミモロ。
遅い紅葉…そのおかげで、イチョウと楓が一度に盛りを迎えています。


さぁ、もっと他の場所にも行ってみましょう~


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山の暮らしのひとつ、ジビエ料理。京都の山里久多で、鹿の解体作業を見学。

2023-11-29 | 体験

山の暮らしの食に登場する狩猟などで捕獲された野生のイノシシやシカ、クマなどの肉。


京都の山里久多の「久多里山協会」が主催する「きのこ観察会」に参加していたミモロは、なめこ汁やアマゴの唐揚げなどのランチを頂き終わった頃、「めったにない鹿の解体作業をしますから、見学しますか?」と協会のメンバーさんから声を掛けられました。

「え~鹿の解体???ちょっと怖いかも…」と言いながらも、ほとんどその現場に立ち会うことができない貴重な機会ということで、「きのこ観察会」に参加した方々といっしょに出かけることに…

そう、たまたまこの日、鹿が罠に掛かり、それを見つけることができたのだそう。毎日、罠をチェックするわけではないので、例え、なにか野生動物が掛かっていても、すでに死んでしまっていて、ジビエの肉として使うことができない場合が多いとか。

「ドキドキしちゃう…」と車の中で、緊張しているミモロです。
車で向かったのは、里を流れる渓流に掛かる橋の上
そこで車を降りて、橋の下を覗きます。

「あ、川に鹿が浸かってる…」
清らかな水の流れに、鹿が横たわっていました。

それを川から引き揚げて、用意された解体の場所へ運びます。


「大きな角のある鹿だね~」と運ばれた鹿を見つめます。

この日の朝、罠にかかっていた鹿で、前足が折れて苦しんでいたところ。すでに命は助からないことから、首元を切り、止めを…。

その後、内臓を取り出し、血抜きをし、川の水で洗われていたのです。

京都左京区の最北端の山里久多の山にも多くの鹿が生息。農作物や森の木々などに深刻な被害をもたらしています。そんな野生鳥獣の被害防止対策で、ある一定の数の捕獲を、農林水産省も奨励しているのです。
捕獲した野生鳥獣は、ジビエ料理の食材として積極的に利用することを、農林水産省のホームページにも掲載されています。

古くからヨーロッパでは、伝統料理として発展したジビエ料理。
久多でも、鹿やイノシシなどが食材となることも…。でも「めったにないんですけどね~」と。

「わ~お腹の中、キレイになってる~」すでに血抜きも済み、いよいよ解体作業が始まりました。


作業をなさるのは、山の暮らしのベテランの方。手際よく、まずは、鉈のようなナイフで、皮を剝いで行きます。


「なんかお肉屋さんみたい」とミモロ。冷蔵庫に下がる牛肉の切り分けを思い出します。

初めは、少し遠くから見ていたミモロも、すぐ近くでお肉になる様子を興味津々で見つめます。
参加者の中には、小学生も…でも、怖がったりせず、ミモロ同様、じっと作業を見ていました。さすが自然好きの子どもは、虫や爬虫類、野生動物にも驚くことはありません。

「あれ足の部分ですね、オーブンで焼いたら美味しいかも…」と、周囲から声が…。


脂身が少なく、ヘルシーと言われる鹿肉。
実は、日本でも「もみじ」と呼ばれ、江戸時代には、食べられていたのです。ちなみにイノシシはご存じ「ぼたん」、馬は「さくら」。植物の名前を付けて、肉食が禁止されたいた時代にも食べていました。

「あの部分、美味しそうだよ~」とミモロ。

「よかったら、持っていきますか?」と。
「え~いいんですか?でも、あの~どうやって食べるんですか?」と、すでに食欲に走るミモロ。
「今日はまだ食べないで、ビニール袋で密閉して、冷蔵庫で少し熟成させてから、焼いたり、汁にしたり…」と。

ミモロは、特に食べやすい部分を少し分けて頂きました。


「ところで、剥いだ皮は、どうするんですか?」と。

鹿皮は、軽く、ソフトで耐久性にも優れた革として、バッグや靴、コートなどに使われる高級素材です。
「木こりさんや、山伏さんが着てるよね~」とミモロ。
「はい、そうですね~でも、それには、特別の加工を施さないと…。ここでは、土に埋めます」と。

「あの~頭の部分はどうするんですか?」とさらに聞くミモロ。

「角は、切って、ナイフの軸などの道具に加工したりもしますよ」と。
「あの~剥製にしたりするんですか?」と。
「う~それもお金が掛かりますからね~。すでにいくつかあるし…」と。
頭の部分も土にしばらく埋めておくと、皮や肉などの部分が溶けて、骨だけになり、それを壁の飾りにすることもあるのでそう。

さて、この解体作業をずっと見つめ続けられたのは、全く臭いがしなかったから…。
「クンクン…なんにも臭わない…」作業していた手を嗅いでも、全く臭いません。

川の水が、臭いも洗い流したのでしょうか?

見学していた方々もお肉をお土産に頂き、嬉しそう。


「本当に珍しいもの見学させていただき、ありがとうございました~」とお礼を言って、その場を後にしました。


「山の暮らしって、いろいろなことするんだね~」と。野生の命を大切に感謝しながら、頂きましょう。

初めての体験…山の暮らしの奥深さを感じます。


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京都の山里久多の秋の恵み。なめこ汁や炊き込みご飯、アマゴの塩焼きに唐揚げなど、美味しい味わいに舌鼓

2023-11-28 | 体験

「これ、食べたかったんだ~」と、京都の山里久多で行われた「きのこ観察会」に参加したミモロのお楽しみ…それがランチ!

アマゴの塩焼きがのった炊き込みご飯、アマゴの唐揚げ、そしてなめこ汁…色は地味ですが、いずれも滋味豊かな秋の食材。新鮮で、他では味わえない美味しさです。

「きのこ観察会」を主宰した「久多里山協会」のコミュニティスペースの「自活センター」のキッチンには、近くの養魚場で育ったアマゴが届けられていました。

「まだ生きてる…」本当に新鮮なアマゴ…これがランチに登場するかと思うと、その時が待ち遠しいミモロです。

雨降りの中、山に入り、キノコを探し回った後、「自活センター」へ戻る途中に立ち寄ったのが、そのアマゴの養魚場。

「ここで、育ってるんだ~」卵から孵化した稚魚を大切に、山の水で育てます。

そばの池に別の生物が…

「これ、なんですか?」と興味津々のミモロ。
裏返すと、お腹は真っ赤…

小さなイモリです。「へぇ~可愛いお顔してるね~」と近くでじっくり観察。自然の中での観察は、本当に初めての感激に満ちています。

「自活センター」も戻った参加者は、採って来たキノコをシートの上に広げます。

ここで、キノコをよく知る橋本さんに、食べられるかどうかを確認してもらうのです。


「あの~ミモロのキノコもお願いします」

ビニール袋を橋本さんに渡すミモロ。「食べられなかったらどうしよう~ドキドキ」


ミモロが袋から出したのは、一番最初に見つけた大きなキノコ。

「大きなナメコかな?食べ応えあるね~」と期待します。

「う~これは、ナメコじゃありませんね~エノキダケです。もちろん食べられますよ~でも、少し大きくなりすぎているのと、育ってから時間が経っているので、茎は食べないで、傘の部分だけ…お味噌汁にでもしてください~」と橋本さん。

続いて、小さなキノコを見てもらいます。

「フムフムこれは、ナメコですね~傘の下の部分にヒダみたいのがあるでしょ…」と。

ナメコは、それに似た食べられないキノコがあり、注意が必要。

キノコの毒は、熱を通しても消えず、毎年、何人も毒で苦しんだり、時には命の危険も…。

今回、3時間ほど、雨の中、急な斜面をよじ登ったり、沢を渡ったりと、山を歩き回ってミモロが、収穫したのは、エノキダケとナメコ…

「あんまり採れなかったけど…でも、キノコを見つけようと、山を歩くのが楽しかった~」と、満足そう。

さぁ、キノコのチェックの後は、お楽しみにランチタイム。
「たくさんありますから、お代わりしてくださいね~」と、料理を用意して下った椎葉さん。


「本当に、この料理美味しんだ~」と、ミモロが大好きな秋の味です。


特に、アマゴの唐揚げが大好物…「お代わりしちゃおう~」と、2度も…

なめこ汁も2回お代わり…
炊き込みご飯は、パックにいれてもらい家へのお土産に…

山里の秋の味わい…素朴な感じですが、これぞ贅沢の極みかも…。
デザートのケーキとコーヒーを楽しんでいたころ…

「これから鹿の解体作業をするそうです。見学したい人はどうぞ~」と連絡が…
「え?鹿の解体・・・ちょっと怖いかも…」と思うミモロですが、めったにない機会と言われ、出かけることに…


明日は、鹿の解体作業をレポートします。怖いと思う人は、見ないでくださいね~でも、これが山の暮らしです。

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雨降りの中、京都の久多里山協会主催の「きのこ観察会」へ。天然のナメコなどを見つけます。

2023-11-27 | 体験

「今日は、キノコたくさん出てる~」と、嬉しそうなミモロ。


ミモロが訪れたのは、京都市左京区の最北端の山里久多です。2週間前にも来ています。

この日、「久多里山協会」では、「きのこ観察会」が開催されました。


久多地区のコミュニティスペースである自活センターに集合。


毎年、開催される「きのこ観察会」。以前もミモロは参加する楽しみな企画なのです。
今回は、お友達を誘って参加しました。参加費は、3000円。「美味しいランチも付いてるんだよ~」と、実は、それもミモロの楽しみ。

集会場で、まずは、世話役の橋本さんから、きのこ狩りの注意などが参加者に説明されます。

「きのこは、毒を持っているものも多いので、くれぐれも注意してください~取ったら、必ず見せてくださいね」と。


集合場所から、車に分乗して、山へと向かいます。「あ、雨結構降ってきちゃった~」と、心配そう…
この日の天気予報は、雨のち晴れなのですが、ここは山里…天候は急に変わることも多いのです。

もちろん参加者は、雨具や、濡れてもいい服装や着替えを準備しています。
山に到着すると、車から降りて、奥へと進みます。


以前として、雨…でも、少し小降りになりました。


20人ほどの参加者は、数人のグループに分かれ、いろいろな方向に散って、キノコを探します。


ミモロは、この日、一番に、大きなキノコを見つけました。

「これ、食べられますか?」と、まずは見てもらいます。「うん、食べられるキノコですね。ナメコではないけど…」と。
「なんだろ?」といいながら、持参したビニール袋にキノコを嬉しそうに入れました。

キノコ狩りは、なかなか大変…。山のいろいろな場所に移動します。

キノコが生えるのは、広葉樹の山。杉林には生えません。また、キノコが見つかるのは、ある程度時間が経った古木で、それも広葉樹に限られます。「杉に生えるのって、食べられないキノコなんだよね~」と学んだミモロです。

「あ、ここにあるよ~」苔が生えた古木にキノコが…

「これは、ナメコですね!ナメコは、まとまって生えているんです」と、ご一緒してくださったベテランの大野さん。

「ナメコって、生えているときから、ヌルヌルしてる~」普段は、ビニール袋や缶詰のナメコしか食べたことがないミモロ。天然のナメコに感激!

起伏にとんだ山…ミモロ達は、渓流のそばや急斜面など、足場の悪いところへも注意しながら進みます。
急斜面を登るのは、得意なミモロ…でも、降りるとき、足がすくんでしまうことも…。「降りれない~助けて~」と。

そんな時、ベテランの方や男性が、降りるのを助けてくださいました。


山に入って2時間半…あっという間に時間が過ぎた感じです。
雨でビッショリになっても、笑顔があふれる参加者…

だって、キノコたくさん見つけましたから…

雨降りの山道には、驚きの出会いも…「わ~これ蛇みたいに大きいミミズ…」

そばのスマホと比べても、そのサイズに驚くはず…

さぁ、お昼が待ってる「自活センター」に戻りましょう。
「あ~今頃、晴れて来た~」さっきまで雨が結構降っていたのに、山には陽ざしが…「さすが変わりやすい山の天気だね~」


京都の町中から車で1時間ほど…キノコ狩りが楽しめる自然がある京都って、素敵です。


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京都の小学校に伝わる伝統工芸の作品なども展示する「京都市学校歴史博物館」。

2023-11-26 | 博物館・美術館

「子供だけじゃなくて、大人にも通じる教訓だね~」というミモロ。

確かに、勉強になります…。

これは、明治40年にできた京都市の「開智尋常高等小学校教訓」です。

「こういう教訓って、昔はお教室に掲示されていたんでしょ?」と。そういう時代もありました。

ミモロは、京都の町中にある「京都市学校歴史博物館」に来ています。
1階の常設展示会場で、小学校の歴史などの資料展示を見学した後、「2階に行ってみよう~」と階段へ。

階段の手すりには、途中、丸い突起のようなものが設置されています。

「これなんだろ?」と思いながら、ミモロは、ピョンと手すりにジャンプ。
手すりを見ると、滑り台にしたくなるよう…
「あれ?止まっちゃった~」と。手すりの途中で動けなくなっています。

そう、この手すりの突起物は、ミモロのように手すりを滑る子供たちへの予防策だったのです。
「やっぱり、手すり滑る子供多かったんだ~」と。落ちたら危険…でも、やりたくなる気持ちもわかります。

かつて「開智小学校」だった校舎には、統廃合で閉校される前の施設の一部が残っていて、ここで開催される講座やワークショップの会場として利用されています。


「昔は、ここを子供たちが走ってたんだろうなぁ~」

廊下を走ってはいけません!と言われても、走りたくなるのが子供です。
「ここに立たされて子もいたのかな?」今は、廊下に立たされる子供はいないそう。学校での生徒指導は、昔とはかなり異なるようです。

「このトイレ、子供に合わせてるんだ~」とミモロ。

かつて和式トイレだけでしたが、今は洋式トイレが導入されていますが、洗面所の高さが低く、子供の背丈にあわせたもの。

2階の奥には、「開智教育資料室」があり、「開智小学校」に関する資料や当時をしのぶ品々が展示されています。

明治40年に開校した小学校で、「なんか重厚感があるね~さすが京都…」とミモロ。
確かに、当時、小学校の建設に携わった人の技術の高さが伺えます。

戦争で焼失しなかった校舎には、昔のものが保管されてきたのです。


展示されていた子供たちの写真…

町中の小学校には、近くの商家や職人などいろいろな職業の家の子供たちが通っていました。時代を超えて、今も、大人になっても、同級生の結びつきが、とても強いというのは、私が感じる京都の特徴のひとつです。

明治5年に全国に学制が発布される3年前に、すでに番組小学校という地域の小学校を64校も建てた教育熱心な京都。

子供の教育に、町ぐるみで取り組んでいたのです。

さて、12月17日まで「開館25周年記念企画展」として「きためきはぐくむ京都の学校と伝統工芸ー西陣織・京友禅・京焼ー」展が企画展示室で行われています。

京都を輝かせてきた伝統工芸と学校のつながりに改めて注目する企画展です。

地域の伝統工芸の魅力を、学校で子供たちに伝えてきたことが伺える資料などを見ることができます。

「京都の子供たちって、本物に触れる機会が多いんだね~」


例えば、京友禅の工程なども学校で教わっていたことが伺えます。


また、伝統工芸に携わる家に生まれ、京都の小学校で学んだ画家や工芸作家による寄贈品などの展示も。


「観光名所だけじゃなくて、こういう場所に来るのも、京都を知る機会になるね~」とミモロ。
なかなか展示品の数も多く、ゆっくり見ると1時間以上かかりそう。

「お腹空いた~」と言いながらもミモロ。展示室を出ると、校庭を走り回ります。


*「京都市学校歴史博物館」の詳しい情報はホームページで


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ミモロの姿に癒されてください~




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