「もうちっちゃったかなぁ~」と、ミモロが自転車に乗って出かけたのは、哲学の道のそばにある「大豊神社」です。
ここは、かつて背後の椿ヶ峰の山中にあったため、「椿ヶ峰天神」との呼ばれた神社で、ご祭神は、少彦名命、その後、応神天皇と菅原道真公がご祭神に加わりました。
まずは、手水のご神水でお清めを…。
「おいしそうなお水…」
そして本殿に参拝します。「ここにお詣りすると、勝ち運、病気平癒、学問成就なんかに一度にご利益いただけるんだ~」
「よ~くお詣りしなくちゃね~」
さて、ミモロがここに来たのは、この神社が椿で有名だから…。「もう盛りはすぎちゃったみたい…でも、まだつぼみもあるね~」
確かに、すでに色あせてしまった花もありますが、枝にはまだたくさん蕾があり、これからも花が楽しめそう。
椿のほかに、梅も咲き始めました。
「梅はもう少しかな…」
期待していたよりは、花が咲いていない境内でした。「でも、ここに来たら、ネズミさんにご挨拶しなくちゃ~」と石段を登り、向かうのは、摂社の「大国社」です。
ここでも、まずはお詣りを…。
「大国社」という名からわかるように、大国主命をご祭神に祀る社です。
「こんにちは~」とミモロが抱きついたり、抱っこしてもらったのは、この社を守る狛犬ならぬ、狛ネズミ。
「久しぶり~」
その昔、大国主命が野火に囲まれたとき、助けてくれたのがネズミだそうで、そこで狛ネズミが祀られているのだそう。
「大国様は、米俵に乗ったり、お米とかかわりが深い神様で、打ち出の小づちにもネズミが乗ってるのも見たことある。でも、お米を食べるからネズミを退けるところもあるんだって…」と、またどこかで仕入れてきた知識。
全国の神社でも、狛ネズミのところは、この神社だけとか…。
神社の絵馬もネズミが描かれています。
「八坂神社は、ウサギさんだもんね~」そう、あそこの「大国社」の前にはウサギがいます。
さて、ここ「大豊神社」には、ほかにも参拝者に、パワーを授与してくれる摂社などが…
まずは、良縁と福を招く「良縁・招福の石」。「たくさんご利益いただこう~」と、ミモロは石にピッタリとくっつきました。
次は、「金運」の狛ヘビ
「なんかリアルな像…」
さらに摂社の「愛宕社」と「日吉社」へ。
その前には、災難除けとして、狛鳶と狛猿が置かれています。
「いろんな動物が神様のお使いしてるんだ~。でもなんで狛ネコないんだろ?」とミモロ。
どこかにあるのかもしれませんが、あんまり聞いたことありませんね~。ネコって気ままで働かないからじゃないの?
「え~そんなことないよ…みんな結構真面目だよ…」とミモロ。
境内のあちこちを歩いているミモロに、海外からの観光客が声を…「あの~何してるの?」「ミモロのブログの取材しているんです。ミモロ、リポーターですから…」と、日本のネコを代表してしっかり答えます。
「あ、そうなんだ~ただの観光客ではないと思った~」と言われました。
さてこの方々は、ポーランドとオランダからいらした皆さん。「European Captals of culture](欧州文化首都)の文化事業で来日したそう。欧州文化首都は、1年間にわたり、EUが指定した加盟国の都市の文化、観光などを世界的にプロモートするもの。
2016年は、ポーランドの古都ヴロッツワフが欧州文化首都になり、2017年には、オリンピックの翌年に開催されるスポーツ競技大会「ワールドゲームズ」の開催都市にもなる都市です。
そして、2018年は、欧州文化首都には、オランダ北部にある酪農や金銀細工が盛んなレーワールテンが指定されます。
「へぇ~そのために日本にいらしたんだ~そういう文化事業があるの知らなかった~」とミモロ。
「ミモロちゃんのブログ見るからね~」「はい、京都の伝統工芸の工房リポートなんかもしてますから見てね~よろしく…バイバイ…」と皆さんと手を振ってお別れしました。
お目にかかった方々の2つの都市は、家に帰ってから調べたもの。「なんか京都に似てる町だね~。知ってたら、もっといろんな職人さんや工房なんか教えてあげたのに…残念…」とミモロ。
京都にいると、いろいろな海外の方々と知り合いに…。
「東京より、いろんな分野の人に出会えるから楽しいね~」とミモロ。「今度、英語の名刺作ろうかな…」と、国際交流にも熱心なミモロでした。
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