ネコのミモロのJAPAN TRAVEL (Mimoro the cat:JAPAN TRAVEL)

「京都観光おもてなし大使」のライターとネコのミモロが、京都の情報や暮らし、グルメなどをご紹介。心和む雑誌のようなブログ

「下鴨神社」に一足早くお参りに…。境内は、初詣の準備が完了。お詣りしたい「干支社」

2015-12-31 | 京都

いよいよ新しい年が始まる2015年の大晦日。ミモロは、「下鴨神社」に一足先にお詣りに…。

「糺の森」を抜けて、社殿に向かう途中…
「あれ?大きな木がゴロゴロしてる~」
「なにするの?」とそばで見ていると、その木は切られて薪に…。「あ、初詣の時に参拝者が暖を取るたき火の薪なんだ~」

辺りには、木の香りが漂っています。

「もしかして、マンション建てるのに伐採された木かと思っちゃった~」。どうもそうではないようです。

「下鴨神社」は、神社の南側、「糺すの森」の入口そばにあった駐車場エリアに、マンションの建設が決まっています。
そのため、大きな木が何本も伐採されたのです。
式年遷宮など伝統の神事を維持するために、必要な費用の捻出のためというマンション建設。地域住民の反対もありましたが、おそらく2017年のお正月には、今とは、違う雰囲気になっているかも…。

「今年の駐車場は、いつも馬が走る馬場と北側のカーパークの2か所なんだって…」とミモロ情報。

「ミモロは、歩いて初詣に行くの…」と。

京都市内は、大晦日から新年にかけて、地下鉄や私鉄などが、深夜運行しています。
「車じゃなくても、夜、初詣に行けるよ~」と。「でも、すごく寒いから、温かい服装でね~」

2015年の元旦は、京都は大雪でした。でも、2016年の元旦は、晴れで温かそう…。昨年着られなかった、振袖が今年は着られそう…。


さて、「下鴨神社」の境内には、干支の申の大きな絵馬…。

「お正月になると、混んで記念撮影しにくいから、今のうちに…」と、はい、パチリ。

「下鴨神社」には、大国主命さまが、お名前をかえて祀られる「干支社」が並んでいます。
そこで、2016年の干支、申の社に参拝。
「いい年になりますように…」
ミモロの願いは、きっと叶うことでしょう…。

今年春、式年遷宮を迎えた「下鴨神社」。
「ここの神様も、新しいお家で、気持ちいい新年を迎えられるんだ~」
2015年に式年遷宮を迎えた「上賀茂神社」と「下鴨神社」。ぜひ、行きたい初詣の神社です。

社務所には、申の絵馬、破魔矢などがズラリ…
  

参拝を終えたミモロ…再び、糺の森に向かい歩きます。
「あ、あそこによって行こう~」と、歩みを止めて、なにかじっと見つめています。


ミモロ、なに見てるの?


ミモロの視線の先にあるのは、「下鴨神社」の休み処「さるや」です。

「申年なら、絶対、食べなきゃ~」と、ミモロは、そう言うと、「さるや」に向かいました。



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年末、大人気の「かに道楽」京都本店・・・お友達との忘年会。倍増する中国からのお客様

2015-12-30 | グルメ

「ミモロちゃん、今年もカニ食べに行く?」と、12月のある日誘われたミモロ。「うん!もちろん、行く行く~」と二つ返事。

お友達が予約してくれたのは、三条通にある「かに道楽 京都本店」です。

「ここ、なかなか予約とれないの~」とお友達。ミモロと行こうと思っていた日も、予約はいっぱい。でも当日17時ごろ来店すれば、入れるかもしれないとのこと。ミモロたちは、まず17時にお店へ。

「でも、やっぱり入れないんだ~」「19時ごろなら、入れるって…」とのこと。「どうする?2時間待つ…」「う~ん、どうしようかな…でも頭の中、カニになっちゃってるから、他の料理浮かばない…。待つ~」とミモロ。

そこでミモロたちは、もう一度仕切り直し。
2時間、時間をほかの場所で、過ごすことに…・


一足、先にお店に到着していたお友達…「ミモロちゃん、もう入れるって、早く来て~」との携帯電話で、ミモロは、慌ててお店へ急ぎます。


「ミモロ様ですね~。もうお連れさまお待ちですよ~」とお店の方。「はい~」と靴を脱いでお店へ。



すでに席についていたお友達…さっそく「かにしゃぶコース」を頂きます。ミモロたちは、一番小さな5000円代のコースです。
「わ~い、カニ…」

2時間待ったミモロは、もう夢中…それでなくても、会話が少なくなるカニ料理…ミモロは、黙々とカニの身を殻からむしります。

「ミモロちゃん、なかなか上手ね~」とお友達…。「うん…」その言葉も上の空…

トロリとしたカニのお造り…ミモロは、目を細めて、ゆっくり味わっています。

「では、そろそろしゃぶしゃぶの準備をさせていただきます~」と係の方。
「お願いしま~す」

ミモロが、今回鍋奉行…まずは、白菜やねぎなど野菜を入れて…それから、食べるごとに、カニを煮たった鍋へ入れます。


夢中で食べるミモロ・・・・こちらも夢中になったため、撮影を忘れてしまいました。あしからず…。

「美味しかったね~。今年もお世話になりました。来年もどうぞよろしく~」と、食事が終わって、やっと落ち着いたミモロは、改めてお友達にご挨拶…。

デザートのフルーツをいただいて、ミモロの忘年会は、幕を閉じます。

帰り際…玄関のところで、店長さんが…「あ、ミモロちゃん…」と声を…。
「え?ミモロのこと知ってるの?」「はい、前、写真展に行ったことありますよ~」と「え~ホント、ありがとうございます」


「毎年、予約するのすごく大変…今日も、2時間待ちました…」と一応報告。

店長さんによると、毎年、年末は、予約がいっぱいになるのだそうですが、ここ1,2年、中国からの観光客の予約がたくさんあって、本当にすぐにいっぱいになってしまうのだそう。それは、お店としてとてもありがたいことなのですが、予約しても来店しない人も多いのだとか…。なにも言わず、キャンセルされるのは、お店にとって迷惑なこと…。

なので、30分以上来ない場合は、当日待っている人を入れるようにしているのだそう。

「日本人の人に予約の電話をしてもらう人もいます」と。

「ここのお店に予約してください…」と中国人観光客に頼まれて自分の携帯で、予約してあげる親切な日本人。でも、時間になっても来ないので、お店から連絡すると、「私は、頼まれただけですから…」との返事。

「へぇ~そんなこと、あるんだ~」とミモロは、ビックリ。

中国人の観光客の中のごく一部の人でしょうが、ちょっとお店は、大変です。もちろん日本人の中にも、そういう人はいると思います。予約して、体調の具合なので、都合が悪くなったら、早めに、キャンセルの電話を入れましょう。それがマナーですから…。

実は、こういう無断のキャンセルは、飲食店だけでなく、旅館やホテルなどでも結構多いのだそう。

「もし都合が悪くなったら、早めにお知らせないとね~」とミモロ。キャンセル料金を請求する旅館やホテルもありますが、実態は、なかなか請求できないのだとか。

黙っているのが一番迷惑…。「気をつけないとね~」

26日から30日は、京都は、観光客も少な目、静かな京都になりました。

明日は、大晦日…京都の町に、再び多くの観光客が戻ってきます。

*「かに道楽 京都本店」の詳しい情報はホームページで

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初詣の準備が整う「上賀茂神社」。干支の申もスタンバイ完了。今年最後の「手づくり市」

2015-12-29 | 京都

年末、京都は、いつになく、とても穏やかな気候…。おひさまにも恵まれ、北風も強くありません。
今年最後の日曜日、ミモロは、「上賀茂神社」に出かけました。


「上賀茂神社」は、今年の秋に、式年遷宮を迎え、初めての新年になります。
「きっと神様も気持ちいいよね~。キレイなお家で、新年が迎えられて…」とミモロ。

新年を間近に控え、すでに初詣の準備は、整っているよう…。


「今は、空いてるけど、1月になるとすごい人出になるんだよね~」とミモロ。今のうちにゆっくりお詣りしようと…。

「あ、申…」来年の干支の申を描いた大きな絵馬。「サルが、一番いろんな衣装着てるよね~」と。そう、一番人間に近いサル。なので、他の干支より、いろいろな衣装をまとっています。

すでに本殿の門には、「卯杖」が飾られています。
「卯杖」は、平安時代から邪気を祓うものとして使われてきました。「うさぎさんみたいに、お耳が出てるのが特徴…」とミモロ。確かに、形もどことなくウサギを連想させるものですが、これは、新年の初卯の日に奉仕する儀式が行われたから…。
それと共に、モシャモシャとした感じの「日蔭蔓」(ひかげかずら)という林などに育つヒカゲカズラ植物門、ヒカゲカズラ綱、ヒカゲカズラ目、ヒカゲカズラ科という植物。広い分類では、シダ植物の一種だそう。

古代からある植物で、なんでも天照大神が、天岩戸に隠れたとき、アメノウズメノミコトが、この植物を素肌に纏って踊ったのだとか。神事の折、巫女や神官の頭に飾られることもあるそう。ともかく、古くから邪気を祓うために用いられてきた植物です。

「上賀茂神社」に参拝の折は、近くで見てみてください。

この日も参拝者が、本殿の前に、列を作っていました。「初詣は、こんなもんじゃないよね~。すごく長い列になるんだよ…でも、初詣って、明治以降のことなんだって、知ってた?」とミモロ。

実は、初詣というが一般に広まったのは、明治中期以降のこと。それまでは、ごく近所の氏神様やその年の恵方詣り、正月の初縁日などが一般的。有名な大きな神社への初詣は、実は、鉄道の発達と深くかかわっているのです。
鉄道の発達により、鉄道各社は、年末から正月の乗客の倍増を狙い、遠方の神社仏閣への参拝を誘導するPR活動を盛んにおこなったのだとか。それにより、初詣は、いっきに、一般に広まっていったのだそう。
「ということは、別に元旦にお詣りしなくてもいいんだ~」とミモロ。もちろん神様、仏様は、いつ参拝しても、ちゃんと受け入れてくださいます。でも、正月という新しい年の始めに、お詣りした方が、なんか区切りがついて気持ちいい…。そう思う人が多いということ。ちなみに京都で最も初詣参拝者が多いのは、「伏見稲荷大社」。東京は「明治神宮」です。

また、初詣は、神社というイメージを持つ人も多いのですが、明治までは、神仏習合なので、お寺への初詣もごく当たり前のこと。つまり、初詣には、神社・お寺という区別はありません。「ここが、外国人には、不思議なんだよね~」とミモロ。
ミモロも、昨年は、八坂神社のおけら詣りの後、知恩院の除夜の鐘をきいて、平安神宮、六波羅蜜寺にもお詣りしました。
「今年は、どこにお詣りしようかな~」と、今から、計画を立てるミモロです。

さて、「上賀茂神社」の社務所では、すでに2016年の干支の絵馬やお守りなどが並んでいます。
 
「やっぱりおサルさんって愛嬌があるね~」と土鈴のサルもカワイイもの。

「今買ってもいいの?」はい、もちろん…。

この日は、今年最後の「上賀茂手づくり市」が行われていました。


そして境内には、早くも「節分手づくり市」の看板が…。


2015年もあとわずか…「まだ大掃除してないよ~」とミモロ。う~まずい…がんばってやらなくちゃ…。

*「上賀茂神社」の詳しい情報はホームページで。お正月は、期間限定で、地下鉄烏丸線「北山駅」~「上賀茂神社」で10時~17時の間、約10分間隔で、シャトルバスが運行されます。

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12月31日まで「六波羅蜜寺」で行われる「空也踊躍念仏厳修」。1年の穢れを祓い、新年の幸福を祈願

2015-12-28 | 祭事・神事・風習


京都、五条坂のエリアにある「六波羅蜜寺」。真言宗智山派のお寺です。ご本尊は、十一面観音さま。国宝で、秘仏で、12年に一度、辰年に御開帳が行われます。

さて、ミモロは、毎年、初詣にこちらに伺い、福徳自在初稲穂を頂き、家に大切にお祀りしています。

でも、今年は、毎年、年末の12月13日~31日まで行われる「空也踊躍念仏」をお詣りに伺いました。

まずは、本堂の前で、お線香の煙で、お浄めを…。


それから、本堂に上がります。


「あ、もう始まってるみたい…」16時から行われる「空也踊躍念仏」です。本堂からは、すでに鐘の音が聞こえます。


この「空也踊躍念仏」は、重要無形民族文化財で、かつては非公開だったものが、近年一般に公開されています。
ただし、最終日の31日は、非公開です。

そもそも「六波羅蜜寺」は、応和3年(963)に、空也が鴨川の東側に建てた西光寺というお堂を、その始まりとし、貞元2年(977)に中信が入寺し、「六波羅蜜寺」とし、天台宗の別院になります。その当時は、壮麗な伽藍をもつ大きな寺院だったそう。お寺があるエリアは、平安時代、平家一門の邸宅が栄えた場所。平家滅亡の時に、兵火をあび、本堂以外を焼失します。

時代を経て、足利家、豊臣家、徳川家など時の権力者により、本堂などの再興修復が繰り返されますが、明治の廃仏毀釈後、しばらく荒廃していた本堂は、昭和44年に解体修理が行われ、かつての姿を偲ばせるものになりました。

「六波羅蜜」は、布施・持戒・忍辱・精進・禅定・智慧のこと。人として生きる道を説く言葉です。

開祖、空也は、歴史の教科書などに登場する「空也上人立像」は、運慶の息子慶勝の作と言われるもの。痩せた僧のお姿で、口からは、六波羅蜜を伝える様子で知られます。
「空也上人って、醍醐天皇の皇子なんだよね~。すごく身分が高い生まれなのに、若くして出家し、人々の苦しみを救うために、諸国を遍歴したんでしょ…。すごい人なんだね~。あの像からは、皇子さまだったって、想像できないよ」とミモロ。

空也は、はじめて、一般庶民に仏教を説いた人と言われ、まず人々に「南無阿弥陀仏」と念仏を唱えることを広めます。

念仏を広めるために、鐘などを叩き、踊りながら念仏を唱えたそう。それが今に伝わる「空也踊躍念仏」の源流なのだそう。


本堂に上がったミモロの目の前には、内陣で、お坊さんたちが、伏鉦(ふせがね)と呼ばれる鐘をリズミカルに叩きながら、それに合わせて念仏を唱えます。ただ立ってするのではなく、体を上下に動かしながら、踊るようにお堂の中をまわります。
「ミモロもやってみたい…」とポツリ。きっと、平安時代の人々も、その踊りの輪に思わず入りたくなっただろう、なんとも楽しそうな動きです。

鎌倉時代に、弾圧を受ける念仏…。そのため、人々は、お堂の中で密かにおこなっていたそう。唱える念仏も「南無阿弥陀仏」ではなく、「モウダ・ナンマイト」という特別な言葉になっています。

年末に行われる「空也踊躍念仏」は、昭和53年まで、約800年もの間、非公開で行われていたそうで、ここでも、その言葉が唱えられます。

本堂で、お坊さんたちの行が終わると、本堂に会する参拝者も共に、「モウダ・ナンマイト」と唱えます。

その後、3人ずつ、内陣に入り、ご本尊に御祈願を…。

しばらく待って、ミモロも内陣に入り、御焼香をして、ご本尊にお祈りました。

参拝後、ご住職の手ずから、お札を参拝者に授与されます。

「御祈願して、お札も頂いちゃった~。ありがたいね~」とミモロ。

ミモロが、境内をウロウロしていると、「空也踊躍念仏」厳修をなさっていらした副住職さまにお目にかかりました。
「ミモロちゃん、よくお詣りされました」「あ、副住職様、こんにちは~」と、毎年、初詣の折にご挨拶しているミモロです。

「今年は、どうでしたか?」「はい、12月にミモロ、いろいろなクラフト作家さんたちと一緒に、写真展イベントやったんです。それから、ミモロカレンダーや、老舗さんとのコラボのオリジナル作品も作ったんですよ」とミモロ。
「う~それはずいぶん女子力上がりましたね~」「え?そう…?あんまり実感ないんだけど…」とミモロ。

「また、新年のご挨拶にも伺います…」とミモロ。「あ、よかったら、ハンス君にも声かけてください。一度、ハンス君にも会ってみたいので…」と副住職さま。「はい、わかりました、伝えときます…」というと、ミモロは、境内を後にしました。


「あ、あのお札も買っとかなくちゃ~」と。

金運が湧き出るといわれるお札です。御開帳の年は、白ではなく、色のお札に…前の辰年の御開帳は、紫色でした。
「このお札は、玄関を入って、すぐドアの上の方に貼ってください。もし玄関が南側で、内側に貼ると、お札が北向きになる場合に、そばのほかの方角の壁に貼って、決してお札が北向きにならないようにしてください…」と言われました。

家に戻ると、さっそく南向きの壁にはったミモロ。
「これで来年の金運はバッチリ…それにまた、弁財天さまに初詣するんだ」と、初詣を楽しみにするミモロでした。

*「六波羅蜜寺」の詳しい情報は、ホームページで


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今年も食べた三条通沿いの「肉の荒井亭」の「鶏の足の骨つき唐揚げ」。

2015-12-27 | グルメ


京都に暮らし始めて、毎年、クリスマス時期になると、必ず食べるのが、三条通「粟田神社」の向かい側にある「肉の荒井亭」の鶏の唐揚げです。

「これを食べないと、クリスマスって感じしないんだよね~」とミモロ。まぁ、クリスマスは、特別、どこかの教会のミサに行くのでもなく、まったく宗教行事とは、関係ない過ごし方をするミモロです。

特に、今年は、12月中旬まで「ミモロのクリスマス 写真展」も開催していたため、それが終了した時点で、ミモロの中では、クリスマスは終わってしまったような感覚に…。

でも、「やっぱりこれを食べなくちゃ~」と、1週間前に、「肉の荒井亭」に行って、ちゃんと予約していたミモロです。

その日は、東京から戻る日…夜17時半、ミモロは、三条通に到着しました。
「う~間に合ってよかった~」と、すでに周囲は、暗くなっている三条通で、このお店だけは、明るくライトが照らされています。
 

お肉がならぶウィンドー。「夜の方が、お肉が目立って、いっそう美味しそうに見えるね~」と、ウィンドーにしがみつきながら…


「はい、ミモロちゃんの分、もうできてますよ~」とお店の方。

店の一角のフライコーナーでは、次々に鶏の足が、骨付きのまま唐揚げにされています。


「こっちの方が、大きいかな~?」とお店の方が、食いしん坊のミモロを思って、少しでも大きなものを選んでくれました。


クリスマスでは、ローストチキンが有名ですが、京都に来てからは、ミモロは、もっぱらここの唐揚げ。
ほどよくお味のついた鶏の足の唐揚げは、衣が香ばしく、中はジューシー。

「はい、お待ちどうさま~」と袋に入れてもらい、350円を払います。
 

「ミモロちゃんのブログで紹介されてから、ブログ見ましたと、買いに来てくださる方が増えたんですよ」とご主人。

「だって、ホントに美味しんだもの…。この時期だけだから、見逃せないよね~」とミモロ。

「ありがとうございま~す。またね~」と挨拶して、ミモロは、揚げたての鶏の足の唐揚げをもってお家へと急ぎます。


「早く食べなくちゃ~。いつもの夕ご飯の時間には、ちょっと早いけど、やっぱり揚げたて食べなくちゃね~」と、三条通をと急ぎ足で、進みます。


途中、三条通と神宮道の角にあるお花屋さん「MOMOCA]さんへ寄り道…。
「こんばんは~お正月のお花、ちょっとお正月のお花見せてください…」と。
「あれ~ミモロちゃん、何持ってるの?なんかすごくいい匂いがする…」とお店の方。
「え?わかっちゃった~。これ、クリスマス限定の『肉の荒井亭』の鶏の足の唐揚げなの…すごく美味しんだよ」と自慢するミモロ。「うん、もういい匂いでわかるわ~」と。

「あ、この餅花素敵~今年はこれにしよう…」と、お正月飾りの餅花を一枝分けていただきました。

餅花と鶏の足の唐揚げの袋を両脇に引き摺りながら、ミモロは、三条通を進みます。

「日本ってホント、この時期忙しいよね…クリスマスやりながら、お正月の準備もしなくちゃいけないんだもの…」とミモロ。

キリスト教やイスラム教など、一神教のところでは、信じられない宗教観の日本。
でも、この日本独特の宗教観が、日本の平和を守っているのかもしれません。「神様も仏様も、みんな大切…崇敬しなくちゃ」

初詣は、神社だけではなく、お寺にも参拝します。明治になり神仏分離が行われましたが、多くの日本人の心情的には、今も、神仏習合なのでは…。人間の力の及ばないお力を持つ、神様仏様には、自然に手を合わせる…そんな日本人の心情は、誇るべきことなのではとも思います。「自分は、この神様を信仰しているけど、他の神様や仏様も素晴らしいよね」と、自分と異なるものを否定しない…それが日本の宗教観の素晴らしさなのです。


さて、家に到着したミモロは、サンタの帽子を引っ張りだし、クリスマスソングを歌ってから、いよいよ鶏の足の唐揚げを味わいます。


「わ~クリスマスだよね~」とミモロ。どうもミモロにとっては、クリスマス=鶏の足の唐揚げ という図式が…

「いただきま~す!」ガブリ…

上品にフォークやナイフを使わずに、そのままガブリ…。

ミモロのクリスマスの夜が過ぎてゆきます。


昭和の時代は、クリスマスと言えば、駅やコンビニなど、そこらじゅうで、クリスマスケーキが盛んに販売されていました。
飲み会帰りのサラリーマンのお父さんは、サンタの三角帽子をかぶり、千鳥足で、ケーキ片手に家路についたものです。でも、最近は、そういう姿を目にすることはありません。また、今年は、コンビニでのクリスマスケーキの販売も、あまりされていなかったのでは?

また、バブルのころは、都内のホテルは、クリスマスは満室。恋人同士が、ロマンチックは聖夜を過ごしたもの。
「なんかそういう話、最近、聞いたことないよ…」とミモロ。
京都では、お友達同士のホームパーティなどが盛んのよう…。

以前のお寺の方にも伺ったことがありますが、お寺でも、さすがクリスマスツリーなどは飾らないものの、クリスマスケーキなどは、家族で食べたりするそう…。

バブル時代のハデハデのクリスマスの時代は終わり、もっとこじんまりとしたイベントになりつつあるのかもしれません。
今や、若者が夢中になるのは「ハローウィン」の方かも…。

時代と共に、クリスマスのあり方が変わること自体、宗教性が薄く、コマーシャルベースであることの証かも…。
欧米諸国のクリスマスには、日本の正月のように、そこに伝統文化が香ります。

「どんな形でも、みんなが楽しめて、世界中が平和になるならいいんじゃないの~」と、日本のネコらしいクリスマス観のミモロ。
そう、クリスマスの時期は、世界中が、平和になりますものね~。

「ずっとクリスマスだったら、ず~と世界中が平和なのかなぁ~」

ともかく、今年のクリスマスも、平和に過ぎました。

「さぁ、次はお正月だ~」と、本当に忙しい日本です。

*「肉の荒井亭」京都市東山区三条通白川橋東入ル4 中之島町185  075-771-3797 10:00~19:30ごろ 水曜休み
「粟田神社」の向かい側です。





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