「あ、お月様~昔からみんな愛でたんだよね」と、月を見上げるミモロ。
ミモロの月見は、大徳寺の塔頭「瑞峯院」で…。
月見の前の夕暮れ時に行われたお茶会。「さぁ、お茶室に入らないと…」
このお茶会は、表千家の茶道教授の岩崎源先生と瑞峯院のご住職が開かれたもの。ここで、茶道のお稽古をするみなさんとご一緒しました。
「お月見の茶会は、なんともいいものですね。虫の声も聞こえ、お月様が喜ばれ、姿を見せてくださることを楽しみに。このように、皆さまとご一緒できるのを、とても嬉しく感じます」と岩崎先生。
お月見茶会もコロナ禍の時は、中止され、昨年から復活しました。
「マスクしないで、お茶会出られてよかったね~」というミモロ。でも、まだまだ油断はできないので、マスクはできるだけするように心がける皆さん。
お菓子を頂戴した後、「お茶、頂戴いたします~」とミモロの前に茶碗が…
「なんか心鎮まるね~」と言いながら、飲み干します。
ミモロのお茶碗は、可愛いウサギの図柄が…
お月見に相応しいお茶碗です。
他のお道具も秋をさりげなく表現したもの。
「さすが、瑞峯院さんのお道具、素晴らしいね~」と、毎回、お道具を拝見して思うミモロです。
お茶会の後は、しばしお庭を眺めます。
「まだお月様、姿見せないね~」と空を見上げますが、一面に薄雲が掛かっていて、月の姿はまだ…
実は、この日、ミモロは、お月様のために、お団子とススキならぬネコジャラシを持ってきました。
お月見には、ススキじゃないの???「え~でも、ススキじゃミモロらしくないもの…」と。
確かに、ネコのミモロにとって、ネコジャラシは、好きな草のひとつです。
小さなお団子も、たくさん作りました。「お月様にたくさん食べてもらうんだ~」というミモロの心づくしです。
「あ、もう狂言始まるの?」
月見の宴は、狂言師の柳本勝海さんと五明寛和さんによる「月見座頭」が演じられます。
盲目の座頭が、月見をしに野辺に出かけ、そこで虫の声を聴き、月夜の風情を楽しみます。
ちょうどそのタイミングで、庭の虫が鳴き出しました。「なんかぴったりだね~本物の虫の声だもの…」とミモロ。
そう、素晴らしい舞台演出。その後、同じく月見を楽しむ男と盛り上がり、楽しい時を過ごす座頭。しかし、その後、彼には思いもよらぬことが起こります…。
「ひどい!」と、にらみつけるミモロ…。思いもよらぬ展開でした。
素晴らしい舞台を務めたお二人に、盛大な拍手が…。
そして、宴の最後は、久しぶりの宴会です。
方丈に集い、お弁当を頂戴します。「コロナなども、まだ流行っていますから、あまり近くでお話をしないように注意しながら…」と最初に…。
お弁当は、「平八茶屋」のもの。
昨年は、お弁当は持ち帰りでしたが、今年は、久しぶりにみなさんとご一緒に頂くことができました。
「美味しいね~こうやってみんなで頂くのって、嬉しいね~」とミモロの箸は止まりません。
「あ、お月さま~」
重森三玲作庭の白砂の庭に月の光が注ぎます。「あ、お月さま雲に隠れちゃった~」
そう、この日、月が見られたのは、実は、あまり長くなく、あっという間に雲に隠れ、その後は、時間の経過で月の位置は高くなり、庭から見られなくなりました。
「でも~虫の声も聞こえるし、ここで過ごす夜って、なんか贅沢な時間だね~」というミモロ。
心に残る素敵な夜になりました。
*「瑞峯院」京都市上京区紫野大徳寺山内 ☎075-491-1451 通年拝観可能 9:00~17:00 拝観料400円
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