ネコのミモロのJAPAN TRAVEL (Mimoro the cat:JAPAN TRAVEL)

「京都観光おもてなし大使」のライターとネコのミモロが、京都の情報や暮らし、グルメなどをご紹介。心和む雑誌のようなブログ

8月5・6日に京都久多で「北山友禅菊まつり」。地元の産品なども出店。

2023-07-31 | イベント

「今年も、キレイに北山友禅菊が咲いたね~」と、毎年、夏になると楽しみにしている花畑。

京都、左京区の最北端の山里久多の夏の景色です。

ミモロが訪れたのは、7月下旬。すでに畑一面が、涼やかな薄紫色に包まれていました。

自然観察会の「ビーバーの山の会」でも、毎月のように訪れている久多。
京都の町中から、車で1時間。自然豊かな山里へと入ります。

福井の向かう国道から、久多への山道へ入ります。里は、その先に…

やがて見えてきた薄紫の景色~


7月下旬から、次第に開花が始まる北山友禅菊。「この地区の有名なお花になったね~」とミモロ。


今から10年近く前、山里の休耕田などを利用して、植えられた花。夏に開花を迎え、涼やかな色彩が、山里に活気をもたらしました。今年は、8月5日・6日に、「北山友禅菊まつり」がこのエリアで行われます。

「ここね、前にミモロ、友禅菊の苗植えお手伝いしたんだ~」すっかり立派に育った姿に感無量。


この畑は、久多の世話役のおひとり、常本さんのお家の前。

「今年も、見事に咲いてますから、ぜひ多くの方に見て頂ければ嬉しいです」と。

友禅菊の花束も、お土産にしたいもの…

1束300円を、ポストに入れたミモロ。

「お家でも楽しむんだ~」と、花束を抱えます。

美しい渓流が流れる山里久多は、夏は、多くの人が鮎釣りや川遊びなどに訪れます。


久多の中心部にある「久多の里 自然環境活用センター」。

そこで、鮎釣りなどの許可を頂くことができます。


「これ、鮎…美味しそう…」う!ネコらしい目つきは…危険…

渓流釣りに関する用具なども揃っています。


「これは、食べられない・・」そう、スッポンじゃありません。ミモロの視線に目をそらす亀でした。


「この山里、四季折々に本当にいろいろ教えてくれるんだよ~」とミモロ。


若狭に通じる鯖街道が通る、交通の要所でもあった久多。8月は、松上げや花笠踊りなど、貴重な無形民俗文化財が継承され、山里の歴史の深さを今に伝えているのです。
「こういう山里…大切にしないとね~」とミモロ。

京都の町中から、車で1時間ほど。夏の景色ともなった北山友禅菊をぜひ、見にいらしてください!


*「久多里山協会」の詳しい情報はホームページで

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7月30日の20時まで「下鴨神社」の「みたらし祭」。多くの参拝者でいっぱいに…

2023-07-30 | 祭事・神事・風習

「うわ~人がいっぱい~」とミモロが驚くのは、京都「下鴨神社」の夏の神事「みたらし祭」です。


7月21日から土用の丑の日の7月30日まで行われる夏の神事。その最終日が近づく夕方にミモロは、再び参拝しました。

糺の森にセミの声が響く夕暮れ時、「夜店やってるかな?」と訪れた近所に住むミモロ。

いつもは、静寂と清らかな空気にあふれた「糺の森」も、この期間は、いつもとは異なっています。


さまざまな飲食関係の屋台が並ぶ参道には、「クンクン…」なんかお肉の臭いやソースの臭いが漂っています。
「これ、最近のお祭りの臭いだよね~」というミモロ。そう、昔に比べ、串揚げや焼肉など、ボリュームある食べ物の屋台が増え、そのため、臭いもかなり強くなっています。

外国人観光客と若い人、また家族連れがほとんどの夕暮れ時の参拝者…いろいろな場所に列ができています。


なかでも、長蛇の列だったのが、「みたらし団子」のテントです。

下鴨本通り沿いに店舗を構える「加茂みたらし」の出店で、祭りの期間だけここで購入できるのです。

「あ、もうさすがに売り切れだって~」と隣のテントは、出町柳の豆大福で有名な「出町ふたば」で、ここであの豆大福が購入できるのです。何度か、お店から運ばれる豆大福…タイミングが良ければ買えます。

「他にも、甘酒やかき氷、ベビーカステラなんかの屋台もあるよ~」と、夏祭りらしい風情も…


境内の半ばから、列が続いています。「これ、なんの列??」とその列の先へと進みます。


列は、楼門を過ぎ、拝殿のそばから、本殿へ、そして再び外へ…

そう、この列は、「みたらし池」で身の汚れを祓い、ローソクをお供えするための列なのです。


「わ~みたらし池に入るまで30分以上かかりそう…」とミモロ予想。
池に入る人数の制限が行われているようです。

「わ~いっぱい~水が見えない…」まぁ、それは大袈裟ですが、確かに水の流れは見えません。

ローソクを備え、次々に水から上がる参拝者…


実は、この列は、先で2つに分かれていて、一方は、ローソクをお供えするために、池に入る列。そしてもう一つは、水に入らないで、ご神水を頂いて、井上社に水に入らずに参拝する列なのです。

「まぁ、今年はすでに、お水に入っているからね~」というミモロは、水入らないコースへ。また、靴を脱ぎたくない人も、水に入らないで参拝も可能なのです。

ご志納を納め、ご神水を頂くミモロ。

「喉渇いちゃった~」となんと3杯も飲みました。

8月7日は、18時から「夏越神事(矢取神事)」がみたらし池で行われます。男たちが、矢に見立てた斎串を奪い合う勇壮な神事です。

そして8月11日~16日は、「納涼古本まつり」も糺の森で…
「また、来なくちゃね~」とミモロ。


「まだセミの声聞こえるね~」と高野川沿いを進みミモロ。夕暮れ時になれば、さすがに昼間の猛烈な暑さもやわらぎ、川を渡る風が涼をもたらします。


「本当に今年の7月は、暑かったね~」そう、もう8月が始まりますね~


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「祇園祭」で華やぐ「八坂神社」で奉納された「日本伝統芸能団」の今様

2023-07-29 | イベント

雅な歌声が響くのは、京都「八坂神社」の舞殿。そこでは、この日、「今様」が奉納されました。

舞台の袖で、一緒に舞っているミモロ。「いつか舞台に上がりたいなぁ~」と憧れているよう。

多くの参拝客が見惚れる舞台は、「日本伝統芸能団」という舞踊、剣舞をはじめ、さまざまな分野の伝統芸能を継承する活動をなさっている方々が、日頃の修練を発表・奉納します。


ジッと舞台を見つめるミモロ。先ほどまで、いっしょに今様の練習をしていた「日本今様謌舞楽会」の皆さんの舞姿にあこがれの眼差しを向けています。


「八坂神社」の神紋が描かれた屏風の前に並ぶ舞手のみなさん。

多くの観客を前に、緊張の面持ち…。

お家元が、最年少の女の子を導きます。

伝統の継承…平安時代から、きっとこのような姿が、見られたのかも…。

後白河法皇がこよなく愛した今様。時代を超えて、その姿が今に蘇るようです。
実際、楽譜などは存在しませんから、歌の音程や節回しなどは、さまざまな資料を基に、再現が試みられていて、「こうじゃないかな?」という想像の部分も多いとか。

でも、雅な雰囲気は十分…見る人を魅了します。
特に、外国人観光客は、興味津々。スマホでビデオ撮影をする人が目立ちます。

「あ、あの振り、さっき練習したのだ~」


ミモロも舞台の袖で同じ所作を…


やがて今様の奉納を終え、舞台から次々にみなさんが下りてきます。

最後にお家元が、ゆっくりと…


暑い中、無事にお役目を終えたみなさんに安堵の笑顔が戻ります。

さまざまな場所で、今様の奉納をなさっているみなさん。

また、秋に舞台を務められるそう。

ぜひ、機会があれば、一度、今様を実際に見てみては?

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ミモロ、今様に挑戦!祇園祭に「八坂神社」で開催された「日本伝統芸能団の舞台。ミモロ「今様」練習に

2023-07-28 | 体験

「遊びをせんとや生まれけむ…」と「今様」を謡いながら舞うミモロ。

さすが京都のネコ…趣味も雅です。

「今様」は、平安時代から鎌倉時代にかけて宮中などで流行した歌謡で、「現代風」という意味から「今様」と言われ、つまりその時代の流行り唄、流行歌です。当時の文化人、趣味人である後白河法皇が、愛し、多くの宮廷人が楽しんだ芸能です。

女性が男装で舞う白拍子は、今様の担い手でした。「静御前も白拍子なんだよね~」
すっかりその気のミモロなのです。


「祇園祭」の7月、1か月におよぶ期間中、他にもいろいろな行事が次々に行われ、それをお伝えします。

さて、ミモロが白拍子の装束で行ったのは、昨年、同じ時期に行われた「日本伝統芸能団」のご奉仕でした。
その中で、今様をなさっているのが、「日本今様謌舞楽会」。
まずは、その2代目のお家元の石原さつき先生にご挨拶に。

「こんにちは~ミモロでございます~」「まぁ、ミモロちゃん、素晴らしいお姿ですね~」と先生。
「はい、今様にちょっと興味あったんで、作っていただきました」と。
「なかなか本式の衣装で、立派ですね~」と褒められました。

このミモロの衣装は、いつも和服などを仕立ててくださるミニ着物作家の赤塚靖枝先生にお願いしたもの。
なんでも難しかったのは、赤い長袴。本物を参考に、ミモロサイズで仕立てたものです。

「わ~いっしょだ~」と、今様をなさっている小さなお友達。

すでに今様を習って2年くらいになるそう。お母さまがなさっていて、ご一緒に…。
伝統芸能が受け継がれていく、大切な人材。
「ミモロちゃんも今様やるの?」と。「うん、まだわかんない~ミモロ小さすぎるから、舞台で目立たないしね~」と、いろいろ語り合う二人。


すでに今様を楽しんでいらっしゃる先輩の皆さん。

「すごい!ミモロちゃん、やる気じゃない?衣装、私たちのより豪華だし~」と。

今様の舞台は、神社の舞殿で行われます。その前に、最終のリハーサルが始まりました。

ミモロもそれに参加…

「ここで扇を上げて~」

見よう見まねのミモロ。

みなさんと一緒にするのが、何より楽しいミモロです。


「いつか舞台に立てるようにがんばろうかな?」というミモロ


やがてリハーサルは終了。
「がんばってきてね~」と、お友達に声援を送ります。

「うん、任せて~!」と。

舞台の時間になり、舞手は、次々に橋渡りを通り、舞台へと進みます。


「いってらっしゃ~い」と、舞台の脇で、後ろ姿を見送るミモロです。

これから先は、舞手しかはいれない世界でした。

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来年の「祇園祭」にぜひ見たい「弓矢町武具飾り」。神輿渡御を先導した武者行列

2023-07-27 | 祭事・神事・風習

「わ~ここにも立派な武具が飾ってある~」とミモロは、弓矢町のマップを片手に町内を巡ります。


松原通の弓矢町のお店などに、「祇園祭」の7月15日~17日まで展示される「弓矢町武具飾り」。
中世にルーツを持ち、昭和49年まで続いた武者行列。現在14領の甲冑が、この町に残っています。

「こんにちは~拝見させてください~」とミモロ。「どうぞ、どうぞゆっくり見ていってくださいね~」と町内の方。

ここ岡部家には、2領の甲冑が展示されています。

明治に武者行列のスタイルで町内の有志が受け継いだ「祇園祭」の神輿渡御の先導役。
その歴史は、中世にまで遡ります。
昭和49年に、武具の劣化、また修復費用の増大や、参加者の減少などで中止を余儀なくされた武者行列。

この見事な鎧兜は、その行列で着たものです。
戦いのために作られたものではないので、鉄の部分は少なく、幾分軽量化されています。
しかし、造りは、本物の鎧兜を作る職人の技によるもの。
「すごいの町内で作ったんだね~」と感心しきりのミモロです。

「あ、ここにもある~」
 
道の向かい側にも飾られています。

松原通を西にトコトコ進むと…「うちのも見ていってください~」と。

「わ~ここもすごい!」


武者行列で実際に人が着たものですから、そのサイズは、端午の節句の鎧兜の飾りとは違い、迫力満点。

「でも~昔より今、これ着るの大変そう~」とミモロ。
実は、行列への参加者が少なくなった理由のひとつに、真夏の暑さの中、これを著用するのが、大変だったとも。
「時代祭の秋なら、いいけど…今や37度以上になる真夏は、かなり暑いよね~着るの…」と想像するミモロ。
武者行列を復活させたい!と思ったものの、実際に着用するのは、熱中症対策を万全にしないと…。
「雨降ったら、ビニールのカッパ着るのかな?」とさらに想像。
それでも、なんとか暑さと雨対策をして、復活させたいもの…。

「あの~見てもいいですか?」と和菓子店の店内にも、武具飾りを見つけました。

「どうぞ~」と、どこでもとても親切に接してくださる弓矢町のみなさん。


松原通から大和大路を南に進んだところにも…
 

どこでも、とても近くで見られるのが嬉しいこと。


展示されている武具は、町内の方々が維持し、当番展示しているそう。
町に伝えられた歴史的な品々を、大切に守り、次世代に継承しようとなさっています。

飾られた武具のそばには、遠慮がちに募金箱が…「もっと目立つように募金箱おいてもいいのに~」とミモロ。
これらを維持するには、財政的にかなりの負担があるのだそう。
「どこかスポンサーになってくれるところあるといいのに~」

今年の展示は、終了しましたが、毎年、「祇園祭」の前祭りの時期に見ることができます。
ぜひ、来年、弓矢町へ…。まずは、多くの人の注目と関心を寄せてもらいたいもの…

「こういう祇園祭もあったんだ~」と、まだまだ知らないことがいっぱいの祇園祭です。

ミモロのブログをいつも見てくださっている報道関係の皆様…
来年の「祇園祭」の話題に、ぜひここを取り上げてくださ~い!

*「弓箭閣(弓矢町町内会所)」京都市東山区松原通大和大路東入る弓矢町68-7 ☎090-8367-2055(窓口:岡田さん)

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