Thursday, October 04, 2007

Jorge Sanz en el Club de la Comedia (2)

先日のディクテーションの宿題ですが、答え合わせをしたいと思います。

⇒元記事: Jorge Sanz en el Club de la Comedia 

⇒ビデオ:

※これ放送作家がまずいて、ホルヘ・サンツはしゃべっているだけですからね。たぶん。
※いつものことですが、なるべく直訳でいきたいと思います。が、なかなかどうも…。
太字の語句はあとで辞書で確認しておいてください(←って誰に言ってんの、誰に)
※こまーーかーーいミスはありますよ。


【スクリプト】
¡¿Qué hay?! Buenas noches.

¿Saben qué?, estoy harto de las grandes superproducciones americanas. A mí últimamente lo que me gustan son las películas intimistas, de bajo presupuesto, películas con planos más cortos donde lo importante es el ser humano, ¿no?

Vamos, las películas porno.

Las películas porno son solidarias, porque en las películas normales sólo destacan los actores principales, ¿no? Pues, en las películas porno, no.

Ejemplo:
En "Titanic", la protagonista de Titanic ni habla con el jefe de máquinas, ¿no? Pues la versión porno, no es que hablen mucho, pero es porque ella tiene la herramienta en la boca todo el rato.

Este ejemplo no vale.
Otro ejemplo:
En una película normal, viene un mensajero, entrega la carta y se va, ¿no? Pues, en la película porno llega el mensajero saca el paquete y también se va.

(※やんや、やんや。( ゚Д゚ノノ"☆パチパチパチパチ)

2007.10.06 つづき
Las películas porno fomentan la no-violencia, ¿no? Las tramas, en estas películas, se resuelven de una manera mucho más civilizada que en las películas normales, ¿no?, como de buen rollito, todo, sin conflicto.

Ejemplo:
Llega la protagonista, ¿no? y le para la policía para hacerle la prueba de alcoholemia. Pues ella, encantada de ponerse a soplar, ¿no? Y el policía, vamos, ya puede ir la chica hasta las cejas de JB, que como sople bien, y así con todo, ¿no?

Que llega el casero para cobrarte el alquiler: la prueba de alcoholemia.

Que viene el vecino para quejarse porque la música está muy alta: la prueba de alcoholemia.

Que viene el novio de la chica para quejarse de que hace muchas pruebas de alcoholemia: la prueba de alcoholemia.

Estas películas, básicamente lo que te enseñan es a compartir. Pero una peli porno, tú llegas a tu casa y te encuentras a tu novia en la cama metida con toda la banda. Te acercas a la cama y cuando estás al lado, te viene éste y te dice,

"Oye, colabora un poquito, joder, que es tu novia. "

Otra virtud que tienen estas películas es que cumplen una labor social. En estas películas, a las tías buenas les encanta acostarse con tíos bajitos, feos, malolientes. No existe la discriminación.

Esto nos abre una ventana de esperanza a todos los hombres, porque yo, la verdad, soy alto y guapo, pero lo de ducharme todos los días lo llevo fatal.

Si es que todos son ventajas en estas películas.

Ayudan en la lucha contra el paro, ¿no? Mecánicos, electricistas, fontaneros, todos tienen su sitio en las películas porno, ¿no? para que luego digan que la FP no tiene salidas.

(※やんや、やんや。( ゚Д゚ノノ"☆パチパチパチパチ)

Por eso es tan difícil después encontrar a un fontanero. Están todos haciendo pelis porno, claro.

Más ventajas:
Fomenta la vida sana, ¿no?
¿Ustedes se han fijado, que en estas películas nunca fuman después de hacerlo, no? Por otras cosas, porque se tendrían que fumar dos cartones. "Se les pondría así la voz, como la de Pepe Isbert".

Perderían el erotismo. No puede ser, se imaginan a un socorrista, después de hacer un boca-a-boca, de esos, ¿no?, "¿Te ha gustado, Chencho?"

Perdonen por lo de "chencho", pero es que es imposible imitar a Pepe Isbert sin decir "Chencho, Chencho".

Lo que tiene que ser duro, lo digo yo como actor, ¿no?, es hacer un casting para una de estas películas. Uno se imagina que va al casting, ¿no? y se pone en pelotas delante de una serie de señores que están tomándote las fichas, ¿no?

Tú estás ahí y dice, "A ver, Sr. Sanz. Curvilínea. Cargancia a la izquierda. Y de medida, pues como un vaso de tubo, ¿no?" Más o menos.

Lo que tiene, ahora que me meto en esto del casting, lo que debe ser realmente jodido es el director de una de estas películas y aguantar a los actores, porque siempre hay algunos que te vienen, en plan intelectual y te dicen:

"Oiga, Sr. Director, esto es una ordinariez. Mi personaje nunca diría: [Ah, ah, me voy, zorra]. Mi personaje diría más bien, [Ah, ah, me distancio .... ¡zorra!]."

(※やんや、やんや。( ゚Д゚ノノ"☆パチパチパチパチ)

Realmente, las películas estas yo las veo muy positivas. De hecho yo pienso que deberían hacer series de televisión familiares pornográficas, ¿no?

Ustedes imaginen:
"Los Zorrones Van a la Oficina" (※元ネタ『Los ladrones van a la oficina』)
"Al Salir del Top-less" (※元ネタ『Al salir de clase』)
"Sátiro de Familia" (※元ネタ『Médico de familia』)

Se imaginan a Emilio y a Lydia.

(※やんや、やんや。( ゚Д゚ノノ"☆パチパチパチパチ)

Hay que tener cuidado con los nombres de las series, porque muchas veces prometen y luego te llevan a engaño, ¿no?

Se imaginan:
"Lleno, por favor"
"Ana y los siete"

Yo creo que queda demostrado que estas películas son solidarias, anti-violentas, ayudan en la lucha contra el paro. Vamos, un poco como el programa político del PP (※Partido Popular), ¿no? Se imaginan las películas de PP, ¡uh! Mejor no pensarlo.

¿Saben la diferencia que hay entre Rocco Siffredi y Aznar?

Pues que Aznar, después de dos se marcha.

Buenas noches.

(※やんや、やんや。( ゚Д゚ノノ"☆パチパチパチパチ)

【訳】
どうもー、こんばんはー。
いやぁ、僕、ハリウッドの超大作映画ってもううんざりなんですよ。最近僕が気に入っているのは、もっと、こう、私的というか、低予算で、クロースショットを多用していて、人間こそが重視されている作品なんですよ。

まぁ、早い話がポルノですわ。

ポルノ映画って連帯感が凄いでしょう。だって、普通の映画って主役しか輝けないでしょ? ポルノは違いますから、そこんとこ。

たとえば『タイタニック』ですよ。あれ、ヒロインは機関室長と一度も言葉を交わしませんよね。ポルノは違う。いや、まぁ、ポルノ映画ではよくしゃべっているというわけじゃないんですが……しゃべってるというか、えーっと、しゃぶっているわけでしてね(※意訳)

あぁ、ダメだなこの例は。
違う例、行ってみよう。
普通の映画で郵便配達の人って家に来て手紙渡してサヨナラですよね。ポルノだと、配達人はpaqueteを取り出しましてね、それからサヨナラするんです。

ポルノ映画って非暴力主義を貫いてますよね。普通の映画よりも紳士的にプロットが展開するじゃないですか。あんまり揉めたりしないでツルッと行くんですよ。

ヒロインがやってきます、警官がアルコール検査をするとかなんとか言って彼女を止めますね。そうすると彼女、喜んで警官の言葉に従うんですよ。「フー、フー」吹きまくりでね。もはや酒気帯び運転がどうだこうだなんてどうでもよくなっちゃってて。といった具合にスムーズに話が進む。

ヒロインの大家が家賃を取り立てに来たら、「アルコール検査です」
お隣さんが音楽がうるさいと苦情を言いに来ても「検査でs」
ヒロインの彼氏が「検査しすぎ」と文句を言いに来ても「けんs」

……検・査・で・す。

ポルノ映画が教えてくれるものでは、協同の精神ってのもありますね。
家に帰ってきました、自分の彼女がベッドにいます――(※後ろにいる楽団を振り返りつつ)――バンドのメンバー全員と。あなたはベッドに近づいていく。するとこのバンドのおっさんが言うんですよ、

「おい、お前も少し協力しろよ、これ、お前の彼女なんだから」

ってね。

ポルノ映画に備わっている美徳といえば、社会奉仕の精神というのもありますよ。ポルノ映画だと、すんげぇ美人が、チビで不細工で臭い男たちと喜んで寝てるんですよね。そこには差別のサの字も無いんだ!

これが我々男性にとって希望の窓を一つ開いてくれるんですよー。だって僕ってほら、背も高くってイケメンだけど、毎日ちゃんと風呂に入るってのがね、ほんと苦手なもんで。

これら全て、ポルノ映画のいいところですよ。

失業問題への取り組みを後押ししていたりね。機械工、電気工、配管工、ポルノ映画にはありとあらゆる職業の人が登場するでしょ。職業訓練コースが成果あげてないなんてよく言うよ。(※意訳)

だからちょっと修理工の人でも来てもらいましょうなんつって探そうったってなかなか見つからない。みんなポルノ映画に出ちゃってますからね。

更に、ポルノのいいところといえば。
健康問題にも取り組んでるでしょ。だって皆さん、ポルノ映画で一戦終わった後にタバコ吸ってるシーンなんて無いでしょ。

タバコ2カートンも吸ってペペ・イスベルトみたいなザラザラ声になっちゃったらエロティシズムが失われちゃいますからね。救助隊員がマウスツーマウスをやった後に「気持ちいいだろ、チェンチョ」なんて言ってるなんて。

「チェンチョ」については、ホントすいません。でもペペ・イスベルトの真似をするのに「チェンチョ、チェンチョ」無しではできないですからね。

厳しいなぁってのは、俳優として言わせてもらうと、オーディションだと思いますよ。オーディションに行くじゃないすか。行ったら素っ裸で並ぶわけでしょ? 目の前におっさんが何人か居て登録票なんかチラチラ見てるわけですよ。

「えーっと、それじゃぁサンツさん」なんて言ってね。「カーブあり。左が重そう。で、サイズは……コリンズグラスってとこですかね」

(※小声で)……まぁ、だいたいそれぐらいです。(にやり)

配役についてですけど、監督ってほんと大変だろうと思いますよ。俳優に対していろいろ我慢しないといけないから。居るんですよ、よく。しかつめらしい顔しちゃって監督んとこに近づいてきちゃぁ、「監督、これはありえないですなぁ」とか言う奴が。

「監督、僕が思うに、僕の演ずるこの男は『あー、あー、イくぜ、ビッチ』なんて絶対に言わないね。この男が言うとしたら『嗚呼、嗚呼、吾、まさに往かんとす………ビッチ!!!』ですよ」

なんつってね。

そんなわけでして。僕は本当にポルノ映画を好意的に評価してます。いっそのことテレビの連ドラも作っちゃえばいいのにって思いますよ。たとえばどうです、こんなの:

『Los Zorrones Van a la Oficina (あばずれども職場にGO)』
『Al Salir del Top-less (トップレスが終わったら)』
『Sátiro de Familia (かかりつけのエロ事師)』

エミリオとリディアが居ちゃったりなんかしてね。

連ドラのタイトルを決めるのも要注意ですよね。いいなあって思ってつけたのに後々考えると変な感じになったりしてね。

『LLeno, por favor (いっぱいにしてちょうだい♥)』
『Ana y los siete (アナと7人の男♥)』

って、どうよ、これ。


このとおり、ポルノ映画は連帯を訴え非暴力主義で失業問題に取り組んでいるわけです。なんか、国民党の政策みたいですよね? 国民党の映画ぁ??? うぇっぷ。想像したくねー。

それじゃ皆さん、ロッコ・シフレディとアスナールの違いってわかります?

えっとですね。
アスナールは、2回やったら退いちゃいます。

おあとがよろしいようで。
_____________________________

【解説】
1) plano corto

2 no es que + 接続法(,sino que + 直説法)

3) herramientaがダブルミーニングです。herramientaはふつうの辞書では「工具,工具一式」。でも、俗語辞典では「ペニス」。「‘立派な道具’を頬張っちゃってるからしゃべれない」みたいなことを言っているわけです。‘立派’なんてどこにも現れちゃいないが。

4) paqueteがダブルミーニングです。paqueteはふつうの辞書では「小包」。でも俗語では、という件はペネロペ出演の『17歳』という映画の時に説明済み。

5) JB: ウィスキーのJ&Bのこと。「酔っ払って」みたいな意味の言い回し。


6) 「僕はごらんのとおりイケメンで背も高いが…」と言ってますが、ホルヘ・サンツは公称173cmで、私なんかは166cmくらいじゃないかなぁと考えているんだけどもね、小柄な俳優として知られていると思うんだわ。つまり、ここんとこは自虐ネタ。


7) 「las películas estas yo las veo muy positivas.」 ⇒
「las películas estas (直接目的語) / yo / las (直接目的語の繰り返し) / veo (他動詞) …」

こういう直接目的語の繰り返し方は、日本人の語順の感覚から言うと、たぶん楽っちゃぁ楽なんだぜ。先に直接目的語をポンって言っちゃってる間に残りを頭ん中で作文する時間ができるじゃないですか。


8) FP: Formación Profesional (職業訓練課程)のこと。昔は、大学まで進んで勉強したくない子がそういうコースに進むんだろうなどという言われ方をしてたり、労働市場では実際にはめざましい成果をあげていないじゃないかと批判されたりもしていた。らしい。が、最近じゃ成果もあがり評価も高いって、うちの‘義弟’が言ってました。

教育科学省のページ参照
Formación Profesional @ Wikipedia


9) Pepe Isbertというのは、有名俳優。José Isbertの別名ね。ガラガラ声で知られています。このブログではこれまでに『Bienenido Mister Marshall』と『Verdugo』などが彼の出演作品です。そして、この連休中に私はもう一作品見るつもりでいます。たぶん私はこの爺さん(と彼の演ずる役)が大好きだ。


10) チェンチョがどうのこうの言ってるのは、Isbertの出演作品で、Isbertが演じる爺さんがチェンチョとかいう孫を探して町中を「チェンチョ、チェンチョ」呼び歩くんだってさ。

→ 『La Gran Familia
「チェンチョ、チェンチョ」探し回るシーン@Youtube


11) EmilioとLydiaがどうだこうだは、Emilio Aragónと、Lydia Boschのこと。この二人は、90年代のファミリードラマ『Médico de Familia (かかりつけの医者,ホームドクター)』の主役を温かく爽やかに演じてた人。その二人が主演の『かかりつけの変態』っていうパロディエロドラマがあったら可笑しいでしょ、っていう話をしているのです。

それにしても、どうしてこんなに客がどっかんどっかん笑ってるかと言うと、エミリオ・アラゴンがたぶんこのお笑い番組のこの日の司会者なんじゃないの? 最後、ホルヘ・サンツが舞台裏に引っ込んだ時に笑顔で言葉交わしてるのがエミリオ・アラゴンじゃないかなぁと思うんだけども。


12) 『Lleno, por favor. 満タンにしてちょうだい♥』の方は知らないけど、『Ana y los siete アナと7人』の方はこないだスペインに帰った時にテレビで見たぞ、険しい表情で

アナ・オブレゴンっていうテレビ女優が「アタシって素敵なの」目線で作ったドラマじゃねーの? アナという女が7人の子持ちの男性の家に行ってどうのこうのいうドラマだったような。

アナ・オブレゴンって、どういうキャラかなぁ……、日本で言ったら誰なんだろう……。この人でしたか? カーセックスの最中をパパラッチされたのは???

お直しがすげぇ入ってるという印象はあった。それから、サッカーのダヴォール・シューケルとつきあってたな。ああ、そうか。ナンシー関先生から見た川島なおみみたいな印象かな、ひょっとすると。

私の担任だったマフィアの女房みたいな風貌の女の先生が、「気に食わない人を一人だけ消していいと許可されるなら、私が消したいのはアナ・オブレゴン。あの女ばっかりは……。」って呟いてたのを思い出す。何がそんなに嫌いだったんだい、ティーチャー。

Ana Obregon 公式


13) Rocco Siffrediっていうのはイタリアのポルノ男優。
ロッコ・シフレディ公式 (※エロ注意。エロ、ものすごく注意)


14) 最後の最後、「アスナルは2回やったらひっこんじゃう」っていうオチは:
これが放送された頃はまだアスナルが首相だった時で、2期目の終わりに来てたのかな。96~2000と、2000~2004とね。それで、たぶんこれが放送されたのは、アスナルが3選は目指さないってことをもう公表してた時期なんじゃないかと、‘義弟’が言ってます。

(ロッコ・シフレディは‘抜か三’だって余裕だろうけど)アスナルは二回でおしまいだよ、っていうオチです。


自分の人生で「抜か三」という単語をこのようにきちんと用いる時が来ようとは、今日の今日まで夢にも思っていませんでした。

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Monday, September 24, 2007

Jorge Sanz en el Club de la Comedia

内容を知りたーいという声を昨夜某所にて聞きまして、ディクテーションしてみました。
↓↓↓↓

ヒアリングの練習問題ということで、各自(←って誰!?)書き取っておいてください。1週間後くらいに解説できればしたいと思います。(2週くらいに分けるかもしれませんが)

<メモ>
しゃべっている人: Jorge Sanz
Jorge Sanz@IMDb
・『ベルエポック』で美人4姉妹に迫られるおいしい役どころだった人
Jorge Sanz. Biografia

番組: El Club de la Comedia (コメディ倶楽部)
俳優がスタンダップコメディなどを披露する公開収録の番組
El Club de la Comedia 公式
El Club de la Comedia@Wikipedia
El Club de la Comedia@IMDb

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Saturday, July 07, 2007

50 veces

更新しない・できない宣言したそばからアレですが)(取り急ぎ粗い文ですが、一応更新)


某所で見かけたやりとり

944 名無しさん@3周年 2007/07/07(土) 02:44:53
http://jp.youtube.com/watch?v=S8pXnzhJViE

スペインの番組なんですが何がおもしろくて笑ってるんでしょうか?

945 名無しさん@3周年 sage 2007/07/07(土) 03:03:26
>944
jose se masturba 50 veces al dia
どうしようもなくくだらない話だ
_____________________________


この945の人↑の、なんというか、ため息でも聞こえてきそうなアッサリとした答え方が可笑しくてどうやら私のツボに入っちゃったので、動画を見てみた。

http://www.youtube.com/watch?v=S8pXnzhJViE
>Lorena Berdu con el pajillero del año


司会者はLorena Berdún ロレーナ・ベルドゥンといって、稼業は「女優<テレビ司会者<sexóloga」といったところだろうか。最後の「sexóloga 性科学者」ですけど、日本ではあまり聞かないこの肩書き、スペインだとけっこう目にするよね? 「セックスカウンセラー」って感じかね。新聞や電話帳にも広告を出してたり、テレビにもこうやって番組を持ってたりなどするし、街角にも看板が出てたりしなかったっけ?


ラフにメモるとこんな会話:

相談者ホセ: ... ehh ... bueno ..., me masturbo muchísimo. 50 veces son pocas ... al día. ものすごくオナニーするんです。50回なんて少ない方なんっすよ……一日にね。

ロレーナ: ¿50 veces al día? Y ¿no tienes el pene un poco pelado? O sea ... entiéndeme, perdóname que te lo diga así. Pero es que 50 veces dándote un masaje, MA・SA・JE en el pene, 一日に50回ですって!? それじゃぁ、あなた、擦り剥けちゃってませんか? (…観客のおばちゃん爆笑…) いや、こんな言い方してホントに申し訳ないんですけど。だって、そんな、50回もよ、50回もマッサージをですね、マッ・サ・ー・ジ・を

ホセ: 5分ごとなんすよ(※ここ、何て言ってるかな? 「五分ごとに勃つ」と言ってる?)

ロレーナ: A ver, entiéndeme que no, o sea que es que no... Físicamente tu pene no puede aguantar 50 masajes m- ... eh ... diarios. Que si tu cojes y estás raca-raca-raca-raca ...., me extraña mucho que el pene no se te haya caído a trozos. 物理的に無理だと思うわけですよ。あなたの局部も耐えられないと思うんです。50回もマッサージをですね、毎月……いや、毎日するというのは。こう、こんな風に掴んで、シュッシュッシュッシュッなんてやってたら、どうして粉々に砕け散ってしまわないのかが私には理解できないんです。
____________________


で、例えば、http://meneame.net/story/50-masturbaciones-diariasという掲示板では

・この人は何よりもまず「話し方」を訓練したほうがいい

・一日に12回の俺はまだまだ正常ですね

・‘50回’って、手の上下運動の回数のことを言ってるんじゃないの? シュッで1回、シュッでもう1回、キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !! で50回って

・8歳からやったとして今24歳で、一日平均を40回として計算すると……

・腕の筋肉ものすごいことになってそうだよな。ポパイみたいなんだろ

・1日24時間から睡眠に8時間、食事やもろもろに2時間を引く。残りの14時間はイコール840分で、50回もやるとなると、一回あたり16分で…

・CSIみたいに紫外線でもつけてこの人ん家に入ってみると、なんか、クラブみたいなんだろな

(※こんな仕組みだとはワタクシ知りませんでした)

・起床→7回済ます→学校行く→10時前くらいには金髪の女生徒に欲情するのでトイレで→そんなこんなで5回(小計12回)→美術教師とすれちがって欲情するのでまたトイレで5回→お昼ごはんに帰宅して→ (……ちょっとワタクシ今忙しくて全部読んでいられないので中略……) →で、50回。イエッサー、スペイン万歳!

・煙とか出てこないのかね

・まさにヒーローだな。俺もこんな大人になるよ!

・精神科医の適切な助言を必要としている人を笑いの対象とするのはいかがなものか

・ジョイスティックか

・「オナニーは二つの弊害をもたらす。一つは記憶障害、もう一つは………忘れた」

・マジレスすると、厄介な疾病だよな、これって

・みんなわかってないなー。これ、電話してきたの、チャック・ノリスだったんだぜ

_________________________________

などなど。どこの国もワカモノはこんな感じなんだな。まったくしょうがないな。


んーー。私の周りだと、どうだったかなあ。男友達二人が(※日本人; それぞれが28歳くらいの頃)、「俺、毎日やらないと体調悪くなるんっすよ」と言ってて「……へ、へぇ……」とヒき気味だった私ですが、それでも彼らは「一日1回は」だったからな、せいぜい。

私、今週末はものすごく仕事しないといけないんです。中途半端ですけど、これくらいでやめます。すみません。

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Thursday, June 21, 2007

risa

マリさんの「スペイン語系日記」のコメント欄に、インタビュー中の自分の発言がツボに入っちゃって笑っちゃって収拾がつかなくなった政治家の件が書かれていた。

その映像を見てみたいもんだと思った。

しかし、何ていう人なのか、どういう役職なのか、何の件についてのインタビューだったのか。その辺がわからなければ見つけようが無……かった時代はもう遠く過ぎ去ったねぇ。今は簡単に見つけられるのです。Youtubeで。全く便利な時代だな。

より速く結果に行き着くために大事なことは、ガッチリはまりそうな検索語を思いつくこと。どんなタグを付けられているだろうかなどを想像して、無駄な手間はなるべく省く。

・「risa(笑い)」だと検索結果が多すぎ

・「risa rueda de prensa (笑い 記者会見)」だと一件しかヒットせず、求めている映像でもない。

・「ataque de risa (笑いの発作; 可笑しくてドツボにはまること)」。←これだ。これが一番効率的。


「ataque de risa」の検索結果から、それっぽいのを探すと、これだな。たぶん。ここまで2分かからず。ホントに手っ取り早い時代。⇒ http://www.youtube.com/watch?v=vS0hH1Va9o0。(※たぶんこのビデオで当たりだと思うのだけど) 
________

↑あれだと、ちょっと短く編集されちゃてるので、別のを探してみました。

↓↓↓
http://www.youtube.com/watch?v=TRtJjK2r-0U
>Un pedazo de ataque de risa que le entro al pobre hombre hablando de la dotacion de los bomberos... xD

だいたいこんなことを言ってます。

Este ... este año, que acaba de pasar, pues, se han hecho 12 cursos de especialización, de especialización. Y se ha hecho hincapié muy fuerte en los cursos dados a los bomberos de たぶん地名. 本年は、専門的研修コースを12設けました。消防士の研修は特に重点的に行った次第です。
(編集)  
Ummmm, están bien dotados. Σ(゚∀゚*) ハッ Están bien dotados en cuanto a ... medios materiales. えーーー、つまり、この町の消防士たちは立派なイチモツを持っているのです。Σ(゚∀゚*) ハッ

……設備機材等がしっかりとしており…
(編集)  
…… que este año lo que se hizo fue ... hacer una inversión concreta .... … 今年度はまた…有形投資…も行われたところでありまして…… げらげら
Lo hice sin querer. No fue premeditado. そういうつもりじゃなかったんですが。げらげら。

用意してた発言ではごーざいまっせん。げらげら。
Bueno, vamos a ver. えええっと……さてさて……げらげらげら
Nunca, nunca me había pasado esto. こんなっ、こんなこと初めてなんですよ。げらげら
Bueno, el caso es que se compró un camión específico .... a ver .... para la ciudad vieja. さて。げらげらげら。つまり、特殊消防車を購入するなどし…

…げらげら…えっとそのあの…げらげらげらげら…

…旧市街地向けに。
Aaaaay, ay, ay. やれやれ…くすくすくすくすむふふふ
Esto parece infantil. Es un ataque de risa .... これじゃまるで子どもだよなあ。

むふふふふふ。

いや、もう、ツボに入っちゃって……
Ay, ay, ay. Bueno. Perdonad. あー、参った参った。さて、と。すみません。

えへん。えへん。
Bueno, tenéis aquí el número de vehículos que .... y no hace falta explicar más. Si queréis hacer alguna pregunta sobre la dotación de los bomberos. El señor resposable puede contestar ..... ということで、お手元には消防車輌の台数を示した書類が…げんらげんら…

説明は必要ございませんね。

どなたか消防の…げらげら…

…人員等についてお聞きになりたいかたいらっしゃいましたら、げらげらげらげら…担当者からご説明申し上げますが。げらげらげら


この人はCarlos González-Garcés Santisoという、ラ・コルーニャの議員。

問題の発言は「Están bien dotados.」。

動詞dotar (サラマンカ辞書):
4 Proporcionar <una persona o una entidad> [dinero, personal o material] [a un establecimiento o a un organismo]. (人・団体などが / 資金・人材・設備等を / 建物・機関に)備え付ける,与える

例) Han dotado la oficina de un detector de humos.
例) Nuestro departamento está dotado con varios ordenadores muy modernos.

動詞dotar (アカデミア):
4. [他] Asignar a una oficina, a un buque, a un establecimiento público, etc., el número de empleados y los enseres que le son necesarios. (会社・船舶・公共建造物等に)必要な人員や機材等をあてがう

ですから、彼が言いたかったのは、「消防署は機材も人材も充分に配備が届いている」ということだったのでしょうかね。しかしながら、「estar bien dotado: tener el pene grande.」(ペニスが大きい by 『Diccionario de Argot Español』)と言っちゃってた、と。

言ったそばから「Σ(゚∀゚*) ハッ」としたあの顔とよそ見をしてこらえようと頑張っていた顔がもう…。

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Saturday, August 05, 2006

adelgazar

(友人にメールを書いていて「この辺のキーワードはblogにメモっとくか」と思った次第)

adelgazar: 痩せる ⇔ engordar: 太る
これらは辞書には「Usado también como pronominal」とあるけど………どうなのかな、やっぱり圧倒的に自動詞として使うんじゃないかな。私は「He adelgazado.」だね。「Me he adelgazado.」とは言わないや。少なくとも私のいた町の友人はたいてい(あるいはほとんど全員)が自動詞で使ってたように思う。

ちなみにCervantesのforo(掲示板)でも話が出ていた

それから、ググってみてもやはり大差があるというのもメモしとこうかね。

[engordar]
・"me he engordado" 225件
・"he engordado"から"me he engordado"を除外 28,300件

・"me he adelgazado" 91件
・"he adelgazado"から"me he adelgazado"を除外 18,400件

注: これまでに何度も書きましたが、こういったgoogle検索のヒット数はあくまでも目安くらいに受け止めとくのがいいです。いろんな人間が書き散らしているネット上の件数にすぎないので絶対ではないんだということは頭に入れとかないと。(ただ、本件のように圧倒的ならさすがにな)


「私は最近ダイエットに励んでいます」「今あたしダイエットしててー」と日本語で言うとき、我々は「食べる量を減らしている・制限している,よく考えられた食餌を摂るプログラムに従っている」を思い浮かべるものなんだろうか?

それとも「体重を減らすべく、食事を減らすことはもとより様々な運動にも努めている」をひっくるめて想像しているんだろうか?

私は後者だと感じてきたな。ダイエットブログと名のつくblogだって、みんな食事のメニューやカロリーをメモってるだけじゃないよね? エクササイズの内容とその量なんかをもメモっているよね。つまり日本語の「ダイエット」という語は「体重を落とすための奮闘のすべて」なのね。

うん。そういう話もあるようだ:
wkipediaより「痩身」wikipediaより「ダイエット」


スペイン語ではどうなのか?

dieta:
1. f. Régimen que se manda observar a los enfermos o convalecientes en el comer y beber, y, por ext., esta comida y bebida.
2. f. coloq. Privación completa de comer

régimen:
4. m. Conjunto de normas referentes al tipo, cantidad, etc., de los alimentos, que debe observar una persona, generalmente por motivos de salud.

やっぱり、「(治療・健康・痩身のための)食餌療法;食餌療法用の規定食;節食」または「絶食」であって、「体重を落とす(ためにいろんなことに取り組む生活を送る)こと」を含んではいないのであるな。

これらの語は前置詞 a と共にね。「a régimen (= on a diet)」。よく使う動詞は estar や ponerse。「nos hemos puesto a dieta (= we are on a diet)」


さて、友人に私の買った体重計をスペイン語で説明する段になって用語がメンドクサイことに気づいた。

・デジタル体重計: báscula digital 

これなんかは日常的な語が二つなのでまだよしとしても、この先はヤヤコシカッタ。


「体組成計」をスペイン語で何と言うのか。そこに辿り着くまでの長旅。回り道バージョン。

1) 「体組成 body」で検索すれば英語が見つかるはず

2) どうやら「body composition」でいいらしい

3) 「"body composition" composición」で検索すれば西語が見つかるはず

4) どうやら「composición corporal」でいいらしい

5) 「"de composición corporal"」で検索すれば、「~計」の部分がヒットするはず

6) 「analizador de composición corporal」でソレらしき商品が表示されてるので、これで良いんじゃないか? というところに落ち着く。

見当をつけるのに慣れてくればどこかの過程をすっ飛ばすことも可能でしょう。こういう分野に限らず、たいていの語句は誰でもがこの回り道を辿れば西訳できると思う。ただし、英語からスペイン語に直訳すれば済むという単語ばかりでもないので、それは要注意だろうな。


さて、「analizador de composición corporal」までわかったら、そういう商品の説明文中などを追って行けば‘答え’がわかりやすいかも。どれがどれに当たるんだろうかと探ってみる企画。で、どんどん脱線していく企画

・Análisis de Impedancia Bioeléctrica: Bioelectrical Impedance Analysis (BIA,BIA法),生体インピーダンス法
・peso: 体重
・tasa metabólica basal: 基礎代謝
・masa grasa: 脂肪量
・masa magra: 除脂肪量 ←コレちょっと自信なし
・masa libre de grasa: 除脂肪量 ←コッチかもしれない
・estimación de la masa muscular: 推定筋肉量
・agua total corporal: 体水分量
・índice de masa corporal: BMI (body mass index)
・porcentaje de grasa corporal,% de grasa (corporal): 体脂肪率
・grasa visceral: 内臓脂肪
・músculo esqueletal: 骨格筋 ←コレ直訳してみただけ。自信なし
・edad metabólica: 体年齢 
・Ecuaciones de Harris y Benedict: ハリス・ベネディクト方程式
・ejercicios aeróbicos o cardiovasculares:有酸素運動
・ejercicios anaeróbicos: 無酸素運動
・ejercicios resistentes: レジスタンスエクササイズ,レジスタンス運動


ついでに
そもそもどうして今回の「ダイエット」に励もうと思ったかといえば、こないだのサッカーワールドカップである。選手の腹筋が目に入り、自分のお腹を見た時に、「あ。ヤベ」と思い、試合を観ながら腹筋運動をするようになったのでした。

なので、さっそく私は‘自分大好き脱ぐの大好き’と思しきCristiano Ronaldoの腹筋画像を集めて一つにまとめました。

Yaseru01b_2

それを印刷して、いつも開ける机の引出の中に入れておくことにしました。イヤでも「腹筋運動しよう」という気になるために。ダブダブした自分への‘戒め’として。例えばオヤツを食べたくなった時なんかに抑制するために。


そうやって3週間くらいが経った時、私、なんかやっぱり違うような気がして、おちごと先のK嬢に呟いてみたんです。

「あたし、Cristiano Ronaldoの写真を‘戒め’とするのって、なんか違うような気がしてきたのよね。他に誰かいn……」


すかさずK嬢が、「そーーですよーー。間違ってますよー、あれはー!」って。そして続けて言うには、

「だって人種違うじゃないですか」って。


………人種の前に、もっと違う点があるんだが。


加筆。
そんなわけで、ここ数週間というもの、時間があれば歩くようにしてる。こないだもふと思いついて、急に歩いてみた。始点・水道橋駅、終点・紀尾井町スペインバル、所要時間50分弱。


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思いついたときにすぐ経路を考えて歩けるように、最近は地図を持ち歩いてる。こないだ地図なしで無茶なルートを歩いて行き倒れになりそうだった反省から。

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Tuesday, June 06, 2006

fútbol

W杯間近ということで、サッカー用語についてちょっとしたメモを。サッカー関連記事・映像を読んだり見たりしていて知らない単語にぶつかったらどうするかという話。

スペイン語関連掲示板なんかに「( …サッカー記事からの語句・文など… )ってどういう意味ですか?」という質問があっても、スペイン語の人間って、いや、語学やってる人間なんて私も含めてたぶんたいがい性根が悪いので、答えてあげないんだよね。

しかしそれではあんまりなので、スペイン語をちょっとわかっているんだけど記事なんかを読むのはキツいっていう人のために、コツ(?)を書いておこうと思って。


たいがいの言葉は熱狂的レアルマドリード・ファンというサイトの「DICTIONARY (スペイン語サッカー用語辞典)」でわかると思います。たくさんきちんと集めてあるなぁと思いました。

他にもサッカー用語解説サイトはたくさんあるんだね:
英語⇔スペイン語の対照ならばこういう感じ

スペイン語OKの人にとってはこの辺りを:
diccionario、fútbolの検索結果
glosario、fútbolの検索結果

・あとは、Wikipedia.esとかね。

素っ気無いようですが、なにごとも結局のところ「ググれ」というところに着地してしまうものなのでした。ごめん。やっぱ性根が悪いのかな。


いや、私はそこそこ親切だってば。ということで、サッカーから離れつつ、意味調べのコツ(?)を書きます。

「これ、何のことだろ……?」ってキョトンとしてつまづいたら、イメージ検索をすると答えがわかったりすることがある。ちょうどいい例が思い浮かばないのですが。うーん………例えば……んんん……いい例ではないけど

例) 控え室にいる運動選手のことを描写している文がある。これから準備運動(ウォーミングアップ)へ向かうらしい。という文脈。そこでポンッと、「Se pone la parte de arriba para salir a calentar.」という一文に出くわす。

はて、これはどういう光景なのかと、私ははじめキョトンとしたんだよね。……‘la parte de arriba=上の部分’って……? その時、「あぁ、そうか、『la parte de arriba』をひとまずイメージ検索してみよう」と。

そしたら、「あ、『上半身を着ている』ってこと?」と思えるような画像がいくつかあるでしょ。あったでしょ。

つまり、くだんの選手が上半身を着るという文なのです。だよね?

……じょっ、上半身って言っても、これから運動場へ向かう選手が、まさかフリチンなわけも無いですから、もうちょっと想像すると………、おそらくは、下半身はユニフォームか何かの短パン姿なんだろう、そして、上半身に(ユニフォームの上に)ジャージかなにかを羽織るってことかなぁと思えてきたのでした。

そういう格好だったんでしょと誰に確認したわけでもないので、いつまでも謎ですが、あるいはホントにそれまで裸だったところへ上半身に何かを着たというシーンなのかもしれませんが、まぁとにかく、そういうことじゃないかと想像できたことだけでも収獲なわけでさ。


他にもっといい例があったんだけどなぁ。「これなんだろう?」って悩んでても、イメージ検索したら悩んでた時間がバカに思えるくらいアッサリとわかっちゃうなんてケース、これまでに何度もあったんだけどな。いま思い出せない。


もっと強力で、私が最近困った時にウキウキと使っているのは、ようとぅべね。(私はいつも胸のうちで「ようとぅべ」と読んでいるんだけど、正しくは「ようつべ」なんだって?)

YouTubeは、急いでる時ホントに助かる。

1) 「tomas falsas(=直訳すると false take)」って、私、昔スペインに居た頃には知っていた単語かもしれないけど10年も経って忘れたのかもしれないし、初めから知らなかったかもしれない。まぁ、そんなツマヅキもYouTubeでクリアだGO

tomas falsasのようつべ検索結果

それを見ていくとわかるよね。「NGシーン」ってことだよね、たぶん。


2) 「colleja」って辞書(三省堂 クラウン西和)には「冗談でうなじを叩くこと」とある。

それでわかったという人はそれでいいんだけど、どういう‘ふざけ’なのか、見てみたくないですか。そんな時もYouTubeだGO

そうか、これがcollejaか


3) あとね、サッカーの記事中に「piscina(水泳のプール)」って語が出てくるのよね。文脈から、「地面にドーンと倒れこむ動作」を表わす語だなというのはわかった。

それを確めたい。

「piscina ダイブ」あたりで検索したら日本人の誰かが書いてくれてるんじゃないかと調べると………見つかりそうだね。

それでももっと確めたい。

そんな時にもようつべで「piscina futbol」で探してみればいいんじゃん

そうすると、「jugador más piscinero de la plantilla」などという語にも出会い、あぁ、なるふぉど、「piscinero」というのは「シミュレーション名人」のことなんだね、と。


って感じでね。便利な時代ですなぁという話。


なんて言ってもさ、スペインに住んでるなら、またはスペイン人といっしょに暮らしていたりするなら、こんな苦労は要らないんだわなぁ。ちょっと横向いて「何?」って訊けば2秒で済む話でしょ。

それを思う時、ちょっと虚しくなったりもするんだわ。私なんかは『ターヘルアナトミア』級に苦労してますからね。

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Thursday, May 11, 2006

Chiquito

私がスペインに行っていた頃、Chiquito de la Calzada(←音量注意)(チキート・デ・ラ・カルサーダ)っていうおっさんコメディアンがTVに出づっぱりでした。‘社会現象’だった。いや、「これはもう社会現象なのよ~」と言ってたのは私の大家さんですがね。

私は、そうだな、スペイン到着がもう半年も早ければ、もっとその社会現象的な盛り上がりを体感していたかもしれない。なんか有名なおどけたおっさんがいるみたいだなって私が薄っすらと気づいた頃には、そろそろブームも下火ではなかったか。

まだまだスペイン語もよくわかってない私をつかまえて周りのスペイン人が「‘の・ぷいど、の・ぷいど’って言ってみろ」と言うので、聞こえるままに「No puido, no puido」または「No puedor, no puedor」みたいに言ってみせれば彼らは大ウケしてた。それなんかも、たぶんチキートっていうそのおっさんのギャグ。

今、Chiquito de la Calzada - Wikipediaを見て思い出したが、そうそう、「quietor」「¿comorl?」辺りは当時よく耳にしたような。


あれ? でも、一番多く言わされたフレーズがWikipediaには載ってないじゃないか。

と思ったので、Chiquito de la Calzada - Wikiquoteを見てみる。そうそう、あったあった、これこれ → 「¡Hasta luego Lucasss! 」だ。それは、ホントによく言わされました。

というか、渡西して最初に教わったスペイン語と言ってもいいくらいだ。たしかスペインに着いて2日目か3日目、まだホテル住まいだった頃に近くのレストランで食事をとっていて、隣席でどこかの会社の懇親会が催されており、その人たちに「『さよなら』の挨拶するときは‘あった・るえご・るーかぁっ’って言ってごらん」と教わったように思う。


と、ここまで書いてきて、ふと立ち止まった。そもそも、あの「¡Hasta luego Lucasss!」は、チキートの発明したギャグなのか、それとももっと起源を遡るべき‘成句’なのか?


ザッと調べてみてもコレ!という記述に出会えない:
・había un cómico español llamado el chikito de la calzada y que se despidía de una peculiar forma a los teleexpectadores diciendo "Hasta luego Lucas". Después esta frase jerarquizó (階層化する; 等級づける) una forma original de decir "Adiós y que te vaya bien que no me interesa (さようなら、色々うまく行くといいね、俺には関係ないけど)"


・La frase "Hasta luego, Lucas" fue popularizada por un cómico español llamado 'Chiquito de la Calzada' que intervenía en un concurso de hacer chistes en la cadena Antena 3, hace unos 3 ó 4 años, y que la incluía frecuentemente en sus representaciones. Su éxito en España fue tal, que ésta y muchas otras frases hechas se incorporaron como expresiones más o menos festivas al lenguaje común. Este cómico hizo alguna película. Supongo que por este medio, o por la televisión por satélite, esta frase pudo conocerse fuera de España.


・Hasta luego Lucas:
Dicho popular de despedida, muy de moda por los años cuarenta y cincuenta, ya casi olvidado, y vuelto a poner den circulación hoy día por el humorista Chiquito de la Calzada.

うーむ。その「40~50年代」についてもうちょっと詳しく知りたいのだが。


まさか無いよねぇと思いながら一応Instituto Cervantesの掲示板で検索をかけたら、あったのだ。起源を探してる人たちがいたわ。Buscando a Lucas desesperadamente (¿Sabe alguien quién o qué es o era ese tal Lucas?)

「Yo llevo un tiempo indagando y no consigo encontrar al sujeto.」

「yo también llevo buscándolo largo tiempo y no he dado con él en ninguna fuente de fiar.」

「Lo que sí le puedo decir es que la expresión es vieja, casi centenaria, y que no la ha inventado ningún humorista catódico moderno」

「es una simple aproximación de sonidos entre «luego» y «Lucas»」

「un «Lucas» es un infeliz y un pánfilo」

………などなど。結局、コレ!って起源は突き止められなかったんだなぁ。


※関連記事 チキートのフレーズ集

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Wednesday, May 10, 2006

oraciones comparativas 比較

比較の文について学びましょう。


私が語学留学時代に最初に使うことになった教科書は、Editorial Edinumen社の『Método de español para extranjeros. Nivel superior』(ISBN: 84-85789-95-4; Selena Millares著)。

最初の単元はSERとESTAR。その「応用編」というページに載っていた問題がこれ ⇒ 「Intenta usar las siguientes expresiones comparativas en frases correctas con SER y ESTAR (以下の比較表現を含む文をSERかESTARを使って作りなさい)」

… más agarrado que un pasamanos
… más bruto que un arado
… más bueno que el pan
… más fuerte que un roble
… más listo que el hambre
… más malo que un dolor
… más pobre que las ratas
… más raro que un perro verde
… más viejo que un Matusalén
… como una flauta, como una cabra, como una regadera
… más contento que unas castañuelas
… como una seda


まだ学校が始まったばかりで問題文からして辞書を引かないとわからないという極めて苛酷な状況にあった私は、一番上の「… más agarrado que un pasamanos」なんかも、まずagarrado(ケチンボ)を調べ、次にpasamanos(階段などの手すり)を調べた。


……「階段の手すりよりもケチンボだ」……って……意味わからないでしょ。


でもね、これ、agarrado という形容詞がカケコトバになっているのです。この場合、agarrado(ケチンボ)ではなくて、動詞agarrarの過去分詞だと考えるのです。

agarrarは 掴む,握り締める; grasp,hold tightly ですから、つまり、「… más agarrado que un pasamanos」は、「階段の手すりよりもしっかりと握り締められた; 手すりよりもしっかりと掴まれた」と読み下すことになるわけです。

で、agarradoの「ケチンボ」という語意がそこで強調される仕組みになっているのです。もはや「階段の手すりよりも」という部分は訳そうとしなくていいのです。あれらの例文はみなagarrado、bruto、bueno、fuerte、listo……などの形容詞だけを考えればいい。そして、その形容詞の意味を大げさに捉えればいいのです

えーっと、何言ってるかわかる? 私は「階段の手すりよりケチンボだ」の造りがわかった時、ニヤリとし、「スペイン語って、ほんと、面白ぇな」と爽やかな気持ちだった。


さて。
当時スペインではChiquito de la Calzada(←音量注意)(チキート・デ・ラ・カルサーダ)っていうおっさんコメディアンがTVに出づっぱりでした。(※そのおっさんについては後ほど別記事で解説

チキートは上述のexpresiones comparativas(比較表現)に基づくお笑いフレーズを大量に創り出したことで知られています。今ネットでいくつか拾ってみたけど、そうだな、各フレーズが発せられたその時その時の話題のヒト・モノなんかも取り入れてると思う。だから、今となってはどういうカケコトバなのかがボンヤリとしてたりする。また、全てがChiquitoの創作ではないだろうとも思う。

上述どおり、「○○よりも▲▲である」の「○○よりも」部は、「▲▲である」部を際立たせるためにくっついているわけであって、本当なら訳さなくてもいいところ。カケコトバなのでスッキリと訳せなかったりもするし。つまりは、「とても▲▲である」と言えば済む話なのである。

でも、そんなことは重々承知の上でコトバ遊びに励んだ結果、これらの表現が在るのです。


Tienes más peligro que un barbero con hipo. しゃっくりの止まらない床屋さんより危険

Tienes más peligro que una piraña en un bidé. ビデの中に泳いでるピラニアより危険

Te repites más que un episodio de farmacia de guardia. お前は『当番薬局』(※有名テレビドラマ)よりもよっぽどおんなじ話を繰り返す奴だな

Eres más raro que el final de Twin Peaks. ツインピークスのラストより変なヤツ

Tienes más huecos que la defensa del extremadura. エクストレマドゥーラ(※サッカーチーム)のディフェンスよりもスカスカ

Tienes menos repertorio que una película porno. ポルノ映画よりレパートリーが少ない

Tienes menos vocabulario que el diario de Tarzan. お前はターザンの日記よりも語彙が乏しい

Estas más atacada que la nave de Star Trek. スタートレックの艦隊よりもひどく攻撃されている

Tienes más mala cara que marco en el día de la madre. / Estas más triste que Bambi en el día de la madre. ‘母の日’のマルコより沈んだ顔をしている/‘母の日’のバンビより寂しい

Trabajas menos que el sastre de Tarzan. ターザンの衣装係より仕事が無い 

Estas más quemado que la azotea del coloso en llamas. タワーリング・インフェルノの屋上より燃えてる

チャックTienes menos futuro que Chuck Norris en la casa de la pradera. 『大草原の小さな家』にチャック・ノリスが出るのよりも見込み薄だ

※これ、ちょっと文脈がわからないので、もっと違う文意かも。


a-teamTienes más capacidad que la furgoneta del equipo 'A'. お前のキャパシティって特攻野郎Aチームのワゴンよりすげぇ

※このセリフが発せられた状況を知らないので誰の何を指しているのかわからないのだが、capacidadという語を、‘お前’に関しては「素質,能力」と解釈し、‘ワゴン車’に関しては「収容力」と解釈するというカケコトバではなかったかと想像する。


knightTienes más discos que los frenos del coche fantástico. お前はナイトライダーの車よりもディスクが多いな 

※discoはレコードという意味と、ブレーキディスクという意味とあるようなので、その辺のカケコトバだろうか?

※ちなみにL.A. Times紙で、Ten Things You Didn't Know About 'Knight Rider'という記事を発見。


Tengo más trabajo que el chapista de Mazinger z. マジンガーZの板金工よりも大忙し

※友人が、マジンガーZはボロボロになっても次の場面・次の放送回には新品同様にピカピカのツルツルに戻ってるだろと説明してくれた時、私はゲラゲラ笑った。

※彼はたくさん挙げて説明してくれたんだが、10年以上も経ってほぼ完全に忘れてしまった。しかし、このマジンガーZのだけはしっかりと覚えている。だから、今日、掲載サイトをgoogle検索する際に入力した語は、「"Chiquito de" mazinger」でした。


Estas más despeinado que Loyola de Palacio. ロヨラ・デ・パラシオより髪の毛がボサボサ

※Loyola de Palacioっていうのは政治家かなにか? で、その女性が御髪が乱れてるというのかな?


Te renuevas menos que el escaparate de Simago. シマゴのショーウィンドウよりもお前はリニューアルしない

※Simagoはスーパーマーケットチェーンの名称のようだ; まぁ、どうなんだろ、鄙びてる感じで知られていたのかな; 現在は他社に吸収だかなんだかされた模様。


Tienes más pintura que el neceser de Marujita Diaz. お前はマルヒータ・ディアスの化粧箱よりもよっぽど塗料をたくさん持ってるんだな

Marujita Diazっていう女性タレントのことだろう。彼女の写真を見ると………そうだね……化粧を仕上げるのに大量の‘塗料’を要しそうだね。

※そして、文脈は知らないが、おそらくここでは「pintura」が指していたのは「絵画」だと思う。絵画のpinturaと、化粧品=塗料のpinturaとをカケコトバにしたんじゃないかなと。


マクガイバーTienes más peligro que MacGyver en una ferretería. 金物屋に冒険野郎マクガイバーがいるよりももっと手強い

Estas más sucio que las uñas de Mac Gyber. 冒険野郎マクガイバーの爪より汚れている

Estas más contento que Mac Gyber en un desguace. 解体現場にいる冒険野郎マクガイバーよりもウッキウキ

※冒険野郎マクガイバーという人は器用な手先を駆使して手近にある小物でなんでも作って戦っちゃうんだってね。


Tienes menos contenido que un Kinder sorpresa. キンデル・ソルプレッサより中身が無い

キンデル・ソルプレッサとは、キンダー・サプライズのこと。


Eres más triste que Naranjito en una licuadora. ジューサーに入れられたナランヒート(オレンジちゃん)よりも哀しげ

Tienes más miedo que Narajito cuando ve el anuncio de zumosol. スモソル(※ジュース会社)のCMを見たときのナランヒート(オレンジちゃん)よりビクついてる

naranjito※ナランヒートって何かのマスコット?……と調べたところ、1982年にスペインで開催されたサッカーワールドカップのマスコットだったらしいよ。(Naranjito was also the mascot of the FIFA's football World Cup held in Spain in 1982. Naranjito, an antropomorphic orange in Spain's team's colours, appeared in many merchandising items, and was protagonist in an animated cartoon series.)


nanaEstas más frío que el publico de un concierto de Nana Mouskouri. ナナ・ムスクーリのコンサートの客より冷えちゃってる


Tienes más exito que Angel Nieto trabajando de mensajero. バイク便で働くアンヘル・ニエトよりよっぽど成功するよ

※アンヘル・ニエトってのはMotoGP殿堂入りしてる人みたい


Estas más maciza que el casco de la hormiga atómica. 怪力アントのヘルメットより頑丈


ウッドペッカーTengo más trabajo que el psiquiatra del pájaro loco. ウッディーウッドペッカーの精神科医より俺の方が忙しい


Aquí se habla más de fútbol que en la primera comunión de Oliver y Benji. 『OliverとBenji』の初聖体拝領よりもよっぽどここの方がサッカーの話で盛り上がってる

※これ、どうかな。『OliverとBenji』ってのは、『キャプテン翼』のスペイン名。Oliverが翼くんとやらで、Benjiはもう一人の登場人物のことらしい。

彼らのことだから初聖体拝領の場でもきっとサッカーを論じてるだろうけれども、今ここにいる俺たちの方がもっとサッカー談義に花を咲かせているよ、とかなんとかそういう意味だろか???


Estas más acalorada que Isabel Tocino en un sex shop. アダルトショップにいる時のイサベル・トシーノよりも火照ってる

Isabel Tocinoっていう女性は元環境大臣かな?


Estas más macizo que el moño de la Pantoja. Isabel Pantojaのシニョンよりも君は頑丈だな

※イサベル・パントハは有名な歌手


……などなどですよ。comparacionesやexageracionesで探せばいっぱいあると思う。

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Thursday, September 29, 2005

Ya está.

映画『Cachorro』を観た
sexをしててもうイきそうだ、いや、もうイった、あぁもうイくよ僕、あぁ俺もイったよ……というシーンにて「Ya está」「Ya está」「Ya está」と男二人で吠えるシーンがある。「終わった」「もう終わりもう終わり」みたいな意味。

「Ya está」について思い出すことが一点:
10年ほど前か、アンダルシアの町を夜歩いていて、やたらと「Ya está」と言われた。道端ですれ違う若造たち・小僧らが、日本人女と見るとやたらと「Ya está」という声をかけて来た。ニヤニヤしながらね。面白そうな顔しやがってね。

これはですな、奴らには面白かったんだろうけども、俺ら日本人にとってはなーーーーーーんにも面白くないスパニッシュジョークなんですわ、おそらく。ここからは私の推論ですけども、えっと、アンダルシア方言がわからないとちょっとわかりにくいのですけどね、んーっと……、

「女とfuckした」のを日本語で何と言うのかと日本人に尋ねた現地人がいた(ということな)のでしょうな。日本人は、「『fuckした』ならば『ヤった』かなぁ」と答えたんじゃなかろうか。「『ヤッタ』っていうんだな?」とスペイン人は聞き返したろうか。日本人は「そうだ、『ヤった』だ」と言っただろう。

アンダルシアの人々が「やった(yatta)」を発音しようとすると、「ya」ははっきりと「ヤ」とは発音されないことが多いと思う。「ジャ」に近い音になるだろう。つまり「yatta(ヤった)」と言ってるつもりが、現地人の口からは「ジャッタ」に近く発音されていたと思う。「ジャッタ」(あるいは「ヤッタ」)ね。

さて。
「もう終わりだ」「終わった終わった」という先述の「Ya está」ですが、アンダルシア方言では「Ya está」は「ジャ・エスタ」とは聞こえません、「está」の「s」が落ち、「ジャ・エッタ」に、どうせそこまで落ちるのだったら、「está」の「e」も落ちてしまえということで、「ジャッタ」と聞こえます。これもまた「ジャッタ」(あるいは「ヤッタ」)ですわ。

つまりここでダジャレが生まれたわけです。「もう終わった、イった」という意味のスペイン語「Ya está.」と、「Fucked」という意味の日本語「やった」とを、かけているつもりなのですわ、彼らは。


更に、日本人は(アジア人は)短小で早くて弱いんだろう?という彼らの下卑た人種的偏見・人種的ブラックジョークもそこには在ったのではないかと私は考える。「Ya está.」「Ya está.」と話しかけてきてたあの連中は、日本男の早漏(eyaculación precoz)をネタにしていたのである、と。

「日本男とスペイン女がセックスしたってね。日本男はあっと言う間に果てちゃってさ、『あぁ、やった、やった』って息も絶え絶えで。スペイン女は呆れちゃって『¿Ya está? ¡¿Cómo que ya está?! No me entero de na´ .... (あんたもうイっちゃったの?もうイったってどーゆーことよ、こっちは挿れられたかどうかも気づかなかったってのに……)』って言い返した。

『ジャッタ』と男がいい、女が『ジャッタ?』と聞き返したってさ、ゲラゲラ………」みたいな、つまんないジョークではなかったのか。


(※「もう終わりぃぃぃぃっ?」という意味の「¿Ya está?」も、イントネーションが違うだけで発音は「ジャッタ?」である)

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Wednesday, September 21, 2005

obscena

(obsceno, -na = obscene)(今日の話は構造がちょっと複雑かも)

ここに書くまでもないような小さい一言はSNSの日記欄にちょこっとメモるようにしてる。こないだ私は「毒舌」について書き留めました:

自身のことを「あたしってけっこう毒舌で」などと言う女で毒舌がきちんと吐けてる女っていないよな。その女は同性に媚びるためにそう言ってみせてるだけで、それではなぜ同性に媚びるのかというと、同性に嫌われてない自分像ってやつを必要としているからであって、それはなんのために必要としているかといえばとどのつまり、異性対策だわな。

プロフィールにソレ系のフレーズを入れてる人間、きっとなんだかおんなじ臭いを放ってるはずよ。

私の周りにはヒドい毒舌家がヒドくごろごろしてるけども、誰一人そんなフレーズでは自分を語ってないわ。

それを読んだ女友達が「そうそう」「同感」「あと、これこれこういう人も同じ系統」「これこれこういう人もヤだけど、それは男・女関係無くヤだ」……と類例を挙げてくれた。そして私はもう一つ似たようなのを挙げた:
こういう系統で他には何があるだろうかというと、「猥談OKでーす♥」と言う(言ってみせる)女、かな。

ただコレに関しては、私自身が猥談大好きなので、何とも言えない。

いや、だって、ほんとに、私はソレ系の話が好きなのであるよ。昔つきあってたようなイチャイチャしてたような、そういう男の子がいたわけだけども、今でも会って話せば、「俺、reneyamaさんの猥談、ほんっとに好きなんだよね」と真っ直ぐな瞳で彼は言う。つまりそれっくらい、「彼氏」みたいな相手とでも爽やかにソレ系の話をしていたということです。


さて。
昔私が女友達数人に向けて書いたもので、「語学習得(のモチベーション)」に関するメールが見つかった。私がスペインに到着後、なんであんなに必死になって猛烈なスピードで闘わなきゃならなかったのかを説明してた。

どうやら、私は、「黙っていることができない」性分で、常になんかしらしゃべってないと死んじゃうから、早くことばを覚えないといけないという必要に迫られてたらしい。そして、特に「人のわるくち」と「猥談」ができないことが超ストレスになってて死んじゃう寸前だったから、そういう方面の語彙を増やすことに力をいれてたらしい。

・母国語で無口な人は、外国語でも無口だ。

・母国語でお喋りな人にとって、外国語習い始めの「乳幼児状態」の時期は、物凄いフラストレーションである

・「言いたいことが言えない」状況を、母国語でこらえられない人は、外国語でもとうてい我慢できない

・だから、「早く」しかも「速く」しゃべれるように、必死に語彙を増やす

・母国語で私が一番活き活きしゃべるのは「猥談」「陰口」であって、それを封じ込められる生活は耐えがたかったので、エロ系の語彙は真っ先に習得しなければならなかった(←真っ先かよ>我)

・その町の日本人女性の間で嫌われていた日本人オンナ(尻軽系)のことを、私がありとあらゆる形容詞を用いて語ったら、スペイン人の女友達が、「あんた、それ系の語彙、私より詳しいくらいだな」と褒めてくれた(←いんや、褒めてない、褒めてない)

・私は、つまり、猥談と陰口をしたいという欲求に突き動かされてスペ語を勉強したようだ


本当に(いまここでは「陰口」はさておき)猥談が好きだったようです。嘆かわしいことです。


さて。(←また「さて。」かよ)

先夜、大学の先輩男性と同期女子と会合をもった。私のむかーーしのサイトの掲示板(※かなり閉鎖的な空間; 私の女友達以外には誰も読みに来ない場)において、私がどんなことをたとえば放言していたのかを先輩男子にちょっと説明しているうちに、「あぁ、そういえばこんな話も書いたことがありますよ」と思い出した:

11 名前: Reine 投稿日: 2000/11/30(木) 00:43

こないだ、ゆったり入浴した後、布団に入ってニュースを見ていた。で、30分後くらいだったろうか、ちょっと体の向きを変えた。そしたら…

「え?……しっ、失禁?!」

って思うくらいの大量の水がソコから漏れ出ました。失禁どころか、「オネショ?…っつうかまだ私寝てないし…」って思うほどの量だった。

湯船につかってた時に、大量に水をソコに格納し、それがパカッと開いたソコから一気に放出された模様。30分もの長きに渡り、ソコに貯水されていた模様。

「バラスト水かよ……」って思って笑ってしまった。

バラストballast
船を安定させるために船底に積む水(・鉛・砂などの重量物)。
(目的港に着くと一気にダバーーッって放水しちゃうんだよね)

 ……そこまで話した時、先輩男性は破裂したように笑ったは笑ったんだが、すぐにものすごく恨めしそうな目で私を見据えて言いました。

「本当に勘弁してくれ。
やめてくれ。
俺たち男が最後まで抱きたいとしてきた幻想をお前が崩してくれた、どうしてくれるんだ。女の人のそんなこと、俺は聞かされたくなかった。あぁぁぁぁぁぁぁぁっ(※頭を抱える)(ぶるんぶるんとナニカを振り払うかのような仕草)

いま俺は、この8分くらいだったか、その8分の俺の記憶をドラえもんに消してもらいたがっている。それで、何も聞かなかった時点でのピュアな俺に戻りたい。ほんとーーーーーーに今の話は聞きたくなかった。ほんとうにどうしてくれる。今のこの俺の哀しみをどうしてくれるんだ」

みたいなことを強く訴えてきた。


それでわかったんだ、私。「あ! あたし、わかった!」って。「エウレカ!」と叫んだ。


猥談が好きであるという私のしている猥談と、「あたしって猥談とかもけっこうデキちゃうんですぅ♥」とプロフィールとかで述べるオンナノヒトのする猥談との決定的な違いはソコなのだ。彼女たちの「わいだん♥」とやらは、男の性欲をビンビンに掻き立て、「あたしをその対象にしてくださいね」と駆り立てるためのモンなんだろう???

私のは萎えさせるための猥談だったのだよ。

男友達の抱いている「女性(にょしょう)」への憧憬やら幻想やら期待やら夢想やら、それらすべてを打ち砕いてくれようと、意図してはいないものの、結果的に完膚なきまでにメッタメタに破壊しちゃう猥談。それが私reneyamaの言っている、「私って猥談が好きでー♠」でした。

そこに添えられていた空気は「♥マーク」ではなくて「♠」でした。剣でした。切った張ったでした。

この事実にやっと気づきました。そして先輩男性が一言、「それは決して褒められたことではないからな」。ごもっともです。反省します。もっと早く過ちに気づきたかったです。

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