先日、サッカー用語について記しましたが、更にワールドカップ関連ニュースより簡単な語句も拾いつつ:
ジーコがカンカンという記事
・El técnico (監督) de Japón se quejó por el juego brusco (ラフプレー) de Alemania
・la lesión (負傷) que sufrió el defensor Kaji (ディフェンスの加地くん) en el amistoso (親善試合) ante el equipo anfitrión (ホスト国チーム)
・El brasileño Zico, entrenador (監督) del seleccionado japonés (日本代表)
・el lateral derecho (右サイドバック) Akira Kaji, al sufrir una dura entrada (強烈なタックル) por detrás (後ろから) de Bastian Schweinsteiger
・Kaji recibió una fuerte falta (ひどいファウル) y no me cabe la menor duda (疑いの余地が無い) de que (Schweinsteiger) debería haber sido expulsado (退場処分)
・宮本がバラックについて:
Yo le hice una falta en la primera parte (前半で彼に対してファウルをしてしまった). Y enseguida le pedí disculpas (すぐに謝った), Él se dio vuelta y me dijo: ya verás después (バラックは振り向いて、「後で見てろよ」と言った).
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さて、昔、私の旧サイトの掲示板に書き込んでおいたことをちょっと編集して書いておこうと思う。(再録開始↓)
196 名前: Reine 投稿日: 2002/06/08(土) 16:56
昨日のアルゼンチンとイングランドの注目試合。某テレビ局が中継したんでしょ? 有名な外国人元選手と、タレントとかを解説だかなんだかに呼んでたんではないの?
札幌の試合場内のメディアセンターには、これまでの各地での試合の何倍もの報道陣が集まっており。座れる席も限られちゃっててさ。(私も地べたで御飯食べたよ) いつもだったら椅子は余ってるんだけど、昨日はその局が一組で二つもテーブル(椅子は20脚)を使ってて。
そんな中、日本人のセキュリティの人だか球場関係者だかの通行証を首からぶら下げた人が、時々、そのTV局グループの陣取ってるところに寄って来ては、その有名元選手だとかを写真におさめて行ったりするわけだ。
そういう人のそういう行為も間違ってるとは思うのね。
仕事かボランティアでたまたまそばに居ただけの機会なんだから、そういう時に乗じて自分の趣味の世界の、「写真を撮る」っていう作業を持ち込んじゃうってのは、それってどうなの?ってさ。上述の有名な元選手の写真なんて、撮りたくもなると思うけども、撮ってはいかんでしょう? その人のためにっつうよりかは、「自分のために」もさ。まぁ、気持ちはよくわかるし私もやりかねないのだけど。
いや、私もね、床で座っておにぎり頬張ってる時に、視線を床に落としてたら隣に誰かの足が来たから、ふっと顔を上げたらその選手だったって時には、そりゃぁもう、「握手してください」って心底思ったけどもさ。でも、それは恥ずかしいことだろうと。思うじゃない? だって、そこは、「関係者」の許可証を持ってる人間しか入れない場なんだからさ。
そういう写真を撮ろうとする人がカメラを構えた時には、やはり、TVクルーの人間も「ちょっとこちらは…」「やめてください」とかなんとか言って制止してた。
それはわかるのね。もっともだと思ったりもするのね。
だけどさ。
そういう最中、外国人のカメラマンで、試合場でも撮影できるような身分を証明する正式なベストをすでに着用してる人がね、あれはおそらくは、メディアセンター内のいつにない大盛況ぶりを撮っておこうと思ったのだと思われるんだけども、カメラを構えたのよ、某局テレビクルーが陣取ってるテーブルのそばでね。
そのカメラのアングルには有名元選手はおらず、ジャニタレと、芸人と、あとはめぼしいのっつったら、かろうじて女子アナと女のアイドルみたいなの、それくらいだったわけだわ。
そしたら、カメラマンの真ん前に座ってた某局テレビの若い女スタッフが、椅子に座ったまま、振り向きざまにそのカメラのレンズを手でほとんど塞いだんだよね。
当然、その外国人カメラマンはギョッっていうかムッっていうか、妙な顔で彼女を睨むような笑うような問い掛けるような表情を浮かべたわ。その彼女も英語でなんか言えばいいのに、なんにも言わないもんだから数秒間、二人がその珍妙な顔つきのまま睨み合う(?)ような形になっちゃって。首をかしげながら、結局そのカメラマンは一枚遠景を撮ったような感じで立ち去ってったけども。
それも間違ってると思ったのよね。
だって、外国の、しかもW杯の取材で来てるようなメディアのカメラマンでさ、っていうか、別のキャンプ地で会話を交わした新聞記者の人が言ってたことだけど、「あんまりこの許可証ってもらえないものみたいだから、レネ山さんも、手に入ったてのはすごくラッキーだったんだと思いますよ?」な許可証を入手していてさ、しかも試合場にも当然入っていて、試合中の撮影を許可されてる公式のベストを着用してるような人がだよ?
何が楽しくて、極楽だのジャニだの写真を撮ろうと思うのか、って。
そんな○流の日本の"ゆーめーじん"を撮ろうと思うわけがあるまい、と。
元選手にレンズが向かっていたならまだしも、さ。
それっくらいの正統派カメラマンの構えたレンズを無言で手で塞ぐとはどういう了見だ、と。 呆気にとられた。(←再録終り)
日本のスポーツをダメにしているのはテレビの連中だよね。違うの? テレビとゲーノー界のずぶずぶのぬちょぬちょの金儲けの仕組みの中で、ちょっとスポーツを齧っとこうかいってな程度の気分でナニゴトも進むから、こんな唾棄すべき仕上がりになってる。よその国でもテレビ各局が「応援ソング」とか設けたりしてるものなの? ホント、どうにかして。
日本のスポーツをダメにしているというよりも、むしろ日本国がダメにされようとしているのです、今。テレビの連中によって。たぶん。私は我が国はあと60年ももたないような気がしています。「60年」ってなんとなくの数字ですが。
さて。2002年大会。
上にもあるように、前回はアクレディテーションカードをいただき試合会場やキャンプ地に入る幸運に恵まれましたが、しかし、佳い思ひ出ではないです。不如意で不合理で不可抗力で不手際で不可解で不本意で不愉快で不可逆で不満足の、不だらけだ。得たものと失ったもののバランスが悪すぎて、本件については沈黙し封印してきた。口も心も閉ざした、っつうか?
↑このアクレディテーションカードも実に4年ぶりに手に取った。カードのケースの中にはマッチスケジュールのカード(裏表両面になってる)を入れてあり、それはさすがに懐かしくてグッと来た。
4年間、思い出まるごと‘無視’して来た私は、『ヴァンゲリスのアンセム』も購入したまま決して聴くことは無かったのでした。いつも飛ばして来た。そろそろ聴いてみようと思うようにはなったが。
あの時、撮っていいよという場では私も写真を撮ったが、それらの写真――ふつうに考えればたぶん‘お宝画像’――のフォルダもこの4年間、見直すことがなかった。この文を書くにあたって開けてみて、いわゆるcrackな方々が写っていたのであるなぁと今さら知った次第である。
私は財布の中に古いレシートなんかを入れたまんまにするタイプである。そのせいというわけでもないが、4年前、キャンプ地で知り合ったウルグアイ人新聞記者がくれた硬貨はまだ入っているのでした。いや、それはさすがに、「いい加減、どこかに移しておけ」という感じだが。
彼とは今でも下心ゼロでメル友です。前回大会についての些細なキーワードを耳にするだけで胃壁から出血しそうなほど忌まわしいわけですが、彼のことを思い出す時だけは穏やかな表情になれるのだな。彼はまた今ドイツから記事を書いている。
いよいよ始まるのね。どうか、気持ちよい形で閉幕の日を迎えますように。
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