2025-11-06

比例代表

議員数削減が話題になってて、比例代表小選挙区とどっちをどれだけ削るのかという話になっている。

結構火力が強いのは「比例代表なんて無くせ」という人たちで、要は小選挙区で選ばれなかったような候補が復活するなんておかしいとか、そいつに対して投票したわけじゃないのに当選するのはおかしいみたいな感じ。

かにそれは分からなくはないし、比例復活に関しては無くしても良いとは私も思ってる。参議院議員選挙と同様に衆議院の比例も得票数によって順位が決まる仕組みにすれば多少なりとも改善されるとも思う。

ただ比例代表自体を無くせ、というのは私は反対だ。

現在日本の政治政党に基づくものであるのはどうやっても否定できないし、実際小選挙区だって大半の人は「候補者」ではなく「政党」を見て投票しているだろう。

小選挙区は各選挙区で1番得票数が多かった人しか当選できない、逆に言えばそれ以外の得票は全て死に票になるので、結局のところ一番人気のある政党が勝てるだけでマイナー政党全然議席が取れないということになりかねない。

比例代表はその名の通り得票数に比例して議席が分配されるので、支持率が数%でもあれば議席いくらかは獲得できることになる。だから少数派を国会から締め出さずに済む。

もちろんノイジーマイノリティ問題は私は大きいとは思うけども(何ならそういう迷惑な奴らは滅べとさえ思う)、でも一方で実際に日本国内にも色々な生活をしている人がいるわけだよね。

例えば仕事にしても現代日本第3次産業従事者が圧倒的に多いけど、だからといって農業漁業製造業といった職を軽視して良いわけではないよね。

そういう職業の人たちが自分たちの主張を伝えるために自分たちの話を聞いてくれる議員政党国会に送り出せるということは極めて重要なことだと思う。

仕事だけじゃなくても例えば年代性別、住んでいる地域経済状況など多種多様な人が日本には住んでいるのだから、それが少数派であっても票に比例して議員国会に送り出せる仕組みは絶対に確保しておくべきだと私は思う。

から比例代表制に感情論だけで反対している人はちょっと冷静になって欲しい。

多分皆さんが憤っているのは「比例代表」そのものではなくて、復活当選とか順位勝手に党が決めている事だと思うんだ。

得票数に従って議席が分配され、かつ当選する議員自体有権者意思に沿うような形が最善だろうから、どうすればそうなるのかという議論をした方が建設的だよ。

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