2024-09-23

VR=現実逃避ではない

https://anond.hatelabo.jp/20240923064442

これ読んでなるほどなと思った。「VR子供が夢中になると怖い」なんて話も聞いたりする。

これは恐らくVR=現実逃避というイメージがあって、VRという技術とはズレた概念化しているんだろうと思う。

Wikipediaで「バーチャルリアリティ」を見ると

コンピューターによって創り出された仮想的な空間などを現実であるかのように疑似体験できる仕組み

と冒頭にある。これは現時点での実際にできることの一例ではあるけど、VRというもの本質ではない気がする。

東大バーチャルリアリティ教育研究センターサイトではこう書かれている。

人間情報世界を継ぎ目なく結合する技術体系であり、人間感性思考社会の成り立ちにまで深く影響を与える技術です。

後半はこれからの話ではあるけど、こちらのほうが自分にはしっくりきた。

VRとは現実から離れるものではなく、現実と繋がる技術だと思ったほうが分かりやすく感じる。

それはAR(拡張現実)とかMR(複合現実)では?と言えるかもしれないが、そこで線引してしまう事自体どこか違和感がある。

これらは現行の技術で実現可能ハード及びソフトの制約、限界によって引かれた線でしかない。

特にこれから先、ハードソフトが更に進化していく中で、VR技術のもの現実の置き換えではなく、現実とのリンクをより強固にしていくと思われる。

そうなっていった時に「仮想現実」みたいなイメージ陳腐になってしまうだろう。まあ言葉のもの形骸化してくだけなので他の言葉がまた生まれるかもしれないけど。

仮想現実」という訳しかたはSF的に、思想的にVRというものを考える時にとても残念な言葉であることは確かだと思った。

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