開いて立ててみました。Moleskine激似の表面処理をされた硬い表紙なので、こんな具合にしっかりと立てることが出来ます。開きが少々硬いので、ぺったり開くためには、クセをつけてやる必要があります。
栞紐は薄い生地。デパ地下でチョコレートを買ったときに巻いてくれるリボンに似た感じです。ナイロンらしき生地は端面が処理されているため、ほぐれ難いと思います。ポケットの付け方やサイズもMoleskine同様。蛇腹が黒いか白いかの違いです。
用紙はMoleskineよりもしっかりとしており、白っぽいクリーム色。4箇所でしっかりと綴じられています。
最初の3ページは目次記入用に、「ページ」と「トピック」の2列からなる表組みが印刷されています。Moleskineのような薄いグレーなので、書き文字の邪魔にならないところが好感触です。
後ろのほうの32枚(125ページから188ページ)にはミシン目がついており、切り離すことが出来ます。マイクロカットではなく、かなり大きなミシン目なので、切り取らずに使う際に、少々気になるかもしれません。
Moleskineと異なり、方眼は1mm増しの6mm角。ページ全体に印刷されておらず、上7mm、下9mmは余白になっています。
下の余白の角には、小さくページ番号が印刷されています。このページ印刷がLEUCHTTURM1917の大きな特徴だと言えましょう。先頭ページの目次エリア、そしてこのページ番号…後で見返す際に便利なように、「記録手帳」としてナイスな工夫だと思います。(^-^)
ただ、個人的にこの方眼罫は大雑把な方眼と上下余白が気になります。好みの問題はあるでしょうけれども、 LEUCHTTURM1917は方眼よりも、無地のほうが使い勝手がよいかもしれません。
さて…
なかなか気の利いた味付けがされており、使い勝手が良さそうな手帳ですが、普通に紹介するにはとっても複雑な気分です。…だって明らかにパクリですもん。(←言っちゃったョ(^^;))
Moleskineを記号化した際の、ほぼ全ての要素をいただいちゃっている…。そのパクリっぷりは、ダイソーのアレや無印のナニと、どうちがうの?「本家」より良さそうであれば、それは「パクリ」の免罪符に成りうるの?…と、なにやら胸の奥が怪しくざわつくのであります。(←?)
Moleskine…私はその「形」自体が「Moleskine」なのだと思います。
Moleskineがリングノートであったり、綴じ手帳であったりしたら、同じ要素を取り入れたモノがあったとしても、「リングノートの一種」「綴じ手帳の一種」というポジションで落ち着くかもしれません。しかし、Moleskineは「形」…個別の特徴的な要素の組み合わせ…が、一つの「種」を示すには、あまりにも尖がりすぎているのです。その「形」は、もう「それ」以外に考えられないんです。
あと数十年したら、ひょっとしたら「ホッチキス」や「セロテープ」「セメダイン」のように、この手の形状・特徴を具えた手帳のことを、一般名詞のように「Moleskine」と呼ぶようになるかもしれません。しかし、今はまだ…(T-T)。
どう考えても「Moleskineのコピー」という場所以外に、落ち着き先が無いこの子…。せめて表紙の色や加工に、「あえて」のひと工夫があったら、ココまでは悩まなかったのになぁ…と。惜しいなぁ。
● 「MOLESKINEのライヴァル達」シリーズのリンク
(シリーズ前)
コクヨ 測量野帳 (SKETCH BOOK)
(シリーズ後)
(1) 無印良品 文庫本ノート
(2) クレールフォンテーヌ 製本ノート(小)
(3) ハイタイド グリッドノート
(4) ハイタイド PUGGY'S POCKET NOTE
(5) 無印良品 ハードカバーノート
(6) CIAK Squared Journal(1)
(6) CIAK Squared Journal(2)
(7) ダイソー ハードカバーノート(前編)
(7) ダイソー ハードカバーノート(後編)
(8) LIFE 5ミリ方眼手帳
(9) ダイソー ハードカバーノート(小)
(10) Campus on holiday
(11) ブルーライン方眼手帳
(12) RHODIA ePURE(その1)
(12) RHODIA ePURE(その2)
(13) DELFONICS ラフノート
(14) MUCU POCKETBOOK(その1)
(14) MUCU POCKETBOOK(その2)
(15) POCKET NOTEBOOK
(16) Campus highgrade
(17) Paperblanks (その1)
(17) Paperblanks (その2)
(18) 十千万 測量用野帳(1)
(18) 十千万 測量用野帳(2)
(19) ミドリ MD NOTEBOOK(1)
(19) ミドリ MD NOTEBOOK(2)
(20) ミケリウス FLEXIBLE NOTEBOOK
栞紐は薄い生地。デパ地下でチョコレートを買ったときに巻いてくれるリボンに似た感じです。ナイロンらしき生地は端面が処理されているため、ほぐれ難いと思います。ポケットの付け方やサイズもMoleskine同様。蛇腹が黒いか白いかの違いです。
用紙はMoleskineよりもしっかりとしており、白っぽいクリーム色。4箇所でしっかりと綴じられています。
最初の3ページは目次記入用に、「ページ」と「トピック」の2列からなる表組みが印刷されています。Moleskineのような薄いグレーなので、書き文字の邪魔にならないところが好感触です。
後ろのほうの32枚(125ページから188ページ)にはミシン目がついており、切り離すことが出来ます。マイクロカットではなく、かなり大きなミシン目なので、切り取らずに使う際に、少々気になるかもしれません。
Moleskineと異なり、方眼は1mm増しの6mm角。ページ全体に印刷されておらず、上7mm、下9mmは余白になっています。
下の余白の角には、小さくページ番号が印刷されています。このページ印刷がLEUCHTTURM1917の大きな特徴だと言えましょう。先頭ページの目次エリア、そしてこのページ番号…後で見返す際に便利なように、「記録手帳」としてナイスな工夫だと思います。(^-^)
ただ、個人的にこの方眼罫は大雑把な方眼と上下余白が気になります。好みの問題はあるでしょうけれども、 LEUCHTTURM1917は方眼よりも、無地のほうが使い勝手がよいかもしれません。
さて…
なかなか気の利いた味付けがされており、使い勝手が良さそうな手帳ですが、普通に紹介するにはとっても複雑な気分です。…だって明らかにパクリですもん。(←言っちゃったョ(^^;))
Moleskineを記号化した際の、ほぼ全ての要素をいただいちゃっている…。そのパクリっぷりは、ダイソーのアレや無印のナニと、どうちがうの?「本家」より良さそうであれば、それは「パクリ」の免罪符に成りうるの?…と、なにやら胸の奥が怪しくざわつくのであります。(←?)
Moleskine…私はその「形」自体が「Moleskine」なのだと思います。
Moleskineがリングノートであったり、綴じ手帳であったりしたら、同じ要素を取り入れたモノがあったとしても、「リングノートの一種」「綴じ手帳の一種」というポジションで落ち着くかもしれません。しかし、Moleskineは「形」…個別の特徴的な要素の組み合わせ…が、一つの「種」を示すには、あまりにも尖がりすぎているのです。その「形」は、もう「それ」以外に考えられないんです。
あと数十年したら、ひょっとしたら「ホッチキス」や「セロテープ」「セメダイン」のように、この手の形状・特徴を具えた手帳のことを、一般名詞のように「Moleskine」と呼ぶようになるかもしれません。しかし、今はまだ…(T-T)。
どう考えても「Moleskineのコピー」という場所以外に、落ち着き先が無いこの子…。せめて表紙の色や加工に、「あえて」のひと工夫があったら、ココまでは悩まなかったのになぁ…と。惜しいなぁ。
● 「MOLESKINEのライヴァル達」シリーズのリンク
(シリーズ前)
コクヨ 測量野帳 (SKETCH BOOK)
(シリーズ後)
(1) 無印良品 文庫本ノート
(2) クレールフォンテーヌ 製本ノート(小)
(3) ハイタイド グリッドノート
(4) ハイタイド PUGGY'S POCKET NOTE
(5) 無印良品 ハードカバーノート
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紙質は?
まま、激似のお姿ではありますが、しっかり真っ白な紙面は結構好みですね。
モールスキンはクリーム色が濃いので、そのあたりは若干差別化?されてるかなと。
あとは紙質。
裏写り王のモールスキンと比べてどうでしょう?
滲みも気になるところです。
ローラーボールなんて思いっきり滲んで、裏にもバッチリ写って・・・が当たり前でしたから。
微妙な違いが分かりずらいので、現物をちゃんと見て買いたい商品ではあります。
エルメスが先か鞄が先か
モールスキンは洗練されていて、新しいものを作ろうとするとサムシング・ニューを重ねるしかないのかも知れませんが(例えばサファリを越えるサファリってどんな?とか)、そっくりといえばあまりにそっくり(帯まで)ですね。モールスキンは削ぎ落としたあとの到達点なのがさらにタチが悪い……
まあモールスキンの質がいい証拠としておいて、派生品も生暖かく見守ってみては……買うのはモールスキンであって、ノートじゃないわけですから。
ちなみに僕はモールスキンの裏写りもほとんど気になりません(気にする習慣がまずない)。裏抜けまでするハズレスキンが存在すれば別ですが……。
そういえば
ロイヒほにゃらのモールスキンパクリもいつかまたやって来るのですよはっはっは(だれだ)。
因果は車の輪の如く……
げほげほ…
#ちょい風邪気味です。
とめさん:
お久しぶりです~(^-^)/
紙質、現在「薄型手帳複数使い」の施行中につき、まだ暫く出番待ちなんです(^^;)
Moleskineの色の濃さや空気に触れてからの色の変化、力尽きたように抜けることがある裏写りなど、気になるところではありますねぇ(←とても所有者の発言とは…(^^;;;))
使用開始後、フォローアップさせていただきますので、しばしお待ちを…
炎鳥さん:
荒木飛呂彦のファンなのです。>私(^^;)
>モールスキンは削ぎ落としたあとの到達点…
ある意味、デザイン手帳の完成形の一つなのですよねぇ…無論、素材的な部分で改良をお願いしたいトコロは多々あるのですが、それでもフォルムとしては出来上がっちゃっていますから。(^-^)
LEUCHTTRUMが、「品質の劣化に嫌気がさした元Moleskineのエンジニアがスピンアウトして、『改良版』として世に送り出した『Moleskineの最終形』であ~る」とか「対戦中、同盟国イタリア軍の使っていたメモが気に入ったドイツ軍将校が、終戦後にその手帳を元にして開発したのだぁ~」なんていうサイドストーリーが聞こえてくれば、結構素直に受け入れられる…のかなぁ?>私。
…う~ん。でもやっぱり「オリジナル」ではないなぁ。