野見ヶ岳(678m)・武周ヶ池周遊ハイク
長かった風邪もほぼ治まったので、残り少ない秋の紅葉を求めて今日も南越エリアへ。
一昨年登った杣山(そまやま)にしようかとも思ったが、選んだのはこのお山。
野見ヶ岳(678m)
杣山(492m)やホノケ山(737m)から比べるとそれほどメジャーな山ではないが、日野山(795m)から稜線続きの越前市と南越前町に跨る山で、以前から登ってみたかった。そろそろ紅葉が見頃らしいが。。。
初めてなので登山口や登山道の状況は、何度も登られているドッポさんのHPで予習。
登山口は越前市側に1箇所(文室コース)、南越前町側に2箇所(上牧谷コース、魚見峠コース)の合計3箇所ある。
南越前町と池田町を結ぶ県道203の魚見峠(標高約588m)から登る魚見峠コースが距離1.7㎞、標高差約90mと一番ラクなようだが、これではあまりにも物足りない。
”Mの掟”に従い、直登コースの上牧谷コース(かみまきだん)で登り、魚見峠まで縦走。峠から5.5㎞の県道を歩いて戻る周回プランにしよう。
R8からR365に入り、日野山南麓を進み、旧南条町(南越前町)の上牧谷地区へ。
9:34 駐車スペース(標高約127m)
先客の車はなく、どうやら私が一番乗りのようだ。
看板から先は隘路の農道や林道で、作業の邪魔になるのでここに駐車させてもらう。
農道を5分ほど歩いていくと道が二手に分かれ、左手の橋を渡る。
なお分岐には看板がないのでご注意を。
すぐにまた道が二手に分かれるので、ここは右手へ。
ここにも看板はなく、最初左へ行ってしまい、5分ほどタイムロスしてしまった。
9:51 武周ヶ池(野見ヶ岳)登山口(標高約150m)
標識を見つけひと安心。看板では山頂まで約2時間とあったが、標準タイムは1時間30分。
初っ端から急登の尾根を直登していく(汗)
巡視路も兼ねているようで、お決まりのプラ階段が設置されているのかと思いきや、全くなかった。
造成林から自然林に変わり出すと幾分傾斜が緩くなるが、依然として急坂が続く。
歩き始めから10分ほどで一旦なだらかになるが、
すぐに急登が復活。
10:21 第1鉄塔(標高約365m)
ここはスルー。
この鉄塔は黒部峡谷で発電された電気を関西に送電する関西電力大黒部幹線。
山頂まで続く5本の鉄塔に沿って登っていく。
この地点で道が90度右に折れる(10:24)
登山道はなだらかと急登が交互にやってくる。
また急登だ。。。
11:03 第3鉄塔(標高約510m)
第2鉄塔には寄らないようで、見落としてしまった。ここで立ったまま小休止。
ここは南から西側の眺望が開けていて、昨日登ったホノケ山(737m)
南側には杣山(492m)
今日はいっぱい登っているのかな?
このルート、陽当たりの良い南斜面を直登するので、夏場は地獄かも。
11:23 第4鉄塔(標高約600m)
5番鉄塔が見えてきた。あれが頂上か。
この辺りから一段と紅葉が目立ってきた。
今がまさにピークのようだ。
雲ひとつない青空に生える紅葉や黄葉。
紅葉に癒されながら、よたよた登っていく。
11:39 野見ヶ岳山頂(第5鉄塔)(標高約678m)
1時間48分でとうちゃこ。山頂には誰も居なかった。
山頂には鉄塔と年季の入った看板があるだけ。
なお山頂付近には大きなマムシが居たのでご注意を。
鉄塔の下に何やら砲丸投げの鉄球のようなモノが置いてある。
送電線用の部材なのだろうか?
山頂からの眺めはあまり良くなく、僅かに南側が見えるぐらい。
ここでお昼にしよう。
今日の山めしは野菜たっぷり酸辣湯麺とお寿司。
しばらくすると、魚見峠側から声が聞こえてきて、作業員の方が4名登ってこられた。
これから先ほどの部品(複導体用トーショナルダンパー)を交換するそうだ。
高圧線が風で揺らされて生じる振動を弱めるためのモノで、1個10kgの重さがある。
ヘリで空輸したのかと思いきや、魚見峠からここまで運んできたそうだ。ご苦労様です。
作業のお邪魔になるので、食後すみやかに移動する(12:23)
北側にはホームの文殊山(365m)が望めた。
山頂から下っていくと分岐があり、武周ヶ池は右手へ。
看板や標識はなく、下草が茂った時期には見落としやすいので要注意。
5月に登られたヘイホーさんは分岐を通り過ぎて直進してしまい、そのまま越前市側の文室町に降りてしまって大変だったそうだ(笑)
文室町側に降りてしまうと登り返すか、ぐるっと日野山を迂回して20㎞近くかかります。
分岐の先には材料や道具を運んできたと思われる運搬車が停めてあった。
12:26 武周ヶ池(標高約667m)
稜線上の窪みにある周囲360mほどの小さな池で、別名”龍神池”とも呼ばれている。
なお越知山北麓に、もう1つ同名の武周ヶ池があります。
池のほとりには丸太の椅子があり、ここで休憩することも可能。
看板によると、ドンブシ(カジカ)という魚がこの池の龍神になったとされ、
”ブシの棲む池”が訛って、武周ヶ池になったと謂われる。(※ドンは卑語)
宿神? 龍神?の石碑が置いてあった。
この龍神と雨乞い行事に関係するのだろうか。
武周ヶ池から先はなだらかな稜線歩きが続く。
鞍部から40mほどの登り返しなど細かなアップダウンはあるが、概ねなだらかな道。
前方に岩谷山(708m)が見えてきた。
道幅が広く、下草も刈られているので歩きやすい。
木々の間からは唐木岳(783m)や以前登った大平山(612m)が望めた。
岩谷山への登り返しに差し掛かる。
登山道は岩谷山の山頂を通らず、南側の斜面をトラバースしていく。
なお岩谷山への分岐には看板類はありません。こちらはあまり整備されておらず藪漕ぎになるようだ。
この辺りの紅葉も見事だった。
トラバース部分が終わると、再び下り坂になる。
前方に舗装路が見えてきた。
先月登った銀杏峰(1441m)
今日もおぼろげではあるが白山(2702m)が望めた。
最後の階段に差し掛かると魚見峠のログハウスが見えてくる。
13:05 魚見峠ログハウス(魚見峠登山口)(標高約595m)
野見ヶ岳から42分。
高床式のキレイなログハウスで、トイレや水場はないが十分一夜を明かせそう。
コーヒーを淹れて小休止。
13:24 魚見峠(標高約588m)
車でここまで来れるので、自転車をデポして周回される方も多いようだ。
麓まで約5.5㎞。車で約30分とあったので、徒歩だと1時間30分ぐらいだろうか。
右手には先ほど歩いてきた野見ヶ岳と稜線。
県道203は1.5車線の隘路だが、全線舗装されている。
登ってきた上牧谷コースの直登ルート。
やっぱり急登だ。。。
上牧谷の集落が見えてきたが、まだまだかかりそう。
採石場を過ぎてようやく麓の田んぼに降りてきた(14:18)
14:31 駐車スペース(標高約127m)
魚見峠から1時間7分と意外と早く降りられた。
結局山中では作業員以外のハイカーには出会わなかった。
相変わらずハイク後のコークは美味い!
花はす温泉そまやまで汗を流した後に帰宅する。
直登コースは噂通りの急登だったが、紅葉に癒されながら気持ち良くハイクできた。
また魚見峠コースはアップダウンの少ないなだらかな登山道なので、楽して武周ヶ池や山頂に行きたい方はコチラをおススメします。
やっぱり、山っていいね!
野見ヶ岳(678m)(登り:上牧谷コース、下り:魚見峠コース)
標高差528m
登り 1時間48分、下り 42分、ウォーク1時間7分、TOTAL 4時間40分
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