大平山(612m)
越前市蓑脇町にある蓑脇の時水。以前から行ってみたくて、雪解け後にと狙っていたのだが、この方に先を越されてしまった(笑)
それでそのことをコメしたら、こんなレスが返ってきた。
「これより先に大平山(たいへいざん・612m)があるようなんですが、登り口がよく分かりませんでした。 是非、大平山まで行ってみて下さい!」
(え~ 大平山もですか~?! )
でも福井県山歩き界の大御所、NeNeさんからの直々のミッション。断る訳にはいくまい。今回も大平山&時水のダブルハイクとなりました(笑)
まずはネットで時水と大平山の情報を収集。
時水は大平山の北斜面の中腹にあり、一見今回のミッションは簡単かと思ったが、時水から大平山山頂に至るルートの情報は皆無。どうやら時水からは行けないのかも。
いつも参考にさせていただいているドッポさんのレポに大平山を発見!
大平山の登山口は時水の蓑脇町からでなく、なんと!反対側の南斜面にあるようだ。ということは、大平山を1回半登ることになるのか(汗)
ハードなハイクになりそうだが、致し方ない。
この2つ、どちらを先にするかで悩んだが、熟慮の末、先に大平山に登り、その後時水に行くことにする。
R8を南下し、越前市の庄田交差点を左折。県道を味真野方面に進む。
前方にケーキの上に立てたロウソクの様に、送電線の鉄塔が立つ山が見えてきた。
あれが大平山のようだ。
池泉交差点を右折し、武衛山(320m)の北側を進み、文室町(ふむろ)へ。
後に継体天皇に即位される男大迹皇子(をほどのおうじ)が、味真野周辺に住まわれていたとされ、この地に御学問所や文庫を置いたという言い伝えから、文室という地名になったとされる。
10:02 五皇神社(標高約125m)
応神天皇から男大迹皇子の父、彦主人王(ひこうしのおおきみ)までの5代の皇を祀っているそうだ。
この先隘路の林道になるらしいので、神社脇の駐車場に停めさせていただく。
準備を済ませ、林道に向う(10:09)
色んな国旗が立っているが、何か意味があるのか?
3分ほど進んでいくと、林道が分岐。
小さな看板に「左 唐木岳 右 武周ヶ池」とあり、
情報通り、左の唐木岳方面へ。
小さな橋を渡り、ここから林道(唐木線)は未舗装となる。
この川、浅水川だそうです。こんな遠くから流れてくるんだ。
次第に周りが杉林に変わり、
分岐から5分ほど進むと、路面がコンクリート舗装になる。
右手に鉄製の橋が見えてきた。
ドッポさんの情報では、もう少し先の左側に登り口があるらしい。
(おかしいな~ ないよ~ うん?あの看板がそうか?!)
不法投棄禁止の看板だった(笑)
事実、周囲には古タイヤや電化製品が不法投棄されていた。悲しいことです。。。
分岐から10分以上経つのに、全然登り口らしき場所が見当たらない。
しかも左手は沢になってしまい、登り口があってもこれを渡らないとならない。おかしい・・・
前方に堰堤が見えてきて、林道は右へ大きく迂回している。
どうやら見落として、通り過ぎてしまったようだ! 慌てて引き返す。
今度は見落とさないよう右手を凝視しながら下っていくと、階段らしきモノを発見!
その奥には、電力会社の巡視路(南条越前線)の標識。
おお、ここだ! ここが大平山登山口(標高約170m)である。10分ほどロスしてしまった(笑)
先ほどの鉄製の橋から100mほど先の左手だが、この看板小さくて、しかも林道から10mほど奥まった場所にあるので見落としやすい。くれぐれもご注意を。
あ、言い忘れましたが、大平山に登るには、この巡視路を登るしか道はないそうです(笑)
まずは造成林の斜面を登っていく(10:32)
道端の至る所に、スミレが咲いていた。
どんどん急斜面になってきた。
つづら折れに登っていくが、結構キツい。滝のような汗が噴き出し、ジャケットを着てきたのは失敗だったかな?
登り始めから15分。植生が自然林に変わってきた。
でもキツいのは変わらず(笑)
急登が終わり、ようやく尾根に出る(10:53)
10:54 第1鉄塔(南条越前線#27)(標高約350m)
登り口から22分。たまらずここで小休止。
ここはほとんど眺めはなく、僅かに唐木岳が見える程度。
向こうにはまだ残雪がある箇所も。
ジャケットをザックにしまい、先へと進む(11:02)
第一鉄塔からしばらくは、尾根をなだらかに登っていく。
巡視路なので道の状況が心配だったが、道幅が意外と広く、プラ製階段もこまめに設置されている。
この辺りはユキバタツバキの群生地になっている。
ただまだ少し早いのか、咲いていたのはごく僅かだった。
前方に2本目の鉄塔が見えてきた。
11:20 第2鉄塔(南条越前線#28)(標高約450m)
第1鉄塔から18分しか経っていないが、ここでも小休止。
ここは南西方向が開けており、まだ残雪のある日野山(795m)が望めた。
”越前富士”とも呼ばれる日野山も、ここからだと別の山のようだ。
今日はドーピングしていないので、足取りが重い(11:24)
尾根は再び造成林になり、
しかも今日一番の急登になる。
ヒーヒー こんなところ重い道具を担いで登る巡視員の方って、本当にスゴイ!
ようやく、第3鉄塔が見えてきた。あそこが頂上だ!
ダンコウバイ
11:48 大平山山頂(第3鉄塔)(南条越前線#29)(標高612m)
タイムは1時間16分。山頂までの区間、雪は全くありませんでした。
鉄塔下は芝生になっていて、結構広い。
山頂部の最高所はこの辺りのようだが、藪がうるさかったので断念。
また大平山には三角点がないので、タッチは北電の杭で代用(笑)
山頂は南から西、北が開けており、絶景が広がる。
南方面。
南西方面。
日野山山頂の奥の院や北の社も確認できた。
西方面
北西には文殊山も望め、その遙か先には日本海も。
北方面
加越国境の山々はかろうじて望めたが、白山は雲で隠れていた。残念。
シートを広げて、山めしタイム。
詳しくは山めしにて。
時水にも行かないといけないので、そろそろ降りよう(12:42)
北斜面に降りる道はないか探してみたが、急斜面があるのみ。藪漕ぎもひどそうなので、やはり時水側から山頂に至る道はないのかも。
下りの急階段は特に慎重に。
12:55 第2鉄塔(標高約450m)
13:05 第1鉄塔(標高約350m)
林道が見えてきた。
13:20 大平山登山口(標高約170m)
下りは38分。
林道を歩いて、五皇神社へ戻る(13:33) 結局誰とも出会わなかった。
駐車場でメーター検針の方から声を掛けられ、あの鉄塔のところまで登ってきたと分かると呆れられた(笑)
NeNeさんから与えられたミッション完了!
これでNeNeさんも登れますよね!?(笑)
◇アクセス◇
大平山(612m)
標高差487m
登り 1時間16分、下り 38分、TOTAL 3時間31分
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