喀魂灯(大塚アキラ×芦垣丁)感想『狐坂くんと葛西さんの咳にまつわる物語』あらすじ+連載化予想・ジャンプ感想12号2022年【ネタバレ注意】
19喀魂灯(大塚アキラ×芦垣丁)
作者コメントを読むだに、松井優征先生と関係があるようです。アシスタントさん?少年がコンコンと咳をしているスタート。
あらすじ。
狐坂くんが咳をしていると、葛西さんが世話をやいてくれる。クラスの男共が羨ましがる中、狐坂くんには、ある秘密があった。ある日の帰り道、葛西さんが駆け寄ると…!?
狐坂くんと葛西さんの咳にまつわる物語。
作品名の「喀魂灯」は「葛根湯」のパロディだと思うのですが、咳する男子と世話する女子という15ページの読切ですが、15ページとは思えないボリュームでした。
コマが細かいとか、セリフが多いとかじゃあなくて、内容量を感じるってのは、主人公二人の関係性の変化、抱えている背景、時間経過などが物語に盛り込まれているからだと思います。
「咳をする人をほっとけない」というコアになるエピソードは、とても哀しいですが、葛西さんにぐっと感情移入させるものがありました。
総評。
すごい良かったです。完成度がすごい。松井優征先生のところで、アシスタントされていたとか、師弟関係とかがあるなら(作者コメントからの想像)、そこで熟成されたものがあるのだろうな…と。
特に15ページで、コマもセリフも詰め込んでないのに、内容の豊富さを感じさせる部分は、非常に参考になるのじゃないか?と思いました。
セリフや構図、絵柄などストレスなく読める部分なども良かったです。恋愛に発展させなかったのも、良かったかもしれませんね。
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連載化の予想。
話が完全に完結しているから、このまま連載化されるってことはないでしょうが、狐の少年がいる街の物語も読んでみたいと思います。バトルじゃあなくて、妖怪と人間が共存している世界観とか、いいですね。
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