コンクリートと花(生明生成)感想『花の研究者と人体実験被験者の不老不死を巡る父親地獄読切』あらすじ+話予想・ジャンプ感想10号2022年【ネタバレ注意】
11コンクリートと花(生明生成)
作者紹介を読んでみると、脱サラして漫画家になられたそうです。花と青年のカラー扉絵。すごいストレートな作品タイトルですね。
あらすじ。
但尾依(たじおよる)は、コンクリートの中で育ったから、硬く冷たい奴だと言われる。花の研究を続けるかれの元に、ある日、アンと名乗る助手がやってきた。彼女は、ある人体実験の被験者だと言うが…!?
花の研究者と人体実験被験者の不老不死を巡る父親地獄読切。
2085年という近未来の設定で、不老不死者が出てくる話だけど、話のコアの部分が主人公と、その主人公に対して異常に高圧的で、支配的な父親との決別であるという部分がしびれました。
拳銃は出てくるけど、これは、バトル漫画ではない。「お前は、鬼舞辻無惨か」と思わせる父親が気絶するシーンは、とてもカタルシスにあふれてます(気絶の刃)。
親との関係に悩むを持つ読者は、刺さり倒すかもしれない。
鬼滅っぽさ。
花と不老不死という題材と、アンの異形の感じが、末期の鬼舞辻無惨を思わせるところなどが、鬼滅っぽいと思いました。オマージュとかそういう話じゃあなくて、鬼滅の刃のアシスタントされてたとか、ありそう(想像)。
総評。
とても良かったです。「これ、少年誌でウケるのか?」とか思うのは、もう平成の発想かもしれない。なぜなら、心が少年の中年読者もたくさん読んでるから。そういう意味では、ジャンプラで公開されてたら、バズったかも。
しいてツッコミを入れるなら、「父親ひどすぎないか?」という部分でしょうか?父親がそうなった理由まで内包できたら、もっともっと良かったかもしれません。
ブログ村ランキングです!
応援お願いします!
にほんブログ村
↑ジャンプ感想ブログランキングもチェックできます!
スポンサーリンク
連載化の予想。
基本的に連載化を想定されてない気がするけど、今回の内容が第1話として、不老不死者が死を研究する話とかになったら、面白いと思う。青年誌っぽいけど。
未来のさらに100年先の未来。コンクリートに花が咲く世界ってのも、読んでみたいです。
先週の感想。余談。
お散歩読切「ヤマビコな日常(小林おむすけ)」掲載!ジャンプ9号2022年)一言振り返り感想&ヘッドライン。ラストの方で、猿がタブレットを触りたがっている様子が、面白かったです。干支かな?と思ったら、猫もいましたね。
スポンサーリンク
読んで欲しいです!自薦記事。
この記事の前後の記事。
同じカテゴリ内の前後の記事。
そろそろ別のサイトへ→
退出口