しけ【▽時化】
時化
- 〔俗〕①実入りの少ないこと。海が荒れて不漁のことから転じた言葉。②香具師の仲間で下等なことをいふ。
- 海が荒れて不漁のことから転じて実入りの少いこと。又囚人仲間で刑務所内の巡視の警戒が厳しいことや食物の悪いことなどをいう。
分類 香具師
時化
- 結果ノ不安-時機ノ不良-境遇困難ノ状態等ヲ云フ。〔第四類 言語動作〕
- 結果の不安又は時機の不良とか或は境遇困難の状態をいふ。〔犯罪語〕
- 駄目。否定語。
- 不可能。
- 不吉。
- 不況。
- 凶。
- 失敗。
- 悪いこと。即ちシケは時化で、時期が不良で思ふ通りに行かぬこと。〔刑事〕
- 〔楽・的〕不況、不景気、失敗などで「ドヤ」を喰ふことに云ふ。「シケを喰ふ」など云ふ。香具師の場合には不可能、不吉、駄目などの意となる。
- 折悪い事、利益上らぬ事。〔テ〕〔不〕
- 失敗、駄目、不可能、不吉、不況。
- 駄目・売れないこと。
- 物事のうまく行かないこと。
- 結果の不安又は時機の不良とか境遇困難な状態をいふ。
- 不漁、隠語では悪いこと。
- 結果の予期に反せる事を云ふ。転じて悪しき事を云ふ。
- 厄と同意で、「あいつしけな事をしやがつた」と云へば「彼奴は下手な事をした」との意。又「やこんはしけだごいしやう」と云へば「今夜は(折が)悪いから帰らう」の意である。
- 予測に反する事、又は都合の悪しき事或いは危険なる状態を云ふ。
- 失敗シタコト。実際ニハ主犯ガ顎ヘ手ヲヤツテソノ合図トスル。
- 失敗。大口。不良仲間。
- 結果の不良。状況困難なこと。前橋。
- 悪い危険。若桜、気仙沼 犯罪者仲間。
- 不況、不可解、だめ。やくともいう。やしはしけを食えば一そうその腕前を発揮し、どんな手を用いても、必ずのりひん(車賃)しゃり代(飯代)にこと欠かない。〔香具師・不良〕
- 失敗、危険、結果の不良なこと。〔一般犯罪〕
- 不況、不出来。海の時化(しけ)る時は不漁なところから。〔香〕
- 予測に反すること。又は都合の悪いこと。或いは危険な状態をいう。
分類 テキヤ/不良少年、ルンペン/大阪、不良仲間、不良青少年(硬派)、刑事、掏摸、楽/的/香具師、犯罪、犯罪者仲間、犯罪者/露天商人、犯罪語、露店商、香、香具師、香具師/不良
時化
時化
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/11/28 02:48 UTC 版)
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/17 20:14 UTC 版)
彼岸の住民である妖が好む陰鬱な空気のこと。それが発生することを「時化る」という。
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