復員とは? わかりやすく解説

ふく‐いん〔‐ヰン〕【復員】

読み方:ふくいん

[名](スル)戦時編制軍隊平時体制戻し兵員召集解除すること。また、兵役解かれ帰省すること。「外地から—する」


【復員】(ふくいん)

demobilization.

軍隊紛争事変戦争の終結に伴い部隊解散して人員解放すること。
基本的に臨時編成され予備役民兵対象として行われる

紛争に際して緊急に戦力増強が必要となるため、様々な方法人員集められ新たな部隊相次いで編成される
しかし、そうして増設された部隊人員兵站相応負荷与えるため、終戦後には復員され市井戻される

動員され個々人員にとって、復員とは故郷へ帰還意味するので、おおむね歓迎される
しかし、そうした人々新たに就職して社会生活を営めるかはまた別の問題である。
復員を行うと一斉に大量失業者発生する関係上、十分な雇用確保されない事がありえる
特に、社会生活支障を及ぼすような重篤な傷病戦争神経症負った退役兵士運命総じてあまり明るくなく、生活に窮した挙句凶悪犯罪やアルコール・ドラッグの依存症など、新たな社会問題の種ともなる。

関連徴兵制 戦争神経症


復員

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/09/25 07:27 UTC 版)

復員(ふくいん)とは、軍隊の体制を「戦時」から「平時」に戻し、動員状態から服務待機に戻すこと[1]。また、軍務を解かれた兵が帰郷すること[2]




「復員」の続きの解説一覧

復員

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/01/11 02:24 UTC 版)

ウォレアイ環礁」の記事における「復員」の解説

終戦後1945年昭和20年9月17日アメリカ軍病院船高砂丸」がメレヨン島到着武装解除が行われる。9月20日、「高砂丸」は全生存者収容して出港する9月25日夕刻別府市九州大分県)に到着26日全員下船陸軍786名・海軍840名が復員し10月17日残務処理が完了した防衛庁戦史室の調査によれば配備将兵6426名(陸軍3205名、海軍3221名)中、死没者4800名(陸軍2419名、海軍2381名)、生還者1626名(陸軍786名、海軍840名)となっている。厚生省援護局資料によれば陸軍総員3404名・戦没2533名・転属237名・サイパン後送62名・復員572名・別府入院患者207名。海軍44警備隊資料では、海軍総員3290名・戦病死2253名・戦死175名・内地後63名・復員799名。

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「復員」を含む「ウォレアイ環礁」の記事については、「ウォレアイ環礁」の概要を参照ください。

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復員

出典:『Wiktionary』 (2021/11/11 03:20 UTC 版)

名詞

ふくいん

  1. 戦時編制であった軍隊平時編制戻すこと。
  2. 戦時召集していた軍人軍務から解くこと。また、その後帰郷すること。

関連語

動詞


「復員」の例文・使い方・用例・文例

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