傲慢
「傲慢」とは、思い上がりのことを意味する表現である。
「傲慢」とは・「傲慢」の意味
「傲慢」とは、おごり高ぶって人を見下すことや、その様などである。名詞や形容動詞として使用する。光村図書の中学校3年生の教科書には井上ひさしの小説、握手が掲載されている。その中にはルロイ修道士の言葉として「だいたい、日本人を代表してものを言ったりするのは傲慢です」がある。「傲慢」の類語には高慢がある。高慢は、自身の才能や容姿に自惚れて人を見下すことである。「傲慢」の読み方
「傲慢」の読み方は、ごうまんである。「傲慢」の熟語・言い回し
「傲慢」の熟語・言い回しには次のようなものがある。傲慢な人とは
傲慢な人は「傲慢な」と、「人」から成る。「傲慢な」は傲慢の形容動詞としての使い方である。活用は連体形で、あとに続く体言を修飾する。この場合の体言は人だ。名詞の「人」は「ひと」と読み、学名をホモ・サピエンスとする人間や人類を指す。全体の意味は、おごり高ぶってほかの人間を見下している人間だ。傲慢だと言われる原因には様々あるが、育ちもその1つである。両親や家族などが裕福である場合や権威のある職業についている場合などに、立派な親族と自身を重ね合わせておごり高ぶることがある。幼いころに十分な愛情を受けられなかった場合には、愛されたい気持ちの表れとして傲慢になることもある。甘える代わりに人より優位に立って、称賛されることで満たされようとする。
傲慢な考えとは
傲慢な考えは「傲慢な」に、名詞の「考え」がついている。「考え」は考えることや、考えて得た結論などを意味する。意味としては、おごり高ぶって人を見下した判断などである。
「傲慢」の使い方・例文
「傲慢」の使い方には、「ゴーマニズムは漫画家の小林よしのりが『傲慢』と主義などの意味を持つ英語の『ism』を合成した造語だ」や、「会社の威光を笠に着て、原稿を不採用にすることが仕事だと勘違いしている傲慢な編集者もいる」などがある。「マリー・アントワネットの傲慢さは見方を変えれば無邪気だ」、「大将が客に傲慢な態度で接していた寿司屋が潰れた」なども傲慢の使い方である。「専門用語を多用する人は、なぜか傲慢に見える」や、「結婚を女性の幸せとするのは、男性の傲慢な考え方だと思う」などという言い方もできる。「仕事に誇りを持つのはよいが、自身の仕事をほかの仕事と比べて最高だなどと言うのは傲慢ではないか」や、「傲慢な人には関わらないのが最上の接し方だ」などとして使うことも可能だ。「傲慢な人の話は上手に受け流すとストレスが溜まらない」、「傲慢な政治家は失言をしがちだ」などの例文もある。「彼は面接で傲慢さを見破られ、一社も内定をもらえなかった」、「彼が採用されたのは傲慢を自信と勘違いされたためだ」などとしても使える。「白鳥のヒナを醜いと言ったアヒルたちは、自身の傲慢さに気づいただろうか」や、「アヒルよりも白鳥の方が美しいと考えるのは人間の傲慢だ」なども「傲慢」を使った言い方となる。
「自然の中で生きる動物を見ていると、自然を人に合わせようとする人間の傲慢さが見えて来る」、「上に立つ者ほど傲慢にならないように自戒しなければならない」などの使い方も可能だ。「ハーレムを作るオットセイの雄は傲慢に見えるかもしれないが、雄全体の2割ほどに過ぎない」や、「サッカー推薦で進んだ高校で自身の傲慢さを思い知った」などの例文を作ることもできる。「お椀の船と箸の櫂で鬼ヶ島に渡った一寸法師を、想像して笑うのは傲慢だろうか」、「若いから何でもできると思うのは傲慢だということを賢い人は知っている」などとも言える。「結婚したら彼女は仕事を辞めて専業主婦になると思っていたのは、彼の傲慢な思い違いだった」なども「傲慢」を使った例である。
傲慢
「傲慢(ごうまん)」とは、思い上がり、おごり高ぶり、他人に対して見下すような態度で接するような様子を形容する表現である。
傲慢の「傲」の字は訓読みで「おごる(傲る)」と読まれる。傲慢の「慢」の字も、「自慢」「慢心」のような語において「おごる」「思い上がる」という意味が込められる。
「傲慢」の類義語としては「傲岸」「不遜」「横柄」あるいは「我儘」などが挙げられる。
「傲岸」の「岸」は「高く際立って構える」という意味合いを示す字である。意味や使いどころはほぼ「傲慢」と同じといえる。
「不遜」は「遜(へりくだ)らず」という意味の表現であり、意味や使いどころはほぼ「傲慢」と同じである。しばしば「傲岸」と併置して「傲岸不遜」という言い回しで用いられる。
「横柄」は「人を見下したような」「偉そうな」態度という点にニュアンスの焦点がある言い方である。思い上がった自己評価を持っているかどうかは問わず、他人への接しかた・態度に着眼した表現といえる。
「我儘(わがまま)」は自分の要求を通そうとすること、そのため譲歩しないことを指す。思い上がった態度と相通じる部分はあるが、語義そのものに思い上がりの要素が含まれているというわけではない。
ごう‐まん〔ガウ‐〕【傲慢】
傲慢
傲慢(ごうまん)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/27 06:17 UTC 版)
「蜘蛛ですが、なにか?」の記事における「傲慢(ごうまん)」の解説
取得する経験値と熟練度を大幅に上昇させ、各能力の成長値も上昇させる支配者スキル。反面、所有者は経験値を得るために好戦的になり、本人のキャパシティを無視して経験値を溜め込み、その結果、最終的には自滅に至ることも多い。
※この「傲慢(ごうまん)」の解説は、「蜘蛛ですが、なにか?」の解説の一部です。
「傲慢(ごうまん)」を含む「蜘蛛ですが、なにか?」の記事については、「蜘蛛ですが、なにか?」の概要を参照ください。
傲慢
「傲慢」の例文・使い方・用例・文例
- 彼の傲慢なことばに彼の父は激怒した
- あの政治家は傲慢な干渉主義者だ。
- 牧師は、彼が傲慢で独善的であったと悔いた。
- どうやって傲慢だったり自惚れている友達と付き合うの?
- 成功から生まれる傲慢
- あなたは傲慢だった。
- 彼は傲慢だ。
- 日本語のニュアンスが分からないくせに、自分の辞書のほうが正しいと言い張る傲慢な毛唐だ。
- 彼女ほど傲慢な女性はいない。
- 彼は傲慢になる傾向がある。
- 彼は無知である上に、傲慢でもある。
- 彼は若いころは傲慢なところがあった。
- 彼は我々に対し傲慢だ。
- 彼はとても頭がいいが傲慢ではない。
- 彼の傲慢さは頭に来るよ。
- 彼の傲慢さには我慢できない。
- 彼が直さなければならないのはその傲慢さだ。
- 私は彼の傲慢な態度が我慢できない。
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