FXを基礎から学ぼう!FX初心者向けガイド
第6章 FXにかかる税金は?
税金はどれくらいかかるの?
個人のお客さまの場合、FXで得た利益は「先物取引に係る雑所得※1」として扱われ、申告分離課税の対象となり確定申告が必要となります。
税率は一律20%(所得税15%+住民税5%)※2です。
- ※1
雑所得…利子所得、配当所得、不動産所得、事業所得、給与所得、退職所得、山林所得、譲渡所得および一時所得のいずれにも該当しない所得のこと
- ※2
2013年から2037年までの25年間は、所得税額に対し2.1%の「復興特別所得税」が課せられ税率は20.315%となります。
損益通算できるの?
損益通算とは、複数の所得があった場合、利益(黒字)のある所得と損失(赤字)のある所得とを一定の順序で差し引き計算を行ない、利益と損失を合算して計算することです。
個人のお客さまの場合、FXで発生した損益は取引所に上場しているデリバティブ取引※および店頭デリバティブ取引等と損益通算をすることができます。
たとえば右図にようにFXで500万円の利益が出た場合、そのままでは500万円が課税の対象となりますが、一方で株価指数先物取引において200万円の損失が出ていたら、FXの利益部分を株価指数先物取引の損失部分で相殺、つまり500万円-200万円=300万円を課税の対象とすることができるのです。つまり、課税対象となる利益部分を減らすことができるので、納付する税金が一部軽減できるという訳です。
- ※
デリバティブ取引とは…例えば株価指数先物取引や有価証券先物取引、商品先物取引、オプション取引 等
損失を3年間繰越できるの?
他の「先物取引に係る雑所得等」の金額との損益通算は可能ですが、「先物取引に係る雑所得等」以外の所得の金額との損益通算はできません。
他の「先物取引に係る雑所得等」と損益通算をしてもなお引ききれない損失の金額は、一定の要件の下、翌年以後3年内の各年分の「先物取引に係る雑所得等」の金額から控除することが可能です。
また、この控除を受けるには、損失が出た年の翌年はもちろん、損失額がなくなるまでは最大3年間連続して確定申告をする必要があります。その間に取引が一切ない年があっても、確定申告が必要になります。
お取引にあたっての手数料等およびリスクについて
- 「ダイワ365FX」の取引手数料は、無料です。ただし、売気配と買気配には、差額であるスプレッドがあります。
- 「ダイワFX」の取引手数料は、無料です。ただし、当社が提示するBid(売値)とAsk(買値)には、差額であるスプレッドがあります。
- 「ダイワ365FX」、「ダイワFX」を行なうには、証拠金を預託いただく必要があります。必要な証拠金は、当社が定める計算式によって算出されます。また、必要な証拠金は、通貨ペア(通貨の組合せ)やその通貨の価格によって変化しますので、本取引額の証拠金に対する比率は、常に一定ではありません。
- 「ダイワ365FX」、「ダイワFX」では、一定の証拠金を担保に、その証拠金以上の取引ができます。この時の証拠金に対する取引額の倍率を「レバレッジ」と呼び、「ダイワ365FX」、「ダイワFX」における最大レバレッジである25倍を選択された場合、必要な証拠金の目安は取引額に証拠金率4%を乗じることにより算出されます。したがって、お客さまに預託いただいた証拠金を上回る取引を行なうことができるため、証拠金を上回る損失が生じるおそれがあります。
- 「ダイワ365FX」、「ダイワFX」は、取引対象である通貨の価格変動により取引価格が変動します。また、取引対象である通貨の金利変動により金利差相当額(スワップポイント)が受取りから支払いに転じることもあります。通貨の需給の偏りにより、スワップポイントが金利差を反映せず、買付けた通貨の対象国の金利が売付けた通貨の対象国の金利よりも高い場合にもスワップポイントを支払うことになる場合があります。したがって、元本や利益を保証するものではなく、損失が発生することがあります。
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