たぱぞうの米国株投資

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サイドFIREでFIREの夢を現実に変える、3つの有利な条件

サイドFIREはFIREの中でも最も現実的な方法

 サイドFIREとは、「Financial Independence, Retire Early(経済的自立と早期退職)」を目指すFIREムーブメントの一形態ですね。

 

 サイドFIREでは、完全に仕事を辞めるのではなく、投資や資産運用からの収入と、副業やパートタイムの仕事からの収入を組み合わせて生活します。これにより、経済的な安定を確保しながら、自分の興味やライフスタイルに合わせた柔軟な働き方が可能になります。

 

 それでは、サイドFIREにはどのような特徴があるのでしょうか。簡単にまとめてみましょう。

サイドFIREの主な特徴とは

部分的な経済的自立: 生活費の一部または大半を投資収入で賄い、残りを労働収入で補う。部分的な、というのがポイントですね。全く何もしないより、FIREの現実味がぐっと増します。


柔軟な働き方: フルタイムの仕事を続ける必要がなく、副業やパートタイムで自分の好きな仕事を選べる。ストレスを軽減するためにFIREをするということですね。フルタイムでストレスフルな方には切望の条件となります。


リスクの分散: 投資収入と労働収入を組み合わせることで、経済的リスクを軽減できる。投資はリスクがあります。増えもしますが、減る可能性もあるということです。労働資本で収入の分散を図るということですね。


 サイドFIREは、完全なFIREを達成する前のステップとして取り組む人も多いです。経済的な安心感と自由な時間をバランスよく得られる方法として注目されています。

 

 実際、私のFIREもサイドFIREと言って良く、友人を見回してもそうです。ある程度、個人事業やマイクロ法人で売り上げを作ってからFIREするのがリスク分散や、やりがいの面でも良いですね。

 

 さて今日はサイドFIREに関してのご質問を紹介します。

サイドFIREを目指しているが、何を意識したらよいでしょうか。

たぱぞう様

 いつもブログやYouTubeで有益な情報の発信ありがとうございます。何度も見返して、勉強させていただいております。


 米国株中心の資産形成を進め、おかげさまでここ数年で大きく資産を伸ばすことができました。


 今後は子どもたちの教育資金を確保しつつ、サイドFIREを見据えて3〜4億円程度まで資産規模を拡大させていきたいと考えております。アドバイスをいただければ幸いです。

 


▼家族構成
・30代前半の夫婦
・幼児2人

▼年収
・私:1200万、夫:500万
 +年間200万程度の贈与。

▼貯蓄
・現金 3000万


▼投資
・投資信託等 1億1000万
【銘柄】
①eMAXISSLIM米国株式(S&P500)
②NASDAQ-100インデックスファンド
â‘¢AGG

 

①:②:③は70:20:10の比率。夫婦合わせて月60万円の積立をできる限り続ける方針です。

 

▼伺いたいこと


・40〜50代でのサイドFIREを見据え、本業以外に月100万円分のフローを産む資産を作っていきたいと考えています。候補としては不動産、太陽光、高配当ETF等あると思いますが、ご意見をお聞きしたいです。

サイドFIREにあたって、各アセットとの相性はどうか

 検討されている各アセットとFIREの相性について触れてみます。

 

〇不動産、太陽光


 この二つは利回りが5年前に比して1,2パーセント下がっています。そのため、以前よりは難易度が上昇しています。しかし、お若いので10年という時間をかけて買付、売却などを組み合わせていけば、目標達成の可能性はあります。

サイドFIREでFIREの夢を現実に変える、3つの有利な条件

サイドFIREでFIREの夢を現実に変える、3つの有利な条件

 私の知り合いでも実際そのように規模を拡大した人が大勢います。ただし、昨今は融資が難しく、年収1000万超えの高属性のほうが可能性が大きい、そのような傾向にあります。


 まつぞつさんはご年収が高いですから、やり方次第ですね。

 

〇高配当ETF投資


 こちらもVYMなどに寄せていくという方法はあります。ただ、利回り3%として4億ほどの金融資産が必要になってきますから、平坦な道ではありません。


 副業などを交え、ハードルを下げてFIREした人は少なくありません。冒頭触れた、サイドFIREなどですね。多くの例を見てきましたが、FIREを達成するには3つの有利な条件があります。


・本人の資質


 資格があり高単価アルバイトで補ったり、独立するようなケースです。


・配偶者


 配偶者が勤務しており、家計を助け合える状況だと強いです。共働きだとシンプルに2倍働いていることになりますから、勤続年数も短くて済むようになるわけですね。


・資産


 相続や資産運用で築き上げたり、例外的に宝くじで当たったという人もいます。いくつかの要素が重なると有利なことは間違いありません。


 ご資産と背景をざっと拝見したところ、十分達成可能です。何歳で何をする、将来的にこうなる、そのような具体的な構想を練って良い段階ですね。


 PFもきれいで無駄がありません。あとはメールした通りです。今続けていることをさらに無理なく継続ですね。

 

 ゴールを現実にする条件がそろっています。共に頑張りましょうね。

 

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