都道府県別子育て世帯数

2010年国勢調査から子育て世帯数ランキング。国勢調査では子供の年齢区分と世帯の家族類型の統計があり、今回は20歳未満世帯員のいる一般世帯から、

・夫婦のみの世帯(若い夫婦)
・夫婦と両親から成る世帯(両親と同居している若い夫婦)
・夫婦とひとり親から成る世帯(片親と同居している若い夫婦)
・単独世帯

を除いた世帯を比較した。

全国の子育て世帯は1292万世帯で、100世帯あたり24.88世帯。日本の世帯の1/4が子育て世代という計算になる。

100世帯あたり子育て世帯数が最も多いのは沖縄県で32.47世帯と全国平均の約1.3倍だ。以下、滋賀県、福井県、佐賀県、山形県と続いている。一方、最も子育て世帯が少ないのは東京都で、100世帯あたり18.81世帯。沖縄の6割程度だ。世帯数には若者のひとり暮らし世帯も入っているので、東京など若者が集まる都市部では子育て世帯数が少なくなる傾向はあるだろう。

分布地図を見ると東日本で子育て世帯が多い。兄弟姉妹数では西日本が多いことから

• 西日本:子育て世帯は少ないが、子供がいる世帯では兄弟姉妹が多い。
• 東日本:子育て世帯は多いが、子供がいる世帯の兄弟姉妹は少ない。

ということが分かる。

相関ランキングではひとり暮らし率と負の相関が高く、ひとり暮らしが多いところほど子育て世帯が少ない。

また、三世代世帯人数と正の相関があり、核家族率と負の相関がある。三世代世帯が多く核家族が少ないところに子育て世帯が多いことを意味しており、まわりに親族がいる環境が子育て世帯の多さにつながっているようだ。