都道府県別50代ひとり暮らし

2010年国勢調査から50代ひとり暮らし率の都道府県別ランキング。ひとり暮らし率では全世帯に占めるひとり暮らし世帯の割合を都道府県別に計算したが、今回は各世代のひとり暮らし人数を各世代の総数で割った。

全国の50代ひとり暮らし人数は196万2219人で、50代100人あたり11.94人。20代(22.76人)、30代(13.56人)、40代(11.66人)と年代が進むごとに下がっていたひとり暮らし率が50代では上昇している。子供の独立や死別などによりひとり暮らしをする人が増えているためだろう。

50代ひとり暮らしが最も多いのは東京都で18.93人。2位以下は大阪府、北海道、福岡県、沖縄県と続いている。一方、最も少ないのは山形県で7.17人。この他岐阜県、奈良県、福井県、富山県などで少ない。

分布図を見ると、都市部に加えて四国や九州にひとり暮らしが多い。

相関ランキングでは核家族率との相関係数が高くなっているのが特徴的だ。核家族率との相関係数は年齢層があがるにしたがって高くなっており、高年齢層のひとり暮らしは核家族との関連性が深いことを示している。核家族で子供が家を出て、夫婦どちらかが死亡したり離婚したりしてひとり暮らしが増えていることがうかがえる。