2007-11-01から1ヶ月間の記事一覧

課題: 労働過程の臨床

macska: いま現にひきこもっている人がいて、そこから離脱するのが難しくて「治す」方法も確立されていないのは仕方がないとして、せめて本人の心の準備ができれば復帰できるような社会の側の準備はしておきたいですね。 chiki: そうですね。そのために、…

社会学の事業遂行と、『論点ひきこもり』

この座談会は「ひきこもりのリアル」と題されているが、読者は一定の社会学的知見を得るだけで、「ひきこもりのリアルを語れるようになった」というナルシシズムにひたるだろうか。ここでは「リアル」という呼び水と語られた内容がイマジネール(想像的)に…

『ひきこもりの社会学』 座談会について 2

【その1からのつづき】 「「ひきこもり」のリアルを知るために 井出草平著『ひきこもりの社会学』刊行記念座談会」(荻上式BLOG)

「あなた自身は、どう構成されているの?」

ここのところで、日本の知的言説はどうやらシフトチェンジに失敗している。70年代の情念的左翼主義から、80年代以降のお気軽なポストモダンへ。近年の左翼言説が、きわめてベタな教条的情念主義や脅迫主義に堕しているのは(参照)、80年代から続く「…

論者自身の、当事者的論点化

「「ひきこもり」のリアルを知るために 井出草平著『ひきこもりの社会学』刊行記念座談会」(荻上式BLOG) 書籍を含め、全文を通読されることをお勧めする。細かいデータや社会学的知見が参考になるし、仮にそれが誤っているとしても*1、その検証作業がまた…

「分析が欠けている」

「差別される可能性のある人は、場合によっては過去や属性を隠して生きる必要が出てくる」*1と言ったら、左翼系の男性から悪く言われた。 「そんなのは間違ってる。何でも言える社会でなければ」。 理念としてはそうだと思う。 でもその人は、差別とは違う問…

雑誌『ビッグイシュー』 第83号 発売中

斎藤環さんと私の往復書簡 「和樹と環のひきこもり社会論」、今号は私で、『「誰がその問題を論じるのか」』です。 本屋さんでは売っておらず、すべて立ち売りです。 販売場所はこちら。 各販売員は、バックナンバーも大量に取り揃えて立っておられます。 ▼…

映画『素晴らしき哉、人生!』*1

1946年、60年以上前の映画。 【以下、ネタバレ注意】

はてなスターについて

タイミングを見出せず、黙ったままでしたが、「はてなスター」を表示しない形にしました。 付けてくださった一つ一つの星印については、お名前は挙げませんが、もちろんとても励みになりました。(ありがとうございました。) 今は、というかこれからは、自…

「古橋悌二・12年目のメッセージ -How are you?-」

「上映会」とあるので、おそらく映像のみでしょう。 ひとまず情報として。 私はこの 「S/N」 という作品を、古橋悌二氏が亡くなった直後の京都公演で観ました。彼の出演部分には誰もいない舞台にスポットライトが当たり、映像での出演部分ではほかの出演者が発…

ラジオ番組の書籍化

文化系トークラジオLife作者: 津田大介,斎藤哲也,柳瀬博一,佐々木敦,仲俣暁生,森山裕之,鈴木謙介出版社/メーカー: 本の雑誌社発売日: 2007/11/08メディア: 単行本(ソフトカバー)購入: 3人 クリック: 100回この商品を含むブログ (96件) を見るこちらの番組…

「ガチで数年引き篭もった事のある奴しかわからない経験」(日刊スレッドガイド)

「はてブ」を見ると、共感者がたくさん・・・。

「引きこもり--『治す』から『交渉する』へ」

11月10日、草津商工会議所にお邪魔してきました。

雑誌『ビッグイシュー』 第82号 発売中

斎藤環さんと私の往復書簡 「和樹と環のひきこもり社会論」、今号は斎藤さんで、『「告発」のパラドックス?』です。 本屋さんでは売っておらず、すべて立ち売りです。 販売場所はこちら。 各販売員は、バックナンバーも大量に取り揃えて立っておられます。 …

ご無沙汰しております。 オフラインでいろいろ立て込んでおります。