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昼間だけオンになる


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電気やガスの値上がりが厳しいですね。わざわざ低金利・円安に誘導したあの方々のせいなのであります。

さて、オフグリッド・ソーラー発電の屋内のやつを改造しました。

今回は、“昼間はオンで、夜はオフになる回路” への改造です。

ソーラー発電屋内用

改造前はこんな姿でした。

  • 屋外から引き込んだ電気を受け取る
  • スイッチ
  • 電圧を監視し、低電圧なら自動でオフ (過放電防止回路)
  • 12V (ボルト) から5Vに降圧し、USB出力 (コンバーター)

これでも使えるのですが、使っているうちに少し欲が出てきました。

“日没後はオフにしたい”

ソーラー発電が止まってからも蓄電池の電気を取り出し続けるため、良くないのではないか、と考えたためです。

私が使っている、自動車用のバッテリー (鉛蓄電池) には、放電した状態で放置すると寿命が縮むというやっかいな特徴があります。(サルフェーション)

蓄電池の種類にもよりますが、使ったぶんをすぐに充電するのが、長持ちさせるコツなのです。

従来の回路では、発電の終了に関係なく放電を続けるため、蓄電池の寿命を縮める恐れがあるわけです。

ということで、元々の仕様に加え、昼間だけオンにする機能がほしくなりました。

「夜になったら自分で切れよ」という意見もありそうですが、私はそれが面倒くさいのです。

新しい回路で電源をオン・オフするのは、下の “ソリッドステートリレー (SSR)” です。

ソリッドステートリレー

リレーは、微弱な信号によって、より高電圧・大電流の回路を入切する部品です。

リレーには、半導体を用いたソリッドステートリレーと、電磁石を用いたパワーリレーがあります。

今回は、ソリッドステートのほうですね。

リレーに信号を送るのが、次のソーラーパネルです。

リレー用ソーラーパネル

リレー用ソーラーパネル

これは、“ソーラーガーデンライト” 的なものです。

日光で発電し、単3型のニッケル水素電池3本 (3.6V) を充電する仕様です。

このソーラーパネルは、“アモルファス・シリコン型” で、影に強いため、窓辺に置くのに適しています。

端子台

6極の端子台。

今までどおり昼夜の関係なく使えるやつと、昼間だけ使えるやつに分けます。

電工練習残骸

電線は、電気工事士の実技試験の練習に使った残骸を再利用しました。これ、いつなくなるんだろう。

で、こうなりました。

ソーラー発電屋内用

さっそく、スイッチをオンにした状態です。

これを作ったのは昼間なので、リレーもオンになっており、発光ダイオード (LED,写真右) が2つ点灯しています。奥が昼間リレーの回路です。

ソーラー発電屋内用

ソーラーパネルを裏にして、リレーをオフにした状態です。(夜モード)

昼間リレーのLED (奥) は消灯しています。

ソーラー発電屋内用

コンバーターを接続しました。

片方が昼間専用、もう片方が常時オンです。

すばらしい。

ひとつだけ気になったこと。

絶縁被覆付き端子の圧着失敗

絶縁付き端子の圧着が逆……

私、圧着工具の向きを間違ったようです。これは参考にしないでくださいね。

ちなみに、オフグリッド・ソーラー発電でお家の全ての電気をまかなえるかと言うと、それはちょっと難しいです。

ある程度の広さで日のあたる庭と、ある程度の蓄電池、ある程度のお金があれば可能ですが、私にはいずれも用意できませんので。

閲覧ありがとうございました。

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プロフィール

しゅう

Author:しゅう
1991年北海道三笠市生まれ。プロフィール

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