書いたのは1ヶ月以上前でかなり寝かせてしまっていたが。
弊社
わざわざこんな記事を書いてみたが、かつては3年前後での転職を見込んでいてその時期に近づいてはいるが、実際直近にそういうのはないつもり。
ちなみに同期は感覚値で1/4~1/3がコンサル転職を中心にドロップしたと思われる。
部署ガチャはあるが、個人的には弊社に現状、そこまで不満もない。
金払いはもう少しあってもいいようにも思う。
ただみなし残業制の中で、実際にはそんなに残業してないし、そう考えるとコスパもぼちぼちかなと。
金欲しさかコンサルが多いようだが、今以上に忙しくして彼らはやっていけるのだろうか。
ハッスルカルチャー陽キャ恐るべし。
それからシンプルにそんなに多忙にしたところで、アウトプットの質が担保できないという問題はある。
従事する内容次第だろうが、時間かけたところでスライドの品質が劇的に向上するわけでもあるまい。
そもそも振られる仕事が多いという問題はあったりするが、それは上司との握り、あるいはその人自身の管理能力の問題では。
ここは本人の能力次第なのかもしれない。
希少性、強みが本人にないと、交渉力を確保できないというのは否めない。
自分自身はTech寄りに強みがあるので。
本職のエンジニアには敵わないが、ビジネス側でもそこのブリッジング的需要は高いわけで。
個人的にはこの領域が最もブルーオーシャンで楽な印象すらある。
工学部の大学生は、下手にJTCで消耗するよりも、うちみたいなIT企業でPythonスキルを強みにすればいいのに。
そういうわけで成果主義的な空気感もいい。
とはいえ、結局は一般に年齢で比例するので、組織上部は年功序列感もあるし、つっかえているのは多分どこも同じ。
転職での人材流動性が高いので、他業種よりは全体的には良好かもしれない。
IT系ということで、RTOは進みつつも、適宜在宅を行使できる環境もいい。
Flexも普通に使えるし。
仕事の話は延々できるので、このあたりで一旦切り上げる。
IP産業
これはいわば、1960~70年代の家電メーカーの競争のようなものだ。パナソニックはパナソニックの代理店のみで取り扱い、日立は日立の代理店のみで製品を取り扱い、ユーザーはわざわざその専門店を探し、その商品を求めて買いに行く時代があった。放送局が買い上げたアニメは当然ながらその放送局の系列でしか放送はされない。日テレならば読売テレビや中京テレビ、TBSならば毎日放送と中部日本放送といった具合に全国の地方放送局はすべて系列につながっている「専業販売代理店」である。
いまやユーザーは必要な商品は、どこでも手近なチャネルで手に入れる時代になったが、テレビの世界ではこうしたメーカー・卸・小売の流通大改革が起きずに1970年代体制が保全され、いまも大半はユーザーが番組表をみながら目的買いでそのチャンネルを訪れるか録画しなくては視聴できない状態なのである。
50年前はこれが勝ちパターンだった。テレビという箱はあるけれど、流通網としての放送局プラットフォームが出来上がっていなかった時代に、どこよりもネットワーク構築の早かったTBS、日テレ、それに追従するフジテレビの番組は、誰もが歓迎して視聴するコンテンツとなった。
だが流通革命を果たし、全国に店舗網を抱えたダイエーが不動産負債で倒産したように、「日本中にいきわたらせること」が最優先の価値ではなくなった。むしろそのネットワークを維持するためのコストが放送にのっかっていると思うと、魅力的なコンテンツはその放送局を選ぶことがなくなってくる。
ユーザーからしても、配信のネットフリックスやアマゾンはボタン1つでコンテンツを「呼び出す」時代に入り、時間別の番組枠とチャンネルの制約はあまりに時代錯誤である。この時代錯誤に挑戦状を突きつけ、勝ち星を取ったのが『鬼滅の刃』なのである。アップルのiPhoneは、ドコモ、KDDI、ソフトバンクといった通信キャリアに囚われることも、専門店、量販店、自社ECといった販売チャネルに囚われることもなく、ひたすらに売れていく。売れる商品は流通を選ばない。コンテンツ業界も同様である。アニメはアニメとしてのコンテンツの力でメディアを乗り換える地力をもっている。すでに「海外・配信」というネットフリックスによって、2020年には20本のアニメがほぼ1社独占の出資で作られ、2021年はそれが400本になる予定と発表されている。フールーやビリビリといったほかの配信大手も出資を強めており、ここ数年で「テレビ局と作るアニメ」という構図は時代遅れのものになりつつある。
いまだ日本全国数百万人に視聴してもらえる強力なブランドをもっているテレビ局が、出資社の1社として、ほかの出資社と同じように汗をかいてアニメ業界でのプレゼンスを守らなければいけない時代なのである。
任天堂
上記なんかも踏まえると、割合いいように思える。
資本的な健全性が高いのもいい。
絶好調で資金的な必要性がないにも関わらず、上場しているのは素晴らしいと思いつつ、不思議な印象も。
製造の凋落は以前より指摘されているし、小売も結局ゼロサムで比率をどれだけ取れるかに過ぎず、根本的な競争環境、市場環境に苦しさもある。
仮想的な製造というのは産業的に新機軸ながら、ディズニーに代表されるように強いものだし、今後はその傾向がより強まりそうな印象もある。
強いて言えば上述の不思議な上場経緯と、弊社に比べた人材流動性の低さによる企業文化の違いが、どう組織哲学に反映されているかは気になる。
カバー
類似。
ファン的な層から採用が成立するかは不明。
動画広告を半ば切り捨てて、IP的なコラボ活動と物販に集中しており、個人的にキャリア的な連関性の筋はいいものと見ている。
ただ上場したばっかでタイミング的にどうなのかというのはある。
ベストなのは上場目前だったか。
ただこの調子で行けば、グロースからプライム等への移動も早いかも。
oro
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— AOKI Takashige (@aochan_0119) 2023年7月3日
メモ
こっちも上場済みだけど、やや小さめで社長の話が面白かったのであり。
上場がネガティブみたいな感じにもなってしまうが、ガバナンスの保証としては被雇用者側としてはありがたいことこの上ないのだけれどね。
極端だがジャニーズやビッグモーターは驚き。
とはいえ、上場していたところでガバナンスが必ずしも保証されないのも悲しいところ。
ビッグモーター関連では損保が挙げられるし、ジャニーズ関連でもスポンサーの対応でガバナンス態度が明らかにされている。
少し昔だと、TOYOTA系列含めメーカー系の数値不正なんかも。