それとなく眼を背けているのか


伸びぬ輸出が試す日本経済 :日本経済新聞

 

>円安になっても、日本企業は海外での外貨建ての販売価格を引き下げず、輸出数量の拡大をやみくもに追わなくなった。もちろん、電気機械などの分野で日本製品の国際競争力が低下した面もある。

 

 なぜ価格を引き下げないかというと、下げても大して売れ行きが変わらないからだろう。Made in Japanというブランド「しか」他に勝るところがなければ、必然的にそうなってしまう。

 多少の値下げでは中国製品にかなわず、たとえ同じ値段かそれ以下にしたところで、マーケットを奪うことができるほどには品質に差がないのだろう。

 80年代、中国は多くのエリートの若者を日本に留学させた。日本経済の発展の秘密をさぐるためだ。現在の中国経済の成長は、彼らの持ち帰った研究が生かされた成果である。(このエリートの一人と女優の吉田日出子がつきあっていたらしいが、それはまた別の話)

 いわば、今の中国はかつての日本が10倍(単純に人口比で)の規模となったようなものだ。巨大化した昭和経済が日本の隣に出来上がっているわけで、昔の日本をトリモロしただけではかなうはずがない。たとえもっと円安になって、日本人の賃金が中国並になったとしても、だ。

 しかし、そんなことを書けばアベノミクスにケチがつくので、日経としては書けないのだろう。こうしてそれとなく視線を外すことも、昨今の嫌中気分に棹さすように思われる。

 


農家による農家のための農協に戻れ :日本経済新聞

 

 日経は農協などなくしたがっていたと思ったが。

 まあ、それはいいとして、

>政府は単位農協の信用事業を農林中金などへ譲渡させ、単位農協は本来の事業に専念してもらう考えだ。

 一体どこをどう巡ってそういう話になったのか。現在の農中の状況を知ったらそんなことは言えないと思うが。逆に農中を解体して農協にまかせた方がマシなくらいだ。

 日経がそれを知らないなら、勉強不足としか言いようがない。

 

 

中国嫁日記 一

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