2018年 09月 14日
天下の回りもの
まぁ、こんな大抵の人が感じることをいまさら私が強調しても仕方ないので、「猛暑か、雨降りか」なんて究極の選択を自問自答したりして...
...もちろん、程度の問題もあるから一概には決められませんが。
さて、雨降りの外出には、好む好まざるに関わらず、普通は傘をさすものです。
で、そもそも、かくもいろいろな生活用品が便利になった中で、ほとんど進歩がないからいけないんだ...と、出掛ける前に傘立の数本から選択をすることになります。
尤も、難しく考えるほどに色んな傘があるわけではありませんが、こんな折によく想うのは「せめてもっと気の利いたおしゃれな傘でもさせば、嫌な雨中の歩行でも幾許かはマシな気分になるだろうか」と。
ただし、この想いを実行に移すことは決してありません、
四半世紀あまりを生きた時点で「傘にはお金をかけない」と決めたからです。
理由はお解りでしょうが、それまでに失くした(置き忘れた)のは数知れないほどで、どんなにいい傘でも、たとえ雨降りの最中でも、平気で電車の中などに忘れてしまうのです。
その確率は50%以上...いや、決して大袈裟ではなく、どんな傘でも3度使えば消えてしまうといえばお察しいただけるでしょうか。
もちろん、この失敗は今なお日常的で、歴たる欠陥人間だと自覚する次第です。
かくして傘については「雨が降った時に現地調達すれば良し」とか「天下の回りもの」などと嘯いては、備えとして持ち歩くことはおろか、飽くまでも「仕方ない時の間に合せ」に撤するのであります。
それでも、雨降りに出掛ける際に傘立を前に想うのは、飛ぶ鳥を見る気持みたいなもの...いや、こう雨が続いては飛鳥を追って綺麗な秋空を仰ぎ見ることもできませんね。
f4 1/125 FUJICOLOR100 記録用