人気ブログランキング | 話題のタグを見る

鞄の中身 かばん の なかみ : 出かける時は、どうも手ぶらじゃダメ…そんな私の鞄には…?

不在の存在

<ROLLEIFLEX>のクランク式によるフィルム巻上げと<ROLLEICORD>のノブ式によるのとを較べると、確かに前者の方がより進歩的に見えますが、私個人的には使用上さほどの優位を感じるものではありません。
そんなことよりも、クランクの操作によってシャッターチャージができる意義の方が遥かに大きいといえるでしょう。
即ち、二重撮りの不安から解放されるからであり、ひとえに次元の違う使い勝手に繋がると感じるわけです。
不在の存在_e0101258_15505682.jpg




そして、この利点は使い勝手だけに止まりません。
レンズ周りに設けられた、如何にも頼りないシャッターチャージレバーの不在がどれだけの安心感をもたらしてくれるか...。
いや、実際のところ、今使用中の<OLYMPUSFLEX>が少し前におかしくなってしまったのも、まさにこの箇所でした。
幸いこのたびは適当にコチョコチョ弄っていたら治ってくれたけれど、この手のカメラを無造作に鞄の中に放り込んでいては、同じようなことがまた起きても不思議はない...否、むしろ起こって当然と弁えるべきでしょう。
「そのためにケースがあるんだよ」
こんな声に、今度ばかりは素直に耳を傾けるべきかも知れませんね。
不在の存在_e0101258_22205459.jpg
ROLLEIFLEX Automat MX/ Zeiss-Opton Tessar 75mm 1:3.5
f4 1/50 Kodak Ektar100
名前
URL
削除用パスワード
by yy2828yy | 2016-06-27 22:24 | Film | Comments(0)