2012年度から高校数学の数Cが消えて高校では行列を学ばなくなる

2015年度入試から行列の問題が出せません。よって、2015年度から行列をしらない学生が入ってきますので、計算機科学系の学科の先生は「誰が最初に教えるんだ!?」という重要案件に取り組む必要があります。

河合塾:2009.9.24 解説書の発表を受けてより転載。

〜前略〜
《科目と標準単位数》
まず、改訂の大きな特徴は『数学C』の内容の一部を『数学B』と『数学?』などに移行し、『数学C』が廃止された点である。
〜中略〜

《主な内容の変化》
内容が多く追加された科目は『数学III』である。現行課程の『数学III』の内容に、旧課程で扱われていた「複素数平面」および「曲線の長さ」と、現行課程『数学C』の「式と曲線」が追加されている。

さらに現行課程『数学C』の「行列」が(理系科目として)扱われなくなったことも大きな変更点である。一部が『数学活用』に移行されているが、これは「社会生活における数理的考察」の中で取り上げることになっている。現行課程までの「行列」の取り扱いは、非可換な代数構造に着目させたり、一次変換に応用したりするものだったので、扱いはかなり異なることとなる。

また、『数学I』と『数学A』に「課題学習」が新設された。これに関しては後述したい。
〜後略〜

追記:はてなブックマークコメント欄より

  • tbs-aka なくなったり出てきたりなのは複素平面と一次変換であって,行列がまるごと無くなるのは初だと思います http://bit.ly/nwUUc

参考