世間知:3年間は勤めないと転職してはいけない

大手電機メーカーのSEとして就職して一年。
うちの職場は、なんというか、生ぬるい。
〜中略〜
きっと自分の成長の為には職を変えたほうがいいんじゃないかと思う。
でも、自分の向学心の強さにはっきりとした自信が持てない。
(新卒で入社して一年より)

もうね、なんていうか、「個人の成長=善」って考え方はやめたほうがいいよ。社会ってのは、「利益」を出したやつが「利益的には」正しいわけで、新技術を追うことだけに特化している奴なんてごく一部しかいないんだし。もうそろそろさ、「『システム』も管理部門の主要構成組織だ」ってことをみんな認めようよ。こいつらがいなけりゃビジネス回らないってみんなわかってるくせになんで黙ってるんだろう。
(慣性という名の惰性:これ読んで「転職考えろ」とか言ってるやつってアホだろより)

たぶん、新人教育担当後の多くの方が「大手電機メーカーのSEとして就職して一年」というぐらいの経験で「うちの職場は、なんというか、生ぬるい」という感想に「ええっ?」という感じを受けているのではないかと。初見でわからなかった凄みがしばらくして自分の知識が増えたときにわかるっていうことありますからね。なので、世間知として「3年間は勤めろ」というのがでてくるのではないかと。私も、入社一年目で判断しないでいいんじゃないというのが意見。

慣性という名の惰性:これ読んで「転職考えろ」とか言ってるやつってアホだろを書いている方は以下のエントリーを書いている方でもあるので特にそのように思うのだろうと思う。


NikkeiBPにおもしろい連載があって「職場を生き抜け」という身も蓋もないやつなのですが、世間知らずの私としては勉強になります。

新卒の場合は、戦力になるまでに、依然として一定の「猶予期間」が与えられています。最近は、成果主義の導入などにより、一人前になるための助走期間が短くなっていると聞きます。
〜中略〜

 ただし、この場合の「成果」とは、あくまで上司が求めるものです。決して、自分ひとりで決めるものではありません。中途採用で入社したあなたは、まず、上司に次のことを尋ねてみてはいかがでしょうか?

 「なぜ、わたしを採用したのですか?」
(職場を生き抜け:【第8回】中途採用で入社し、最初にやるべきことは?より)

入社一年目ならば自分が本当に戦力になっているのかをよく検討したほうが良いのではないかと。給料が2年目からあがるというならば、一年目は明らかに「猶予期間」だったわけですし。一方で、ベテランの人は以下のことも考慮しないといけないですね。

毎日コミュニケーションズの調査(「学生の就職活動アンケート6月の動き」 2006年)によると、学生が内定を辞退する一番大きな理由は、次のようなものです。
 「もう少し自分に合った企業があるのではないかと思う」

素朴な疑問として、「自分に合った企業」など存在するのか、甚だ疑問ですが、少なくとも多くの学生はそう思っているのです。

 40歳以上のベテランの人は、つい正論を吐きそうです。「自分が企業に合わせるんだ!」と。しかし、相手は“純心無垢”な学生です。社内高齢者の常識=大学生の非常識。これをお忘れなく。

(職場を生き抜け:【第13回】リクルーターに選ばれました!より)

私も気をつけよう。

まあ、以下のやつでも読んでなごんでみましょう。