
2 010年6月29日、米国政府は一向に改善されないメキシコ湾の原油流失に対し、申し入れのある世界12カ国の政府や組織からの支援を受け入れ意向を発表 した。この決定によりオイルフェンスcontainment booms等の流出防止機材が世界中からメキシコ湾に持ち込まれる予定。参加国の内、日本からのオイルフェンス、2隻の高速原油回収船high speed skimmersの活動は早急に開始されるようだ。支援参加は全部で27カ国になる見込みで現在検討中。確認済みの参加国は日本、カナダ、メキシコ、ノルウェー。また一部には最終手段として海底の噴出縦杭を爆弾で破壊してふさぐ案も出ている。ここで、気になるメキシコ湾流出の噂を書いておこう。
1:海底での噴出は、実は想像以上の高圧で、海底部分でどんな処理をしても歯が 立たないと言うもので、この事実はBPも米国政府も知っていたのではないかということ。今までのキャップをかぶせるなどがことごとく失敗したのもこの為と 言われている。噴出圧力は20,000から70,000psi(1平方センチ当たり1、4トンから5トンの圧力、平均的な油井の圧力1500psi)と推 定され、単純にBPは噴出圧力を読み違い、これが油井の爆発につながった可能性もある。
2:海底での流出は壊れた油井(深度1.5km)だけからではなく、事故現場の 近く、および他の数箇所の、更に深い位置(深度3.2kmで2箇所の流出が確認済と言われている)で噴出していると言う主張があり、この原因がBPによる 原油層への異物の混入などが原因だという説がある。最近起きたハイチでの大地震などで、この付近で大きな地殻変動が起きていることと関係していると言う学 者もいる。参考資料「メキシコ湾の石油流出は「何年も」続く」
3:ロシア天然資源環境省が発表したレポートのなかで、「BP社の原油流出は、 北米大陸の東半分のすべてを "完全な破壊" に導くだろう」と述べ、BP社がメキシコ湾に流出した原油を分解するために使っている、何百万ガロンもの「 コレキシト9500 (Corexit 9500) 」という名の化学分散薬品(ベンゼン系)に問題があると言われ、これは揮発性で環境ホルモンの分散など甚大な大気汚染を招くと言われている。
4:原油噴出は、原油のみならず、有毒ガスや、岩石、砂粒を吹き上げて、サンド ブラストと同じ状況になり、これにより、毎秒油井の噴出防止装置全体を磨耗させ最後は油井を崩壊させるのは間違いない。海底の管(ライザー)の肉厚は 5cmだが、削られて2.5cmほどになっているとも言われ、いずれ海底の油井自体が破壊する。すでに噴出料は幾度も上方修正されているが、これと関係し ているのか、、。
5:このまま海底の原油の噴出と汲み上げが進めば海底の油層に海水が流入し、そこの華氏400度(204℃)以上と言われる高温で海水が蒸気になり海底爆発を招く。これが更に大地震となって地殻を破壊する。
6:爆発したDeepwater Horizonの管理者は4月20日に爆発する前に油田の井戸の不具合を知っていた可能性があり、 ゴールドマン・サックスは2010年の第一四半期に持っていたBPの株式の44パーセントを処分している。BPの株は36パーセント=9600万ドル分も 価値が下がった。ゴールドマン・サックスの現会長は1年前までBPの会長でもあった。6月5日にテレブラフ誌で報道されたが、BPの前CEOのトニー・ハ ワードが原油流出の数週間前に自分の持ち株140万ポンドを売っている。参考資料
どれも事実なら大変な事で、1の場合、原油に含む砂などで通り道が削られ、噴出量が日を追って拡大する可能性がある。2の場合、爆弾の使用などをした場 合、深い部分で亀裂が増えて原油の噴出を招く可能性がある。3はすでに起きている事で、将来の環境破壊に大きな問題を残すだろう。4が進行中なら、8月ま での予備坑道の到達までに別な問題の起きる可能性がある。5は想像するのも恐ろしい問題で、地球規模の問題になる可能性を含んでいる。6については、占星 術によって事前に知っていたと言うなんともオカルトっぽい話まで出ている。実はアメリカは史上最悪の災害に直面しているということだ。多くの事実が隠され ていて不思議はない。以前の経過⑨Bメキシコ湾原油流出 分散剤の恐怖 その後の経過:⑪メキシコ湾 BP原油流出の切り札になるか「A Whale:クジラ」
2件のコメント
恐ろしい 話ですね
ロケットも飛ばないし…。日本で、安価でファンが多い家電製品は大丈夫なの?