2013年06月

事件は朝方のスーパー内で、それまでカートを押して店内を徘徊していた犯人のアフリカン Sammie Lamont Wallace37歳が12歳と2歳の子供を連れた母子に近寄り、カートの2歳の赤ん坊を急に抱きあげ、強奪したことから始まった。
赤ん坊を抱き上げたまま母親に近寄った犯人は、自分の携帯を渡して警察に電話するように指示をする。やがて、数分ですぐ近くの警官が駆け付け、やがて店内の客は全員店外に退出し、この後30分以上にわたる、犯人と警官の一対一の交渉が始まる。途中犯人は椅子を与えられ、意味不明な悪魔主義などを語っているが、手にはナイフを持ち、赤ん坊の腹部やのどに当てていた。警官は犯人が赤ん坊を締め上げ、ナイフをのどに当てたため60秒の

写真上は、いきなりワゴンから赤ん坊を抱き上げる犯人。12歳の姉は唖然としています。その後ろに白い服の母親の背中が見えます。下は交渉の末、赤ん坊を抱いたままの犯人を警官が銃で撃つ瞬間です。
犯人には2000年から2011年までテキサスの刑務所での服役歴があり、また長い精神病歴もあったそうです。犯人が交渉で何を語ったかの詳細は不明ですが、当然まともな内容ではなかったでしょう。特に米国在住の方はお気を付けください。実際には、子供を車に残せば虐待になり、連れて歩けば強奪されるでは、防ぎようがないですね。

象徴的なのが著名な僧侶ウィラツWirathu(Ashin Wirathu,
U Wi Sate Ta, better known as U Wirathu:自ら自分をミャンマーのビン・ラディン‘Myanmar's Bin Ladenと呼ぶ。写真45歳)が主導す る「969運動 “969″ campaign,」だ。彼らは仏教徒が営む商店に対し、イスラム教徒の店と区別するための表示を掲げるよう呼び掛け、「仏教徒を支持し仏教徒の商店で購買を!“buy Buddhist and shop Buddhist” 」とイスラム商店からの購買ボイコットを訴え「イスラムは若いミャンマー女性を強姦している」などとDVDやソーシャルメディアを使い反イスラム感情をあおっているとされているが、彼は宗教的緊張状態を演出したという指摘には反発し否定している。
ボイスオブアメリカVOAのインタビューで彼は、違法移民によるイスラム社会の急激な拡大や仏教徒の暴力的変化を非難し、また「イスラムは決して他民族のために汗を流さず、もし彼らから大統領が出るようなことになれば、ミャンマーの宗教はインドのように崩壊する」と、将来への懸念を語っている。彼には過去2003年に、反イスラム暴動を扇動したとして恩赦を得る2012年までの9年間服役した経歴があるといわれている。参照記事

米国のタイムス紙2013年7月1日号は彼の写真を表紙に載せ、「The Face of Buddhist Terror(仏教徒テロの顔)」とタイトルを付けた。僧侶ウィラツのイスラムを糾弾する発言に対し特に規制もせず、キャンペーンを黙認、容認し、彼の行動を支持するテイン・セインT

人口の90%が仏教徒なら、ある地域での暴力的衝突は、イスラム教徒と仏教徒の対立と書かれても仕方ないが、一部の僧侶が暴動に参加した事実はあるにしろ、欧米の記事は多少誇張して仏教僧侶と一般市民の中の過激集団を混同しているように見える。僧侶ウィラツが、反米的で聖戦を訴えたビン・ラディンに自らを例えたことで、特にタイム誌は過剰に反応してはいないだろうか?
民主化を求め軍部が後退した今、長年弾圧されていたイスラムが権利を主張し始めたことに反発が急浮上した状況で、仏教、特にミャンマーの仏教や歴史を理解していない欧米が、必要以上に対立の構図を論調することは、多くの誤解を招くだけだろう。米国ニューズウィーク誌などは、仏教徒集団をMyanmar's Bald Neo-Naziと「ミャンマーのスキンヘッド、ネオナチ」とも書いているが、いくらなんでもこれは悪ふざけな書き方で、冗談が過ぎる。フランスのAFPは中立的に状況を説明している。参照記事
*コメントから、仏陀の『スッタ・ニパータSutta Nipata)』(日本には伝来しなかった経典だとか)中の969番目の詩句で、【969:智恵をまず第一に重んじて,善を喜び,それらの危難に打ち勝て。奥まった土地に臥する不快に堪えよ。】とあるそうです。



2013年06月29日 科学化学テクノロジー

安く配布する計画はインド紙で読んでいたが、なんとゴア州だけとはいえ無料配布。真剣に教育のIT化をする為にはこれくらいの用意が必要でしょう。日本はと言えば、というほど教育現場の現状を知りませんので比較できませんが、未だに免許の書き換え一つ、ハンコを持って車で出かけるほどの後進国です。これはつまり、忙しくても時間を割いて、自分で書き換えに来いという役人の発想です。そこには、それが本来誰のものかという発想がない。各種証明書も同じ。指紋認識でどこでも、何時でも取れる国もあるというのに、、。この分野ではすでに、10年は後進国ですね。


どうやら最近はかなり浸透しているようだ。
マリファナはアフリカからの密輸が多いから、地中海沿岸で増加傾向なのは理解できるが、北のフィンランドでの増加傾向なのはなぜだろう?
想像だが、湾をはさんだポーランドでも増加傾向にあることや、陸路で東欧と繋がっていることと無関係ではないだろう。また、麻薬が蔓延している東欧からの移民も相当増えていることから、推測だが彼らの一部が運び屋になっているのではないだろうか?人口が530万人ほどの小国では影響も少なくないだろう。EQが高く、文化レベルも政治の清潔さも世界でトップレベルの国になったが、これがフィンランドの大きな問題だろう。最近の統計では、強姦や暴行事件が多発し、殺人も、人口比率では日本の2倍ほどになる。決して昔のような平和な国ではなくなったようだ。多少古いが、一番上の2009年の図の化学合成麻薬使用者数の表でも、フィンランドだけがピンク色で突出し、他の資料でも、フィンランドでの麻薬犯罪の増加が際立っている。ロシアなどは黄色で、ケシから取れる阿片アヘンが多用され、北米、南米はコカインの使用、アフリカはマリファナの使用が多い。 参照記事 参照記事 外務省資料:参照記事

その原料はと言えば、東南アジア、特に中国からのものがほとんどといわれている。
過去ブログ:2013年6月メキシコから覚せい剤135億円相当摘発 神戸税関
日本の金融庁は2013年6月27日、東京電力<9501.T>の増資に関するインサイダー取引問題で、米ファーストニューヨーク証券と情報提供したコンサルティング会社役員に課徴金納付命令を出したと発表した。証券取引等監視委員会の処分勧告を踏まえた。インサイダー取引で海外の金融機関に課徴金命令を出すのは初めてとなる。監視委は昨年6月、ファーストニューヨーク証券に対して課徴金1468万円を科すよう金融庁に勧告。コンサル役員に対しても、個人としてインサイ
ダー取引をしたとして6万円の課徴金を課すよう勧告していた。金融庁は、事実関係を争う公開審判を開いたが勧告は覆らず、課徴金命令を決めた。参照記事


蛯名健一さんは、留学のために渡ったアメリカで独自にダンスを学び、大学卒業後の2001年、ニューヨークの日本人ダンサーを集め「BiTriP」という ダンスチームを結成し、アメリカの著名なクラブ「アポロシアター」のアマチュアナイトにおいて、日本人初の年間総合チャンピオンに輝きます。そ の後2007年には、アマチュアナイトのテレビ版である「Showtime at the Apollo」のダンスコンテストに個人で出場し、7回連続優勝を果たして2007年度の年間チャンピオンとなります。(アマチュアナイトと Showtime at the Apollo両方の年間チャンピオンになった人は彼が初めて)。
その後、ニューヨークを拠点に世界各国で様々な活動をしつつ、2012年6月からは、日本にも拠点を移し活躍をされています。その他の紹介記事;マトリックスをCG無しで再現する日本人パフォーマー
2013年9月18日、『アメリカズ・ゴット・タレント』シーズン8優勝者となった。日本人の優勝は初めてで賞金は100万ドル。 2013年9月29日よりペンシルバニア州ヨークを皮切りに11月17日のニューヨーク州ウエストバリーまで『アメリカズ・ゴット・タレント・ライヴ』の全米ツアー公演に出演。
映像:
2013年06月28日 ネコ

一度寝たらほとんど起きないミーちゃんは、すくすく育って大猫になりました。性格は穏やかで、誰にでも愛想がいいのは、神経質で知らない人には姿も見せないフーとは対照的です。


神経質なフーはトイレにミーのウンチのあるのが不満で、「掃除して!」と鳴いて催促します。
お互い喧嘩もせず、かといって一緒に遊ぶこともないですが、平和に仲良く毎日を過ごしています。



ブラジル人大富豪スチュワート・ラーStewart Rahr氏67歳は薬剤販売の権利などを売却し資産16億ドル(約1600億円)を築いた大富豪。しかし、過去には、レストラン・ノブで女性従業員にグラスを投げつけたり、名門ゴルフクラブで悪態をついて出入り禁止になるなど、気性の荒いことでも知られている。2012年11月1日には、米NYのトランプタワーのエレベーターロビーで「わたしは急いでいる。30秒で戻って来い」と、エレベーターのオペレーターに言ったという。しかし、すでに乗客がたくさんいたために、オペレーターはそれができなかった。これで立腹した大富豪は、下に戻って来た際に、オペレーターを相手に銃を向け警察に通報されている。また、この大富豪のプレイボーイBillionaire playboyは、大のパーティー好きでも知られている。 参照記事 写真はスチュワート・ラー氏(中央)とトランプ兄弟


26日には、シリアの人権監視機関が、紛争での犠牲者が10万人を超えたと公表し、居住地から避難した人は300万人になると言われ、周辺国へ脱出した難民は170万人と言われている。和平協議は8月に延期とされたが、それまでには反政府側が武器支援を受けて攻勢に出る可能性があり、交渉を有利にするためのも、そのような作戦に出る可能性がある 過去ブログ:2013年6月反政府側に対戦車誘導ミサイル普及か?シリア シリア政府軍撮影の2013年6月25日アレッポの状況

右は、非常に大まかだがシリアの宗教分布で、ヤズィード教Yazide(Yazidiヤズィーディー)はクルド系民族の民族宗教と言われている。ドゥルーズ派はシーア派に近いとも別なものとも言われている。分布に各都市を落としてみると、スンニSunni派過激組織が紛争中のアレッポもイドリブも本来クリスチャンの多い地域なのが分かる。ほとんどがスンニ派地域のシリアだが、首都周辺や各都市の周辺にはシーア派やキリスト教の村や地域が点在している。シーア派Shi'ite、アラウィー派Alawiteの支持の強いアサドは地中海側のシーア派地域の出身。



パキスタンで2013年6月26日、シンディ高等裁判所 Sindh High Court;SHC の判事Justice Baqar Maqboolが暗殺されかかったが幸いにも負傷で助かった。通過する車列の近くに止めてあったバイクの爆弾が破裂したもので、強力な爆弾は周りの商店なども破壊し、市民や警官8人の死亡者と15人の重軽症者を出した。Baqar Maqbool判事は負傷で難を免れたが、護衛の警官ら5人が死亡した。負傷した判事は上級判事で、裁判所では判事長chief justiceの役職にあり、2007年に暫定憲法下での宣誓を拒否したと読める内容から、反軍部的な立場だったようだ。どこからも犯行声明は出ていないが、軍部、またはムシャラフ支持派の犯行か、またはそれを装った犯行とみることもできるだろう。参照記事

過去ブログ:2013年5月ブット氏暗殺主任検察官 白昼暗殺される パキスタン 2013年3月ムシャラフ前大統領帰国、なぜ狙われる?パキスタン




*トルファン(吐魯蕃)地区(地図の点滅場所)は新疆ウイグル自治区の東部、天山山脈の南麓にあるトルファン盆地にある。トルファンとはウイグル語で窪んだ地という意味。トルファン県の人口は17万2千人あまりで、そのうちウイグル族が12万3千人を占め、イスラム教徒が多い。トルファン盆地は中国でも最も標高の低い地域 過去ブログ:2013年4月新疆ウィグル地区でテロ事件か?中国 3月新疆地区で漢族殺害される 中国 2011年8月新疆ウィグル地区でテロ相次ぐ 中国 2009年7月その後のウィグル自治区と資源を仕切る悪代官 新疆(しんきょう)ウィグル自治区5日目の様子 新疆ウィグル自治区で暴動 動画 消されたので再挑戦

2009年の「七五事件」の7月5日が近くなり、新疆ウイグル自治区では中国政府への反発が強くなりつつあり、公安を襲撃して銃器を奪おうとする事件が起きているようだが、中国はこの


恐らく世界中で誰も想定していなかった事故だろう。女性は怪我が原因で死亡したと書かれている。 参照記事には、追突したのはワゴン(Shopping wagon、Shopping Trolleys、Shopping cart )と書いてあるが、映像で見れば日本で言う手押し台車(カートcart、トローリーtrolley)に飲料ボトルを乗せていたのが暴走し、ワゴンを押していた女性に激突したようなので、台車をカートに訂正しました。 LIVELEAK映像


日本での階段型エスカレーターの傾斜角度は30度のものが標準的なもので、動く速度は通常、毎分30m。近年の建築基準法の改正で傾斜角度35度のエスカレータの設置も認められているとなっているが、この事故の角度は異常に急角度に見える。映像の段差の無いタイプは、日本では「動く歩道」として区別され、傾斜タイプの既定の傾斜は基本的に10 °~12°位とさらに緩いようです。つまり、日本ではまず起こり得ない事故のようです。参照記事PDF
英文記事で見かけて、記録しておきたいが医療関係の訳はしんどいなと思っていたら、中国紙からのほぼ同じ内容の翻訳文がありましたので抜粋します。英文記事 参照記事全文
副作用も無く、化学療法にも影響のない新薬は画期的ですね。早い製品化を待つ人は多いでしょう。
カナダ・トロントのプリンセス・マーガレット病院がん研究センターPrincess Margaret Cancer Centreの中国系・Tak Mak博士 Princess Margaret Cancer Centreとカリフォルニア大ロサンゼルス分校のスレイモン博士
Dr. Dennis Slamon, of the University of California, Los Angelesは2013年6月18日、重大な医学成果を発表し、世界の注目を集めた。それは、乳がんや卵巣がんなどを効果的に抑制する新型標的治療薬「CFI-400945」であ
る。間もなく、臨床実験に入る。Tak Mak博士は、新薬発表の記者会見場で、10年間に及ぶ研究を振り返り、感極まって嗚咽する場面も見られた。そして、現在、新薬を臨床試験にようやくこぎつけ、がんを克服する上での重要な一歩となってほしいと述べた。
Tak Mak博士は有名な免疫学者で、人体免疫系中のT細胞受容体を発見したことで知られている。妻を乳がんで亡くして以来、乳がん研究に携わり、すでに10年間、乳がん研究に心血をそそいでいる。
スレイモン博士は「従来のがん治療はがん細胞だけでなく、薬物の副作用のため健康な細胞も殺傷しなければならない。また、化学療法の効果が薄れていくと同時に、一部のがん細胞はまた復活する」と語った。
「CFI-400945」はTak Mak博士とスレイモン博士とその研究チームが、過去10年間、がん細胞の病変や分裂において重要な役割を果たす標的酵素PLK4をコントロールすることで、がん細胞を繁殖させず、生存できなくすることを発見した。
ヒト乳がん・卵巣がんを発現させたマウスに投与した結果、同薬物により腫瘍は明らかに縮小した。更に同薬物がヒトの乳がんや卵巣がん、結腸がん、膠芽腫、肺がん、悪性黒色腫、すい臓がん、前立腺がんの成長を抑制することが確認された。この薬品は現在、米国食品医薬品局(FDA)、カナダ保健省に新薬臨床実験申請が出されており、認可されれば、30人の乳がんや卵巣がん患者に投与し、許容毒性範囲内での最大投与量などを調査する。米国FDAは今秋、同薬物の臨床実験を認可するかどうかを決定するという。認可されれば、30人の患者は2013年末に同薬物の治療を受け始めるという。
副作用も無く、化学療法にも影響のない新薬は画期的ですね。早い製品化を待つ人は多いでしょう。

Tak Mak博士は有名な免疫学者で、人体免疫系中のT細胞受容体を発見したことで知られている。妻を乳がんで亡くして以来、乳がん研究に携わり、すでに10年間、乳がん研究に心血をそそいでいる。
スレイモン博士は「従来のがん治療はがん細胞だけでなく、薬物の副作用のため健康な細胞も殺傷しなければならない。また、化学療法の効果が薄れていくと同時に、一部のがん細胞はまた復活する」と語った。

ヒト乳がん・卵巣がんを発現させたマウスに投与した結果、同薬物により腫瘍は明らかに縮小した。更に同薬物がヒトの乳がんや卵巣がん、結腸がん、膠芽腫、肺がん、悪性黒色腫、すい臓がん、前立腺がんの成長を抑制することが確認された。この薬品は現在、米国食品医薬品局(FDA)、カナダ保健省に新薬臨床実験申請が出されており、認可されれば、30人の乳がんや卵巣がん患者に投与し、許容毒性範囲内での最大投与量などを調査する。米国FDAは今秋、同薬物の臨床実験を認可するかどうかを決定するという。認可されれば、30人の患者は2013年末に同薬物の治療を受け始めるという。