フラッグシップになりきれなかったペンタックス最後のフィルムハイエンド機 〜 MZ-S
2020年 08月 15日
「PENTAX MZ-S」通称「ジャミラ」
2001年5月に発売されたペンタックスのフィルム一眼レフカメラ
ペンタックスフィルム一眼レフ最後のフラッグシップ機だ
デザイン、ユーザーインターフェースに新しいコンセプトを持って登場したカメラだが
悲しいかな、この路線のカメラはこれ一台限り
なので、フラッグシップ機でもあり、フラッグシップ機とは言い切れない微妙な存在となった
機能的にもフラッグシップ機としては今ひとつ力に乏しかった
シャッターが1/6000
ストロボ同調速度が1/180
露出補正が1/2刻み
フィルム巻き上げが2.5コマ/秒
1991年12月に発売された
PENTAXのAF一眼レフZシリーズの旗艦機「Z-1」は
シャッターが1/8000
ストロボ同調速度が1/250
露出補正が1/3刻み
フィルム巻き上げが3コマ/秒
そして、何よりも「1」の称号が与えられなかった
話は脱線するけど
ほぼこれと同じボディに600万画素フルサイズデジタル一眼レフカメラがフォトキナにて発表されたのは有名な話
そう、幻の「K-1」
この時点でフルサイズデジタルが出ていたら、歴史が変わってたかなぁ
発売当時に、Z-1を超えるようなボディを期待していたので
悩んだ末にMZ-Sはスルーした
そしたらこれっきりとなっちゃった
やっと手に入れたのは2016年
今買わないと使うことなく終わっちゃうなと思ったから
使い勝手独特なところはあるが、使えば使うほど味が出て馴染んでくるカメラ
今は、もっと早く買っとけよーってくらいお気に入りのカメラだ
そうそう、今から購入しようと思っているならバッテリーグリップ付きをお勧めする
カメラは小型軽量が好きだけど、こいつにはグリップ付が絶対いい
持った感じがしっくりくるし、撮影時の安定感も増しブレにくいような気がする
また、エネループ4本でも使用できるところが気に入ってる
何処でも手に入る単三電池駆動なら電池切れしても安心だしね
ペンタックスを愛する貴方にお勧めの一台です
by Letsgo_M
| 2020-08-15 09:47
| PENTAX MZ-S
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