まだまだふしあな
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by shonencamera
| 2024-09-02 06:26
| 徒然事
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カブ110 リアサス交換 装着前にする大事なこと
カブのリアサス。
色はこれが在庫ありだったので妥協した。しょうがない。。
まずロックナットをエンドまで緩めて調整ナットの間に隙間を作る。グリスが一切ついていないので無理をしない(かじる)。
オーナーなら恐らく真っ先に交換したい部品のトップ3に入るものだろう。
そう思いつつも半分以上の人がいつの間にか特になんとも思わなくなる部位でもある。
ところがセローのリアサスをOHしてふと思いついた。
カブも今やっとくか、これがいい機会かも、と。
で、これ。カヤバの単車サス販売が無くなり、今はYSSが流行っているようだがキタコにした。
たぶんどっちでもそう変わらない。変わるんだろうが、、どっちでもいい。
ザーッと一通り調べてみたが、バネの色と本体の色くらいしか組み合わせができないモノなのに、このパーツはアフターパーツとなると本当に色が下品でこれ見よがしに「替えました!」というものばかり。対象がカブらしくメッキバージョンもあったが、全体全てをメッキするというメッキッキ仕様。。誰だデザインし、それをOKしたヤツは。YSSも色の組み合わせのチンドン屋状態は変わらない。そもそも昭和からこの辺りはあんまり変わらない。
純正のように上下化粧カバーでスプリングを見えなくするというタイプを今まで見たことが無い。(ここだろ、狙うべきは)
え?変えてるの? だけど、リアを押すと シュンゴ、シュンゴ、、と明らかに違う!効いている!良さそうだ。
これを望むが、おそらくカブにすら乗れなくなるまで生きたとしても出ることはないだろう(出してみろ、買い直すから)。
さあ、現物。
プリロード調整がカム式5段階、かと思ったらまさかの「無段階」だった。。。あーあ、バカか?誰だ、設計者は。
モノショックならしょうがないが、こんな小排気量車の古典2本サスに無段階など意味不明で頭が悪すぎる。
しょうがないので最初の手間をかける。
調整ナットの方を締める方向に数周手でこのくらいまで回す(ここでも工具を使って最強まで縮めない)。
そしてネジ山が見える隙間にグリスを少量塗り込む。ぐるりと全周。これが第一段階。
次にいったん、調整ナットをロックナット位置まで全緩め(プリロード最弱)する。(ここで調整ネジ山にグリスがしっかりといきわたる)
その後もう一回、スプリングの内側、調整ナットの上部のネジが見えている部位一周にグリスを塗る。
ここではキレイに塗らなくても次の工程でならされるので点々づけで良い(字で書くとわかりにくい、やったらすぐに合点がいく)
そうすると、もう素手で最強までプリロードをかけることができる。グリスアップされたのでスルスルと回るはずだ。
これだけネジ山がもろ見えになるので、もう一度しっかりとグリスアップする。余分なグリスをふき取ったら・・・
あとは体重や走りに応じて好みのプリロードにする。
ナット類がアルミなのでこれをやっておかないとあっという間にかじって固着する。粉をふき、もはや回らなくなる。
それが想像できたのでこれをやる。
だけど・・・
誰や、無段階でOKしたヤツ!!! と2本やり終わってもう一度思う。
先にも書いたように、5段階のカム式 ならば、こんな無駄なことしないで済む。カム式なら10年触ったことなくサッビサビになってても、レンチ一本あったらガコン!と一発目にすごい音して回ったらそれで調整ができるし、左右のばらつきもよほどのバカがやらない限り間違うことはない。
なので、このサスをひとことでいえば「アホ」だ。もちろんサスに罪はなく、作ったヤツ、図面をOKしたヤツ全員がアホなのだが。
だがしかしこの型式にはこれが合うらしいのでこれもまた「しょうがない」。
でもしょうがない、気に入らんのでなんもしない、というのはもっとアホなので、やるべきことをやって、それから装着する。
でも特にやっぱり「あぁ、効いてるわ、よしよし」という以外の感情は湧かないんだろうな。
あとは耐久性。サビがどれくらいでつくか、でもう一度ムカつくかもしれない。すぐにサスが抜けたらもっと腹立つだろうが。
純正品質のすごさで中身をしっかり作ってくれたらいいんだけどね。
純正は中身はスカスカで、外品は外見が・・・、という水と油のようないつまでも混じることはないお話でした。
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by shonencamera
| 2024-08-30 23:46
| 単車系
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