2010-06-01から1ヶ月間の記事一覧

iPad とデジタル(人工知能|自然言語処理)学事典の相性がよすぎる件について

午前10時から助教面談。今年から、研究科長と助教の人たちとの面談が始まったらしい。いったいなにを聞かれるんだ、と思っていたが、(着任したばかりだからか) なんということもなく西谷先生と松本(健一)先生と雑談して終わり。面談でも言ったが、NAIST の学…

助教の研究室滞在時間は1日16時間

研究科長による助教面談というのがあるそうで、今日かと思って朝起きて研究室に来たら明日だった。どうも1日感覚がずれているらしい。昼には男女共同参画室のランチミーティングに行く。物質の助教は男女あまり関係なく1日16-17時間労働が普通だと聞いてびび…

成長したいなら東京より北京

いろいろ紆余曲折はあったが、奈良から北京へ。サマーインターンシップということで、@tettsyunくんが今週からバイドゥ(中国のシェア8割の検索エンジン)に3ヶ月間行くことになった。自然言語処理関係の学生から毎年2人は海外にインターンシップに行ってほし…

将棋の可能性と人工知能研究

週末のどちらかは喫茶店で数時間本を読むことに決めているのだが、1週間働いて週末コーヒー飲みながら本を読んでいるときが一番しあわせかな〜。いや、子どもでも産まれた場合にはこんなことしてはいられないのだろうが……。さて、今日読んだのは「先を読む頭…

旧友と会う休養

金曜日、実は@osmくんが奈良を訪ねてきてくれたので、いろいろと近況報告をし合ったり。彼はSICP 勉強会にずっと出てくれた修士の同期で、ロボティクス講座の出身である。いま思うとあのころは土日に勉強会をしたり、がんばっていたなぁ。今年のM1の人たちも…

好きこそものの上手なれ

ボーナスが出た。4月からの勤務なので額は多くないが、助かる。以前代ゼミの寮で住み込みチューターをしていたことがあり、そこで有給をもらった記憶はあるのだが、ボーナスはもらっていたかもらっていなかったか記憶しておらず、検索してみたところもらって…

統計的機械翻訳は用例翻訳に段々近づいている

今日は機械翻訳勉強会で Michel Galley and Christopher D. Manning. Accurate Non-Hierarchical Phrase-Based Translation. NAACL 2010. Daniel Cer; Michel Galley; Daniel Jurafsky; Christopher D. Manning. Phrasal: A Statistical Machine Translation…

北京生活と Gibbs Sampling

お昼は @tettsyun くんと呉さんと学食。せっかく呉さん毎週大阪から NAIST まで来てくれているので、最近は水曜日は一緒にお昼を食べることにしているのだ。いろいろと北京生活について教えてもらう。今年は北京に行けるかと思っていたのだが、行けなかった…

iPhone OS 3.1.3 から iOS 4.0 への日本語入力の改善

昼間は男女共同参画室のランチミーティングにお邪魔。男性研究者の話、女性研究者の話、いろいろと参考になる。奈良のこのあたりはそこまで0歳児保育に困らないようだ(ただし年度の途中から預けるのは難しいとのこと)。いつどこでどういうふうに子育てするか…

コードの夏、Hadoop の夏

今日の NLP.app 勉強会では shuhei-k くんが Yi Wang, Hongjie Bai, Matt Stanton, Wen-Yen Chen and Edward Y. Chang. PLDA: Parallel latent Dirichlet allocation for large-scale applications. In Proc. of the Fifth International Conference on Algo…

白い巨塔と縦割り主義の弊害

しばらく前から読んでいた「白い巨塔」白い巨塔〈第1巻〉 (新潮文庫)作者: 山崎豊子出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2002/11/20メディア: 文庫購入: 2人 クリック: 21回この商品を含むブログ (110件) を見るをようやく読み終わる。(全巻揃っている本屋がなか…

初めての海外生活はジェットコースターに乗るようなもの

パナソニック採用の8割外国人だそうで。 パナソニックの場合、10年度新卒採用1250人のうち海外で外国人を採用する「グローバル採用枠」は750人だった。11年度は外国人の割合を増やし、新卒採用1390人のうち、「グローバル採用枠」を1100人にする。残る290人…

学術論文の価値と新しい情報処理学会

今月の情報処理学会誌の巻頭言、中島秀之さんの「新しい編集長として思っていること」がおもしろい。こういう文体、高校生のころの学級新聞を思い出す(笑) ←自分的な誉め言葉一つのトピックとして学術界と実務界の両方をターゲットとした学会作りの一環とし…

日本の機械翻訳研究を盛り上げようの会

昼からいろいろと仕事。機械翻訳勉強会は今後論文紹介と本の輪読の2本立てになったようだ。本は、何回かこの日記でも取り上げているが、Statistical Machine Translation作者: Philipp Koehn出版社/メーカー: Cambridge University Press発売日: 2009/12/17…

人工知能プログラミングするなら Scala

午前中は UT Cafe でまったり過ごす。構内にこういうカフェがあるのはいいなー。かなりお金を使ってしまいそうだが……。UT Cafe では残念ながら mobilepoint はつながらなかったので、Pocket Wifi でつなぐ。ちなみに東大の総合図書館の中では e-mobile がつ…

たまに人生に迷うアラサー研究者のごはん会 in IBISML 2010

例のごとく午前中はIBISML に参加。牧野さんの「ノンパラメトリッ クベイズに基づく統計的機械学習」を聞いて、Infinite HMM (iHMM) について聞くのは何回目かなのだが、ようやく「ははぁ、そういうことか。自分もベイジアンになるべきか」と考えたりする。…

情報系で女子学生の多い分野はデータマイニングらしい

何回か繰り返し書いているが情報論的学習理論と機械学習研究会(IBISML)の第一回研究会に参加。いろいろあって最初の2つの招待講演は聞けなかったのだが、スライドが公開されていてすばらしい。あとで復習(というかそもそも聞いていないからなんと言うのか)し…

iPad とお出かけ中

今週前半はずっと 情報論的学習理論と機械学習研究会 参加のために東京出張。学生のころは「出張」という言葉を使うのもためらいがちだったが、今回は名実ともに初めての出張である。それで、今回は発表もないし、iPad だけで行けるかなぁ、なんて思っていた…

Hadoop を使うべき場合・使うべきでない場合

id:ny23 さんが動的ダブル配列を使って Wikipedia のテキスト処理を高速化なんてのを書いている。たぶんこれのエントリを見る前にMapReduce と四身の拳を見た方がコンテクストが分かると思う。Hadoop 使ってなんでもできそう! Hadoop の勉強したい!なんて…

自然言語処理研究のメッカ京大

いつも奈良先端大の紹介ばかりしているので、今日は他の大学の紹介もしてみようと思う。(2013-07-22 追記) 2013年から首都大学東京 (旧都立大学) に自然言語処理の研究室を作ったので、こちらも今後ともどうぞよろしく :-) 高専生の編入、大学院からの入学も…

自然言語処理研究の現在の価値観とその問題点

高村さんのページを見て考えさせられる。少し引用しておく。(NLP というのは自然言語処理のことである) 優秀な人材を有する民間企業を目前にし、研究機関としての大学の研究室の存在 意義がわからなくなっている人たち(特に若者)がいるようである。原因は…

仲間が話をするときは聞きにいくもの

勉強会の論文紹介担当に当たっているので準備で忙しく、昼の CJE (Chinese-Japanese-English、普通は Chinese-Japanese-Korean の CJK なのだが、いま研究室に韓国の人がいないので CJE になっている)勉強会には出られず残念であった。松本研では M1 の秋以…

若手研究者が活躍しやすい NAIST の実現に向けて

元々 @tom_shibata さんとランチする予定だったが、都合がつかなかったので、先週の情報科学研究科を中心した若手の会で教えてもらった男女共同参画室のランチミーティングに参加させてもらう。結論から言うと、大変勉強になった。毎週火曜日にやっているら…

iPad のある風景

午前中は @Wildkatze くんの人工知能学会発表練習。M2 以上の人しかいなかったのだが、M1 の人たちは授業中か……。人の振り見て我が振り直せというように、他の人の発表練習は聞いておくと勉強になる(し、突然オープンキャンパスで他人の研究の紹介を振られて…

大学院では先生を選びなさい

久しぶりに車で高の原まで行き、本を物色。行動経済学―感情に揺れる経済心理 (中公新書)作者: 依田高典出版社/メーカー: 中央公論新社発売日: 2010/02/01メディア: 新書購入: 5人 クリック: 78回この商品を含むブログ (30件) を見るを購入。以前も書いたよう…

困ります、コマチさん

大学での研究者は科研費(科学研究費補助金)というような公的な競争的研究資金を獲得して研究するのが一般的だが、わずかながら「校費」と言って自動的にもらえる研究費と教育費がある。教員1年目の自分なんかは外部の研究費が獲得できるまでは基本的にこの「…

情報系の研究を始めるにはまず国際会議の論文をたくさん読むこと

毎週金曜日 NAIST は入試説明会というのをやっていて、オープンキャンパスでなくても説明会を受けられるのだが、その参加者が「松本研を見学したい」ということなので、1時間ほど応対。入試について説明してくれるこの説明会とは別にいつでも見学会という制…

自然言語処理で博士号を取得したあとのキャリアパス

朝東工大とポリコムでミーティング。ポリコム自分で使うの初めてかもしれない。いろいろ考えるところはあるのだが、タグ付けするという気になるとわくわくするものだ。つけているときは大変だが、やっただけ得るものはある。なんとなれば、タグ付けする能力…

論文を書くのは上り坂で自転車をこぐようなものである

昨日行きそびれたので今日健康診断に。前日に少し飲んでしまっているのだが、再検査になるだろうか……。最近学生室がうるさいようで、今日も研究会のときなかなか学生が静かにならなかったので、松本先生が学生たちを注意。松本先生が怒っているの見るの入学…

楽天技術研究所 New York に期待

楽天、技術研究所を米国ニューヨーク市に開設というニュース。ニューヨーク大学の関根さんが所長。関根さんは自然言語処理が専門で、この研究所自体自然言語処理を中心にするそうなので、期待大。産業界に通用する自然言語処理の研究をやっているところって…