アセットロケーションの変遷
僕の目標アセットアロケーションは、
日本株式 25%
日本債券 15%
先進国株式 27%
新興国株式 13%
外国債券 10%(先進国債券10%)
その他 10%(日本不動産5%、外国不動産5%)
としています。
このアセットアロケーションで1年ほど落ち着いていますが、投資を始めて1年半くらいは色々アセットアロケーションを変えていました。
まず最初は内藤忍さんの「初心者は株を買うな!」で紹介されていた、下記のアセットアロケーションをそのまま使いました。
日本株式 20%
日本債券 20%
先進国株式 20%
新興国株式 10%
外国債券 10%(先進国債券7%、新興国債券3%)
その他 20%(日本不動産5%、外国不動産5%、コモディティ10%)
これで少し投資をしていたのですが、日本債券の比率が高すぎるのではないかと疑問が湧いてきました。
僕は、投資に回すお金の他に、生活防衛資金と無リスク資産という元本保証の資産を保有しています。これには銀行の普通預金や定期預金を使っています。大きく見ると、日本債券に該当します。他にも、厚生年金でもかなりの比率を日本債券で運用されています。
このようにリスク資産以外の多くを日本債券で運用しており、20代で健康で仕事もしており、ある程度のリスクは許容できると思い、日本債券の5%分を為替リスクのない日本株式に回すことにしました。
次に、コモディティという資産クラスに少しずつ疑問が湧いてきました。
当時、損保J日本興亜-DBLCIコモディティ6というコモディティファンドを保有していたのですが、何といっても手数料が高い。買付手数料が1.05%、信託報酬が1.1025%という次第です。
また色々本を読んでいくうちにコモディティは株や債券と違い、配当や利息を生みださず、単純に受給と供給のバランスで価格が決まるので、資産形成の中心部分に据えるのは不適当ではないかと思い始めました。
確かに、さまざまに資産に分散するという意味では少し保有するのもありかなとは思いました。ただ、今はまだ20代で資産の形成途中なので、コモディティという変化球は考えなくてもいいのではないか、さらに前述の通り手数料があまりにも高いので、資産から外すことにしました。
外した分の10%は、先進国株式と新興国株式に2:1の割合で投資することにしました。
そして新興国債券にも疑問が湧いてきました。
当初は新興国の利息の高さを非常に魅力に感じていました。よって為替リスクはあるが、期待リターンも日本債券や先進国債券に比べて高いものだと考えていました。
しかし、経済の世界では「購買力平価の考え方により、利息の高い通貨は物価上昇率が高く、通貨安の方向に動きやすい」ということは常識であり、多くの人が言う「新興国債券も日本債券も期待リターンは変わらない」という考えに賛同しました。
そう考えると新興国の為替リスクは大きく期待リターンに見合わないと判断し、投資対象から外すことにしました。
さらに先進国債券も外し債券は日本債券だけでいいという考えにも傾きましたが、幅広い資産に投資したいとの考えが勝りました。そして新興国債券の分は、先進国債券に回すことにしました。
こうして冒頭の現在の目標アセットアロケーションに行きつきました。
ただこれで完全に終わりというわけではありません。色々考えることも多いのです。考えるとキリがないですが、考えることが楽しかったりもします。
今後も変えることがあるかもしれませんが、必ず自分なりの哲学を持って行って行きたいと思います。
日本株式 25%
日本債券 15%
先進国株式 27%
新興国株式 13%
外国債券 10%(先進国債券10%)
その他 10%(日本不動産5%、外国不動産5%)
としています。
このアセットアロケーションで1年ほど落ち着いていますが、投資を始めて1年半くらいは色々アセットアロケーションを変えていました。
まず最初は内藤忍さんの「初心者は株を買うな!」で紹介されていた、下記のアセットアロケーションをそのまま使いました。
日本株式 20%
日本債券 20%
先進国株式 20%
新興国株式 10%
外国債券 10%(先進国債券7%、新興国債券3%)
その他 20%(日本不動産5%、外国不動産5%、コモディティ10%)
これで少し投資をしていたのですが、日本債券の比率が高すぎるのではないかと疑問が湧いてきました。
僕は、投資に回すお金の他に、生活防衛資金と無リスク資産という元本保証の資産を保有しています。これには銀行の普通預金や定期預金を使っています。大きく見ると、日本債券に該当します。他にも、厚生年金でもかなりの比率を日本債券で運用されています。
このようにリスク資産以外の多くを日本債券で運用しており、20代で健康で仕事もしており、ある程度のリスクは許容できると思い、日本債券の5%分を為替リスクのない日本株式に回すことにしました。
次に、コモディティという資産クラスに少しずつ疑問が湧いてきました。
当時、損保J日本興亜-DBLCIコモディティ6というコモディティファンドを保有していたのですが、何といっても手数料が高い。買付手数料が1.05%、信託報酬が1.1025%という次第です。
また色々本を読んでいくうちにコモディティは株や債券と違い、配当や利息を生みださず、単純に受給と供給のバランスで価格が決まるので、資産形成の中心部分に据えるのは不適当ではないかと思い始めました。
確かに、さまざまに資産に分散するという意味では少し保有するのもありかなとは思いました。ただ、今はまだ20代で資産の形成途中なので、コモディティという変化球は考えなくてもいいのではないか、さらに前述の通り手数料があまりにも高いので、資産から外すことにしました。
外した分の10%は、先進国株式と新興国株式に2:1の割合で投資することにしました。
そして新興国債券にも疑問が湧いてきました。
当初は新興国の利息の高さを非常に魅力に感じていました。よって為替リスクはあるが、期待リターンも日本債券や先進国債券に比べて高いものだと考えていました。
しかし、経済の世界では「購買力平価の考え方により、利息の高い通貨は物価上昇率が高く、通貨安の方向に動きやすい」ということは常識であり、多くの人が言う「新興国債券も日本債券も期待リターンは変わらない」という考えに賛同しました。
そう考えると新興国の為替リスクは大きく期待リターンに見合わないと判断し、投資対象から外すことにしました。
さらに先進国債券も外し債券は日本債券だけでいいという考えにも傾きましたが、幅広い資産に投資したいとの考えが勝りました。そして新興国債券の分は、先進国債券に回すことにしました。
こうして冒頭の現在の目標アセットアロケーションに行きつきました。
ただこれで完全に終わりというわけではありません。色々考えることも多いのです。考えるとキリがないですが、考えることが楽しかったりもします。
今後も変えることがあるかもしれませんが、必ず自分なりの哲学を持って行って行きたいと思います。