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日常って、微妙な差異こそ大事かなと思います。


by KATEK
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昨日の「くじけないでね」の話。
ちょっと付け加え。

「くじけないでね」という商業ベースのことばが
嫌いなんであって、とよさんが100歳まで生きて、
詩まで書くなんてことは、それ自体ではすごいし
いいなぁとは思う。
ともかく長生きすることだけでもありがたく。

ただただ「生きているといいことありますよ」と
ニコニコして言ってくれるほうがいいなと、
個人的には思うのでした。
# by KATEk | 2012-04-02 06:06
今日はふたつのテーマで。

『くじけないで』の題名で売れている100歳になるおばあさん。
そのおばあさんの『くじけないで』という詩がポスターに
なっているのを見た。

申し訳ないけれど、げげっと嫌な気分になってしまった。
くじけないでいられたから、とよさん(?)は100歳まで
生きられたのでしょうが、ねぇ・・・

人はみんな夢を持っていて、思い続ければかなえられるし、
つらい時があってもうれしいこともあるから、くじけないでね、
ということらしいのだけれど、
どんなにがんばってもいいことないし、くじけちゃうことが
あるから人間なんじゃないかとわたしは思う。

今すこしだけ、ヨブ記に関心があってかじっているのだけれど、
神様は人に困難だけを与えることがあるということ、
そういう話にはうん・うんとうなずけてしまう。

だからこそ、自分ひとりの力では限界があるからこそ、
ある人には神がいて、ある人には大事な人がいるわけで。
ひとりでくじけずがんばるなんて無理なのだ。
なんて思ったのでした。

お題変わって、池上彰さんの本を見ながら気付いたこと。
『政治と経済のしくみがわかるおとな事典』
ほとんど高校生の社会の本と同じような内容が書かれている。
でも大きな違いを発見!!

憲法の内容にはほとんど触れられていないのだ。
9条も全文も、憲法の作られた歴史・ヨーロッパから受け継いだ
人権思想、そういったものがすっぽりない。

そうなんだ。
今の社会では憲法なんて関係ないんだ。
と、ふかーく感じてしまった。
だから憲法を盾にといくらこっちがいっても、それはぬかに釘で
あったりまえなのだ。

はっきりいって、憲法より実社会で使えるのは、労働基準法だし
生活保護法だし、育児休業法だし・・・
こうなったら大上段に「憲法は~」なんていう授業はきっぱり
やめて、こっそり入れ込むほうがよさそうだ。
しかし、世の中いつの間にこんなに変わってしまったのだろう?
それとも何にも変わらなかった?
難しいからここでおしまい。
# by KATEk | 2012-04-01 18:46

「死ねば?

今日は我が家にとってのある記念日。
こういうときくらい、全品手作りで夕飯を!と
思って作ったわけだ。

が、いつものとおりおおざっぱなわたしは、
昨日の豚肉のスーププラス古くなってきた
大豆の(ゆでてある)パック、全部を投入。
大豆の味が前面に出すぎたカレーが、それも
たくさん出来上がり。

さらに相方に食べさせすぎて、ちょっと不機嫌に
させてしまったようだ。
せっかく買ってきたワンピースのタルトは
今日のお中には入らなそう。
トホホ…

もう数か月前になる話。
若者がTシャツを着ていた。
後ろ全面に大きく「じゃあ 死ねば」というコピーが
書かれていた。

学校でもよく生徒たちはこの言葉を使う。
「死ねば?」
「うざい」が「死ねば?」に変化してきた感じもあるけれど、
あまりにひどいこの言葉。

わたしも今まで生徒に出させたプリントに
私の名前を書いて「死ね」と乱暴に書かれた経験多数。
正面きっては受け止めないけれど、いやーな感じは
けっこう残る。

軽い気持ちで「死ねば?」と言っている人たちも、案外
自分の気持ち自体を粗末にしているんじゃないかしらん
と思ってしまう。

4月からの授業、
命のこと考えようかな。

『みんな言葉を持っていた 障害の重い人たちの心の世界』
という本を見つけた。
今までは、自分で声を出せないから、この人は言葉を理解しない
または習っていないから言葉を知らない、そう思われてきた人たちが
大勢いて、かなりの人たちが豊かな言葉の世界をもっていることが
わかった。
そしてそういうふうに扱われてきた人たちの詩を載せている。

前に『逝かない身体』という本でALSという筋肉が衰えていってしまう
病気の母親を介護した人の本を読んだ。
もう目も開かなくなり、舌も動かなくなり、動かせるところがどこにも
なくなってしまっていてもお母さんは生き続けた。
生前は尊厳死を望んでいたというが、動けなくなってきてから、
「生きたい」という母親の意思を受け止めた結果だ。

尊厳死とかQOLとかいろいろな言葉はどんどん出てくるけれど、
生きるってなんなの?っていうことは当事者問題として
簡単に片づけられないもの。
やはり社会が生きられるか、生きられないかということを
決めている部分が大きい気がする。
授業が始まるまで、これから勉強。
できれば映画「ダカタ」(あれ?ちがった?)も見せたい。

今日はなんだか真面目に前向きだったなぁ。
# by KATEk | 2012-03-27 21:17

まったくだ!

職場で腹立たしいことばかりが毎日続き、
週末2日の休みまで、その感情が(からだの痛みも)
相方までまきこんで、ひどい土日になってしまった。
こんな週末が多い近頃…

はっきりいって生きていくうえで不安ばかりだ。
現実の職場で生きていくのもどうにかこうにかの状態。
勤め続けても、日本がどうなるかわからない。

・年金など制度上の変化・お金の価値がどうなるか
そんな問題。
・大地震が起こって、まずその中で生き残れるか、
生きのこったとして福島第一原発の4号機が再臨界に
なったとしたら、ここには住んでいられない。
 そうなったときの情報規制は激しいだろうし、逃げるにも
交通手段がなくなるだろう。

『チェルノブイリハート』という1時間ほどのドキュメンタリーを
DVDでみた。
25年前の事故にもかかわらず、今生まれてくる子供たちに
心臓の疾患が多い、遺伝子の異常が多いという。

ものすごくたくさんの「清掃人」の人たちが、被ばくしながらも
事故処理をしてくれたおかげで、まだ汚染が食い止められた。
今の日本の処理の状態が本当のところどうなのか…

仕事のストレスで私と相方のからだに異変が起きるのか、
事故でどうにかなるのか、そんな将来ばかり考える。
自分でもばからしいと思うけれど。

『チェルノブイリハート』でも毎日生きることが大事だという
詩が最初に紹介される。
ハッピーな気分でいることが生き残ることにつながるのだろう。

わたしの師としてメールをやり取りをしてもらっている先生は
よくこんな言葉を使う。
「クールヘッド、ウォームハート」

薬を増やしているからか
わたしのボケ度といったら、まったくだ。
自宅に帰れなかった間に10回も留守電が入っていた。
ある送り物を宅急便でしたのだが、住所が書かれていなかった!
まぁお菓子屋さんで、宅急便の扱いに慣れていなかったこともあって
向こうもその日、住所が書かれていないことに気付かなかったようだ。

なーんてこともあって、
怒りで頭のエネルギーが全部使われてしまっているような気もし、
情けない。

でも今日は、すっごく久しぶりに料理をした!
豚肉と豆・たくさんの野菜の煮込み。
料理は気持ちを優しくしてくれるみたいだ。
# by KATEk | 2012-03-26 22:18
わたしは長田弘のファン。
『詩の樹の下で』
という詩集には、木にまつわる詩ばかりが書かれている。

それにしても
「詩の樹」とは気になることば。

わたしも毎日みる木、初めてみる木、どれもありがたく、
・木肌の触感
・幹の色から枝の色
・芽のようす
・枝の付き方やはりめぐらせかた
・途中で剪定された様子
・切れれた部分の治ってきた様子
などどれをみても見飽きないし、すごいなぁと感心するばかり。

そういうわけだから、
今年の部活動でのわたしのテーマは
『詩の樹の下で』のすべての詩に、自分なりの挿絵?
樹の絵を描くことに決めた。

詩を読みながらそうは思ったもの、かなりハードルの高そうな
課題ではある。

最初の詩は「うろ」に関するもの。
去年の文化祭に出した絵が「うろのある木」だったから、
もっと考えなくてはならない。

でも4月から準備にかかろう。
# by KATEk | 2012-03-18 09:51