2024/12/18

“日本学術会議 独立した法人に” 有識者懇談会報告書まとめる

 ピーカンのいい天気が続きます。

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 昨日今日と、工場籠城。さすがにこの年になると、疲れます。しんどいです。年齢にふさわしい仕事は思えませんが……。もともと、右足に痛みを抱える生活、かばっているのがよくないのか、左ひざに痛みが……。歩くのもなかなかたいへんです。そろりそろりです。なんだかんだ言って、籠城は無事???終了。関係者のみなさん、ほんとうにありがとうございました。充実した時間をすごさせていただきました。

 終わると、生活立て直さなきゃって、いつも思うんですけどね。しっかり本を読む時間をつくらないと、新聞もしっかり目を通さないと、いろいろ計画的に仕事しないと、掃除もちゃんとしないと、食事ももう少し手を込んだものをなどなどと。無駄な抵抗なんだけどね。

 

“日本学術会議 独立した法人に” 有識者懇談会報告書まとめる(NHK)
 日本学術会議の今後のあり方について、政府の有識者懇談会は、国から独立した法人に改める一方、国が財政支援するなどとした報告書をまとめました。政府は報告書をもとに、来年の通常国会に必要な法案を提出する方針です。

 政府の有識者懇談会が、18日まとめた報告書によりますと、日本学術会議について、今後は国の機関ではなく独立した法人とし、自律的に活動するとしています。

 そのうえで、総理大臣が会員を任命している仕組みも改め、客観的で透明な方法で選考するよう求めています。

 会員数については、新分野への対応などのため、現在の210人から段階的に250人まで増員することを提案しています。

 そして、国民から期待される機能を十分に発揮する前提のもと、国が財政支援すべきだとしています。

 さらに、運営の評価と監査を行う委員や監事を、総理大臣が任命することに「十分な合理性がある」と明記しています。……

 「世界最高のナショナルアカデミーを目指して」と題して、独立、自律性をうたったり、そのうえで、財政支援ということを言うが、国民の期待にこたえるということの名のもとに、評価は国が関与し、外部委員が入る委員会をいくつもつくり、介入するというとても面倒な仕組みをつくっている。

 これに対して、その本質を大学フォーラムが、「【緊急声明】日本学術会議の『法人化』をめぐる深刻な疑念 ー有識者懇談会『最終報告』の危険性を訴えるー」できっぱりと批判する。

 しかけはとても、難しい。普通の市民から、既得権じゃのうちわの議論とみえてしまったらいけない。学術のありかたを、どう市民と共有していくような議論にしていけるか。うーん、しっかりがんばらないといけない。衰退日本の象徴みたいにならないためにもね。

 

2024/12/16

能登復興「進まず」63% 人口減や住まい整備が課題 地震被災者調査 遠い再建、関心低下を懸念

 とにかく変な夢を見続ける日々。朝がとてもしんどくなる。気分転換にお花で癒し。パンジーがきれい。

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 今日は、工場籠城前日。ゲラの処理、ゲラ読み、いろいろメール、実務。あっという間に1日が過ぎていく。気を取り直して、来月、その先の相談メールも送る。ふー。先が見えないなあ。

 

 途中、国会中継を見たりしているけれども、なかなか、頭のなかが整理されて行かない。余裕ないねえ。昔はもうちょっと、勉強などもできたのに。なぜだろうか。

 今日、タイムスの方にはこの記事が

能登復興「進まず」63% 人口減や住まい整備が課題 地震被災者調査 遠い再建、関心低下を懸念(共同通信)
 能登半島地震で被災した石川県の155人を対象に共同通信が実施したアンケートで、復旧や復興が進んでいないと答えた人が63%だったことが15日、分かった。被災地の課題として、人口減少や住まいの整備、インフラ復旧を挙げる声が多い。地震発生からまもなく1年となるが、生活再建が遠い現状や、被災地への関心低下に対する懸念が浮き彫りになった。

 アンケートは12月上旬、地震で大きな被害を受けた輪島市や珠洲市など能登半島6市町の被災者を対象に実施し、復旧・復興の進捗(しんちょく)状況について尋ねた。「ほとんど進んでいない」(18%)、「あまり進んでいない」(45%)は計98人で、「順調に進んでいる」(5%)、「ある程度進んでいる」(32%)の計57人を上回った。

 被災地の課題について、三つまでの複数回答で質問したところ「人口減少」が57%で最多。「宅地や住まいの整備」が38%、「インフラの復旧」が32%と続いた。……

 当然、このテーマは企画を準備中。現地で活動する人たちの実感も、支援に入っている研究者が感じていることも、ほぼ同じだ。そして、なによりぢ時菜ことは、1年たって「進まず」というのは、「人災」以外何ものではない。石破さんは、あとのことはすべて人災という後藤田さんの言葉をよく用いるが、ほんとうに、政権そのものが問われていることを正面から受けとめてほしいと思う。

2024/12/15

北からの便り

 今日は、朝から、団地の掃除。階段を中心に拭いたり、水を流してゴシゴシしたり。結構、きれいにはなりますね。

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 団地もそうだけど、仕事のうえでもそうだな。人間関係とか、人と人とのやりとりで起こる問題って結構、難しいなあ。とくに、日ごろ、話したりしていない人とのあいだではとりわけそういうことがおこるのだろうけどなあ。

 

 仕事の方は、予定通り。ゲラ読み、来月インタビューの内容相談メール、提稿2本などなど。

 

 北の方では、相方は、前任校に、集中講義。北の北のほうなので、風景が水墨画。

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2024/12/14

経済の研究会、「学校の「男性性」を問う トークイベント」 [社説]暴行米兵に懲役5年 少女の勇気に応えねば

 寒いですね。起きたら、気持ちが重く落ち込んでいる。なんか変な夢をみたかなあ。いろんなことがいろいろ続くから、思っている以上に、傷になっているのかもしれない。気分を変えなければ。

 今日は原稿をまつ。1本届いて、もう1本まもなくかな? あとは月曜日。先の企画のための資料読みをすすめる。眠いなあ。明日は来月インタビュー①の内容の相談と、提稿作業・ゲラ読みもしないと。なかなか休みがとれませんね。

 午後は、経済関係のある研究会に参加。70年代からの経済の動きを骨太に報告。経済は自分で基本担当しないと考えているけれども、社会を見る基礎だからちゃんと学ばないと。報告は知っていることの整理にもなるし、新しくなるほどという知見も多く勉強になった。ちょっと疑問に思って聞きたいなあと思ったことも、ちゃんと質問で出てきて、報告者の考えは聞けたし。ボクのいまの問題意識は、新自由主義はどう修正され、いまどうなっているのか、そのもとで、なぜ、国民・市民はそれを内面化していくのかということ。参考になる話もたくさんあったし、勉強する刺激はたくさんもらった。

 研究会のあいさつでは、貧困の広がりも話題に。ここも少し、チェックしないといけないとも。

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 夕方からは、「学校の「男性性」を問う トークイベント」を視聴。なるほど、教室のなかに「男性性」がどのようにもちこまれているのかというのはいろいろ気づかされる。同時に、パネラーは、大江・魔女さん以外はみなさん、ずいぶん年下で、そういう世代の人の感覚も少しわかった感じで面白かった。同時に、難しさも感じる。なかなかわかってもらっていないことを伝えようとすると、どうしても類型化してしまう難しさ。もう一つは、身近なことからはじめるにしても、それをどう大きな話につなげていくのかという難しさ。語ることや言葉の難しさと言うものもいろいろ考えたり。

 さて、今日のタイムスの社説。

[社説]暴行米兵に懲役5年 少女の勇気に応えねば(沖縄タイムス)
 少女の勇気ある告発が司法の裁きにつながった。
 昨年12月、16歳未満の少女を誘拐し性的暴行をしたとして、わいせつ目的誘拐と不同意性交の罪に問われた米空軍嘉手納基地所属の兵長に那覇地裁が懲役5年の判決を言い渡した。
 争点となっていたのは、少女の年齢に対する認識と同意の有無だった。裁判所は、少女が16歳未満であることを日本語・英語・指のジェスチャーで伝えたとする主張は防犯カメラの映像などとも整合しており「十分に信用できる」と認め、被告が年齢を把握していたと判断した。……

 判決は、「若年の被害者に対する性的侵害の程度の大きい犯行」「若年の被害者の性的自由に関する意思決定をないがしろにしており悪質さが際立つ」と不同意性交罪の法改正の趣旨に沿ったものとしながら、下限である5年となったことに、十分な量刑といえるのかと批判。これはそうだと思う。
 ただ、少女が「やめて」と言うまで、特段の拒絶の意思表示はなく、被告が「同意があるものと誤信していた可能性が残る」と結論付けたことなどの疑問も残ると指摘している。
 被害少女は公判に出廷し、5時間にわたる尋問で、つらい体験を詳細に語らなければならなかったし、事件後、自傷行為を繰り返し、夜は眠れず睡眠薬を服用していることを明かしている。ほんとうに少女の勇気を受けとめたいし、「あなたは悪くない」というメッセージを社会全体で伝えたい。
 そして、通報の問題や、沖縄で続く基地被害、人権侵害をどう解決するのかをしっかり考えたいと思う。

 

2024/12/13

「年収150万円」に引き上げへ 学生バイト、103万円の壁―政府・与党

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 紅葉やあざやかさに少し欠けますね。銀杏は例年のじゅうたんで、風景も黄色くなっています。

 昨日は親父の夢を見た。夢のなかでも親を憎んでいた。死ぬ前に和解はできなかったな。まあね。

 

 さて、今日は対談①の仕上げから、発信まですすめる。提稿作業は6本。それに実務。慌ただしく、バタバタしています。

 昨日から話題になっているニュースがこれ

「年収150万円」に引き上げへ 学生バイト、103万円の壁―政府・与党(時事通信)
 政府・与党は12日、大学生らを扶養する親の税負担を軽減する「特定扶養控除」について、アルバイトなどをする子どもの年収上限を現行の103万円から150万円に引き上げる方向で調整に入った。2025年からの適用を検討。25年度税制改正大綱に反映させる考えだ。

 特定扶養控除は、19~22歳の子を持つ親らの税負担を軽減する仕組み。所得税の場合、親の所得から63万円を差し引いて課税する。子の年収が103万円を超えると扶養から外れ、税負担が増えるため、学生の働き控えにつながる「103万円の壁」とされている。……

 150万円だとすると、月12万5000円で、時給1000円で、月125時間。毎日働いて1日4時間強。25日働いて、1日5時間。ここまで働かせるのって感じの時間。そもそも、一般の労働者が週30時間労働をめぐってたたかっている国もあるというのにいったいこれは何なんだろうか。こんなことで、学生が学んだり、多様な体験を広げたりして、成長していくことが保障されるのだろうか。ボクらが学生の頃は、よく、日本のばあい、高校までの競争教育のもとで、全面的な発達が阻害されているからこそ、大学生活が大事ってことをいわれていたけれど、いまは学生の成長はどんどん狭められているわけで、それがこれからの社会にどんな影響をあたえるのだろうか。せめて、学費値下げや、奨学金の拡充と一体に議論してほしい。しかも、一方で、成績の悪い学生には奨学金打ち切りの脅しも強まっていて、学生はどんどん追い込まれざるを得ない状況があるだけに……。

 

 沖縄の米兵。判決は懲役5年か。彼は、最終陳述では、「悪いことばかりだ。全て奪われた。私の名前が不名誉な形で世界中に広まった。保釈金など多額の金を費やした。時間ももう返ってこない。私の人生を返してほしい」と言っていたそうだ。反省も謝罪もない。

2024/12/12

原発依存度「可能な限り低減」の文言削除へ 経産省のエネ基本計画

 たぶん、休みなしだから、オーバーワークぎみ。しかも、これだけ、いろいろおこって、動きが激しく、なかなか、ついていけない。そうすると無力感ばかり強まって、鬱っぽくなってしまう。こういうときは、たぶん、もっともっと、インプット作業をしないとダメなのだろうけれども、そこがなかなか時間がとれないでいる。とにかく、仕事で(家事で)余裕がない。読みたい本がたくさんたまっていく……。積読も……。

 さて、今日も、対談①。やっと、少しずつ、形ができてきたかなあ。明日には、完成させたいところですねえ。はじめてのテーマなので、それなり苦労はしている。

 駅前の電飾が今年はなくなった。毎年、こんなのムダっていってきたので、駅のさびれ感は高まるが、それはそれでよかったのだけどね。この駅は、これからどういう姿になっていくのかなあ。

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 電飾と言えば、電力。それは……。


原発依存度「可能な限り低減」の文言削除へ 経産省のエネ基本計画(朝日新聞)
 国の中長期のエネルギー政策の方向性を示す「エネルギー基本計画」(エネ基)について、経済産業省が近くまとめる新しい計画案の概要が分かった。東日本大震災後に掲げた「原発依存度を可能な限り低減する」との表記を削り、原発回帰の姿勢をより鮮明にする。
 経産省が来週にも開く有識者会議で素案を提示する。「低減」の文言をなくすかわりに、「特定の電源や燃料源に過度に依存しない」という趣旨の表現を盛り込む方向で、最終調整している。……


 原発回帰って一体何なんだろう。能登の地震だって、先日起こった自身は、正月の地震とは違うところのもの、奥能登、珠洲の沖の方から西方沖へと震源も変わってきている。想定外のことが、続いていて、どこでおこるかもわからないが、かならずどこかでおこる。電力会社はすぐ安全宣言をだし、あいかわらずの安全神話回帰。避難計画も絵に描いた餅。
 あらためて、国民・市民の議論を強めないと。政治のテーマに、原発も、温暖化もなかなかならなくなったし、野党も、一部を除いて、容認する姿勢も出している。ほんとうに、しっかりした議論が今求められていると思うのだけど。

2024/12/11

【演説文全文】核兵器も戦争もない世界を求めて共に頑張りましょう

 少し、風邪気味の日。寒いですよね。うちの団地は、もう築30年以上たつから、隙間が多いのかしら、本が一般あるから、重さで凸凹ができて、隙間が大きいのかしら。寒いです。

 今日は1日、提稿1本。それから、対談①の原稿づくり。進行は半分強はいったと思うけど、原稿を形にするまでにも、まだ一山二山ありそうな感じ。結構、焦っています。

 いろいろ難しく、生きるのがしんどい時代だと思いますよね。ほんとにいろいろ考え込みます。悲観主義者のボクにとっては、重苦しい日々が続いているというのが正直なところ。ただででさえそうなのに、いろいろ訃報が届くと、さらに、気にの見えなさと、不透明さを感じたりもします。

 お花に癒しをもらいます。

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 そして、この演説からいっぱい勇気をもらった!

【演説文全文】核兵器も戦争もない世界を求めて共に頑張りましょう
 ノルウェーのオスロ市庁舎で10日、ノーベル平和賞が日本原水爆被害者団体協議会(日本被団協)に授与される。代表委員の田中熙巳(てるみ)さん(92)がノーベル平和賞授賞式で演説した内容は次の通り。

 国王・王妃両陛下、皇太子・皇太子妃両殿下、ノルウェー・ノーベル委員会のみなさん、ご列席のみなさん、核兵器廃絶をめざしてたたかう世界の友人のみなさん、ただいまご紹介いただきました日本被団協の代表委員の一人の田中熙巳でございます。本日は受賞者「日本被団協」を代表してあいさつをする機会を頂きありがとうございます。

 私たちは1956年8月に「原水爆被害者団体協議会」(日本被団協)を結成しました。生きながらえた原爆被害者は歴史上未曽有の非人道的な被害をふたたび繰り返すことのないようにと、二つの基本要求を掲げて運動を展開してきました。一つは、日本政府の「戦争の被害は国民が受忍しなければならない」との主張にあらがい、原爆被害は戦争を開始し遂行した国によって償われなければならないという運動。二つは、核兵器は極めて非人道的な殺戮(さつりく)兵器であり人類とは共存させてはならない、すみやかに廃絶しなければならない、という運動です。

 この運動は「核のタブー」の形成に大きな役割を果たしたことは間違いないでしょう。しかし、今日、依然として1万2千発の核弾頭が地球上に存在し、4千発が即座に発射可能に配備がされているなかで、ウクライナ戦争における核超大国のロシアによる核の威嚇、また、パレスチナ自治区ガザ地区に対しイスラエルが執拗(しつよう)な攻撃を続ける中で核兵器の使用を口にする閣僚が現れるなど、市民の犠牲に加えて「核のタブー」が壊されようとしていることに限りないくやしさと憤りを覚えます。……

 それでも、田中さんが、あえてアドリブで「原爆で亡くなった死者に対する償いは、日本政府は全くしていない」と繰り返したことに、ネット上では「結局平和より金だったんだ」「アメリカに補償するように言うのが筋ではないのかな」などの声があがる。三牧さんが言うように、国家が戦争や命をますます軽く考えさせないために国家補償を求め続けている、その叫びは聞こえないのだろうか。

 演説の最後の訴えを共有したい。

 「世界中のみなさん、「核兵器禁止条約」のさらなる普遍化と核兵器廃絶の国際条約の締結を目指し、核兵器の非人道性を感性で受け止めることのできるような原爆体験者の証言の場を各国で開いてください。とりわけ核兵器国とそれらの同盟国の市民の中にしっかりと核兵器は人類と共存できない、共存させてはならないという信念が根付き、自国の政府の核政策を変えさせる力になるよう願っています。

 人類が核兵器で自滅することのないように!!

 核兵器も戦争もない世界の人間社会を求めて共に頑張りましょう!!」

 その強い思いに連帯したい。

2024/12/10

「成人力」日本は世界1~2位、OECD 16万人参加の国際調査

 疲労が蓄積しているのかな? 朝がつらかったりもする。動き始めると、普通にはなるのだけど。朝から、食事作りや洗濯などをして、職場へ。

 銀杏もそろそろピークになっている。

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 仕事の方は、とにかく対談①の起こし・整理から、原稿づくりにすすむ。昨日の原稿の進行は1日まちがえていた。木曜日には原稿化を完了しないとまずいなあ。となると、まったく余裕がないなあ。結局、結構、シビアと言うか、ハードな状況。だけど、いろいろなことを、うまくやれないなあ。どんどん、頭の中がごちゃごちゃになっていく。くそ。

 今日は会議もあった。なかなか、先の企画まで見通すのは難しい局面。新しい視点も重要になっているけれども、同時に、これまで何に立脚してきたのかをしっかり見ることも大事。勉強しなくてはいけないのだけれども……。調べないといけないのだけれども……。

 

「成人力」日本は世界1~2位、OECD 16万人参加の国際調査(朝日新聞)
 経済協力開発機構(OECD)が10日、成人の社会生活スキルをはかる「国際成人力調査」(PIAAC(ピアック))の結果を公表した。

 日本は全3分野で1~2位だった。3分野中2分野で1位だった前回に引き続き、世界トップ水準を維持した。

 PIAACは2011~12年に初めて行われ、今回が2回目。22~23年に31カ国・地域の約16万人が参加し、日本は無作為抽出された5165人が、タブレット端末で解答した。

 3分野は、①読解力②数的思考力③状況の変化に応じた問題解決能力。

 実際に出された問題は非公表。……

 この試験で、何が計れているのかはよく見ないといけないところ。ほんとうにいわれるようなことがわかるのか?

 と同時に、本田さんが、注目するように、「報告書によれば、日本はスキルは高くとも生活満足度は参加国最下位、自身の学歴水準よりも低レベルの仕事をしている人は最高レベル、仕事の遂行に必要なスキルが不足している人は参加国最多、学んだ分野と仕事とのミスマッチは最高レベル、仕事に必要なコンピュータやソフトウエアのスキルを持っていない人の割合は参加国最多である」と、経済構造も、就労構造もとても歪みがあり、同じように教育にも歪みがあることは、事実ではあると思う。何をどのように変えていくのかは、厄介な問題。

 どうも難しい問題が多いなあ。ここに新自由主義が微妙にかかわってくるから、よけいにしっかりみないといけないのだけど。ここでも勉強だけど、そんなことなかなかねえ。

2024/12/09

成績下位4分の1の恐怖 学生3万人弱に「警告」 修学支援新制度

 今日は、地元で(割引があるので)インフルエンザの予防注射なので、自宅で仕事。とにかく対談①の起こし、整理作業をすすめるだけすすめる。明日の早い時間には、起こし・整理は完了して、原稿づくりに入って、金曜日の午前中ぐらいを目標に原稿化をやりたい。ぼちぼち原稿もやってくるので、ここからは慌ただしい日々になっていく。年末だなあ。ほんとうに、いろいろ残り少ないということを切迫して感じる。直面していることに、いろいろがんばれる勇気もないし、貫く強さもないと気弱になるけれど、気持ちを振り絞らないといけない。ダメダメな日が続く中、やったことのない仕事を、ちょっと、がんばってみようともしているが、挑戦してるんだけどね、うまくいくかどうか。しかし、変な夢を見た。仕事バージョンで、組織関係の企画をすすめるのに苦労している夢。なんだろう。くわえて、家の椅子での作業は、腰によくないみたいだな。椅子を買い替えないといけないなあ。

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 以下は、なかなかショッキングなニュース。

成績下位4分の1の恐怖 学生3万人弱に「警告」 修学支援新制度(朝日新聞)
 「安心して学べない。大学に通えなくなる恐怖がいつもある」――。2020年度から始まった、低所得世帯向けの修学支援新制度(新制度)の学業要件をめぐり、学生らから悲鳴があがっている。単位数や出席率のほか、集団の中で下位の成績が続くと奨学金と授業料減免がともにストップする項目があるからだ。困窮世帯の学生を救うはずが、「他人との比較」によって途中ではじき出す仕組みになっているとして、教員らからは見直しを求める声があがる。……

 この問題は、堀川あきこ議員が、初登院直後に出した、「大学の授業料値上げと高等教育の無償化に関する質問主意書」のなかでもふれている。「給付型奨学金を受給している学生のうち、学業要件によって取消しとなった学生が二〇二三年度で一万五百二十一人、全受給者の四・一%(本年六月二十八日、京都の学費ゼロプロジェクトの要請の際の文部科学省回答)に上っています。しかも二〇二五年度に、この学業要件をさらに厳格化しようとしています」。そもそも、生活困窮家庭の支援を目的にしていたはずで、成績優秀者のための制度ではないはず。要件にするとしても、「卒業」以上のものを求めるのはおかしいし、むしろ、学生が安心して学べる環境の支援こそが必要であるはず。実際に、取り消しになった学生が、「その後も在学し学業を継続しているかなど、実態把握を行うべきではないか」。 103万の壁も、学生が働かなくていい制度も同時に議論すべきだと思うのだけれども。学費無償化はいまこそ大事だと思う。

 朝日の「子どもの権利も子どもの貧困も、大人の約5割「聞いたことない」」というニュースもショックだ。ここまで、知られていないのか。もう一度、よく考えないといけないなあと思う。今年は子どもの権利条約採択35年、批准30年だったのに何もできなかったしなあ。やっぱり、ダメダメだ。

2024/12/08

前衛1月号ができています。

 今日は、日曜日。先週は、北の国だったので、掃除を少しする。なかなか、ちゃんとできないなあ。いろいろ、家も、生活まわりも、不具合が増えてきて、こまごました買い物が増える。ここのところかなり資金不足。きちんとお金の管理をしないと、ちょっとやばいなあ。ただでさえ、日常生活に必要なものは、値上げ値上げで、すごく出費が増えているのに。一体、みんなどのように乗り切っているのだろうか?

 午前中は、教科研教育学部会をオンラインで。報告者は児美川孝一郎さん(法政大学)で、テーマは「総合科学技術・イノベーション会議(CSTI)が溶かす公教育――『新自由主義教育の40年』より――」。児美川さんはいつものように、刺激的。議論は白熱した感じ。ただ、もともと、新自由主義が定義されていないから、認識がバラバラで、児美川さんの問題提起がどこまで理解されているのかどうか、ちょっとよくわからなかったところはある。かなり児美川さんの議論は、政治分析的でもあるのだけど、そのファクターの背景にある、政策動向のつかみ方が、ポイントになるのだろうけれども。そういう意味では、いまの新自由主義分析のうえで、とても興味をひかれる問題提起でもあるのだけれども。こうしたことを、共有していくのは、まだまだ、たいへんな作業であることも実感したり。

 今日はいい天気だけど、とにかく対談①の起こし作業をすすめる。なかなか進まないなあ。あと、提稿作業を1本。12月はとにかく、工程が早いので、たいへん。

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 さて、前衛1月号ができています。

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 ボクがやったのは、先の選挙をどうみるかということで、上脇さんと青木さんのインタビュー。上脇さんは、政治とカネの問題で、総選挙をふり返ってもらい、それがつくりだしたものと、課題を明らかに。いまの国会の議論のポイントもよくわかる仕掛け。青木さんは、お医者さんだけど、よく政治をみている。安倍一強の崩壊から、いまの政治と共産党の役割を語ってくれる。

 宮本岳志さんが、置き見上げで北欧教育と学費を語りつくしている。これは必読で、新しい国会での論戦の武器にもなります。うちは衆院は文教がなくなったのが悔しい。そして特集は、兵士にこだわり、笠原さんに、出版した兵士の日記から、満洲における治安戦という侵略戦争を論じてもらい、遠藤さんには戦場体験にこだわっての兵士の思いを、宮城さんはなくなった近藤さんの体験を学ぶ高校生たちのとりくみを。今日は12月8日だしね。

2024/12/07

劇団タルオルムの「マダン劇 島のおっちゃん」

 昨日は、久々の職場。その前に資料をとりに浦和へ。とにかく、北の国と違って、風景に色がある。

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 たまっている実務をして、届いている原稿を読む作業。インタビュー①の仕上げをして、発信は今朝になったけど。会議もあったり、なんとなく慌ただしく過ぎていく。

 夜は、ここ。

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 激動しているときは、治さんの分析を聞かないと。岸田軍拡(国家改造)の話は、選挙前に聞いた話と同じ線上。石破内閣の分析、今度の選挙結果が貴重な話ではある。とくに後者は、なかなか、治さんも慎重だけど、質問に答えては少し、踏み込む。ただ、ポイントになってくるのは、どうもいまの新自由主義をどう理解するかにありそうだ。修正新自由主義のいまの到達点というか、そことの関係で、それぞれの党派の位置づけも見えてきそうだけど、まだまだ、ここは理解しきれない点でもある。

 今日は早朝仕事スタート。昨日は夜まで仕事だったので、朝、起きれずに、15分ほど寝過ごし。でもまあ、よく起きれた。その後、昨日できなかった家事をやって、取材にでかける。

 でここに。

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 起こっていることの酷さと、そこでたたかう人の姿に勇気ももらって、とてもよかった。しっかり、原稿化しないといけません。

 

 続いて、夜はここに。

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 劇団タルオルムの「マダン劇 島のおっちゃん」

夏休みと春休み、少女みんは長島愛生園に行く。
瀬戸内海に浮かぶ小さな島にある、ハンセン病患者の隔離施設ー長島愛生園。
そこに暮らすおっちゃんと、少女みんとの30年の物語。

 ハンセン病差別と、朝鮮人差別、支配・抑圧と、それに対しての連帯や友情や交流などを重層的に描く。多分、作者の、実際に体験した実話がベース。うん、もうずっと泣きっぱなし。今回の東京公演は、東京の中高生たち(朝鮮学校?)500人に、今回無料招待するチャリティー公演。学校の体育館での公演なので音響の悪さはご愛敬。内容がほんとうにすごくよかったし、みなさん熱演でレベルも高い。ほんとうにすごかった。ちなみに作者・演出の金民樹さんと言えば、虎に翼で、優三を失って呆然とする寅子に、新聞紙につつんだ焼き鳥をわたした、おのおばちゃんやくの人!!! ここから憲法14条へのいくわけだ。とても貴重な時間だった。

2024/12/05

奉安殿

 東京(埼玉)に帰ってきました。やっぱり、圧倒的に人が多く。交通機関での移動はそれだけでも疲れます。

 昨日は、雪でした。

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 昨日は、韓国で大きな動きがありました。尹大統領が、戒厳令を敷き、国会がそれを解除したという動きに。いったい、なぜそんな事態になったのかは、そうはいっても、なかなか理解しがたいものがありますが、戒厳令をはねかえした姿に、韓国の民主主義の力を評価する議論があるのはそのとおりだと思う。そんなこともあり、昨日は突然、相方が「1987、ある闘いの真実」を見たいと言うので、結局、急遽みた。4,5回は見ていると思うが、なるほど、法律家から始まって、新聞記者、看守、活動家、宗教家、学生などさまざまな人たちが、このたたかいをささえていたことが描かれる。

 今回の事態は、そういう民主主義の勝利という側面とともに、権力は、かんたんに暴走するということ、つねにそのコントロールを(まさに檻ですね)が必要だ。そういうある意味での「脆弱さ」と常に向き合う必要性をも教えていると思う。だからこそ憲法があり、安易な緊急事態条項は危険だと。いずれにしろ、今回の事件は、我々の民主主義をも問いかけていることはよく自覚したい。

 

 仕事の方は、インタビュー①の原稿をだいたい形にしたという地点。先の企画の資料を読む時間も確保できた。

 

 今日は移動の前に、小学校から移設された奉安殿が神社の本殿としてつかわれているとかいわれている場所(空港近く)に寄ってみた。それがこれ。

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 旧湯波内小学校の奉安殿とされている。たぶん、戦後こっそり移築されたものだのだろうが。このように移築されたものは多いのだと思う。

 少し前に、湯河原にいったときにも、神社の境内にあった。戦後直後、五所神社のなかに湯河原頌徳社として、祖霊社として創立されたという。

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 活用したのか? こっそり、守ったのかはよくわからないが、見るからに奉安殿だけど。

 これらのものは、その由来はどこかに記録されているのだろうか? 知っている人がいなくなると、経過がよくわからなくなってしまわかにのか心配。沖縄では少年たちが、ここに安置されていた、御真影や教育勅語を、やんばるのなかを抱えて逃げ回った悲劇があったけれども、国民を動員した大きな役割ははたしてきたものだけに、きちんとした伝承もまだ大事ではないかと思うのだけど。

 

2024/12/03

教職単位、大幅削減を検討 教員確保へ抜本見直し

 うーん。今日は朝いちばんは少し小雨模様から、昼にかけて晴れてくるという天気。

 ずっとインタビュー①にかかっていると、結構、気持ちがしんどくなって、ここにきて、集中力も低下する。もう少し、メリハリをつければいいのだけど、そういう器用さはボクにはないのでねえ。とにかく、少しでも、前にすすめないと。明後日、東京(埼玉)に戻る前に、原稿づくりはおえて、東京(埼玉)で、あちらにある資料での確認を含め、仕上げにまでもっていくという算段。その後に、対談①が待つ。

 昨日より暗くなるのは早いなあ。

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 これは4時過ぎで、もう真っ暗。

 

 散歩をしたかったけど、暗くなるし、足の痛みもひどく、早めに切り上げて、買い物に。こちらでも、ちゃんと食事づくりもしています。

 

教職単位、大幅削減を検討 教員確保へ抜本見直し(日本教育新聞)

 教員の人材確保が深刻な課題となる中、文科省が月内に養成や採用の抜本的な見直しに向けた検討を中央教育審議会に諮問することが分かった。…

 もちろんいまの教職のシステムがいいとは思わないけど、世界の流れは教員の専門性をどう大事にしていくかということ。日本は、狭い学力観と、教育観で、教師の仕事を狭くして、創造性、専門性にうらづけられたその豊かな実践を奪い続けている。記事は詳しい内容はよくわからないが、専門性を大事にするとは思えないなあ。

 鈴木さんの本とか、佐久間さんの本とか、しっかり読み切りたいし、こちらにいるあいだにやっておきたいことがたくさんあるのに、全然、できていない。こうした問題をとおして、しっかり新自由主義を考えていきたいのに。いつものことながら、ほんとうにちゃんと、仕事をさばけないなあ。がっくり来てしまう。

2024/12/02

File8 追跡“PFAS汚染”

 変な夢を見るのは、こちらにきても変わらないなあ。もうちょっと、ゆるゆると眠りたい??? 今日は、朝からインタビュー①の整理をすすめ、さらに原稿づくり。なんとなく、感触がつかめてきたという感じはあるけど、まだまだ気が抜けない感じ。メールのやりとりをしたり、原稿化のために映像資料をみたり、しながらすすめる。

 こちらは、3時半になれば、どんどん暗くなる。4時半にはもうあたりは真っ暗だ。

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 あと、埼玉では、色あでやかな木々だったが、こちらはすでに冬の光景。まあ、12月だものなあ。

 夜には、今週末にある、相方のZOOMでの研究会の機材の設定のお手伝い。埼玉からもちこんだ機材もお貸しし、何とかうまくできそうな気配。便利な時代でもある。

 

 さて、土日のNスぺは、「調査報道 新世紀」。土曜日は「File7 気候変動対策の“死角”」で、「各国が公表している温室効果ガスの排出量よりも実際の排出量が上回っている可能性や、企業が投資する森林保護プロジェクトの効果“水増し”疑惑」を報じる。なかなか驚くような内容だが、最後は、企業の模索に焦点を当てたが、日本の後ろ向きさにもう少し迫ってほしかった感はぬぐえない。
 そして、日曜日は「File8 追跡“PFAS汚染”」。

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自然界で分解されることがほとんどなく永遠の化学物質と呼ばれる有機フッ素化合物PFAS。去年WHO・世界保健機関が一部の物質について発がん性の評価を引き上げたが、そのPFASが日本各地の水道水から検出されているのだ。国が暫定的に定めた目標値を大きく超える地域もあり住民から不安の声が上がっている。汚染源を探る住民、PFASを製造してきた企業、国内外の研究者への独自取材から“PFAS汚染”の全貌に迫る。

 自衛隊由来の各務原の汚染においての行政や自衛隊の対応や、大阪のダイキンによる汚染、そして、吉備中央町の活性炭廃棄由来の汚染など、かなり突っ込みながら欧州のとりくみなども紹介する。すごい内容で、とてもおもしろく勉強になったのだけど、不思議なのは、米軍由来をスルーしたこと。しかも、アメリカ本土では、スーパーファンド法の適応が米軍基地にもされ、修復義務がおわされているのに、日本は地位協定が壁となり、調査するできない現状がある。なぜそれをスルーするのかはとても不思議である。

 

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