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日常って、微妙な差異こそ大事かなと思います。


by KATEK
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不都合な真実,ってほんと?

あぁ,疲れた。ちょっとひとねむり。
だって久々にピアノのレッスンにいったのだから。
いつもと違う頭や目の使い方するから,運動したあとみたい。
ということで,ピアノののレッスンの話は,明日にでも。

今日はここのところ,わたしのあたまがもやもやしていること
について,書いておこうと思う。

「不都合な真実」という映画,前に見てここにもそのことを
書いたことがある。
あのときは,素直によかった気持ちでいたのだけれど,
今考えると,納得いかない気持ちになってくる。

その映画は,アメリカのゴア元副大統領が,精力的に各地を回って
一生懸命地球温暖化のことを警告してまわる姿をレポートしたもの
だった。

あの映画では,自分の子どもの事故の話も入れて,
温暖化対策については「モラル」の問題だとさかんにいっていたっけ。

けれど,あの映画が上映されたころから今にいたっては,
地球温暖化の話があふれていて,日本のテレビでもいろんなところで
このことについてとりあげている。

ここ1・2年が勝負だとさえ言っていた番組もあった。
なんだかあまりに都合よくない?

確かに,温暖化の問題は大きい。
でもツバルという国が水没してしまうことや,北極の氷がとけていく
ことなど,もうずいぶん前からわかっていたことではないか。
それなのに,ここにきて急になぜこんなに情報を流し始めたのか?

クリーンなエネルギー,といって原発を容認していく動きや,
バイオエネルギーについての情報もわっと出始めた。
急すぎない?

特に,このバイオエネルギーについては,本来なら食物になる
穀物類を,わざわざ自動車のために使えるようにと増産し始めたこと,
これが,画期的なことのようにいうことが多いような気がする。

でも,わざわざ熱帯雨林だったところを切り開いて,
パーム椰子を作ったりとうもろこしを作ったりしているわけで・・・
大事な熱帯雨林を削ってまでというのは,本末転倒じゃないの。

それにどんどんエネルギーを消費しようということには
変わりがなくって,つまりいつまでたっても自動車産業や
原子力産業にがんばってもらうための方策。
経済を右かたあがりにしていくための方法。
産業界,特にアメリカの産業界をうるわせ,ブッシュをうるわせることに
結局つながっている。
(もちろんブッシュだけではないけれど)

石油の値上がりだって一連の動きに連動していて,
「モラル」の問題だなんていっていたことすべて,とっても政治的な
ことになっていて,二酸化炭素対策と名目がつけば,
なにやってもクリーンってことにしちゃってないかしらん?

でも,そもそも環境に負荷の少ない公共輸送機関を
減らしてしまったのは,自動車。
いくらエネルギー効率をよくしたって,大量消費社会であれば,
結局はまたエネルギーの排出につながる。
そして経済格差が広がる。
こういう社会のあり方自体を変えていかなくては,根本的な解決には
ならないと思うわけで・・・

とりとめもなく書いてきてしまったけれど,
クリーンな様子をおもてにだした,とってもダーティな世界。
利権だらけの世界。

わたしたちかなり踊らされている?

風力発電のあの巨大プロペラも,騒音公害につながっているとして,
いま考え直されているところ。

もっともっと冷静になって,誰のための動きか,考えておかないと。

なんて思いがどんどんつのっていくのであります。
まとまらない話で,またちょっと理屈がうまく話せていないけれど。

あぁ,
「不都合な真実」におどらされちゃったわたしなのでした。
by KATEK | 2008-01-08 23:02