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工事現場に6匹の子猫を発見。そのうちの2匹はヘミングウェイでおなじみの多指猫。全員元気に成長中(カナダ)

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 今年9月の初め、カナダのモントリオールにある工業用地の作業員が6匹の子猫を発見した。

 こんなとこにいちゃ危ないぞ。どこかに移動させないと・・・子猫たち全員をなんとか捕まえ、安全な場所に運ぼうとした彼は、あることに気づき驚いた。

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 なんとそこにはクマのように大きな肉球を持つ猫が混じっていた。そのきょうだいには、ヘミングウェイの猫で有名な、指の数が多い多指猫が2匹含まれていたのだ。

 だが心優しい男性は、目の前の6つの命を放り出しはしなかった。そのうち1匹を家に迎えることにして、あとの5匹の幸せも祈りながら保護団体を訪ねた。

 現在は全員元気にすくすくと成長している。その頃のエピソードを、多指猫のアルファとミューズリーを中心にお伝えしよう。

1匹は自ら引き取り、残り5匹は保護施設へ

 猫たちは生後7週間くらいだった。6匹のうち1匹は男性が自ら飼うことに。他5匹は男性が施設に連れて行った。

 オスが3匹で、チャップリン(黒)、ヴィニー(トラ)、アルファ(グレー)、メスが2匹でミューズリー(グレー)、ジア(グレー系のトラ?)と名付けられた。

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image credit:Chatons Orphelins Montreal

グレーの2匹が多指猫だった

 大きな足のミューズリーとアルファは共にグレーだ。アルファは肉球がもう一つあって親指が2つあった。ミューズリーは指だけが多かったようだ。

アルファ(オス)

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image credit:Chatons Orphelins Montreal

ミューズリー(メス)

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image credit:Chatons Orphelins Montreal

仮里親さんのところで元気に成長!

 まもなく5匹は、赤ちゃん猫の仮里親であるイザベルさんのもとに運ばれた。彼らはそこで離乳して社会的な経験を積み、里親探しに備えるのだ。

 快適なイザベルさんの家に着いたきょうだいは元気に仲良く遊び回り、すくすく成長し始めた。

 それから1週間もしないうちに、人なつっこくて愛らしい子猫になっていき、性格もはっきりしてきた。

おっとりなアルファとやんちゃなミューズリー

 きょうだいの中で一番のんびり屋のアルファは、大きな前足でやわらかいものをふみふみするのが大好き。とっても穏やかで優しい性格で年上の猫と仲良くしていた。

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image credit:Chatons Orphelins Montreal
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image credit:Chatons Orphelins Montreal

 ミューズリーは好奇心旺盛で遊び好き。ハンター気質の彼女は、遊んでるきょうだいの後ろから飛び込んだり、羽つきのおもちゃも捕まえて離さないワイルドな一面を持ち合わせていた。

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2匹は仲良く室内猫の暮らしになじんでいった

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image credit:Chatons Orphelins Montreal
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image credit:Chatons Orphelins Montreal
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image credit:Chatons Orphelins Montreal

5匹全員がそれぞれ新しい家に!

 それから1ヵ月ほどすると、5匹全員にそれぞれの引き取り手が現れた。今はみんなあたたかい家庭で過ごしている。

アルファは最高の飼い主に出会い、彼の肩に乗ってごきげんな毎日だ

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image credit:Chatons Orphelins Montreal

ミューズリーは先輩猫1匹とともに優しい人間の家で暮らしている

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image credit:Chatons Orphelins Montreal

 「幸福を呼ぶ猫」ともいわれる多指猫のアルファとミューズリーも、それぞれの家庭に幸せを運んでいるに違いない。

関連記事:ヘミングウェイの家だけじゃないよ。指がたくさんある猫たち

via:lovemeow / cheezburger / facebookなど / translated by D/ edited by parumo

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この記事へのコメント、42件

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  1. 最初、ロシアンブルーかと思った。
    多指の猫って結構いるらしいけど、まだであったことないから会ってみたい。
    きっと肉球ぎゅぅ~がもっとぎゅぅ~な感じなんだろう(自分は何を言ってるのだろう)

    うちには脊椎が1つ少ない子がいるけど、それもよくある話らしい。
    レントゲン撮った時に先生に言われた。

    1. ※2
      同僚(人間)は 脊椎が1個多いと医者に言われた時 「それは胴が長いってことですか?」と詰め寄ったらしいです。

  2. かわいいなあ。
    良い人に見つけてもらえて良かった。
    猫の大きなおててはチャームポイントだ~

  3. 豊臣秀吉も右手の指は6本だったという。

    人間の場合は、農村や部落だと親戚の血が濃くなって、日本に限らず東アジアでは、多指の奇形が産まれる事は珍しくない。

    親指の下に指が1本多い人は、片手でミカンが剥けるというメリット。

    1. ※8
      人間の場合は近親婚だが猫や動物の場合は一概に言えない事情もある、大概は無理な血統書付の繁殖目的で近親婚を繰り返した結果だが、近親以外にも野良猫の交配がされた際に片方のみ感染する病気による奇形、猫科ではあるが虎とライオンのように原種にかけ離れた種類どうしが交配した結果両者の特徴が上手く遺伝されなかった結果なんかもある、三毛猫なんかもその類いとか

  4. 人間だと(お金さえあれば)手術するけれど、
    猫だとその必要がない。むしろ人気者。

  5. ロシアンブルーとマンチカンも居る…これみんな捨て猫さんじゃない?
    どう言う理由があろうとも、捨てちゃダメでしょ。
    飼えなくなったなら責任持って里親を探すべき。
    特に海外ではペット探しはまずシェルターに行くって風習がごく一般的な程の素晴らしい環境が有る国が多いのに…
    あ、いかんいかん、説教する為にコメントしたんじゃ無かった(笑)無責任な元の下僕の事なんて忘れて、早く暖かい家庭に全員が迎えられるといいな。
    …それにしても、寒いカナダの外にマンチカンを捨てる非常識さ…生き残れる訳無いだろ…
    …はっ!!また説教染みた事を…

  6. グレーの猫ちゃんの多指率って多いのかなぁ?
    結構見かける気がする

  7. 縫いぐるみみたいで可愛い。グレーのトラはなんかドラえ◯んっぽいね。

  8. 自分も指が多かった。子供の頃に切っちゃったけど。
    猫はありのままの手を受け入れてもらえていいな。

  9. 猫って複数のオスと交尾してそれぞれ違う毛並みや遺伝引き継ぐから結構見た目バラバラなんだよね
    しかし美猫揃いだ、母ちゃんが器量好しなんだろう

  10. よく通りかかる踏切の工事現場に、ネコ様が常駐している。電車や自動車が来てもまったく慌てることもなく、悠然と闊歩するその姿からは野良ネコとは思えぬ気品が漂う。
    そこの作業員いわく「この現場では、あの方がいちばん偉い」とのことで、みんなからは「所長」と呼ばれてるらしい。

  11. ドラえもんってなんであんな顔で猫だなんて言ってるんだろうと長いこと思っていたが、今日その謎が解けた。
    猫によっては目の横からぐるっと丸く円を描くように毛が生えている個体があるんだね。

  12. 幸福を招き猫。
    グレーの二匹だけにと云うのが興味深い。
    目付きにも特徴がある気がする。

  13. 多指ネコは、絶対にカワイイと思う
    元々前足がデカいネコ科の生き物も居るが、
    普通のネコで前足がデカいのは、たまらん魅力だ

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