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自分の能力を過小評価するあまり、成功すると周囲を騙しているように感じてしまう「インポスター・シンドローム(詐欺師症候群)」とは?

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 さて前回、能力の低い者ほど自己を過大評価しやすい「ダニング=クルーガー効果」に関しての記事をお伝えしたが、今回はその逆ともいうべき、能力が高い者が自己を過小評価する現象に関してである。

 この現象は、インポスター・シンドローム(詐欺師症候群)と呼ばれている。実際に自分の力で成功し達成したことであっても、どんなに周囲から高く評価されても、自分にはそんな能力はない、評価される資格はないと自己を過小評価してしまう心理状態を指す。

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 有能な女性に多く見られる現象なのだそうだ。

インポスター・シンドローム(詐欺師症候群)に陥ると?

 インポスター・シンドローム(詐欺師症候群)に陥ると、自分の成功や功績を受け入れることができず、それを評価されると、あたかも自分が周囲を騙しているかのように感じ、いつか詐欺師(インポスター)であることがバレてしまうのではないかと不安になる状態で、男性にも見られるが、特にハイキャリアかつ有能で真面目な女性がなりやすいとされている。

 「インポスター症候群(現象)」という概念は、1978年に心理学者のポーリーン・クランスとスザンヌ・アイメスが発表した論文「The Imposter Phenomenon in High Achieving Women(高業績をおさめた女性たちに見られるインポスター現象)」のなかで初めて言及された。

 著名人では、映画『ハリー・ポッター』シリーズのハーマイオニー役で知られ、名門米ブラウン大学を卒業して現在は国連の親善大使も務める英女優エマ・ワトソンが、インポスター症候群を告白して注目を集めた。

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 ほかにも知的な女優の代表格であるジョディ・フォスター、ケイト・ウィンスレット、ティナ・フェイ、そしてフェイスブックの最高執行責任者(COO)のシェリル・サンドバーグ、作家で活動家の故マヤ・アンジェロウなどが、程度の差こそあれ、自分がいかさまをしているように感じられた時期があったことを告白している。

インポスター・シンドロームの人に見られる特徴

 インポスター症候群の人に見られる特徴には、ネガティブ思考や自虐、仕事を何度も確認せずにいられない、職場で注目を浴びることを嫌がる、自信がないために過度に埋め合わそうとする(過度の残業や高すぎる目標設定)などが挙げられる。また、自分の成功を「努力や実力によるもの」と認められず、「単に運が良かったから」と考えがちだという。

 インポスター症候群そのものは精神疾患とは言えないが(とはいえ、重度になればうつ病の併発も疑われるという)、当然このような状態に陥っているのは当人にとっても楽なことではない。

 対処法として、ある心理学者は認知行動療法を薦めている。認知行動療法とは、認知(ものの受け取り方や考え方)に働きかけて気持ちを楽にする精神療法を指す。

 そこまでしなくとも、まずは信頼のおける友人や同僚に話を聞いてもらうだけでも違うという。特に自分が就いている業種・職種についてよく理解しているメンター(指導者)を見つけることができればなおいい。インポスター症候群に関しては、ひとり孤独にあれこれ考えていることはお薦めできないようだ。

via:telegraphmentalflossなど written mallika

 自分がまさにそうかも!能力が高すぎちゃって周りがついていけず申し訳ない気分になっちゃうのよね。なんて大きくうなずいているそこのあなた。それは逆にダニング=クルーガー効果の罠にはまっているかもしれないので、自己評価と他者評価のすり合わせをしていくことから、まずはじめよう。

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この記事へのコメント、66件

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  1. 外国→ それ病気やで
    にっぽん→ 有能なのに謙虚素敵
    なんかおもしろいねー

  2. うちの姉だ。優等生で親や先生に好かれるタイプで何でもキチンとして安定した職についてて偉いのに褒められると怯えるように萎縮する。自分は褒められたら舞い上がって喜ぶから姉が不思議。

    1. ※4
      日本の場合は褒められてそれを認めたら傲慢だっていうレッテルが貼られるからな。
      とくに女だと周りの女性の嫉妬が怖い。
      ちょっとできるやつだと思われると、陰に日向に足を引っ張ろうとする集団と化す。

  3. ただ態度が謙虚なだけなのか詐欺師症候群なのかは本人にしかわからんな

    1. ※5
      社会で認められるような「有能な女性」は男性からも嫉妬されるんやで。
      「男の俺より学歴も地位も高くて仕事のできる女」と思われたら敵認定されたも同然ですわ。

  4. 全然有能じゃないけど自己評価がめっちゃ低いので、いつ自分が「普通のふりした人間でないもの」とバレるかビクビクしながら生きてます
    ええ、欝です

    1. ※6
      似たような感じ
      元から自尊心や自信がなくてブレブレ
      パワハラでうつ状態になってから
      他人に会うのがより怖くなった
      テンションあがらないし普通に見せようとするのメチャクチャ疲れる

    2. ※6&9
      大丈夫。自分も何も出来きないと思って転職重ねたけど、自分が思っているほど他人は気にしていないし、改善点は薄々自分でも気づいているはず。自分を信頼してね!

  5. 「私、インポスター・シンドロームなんです。」
    と言う人がいるとしたら、自分を過小評価している事になるのか?
    過大評価していることになるのか?
    「私、インポスター・シンドロームではないんです。」
    と言ったらどうなのか。

  6. 昇給の話になると仕事辞めたくなる私はこれに該当してるのかな・・。
    前の会社でも 見合ってないので給料下げてください って上司に言ってたなぁ。

  7. 考え方によっちゃ化粧だって一種の嘘だからなぁ
    そんな事言い出したら世の中詐欺師だらけになってしまう
    過小評価でもあるんだろうけど、裏を返せば自意識過剰ではないんだろうか

  8. 「出る杭は叩かれる」予測能力かもね
    嫉妬で叩かれ続けてると開花し易いと思う

  9. 何を気にして病んでしまってる状態なのか、って話だから
    何でもかんでも病気にし過ぎってのはちょっと違うと思う

  10. お前はダメな人間だと常々いわれ、
    優秀な成績を収めても偶然だ
    他人に褒められても社交辞令だ
    異性と恋愛しても利用されてるだけだ
    親か兄弟にそんな風に言い聞かされてたとかじゃないのかね
    もしくは恋人や配偶者に現在進行形でそのような洗脳を受けてるのかもしれない

  11. 日本人は心をないがしろにしすぎている
    体育会系精神が、全てを気のせいであると縛り付けたせいで本当に測られた尺義で見ようとしない
    アメリカは心理学が発達しているので自尊感情尺度を測った上で病気であるかないか調べているのに
    日本人は謙遜してるだけ
    ぺてん師なだけ、と決めつけを行ってしまう。
    それこそがもっとも傲慢なダニング・クルーガーといえるのではないか

  12. 仕事でもそうだけど、恋愛関係、友人関係においても全く同じ心理状態がある。
    他人から好意を寄せられても、それは自分に本当に価値があるからではなく、価値があると思わせるように振舞っているから、それに騙された他人が自分の真価を見誤ってしまったのだと感じる。本当は好意を寄せられるほどの価値は自分にないし、化けの皮がはがれたらという不安が常につきまとう。そしてそれを思い込みではなく、事実であると感じることが問題を解決しにくくさせている。

    1. ※17
      俺もそれ思った。
      「何の取り柄もないと周りに思われている自分には、才能を磨く権利なんて無い」って思い込みってあるよな。せっかく人が自分を良くするために変わろうとしているのに、周りの人間が邪魔してくる。世間で美化されているほど縁や絆なんてそんな良いもんじゃない。
      本当に変わりたいなら、自分の身近にいる人間を敵に回すつもりでやらないと。

      1. ※15
        身近な人間を敵にまわすつもりで挑むんじゃなくて、敵な人、味方になる人を見極める方がいい気がする。
        完璧な味方なんてこの世にいないけど、パートパートで本当に味方(プラス)になる人間はいるし、損だよ
        偉人や成功している人が「この人がいなければ今の自分はなかった」って言ってるのも本心だと思う 
        ※15にいい出合いがありますように!

    2. ※17
      いや違うんだな。身内にはやれば出来るやれば出来るって言われてきたけど、本人が過度の完ぺき主義だと、仕事で良い成績を連発しても自分の仕事の粗探しをし始めるんだよ。
      んで結果出てるのに「あーなんであんなことしたんだろ」とか考え始めて→この成績は偶然だった。
      と判断するから自分の褒めることを知らない→いつまでも自分のマインドが向上しない。

  13. もしかしたら人は自分の特技を褒めてくれてるのかもしれないけど、褒められてる気が全くしない
    子供に「凄いでちゅねー^^」と言ってるのと同じ風にしか聞こえなくて喜べない

  14. こういう症状の方が、自身の崇高な目標を達成したとしたら
    どんな賞賛も受け入れられるようになるのかな。
    自身の理想像と周囲の賞賛が食い違っていると、目標達成を阻害されるという恐怖感なのかな?

  15. 謙虚控えめが美徳とされがちな日本人にはこういう人多いだろうなぁ
    そんな自分も、物事がうまくいっても「運がよかっただけ」って思うしいろいろ当てはまってる
    自覚しても直していくのって難しいよね

    1. ※20
      確かに体育会系は特にダニング・クルーガー効果を呈してる奴が多いな

  16. 他者が自分に対し求めるものと、自分が自分に対し求めるものは往々にして一致しない。自己目標が他者の求めるものを越えていれば、何故この程度で喜ばれるのかと思い、逆であれば何故分かってくれないのかと思うだろう。
    単に内外で認識のギャップが生まれているというだけであって、それ以上でもそれ以下でもない。ギャップがあってはいけないのなら、埋めれば良いだけ。形が合わないパズルを直すように、この作業に主観は要らない。より成長を求めたいなら、低きに合わせる必要もない。

  17. 働いても金をもらうだけの価値ある仕事ができない、金をもらうのは申し訳ないと思ってニートやってた。
    今は働いて報酬を貰うのは当然だと思っている。

  18. 自分の傲慢さをある意味自覚してるんだよね。さらに向上させたいという思いの裏返しにも思えるよ。
    この研究に反感持ってる訳ではないけどね。

  19. 日本でこれを克服しようとしたら傲慢だと叩かれるよ
    しかも直接文句言われるんじゃなく陰でネチネチと
    女は言わずもがなだが男でも女々しい奴が多いからなぁ

  20. 学部で一番じゃないと推薦してもらえない実習先を辞退してしまったことがある・・
    謙虚というか責任感のなさ、失敗が怖いっていう重圧で無理だったんだけどね。
    当時嫉妬深い友人とつるんでたからなんか変になってただけかも。
    代わりの実習先は最下層だったけど無責任に楽しめた。
    まじめなのは遊ぶのが面倒なだけで、誰もが地位みたいなもの望んで頑張ってるわけじゃーないんだろう。

  21. 自分が有能でまあいい人だってのが事実でも、自分で認めると嫌味かもと思ったり、力を楽しく発揮したら友だちと同じ場所にいられなくなって、一気に孤独になる気がして怖いんだよな。
    自分はカウンセリング行ったら才能もソバカスみたいな一つの個性だと思えと言われて少しホッとした。

  22. まぁこういう性格はある意味でその人のアイデンティティ、個性であり武器であると考えた方が良さそう
    記事に挙げられているハリウッド女優たちだって、そこからくる無限の向上心によって今の地位を築いた訳だし。
    崇高な目標を立てそれを達成したとしても、いつまでも永遠に未熟だと思い高みを目指し続けるからね。それは病的かもしれないが、良いことなのは間違いない

  23. 幼少期から優秀だと親兄弟などの身近な人にとってはそれが普通の状態になるから、どんなに良い結果を出しても全然褒められずに育ってきている可能性はあるよね。
    それが社会に出ると突然べた褒めされるようになるから戸惑うんだよ。
    このくらい出来て当然だし今まで誰も褒めてくれなかったのにどうしてこんなに持ち上げられるんだろう?ってなる。

  24. 女が結果出しても周りの男が手柄を横取りする
    (誰がやったかの明言はしないが自分がやったかのように周囲の人間をミスリードする)
    ということはよくあった。研究職で十年ぐらい働いてるけどそういう光景何度も見た。
    有能な女がいればその手柄を虎視眈々と狙う男は必ず一人は出てくるらしい。

  25. 名前付ければ病気になる、っていう病気が医者に蔓延してる可能性も・・・

  26. たまたまヒット作に恵まれて、次も上手くいくか分からない業界だからな
    成功が成功を呼ぶところもあるし

  27. 自分みたいに、能力値が底辺なのを理解していて、自信がまるで無いから、更に自身の能力を下方修正してる人間はどういうカテゴリになるんだろう(´・ω・`)

  28. 学歴や業績や年収が絡むと女の嫉妬よりも男の嫉妬のほうが怖い。
    女は学歴業績年収が低くても、モテや結婚や出産という別の価値基準があるから

  29. この病名がついた人はどうやって病名がついたのか気になるな
    自分は自分を過小評価してるです!なんて医者に言ったらそれは過大評価のほうだろうし
    周りから見て生活に支障が出るような認知バイアスっぽい行動があったんだろうか

  30. ジョディ・フォスターは超天才子役と称賛された頃から近年まで、ずいぶんと奇妙に自罰的な考え方をしつづけた自由でない人って印象だ。普通の人にもありうる話なんだろうけれど、それこそ「ギフトをいくつも受け取って生まれてきた人」レベルの話なのかなと思う。理解者極少なんだろうなあ。キツそうだ。

  31. ホンとはダメダメな自分を、周囲にばれないようにがんばっていた時期があったけど、ある時ふと「ばれてもいいじゃん」と思えるようになった。すごく気が楽になったよ。

  32. 騙してるとは思わないけど騙されてるんじゃないかとはよく感じる

  33. あ…ああ…これかなぁ
    名前があるんだ…自分だけじゃないんだ
    あなたは優秀だと言われても、すごいと言われても、相手が優しいか自分が無意識にそう言わせてるだけとしか思えない
    実際そんな風に言ってもらえるほど実力あると思えない…し…
    その言葉に失礼にならないようもっとがんばらなくちゃって無理するし
    自分の目標に届かないとまた落ち込むし
    誰もそこまで自分に求めてないと言い聞かせても、いつの間にか心が元の場所に戻ってる
    どう認められたら気が済むのか解らない
    子供の頃から何かが出来るようになるのは人より早かった
    早いと目立つしよく誉められる
    でも到達点が高いのは自分じゃない
    それがわかっているから騙してる気になる
    本当に誉められるべきは自分じゃないのにって
    心から誉められたことあるのかなぁ…
    真意がどうだろうとちゃんと受け止めないと相手にも失礼だって解ってるのに
    どうしても信じられない
    つらいです

  34. よっしゃあ!大丈夫だ。
    俺は何一つ成功しないから大丈夫だな、うん

  35. こういうのって病名つくんだ。
    自分に自信がないとか、多少誰でもあるんだと思ってた。
    それとも、これは日本で育ってしまったから普通に思えるのかな?
    自分も会社の上司とかその他いろんな偉い人にやたら「君は能力がある上にすごく頑張ってくれている」とか言われて実際出世や昇給もしてしまっているけど、自分では「いや、全然なんですけど…」としか思えないわ。
    ここで「だよな!」と思える人の方が正常なのか~。なるほどねぇ。

  36. 病的なレベルなのは一部かもしれないが、こういった心理は女性に一般的。
    「なぜ職場で女は昇進しないのか?」についてのどんな本や研究、講演でも、通常、女性は男性に比べると、記事にあるような心理や、自らの地位向上のために闘わない、という傾向を一因として指摘してる。実績に比べると自尊心が低い。「成功恐怖」という専門用語が当てはまるのも女性だけ。
    (男性は逆に、客観的な評価以上に自分は優れていると思ったり自分を大きく見せたり、自分はより上位がふさわしいと主張したりする傾向が子供のころから強く、競争相手を排除するのにためらいがなく、そのためにルール違反をやらかしても平気、そうやって優位獲得のために闘うのが得意。)
    進化上、男は社会の上位にたどり着く闘争をするよう適応したし、女性はそうではない。
    とある男性が女の悪いところを聞かれ、「闘わなければ余計泥沼になるときに、思い切ってとどめを刺せない、ためらってしまうのが問題。」といったのが非常に含蓄が深いと思った。

  37. なんでも病気にするのはよくないよ
    そんな病名に甘えるのは宗教的なものだ
    病名に甘えるくらいなら、人に相談して少しずつでも自信のなさを消していくとよろし
    病名に甘えていると、その事実に安心しきって前に進まなくなるよ

  38. 「そうか自分は病気なんだ、じゃあ仕方ない」ではよろしくないだろうけど
    「そうかかなり悩んでいたことはこういう病気なんだ…ほかにも悩んでいる人がいるんだな、克服した人もいるんだろうか?じゃあどうしたら克服できるんだろう」ってなればいいんじゃないですか?
    私は褒められても後々「子供を褒めるように褒められたんだろうか」と思ってしまって、素直に受け止められないところがあって、一瞬この記事の通りかな?とは思ったけどそもそも凄い能力なんてなかったよw

  39. 早くて当然、出来て当然、でなきゃ必要とされないよ
    ゆえに誉められたとしてもそれはあくまで社交辞令の美辞麗句なのさ
    だけどそこは、ありがとう、と、返すと良いんだよ
    美辞麗句だろうが社交辞令だろうが、例え皮肉だろうが、言われてうれしいなら素直に受け止めようぜ

  40. たとえば、子供のころ100点満点のテストで、90点取ったら「なんで、お前は100点取れないんだ」といって、親から罵倒され続けてそれが「プログラム化」されたものが「インポスター・シンドローム」であり、逆に60点で「これだけ取れれば十分だ、お前はえらい」こう言われ続けて「プログラム化」されたものが、「ダニング・クルーガー」なのだと思う。
    インポスター・シンドロームの場合には、悪循環を断ち切るためには効果的な「リフレーム」をする必要があると思うけど。
    こういう人に共通して言えるのは、子供のころから必要以上に「高すぎる価値基準」を持っていることで、常識的に自分が高い能力を持っていてもそれを「承認」することができない。
    なので、まず、「自分を承認すること」と「高すぎる価値基準を引き下げること」ついで、「完璧を目指す」という以外にも選択肢があるのだということを体感することが、必要なんだと思う。
    逆に、ダニング・クルーガーの人は「もっと良く自分を知りましょうね」と言ったほうがいいのだろうけど。

  41. 結局、ダニング・クルーガーとインポスター・シンドロームの境界線は自分に対する承認基準と、セルフイメージおよび価値基準のバランスがどのようにとられているか、の話になると思う。
    つまり、価値基準が高すぎてセルフイメージが低く、自己承認ができない場合がインポスター・シンドロームであり、逆に、価値基準が低く、セルフイメージが高すぎて、自己承認しまくりなのが、ダニング・クルーガーである。こういうことだと。
    では、どうすればこれらのバランスをとることができるのか、だけど、おそらく「禅」はこういうことを実現するために、体系づけられたという側面があると思う。

  42. 今回の記事に関しては、「病気」あるいは、「シンドローム」という考え方自体が、適切ではないかもしれない。
    以前も書いたけれど、NLP(日本語では「神経言語プログラミング」)では、人間の無意識の中には、成長過程で様々な体験によって生み出された、「プログラム」が存在してそれが、人間の行動を縛ったり影響を与えている。と考えている。
    今回の、「インポスター・シンドローム」もそういうプログラムの一つだと考えたほうがいい。
    そして、NLPでは、そのプログラムを「枠(フレーム)」としてもとらえていて、様々な処置を施すことで、その枠を組み替えたり新たに作ることができるとしている。
    例えば、今回の記事の場合には「自分」がものすごく小さい「箱」に閉じ込められていて、それで苦しい思いをしている。と考えてみる。
    その上で、その箱をいきなりなくすことは無理でも、二回りくらいは大きくしてしまう。そういうイメージを持ってみる。
    あるいは、「今の苦しい体験は、自分の将来にとって有益な投資となる」こう考えることで「枠」を変えてしまうのが、「リフレーム」。
    また、いきなりリフレームがむつかしい場合には、自分の周囲の環境や置かれている立場などを第三者の視点から眺めてみる「ディソシエイト」を行ってみるといいとも。
    ここのコメント欄でも、今回の記事に対して、共感する人が多いみたいだけど、そういう人は一度「NLP」関連の本を読んでみてほしいと思う。
    自分自身何か月か前にたまたま本屋でNLP関連の本を見つけて、そこから少しずつ紹介されている考え方やワークを参考にすることで、いろいろと「苦手意識」を克服することが出るようになっているので。

  43. この病気を認めた瞬間にこの病気じゃなくなるような気もするけど、そんな簡単な話でもないんだろうな。
    人間の精神はなんて複雑なんだろう。
    自分もこれか…!?と思ったけど、ただの誤魔化しの上手な真面目系クズだったわ。

  44. 小さい頃から家族に否定ばかりされてきました。 周りからは自信持っていいんだよって言われるけど、持つのがこわいです。毎日、誰かに見捨てられるんじゃないかって不安で眠れないです。

  45. 商売で店の特色だそう思って自分の得意は何なんだろうと考えた時、学生時代ノートに落書きするのんとか良くやってたなぁて思って、たまたま絵を選んで、活動しだしたして6、7年。数こなしたら自然と自信を持てとかお客様から言われるくらいにはなれたりもしたけど、いまだにわからないな。俺は気は真面目な方だけど(幼少時は、悪さしたら、ケツにモグサ乗せられたり、親父の鉄拳制裁や帰る時間が遅ければ家追い出されたりしながら倫理観を身につけて、善悪の区別出来る感じに育った人間だ。ルールさえ守れば、愛情と自由に溢れた家庭環境だった)
    真面目な気の持ちようを表にアピールしている人間でもない。客観的に見れば気さくで、のほ~んでおどけて見せたりな感じだなぁ。
    でもどっかで一線を引く。それが礼儀を守ることになっているのかさだかではないが…品の悪い(悪いだけなら普通に接するが)他人を傷つけて、こっちにもフってくることあれば、平常心であろうとしても顔に出たり、口に出たりして良く胸ぐら掴まれたりするタイプなんだけどね(´¬`)昔からヤンチャな奴や腐った根性してる奴等に標的にされてきたなぁ。
    自分の人生は道は真っ直ぐ歩きたいと常々思うんだか…
    寄り道は好奇心以外はいらないですよ。
    まぁ、さておき
    自信を持て言われても
    自信の持ちかたもわからない偉そうにすることでもないみたいだし難しいものだ。
    色々経験して思うに、
    言葉と態度のニュアンスは常に自分らしく。
    自分で選んだことならば!
    自分を信じて頑張れば良い!ただそれだけだ。
    自分を信じることが自信て結論だしてる。今のところ。
    自分らしく振る舞うこと。
    自分が生きやすく居ることが一番だ。
    楽しくないと生き甲斐ないし。

  46. それあるわ( ̄▽ ̄;)
    ヤッターマン!て万歳しながら喜んだことないな。
    そんなとき、逆にreactionに困って、あぁ…ははぁ~って笑って誤魔化す。
    何しても駄目出しみたいなん喰らうことのが多いから、疑ってしまう。
    ほんまに喜んでる時は、お客様色々見てきたけど目で語るよね
    やっちまったって時も
    目で訴えてくるね
    終わりは、いつもオドオドする( ̄▽ ̄;)

  47. ハーマイオニーは違うと思うんだけど、シンデレラガールで実力と地位が乖離していると的確な自己分析できてるよ、この人。その状態の言い訳にこの症状を引用してるだけじゃ…
    たまたま上手くいって誉められて、次はできそうにない、みんなの期待を裏切ってしまう!て思うことは皆さんあるんじゃないの?

  48. 本当にこの症候群にかかっている人は、自分を過小評価しているのでしょう?
    医者から診断されたならまだしも、「有能な人がかかる」みたいに書かれているこの場で独断で「自分がそうだよ!」って言う人は、逆に自分を過大評価してるんじゃないの。

    1. こういう病気(認知のゆがみ)に対して、「あ、自分を優秀だって言っちゃうんだ?w」とか「この病気って理解できたからには自分が優秀だってわかったんだよね?w」とか思って言ってしまうような雰囲気がさらに症状を助長するんやろうな
      そしてここのコメントでも散見されるように「私は自分を優秀だなんて思ってません、そんなに自惚れてた身の程をわきまえない恥ずかしい人間ではありません」って宣言するような予備軍が生まれるわけだ
      ※62
      認めたからってすぐに認知のゆがみが改善されるわけないやん
      こういうのは生理的嫌悪感と似てる
      「こうすればいい」と納得したからといって対応できるわけじゃない

  49. 自分は能力が高いわけじゃなくて、勝手に周りが変人だとか何か成功しそうな人間だとか言ってくる。みんな節穴すぎて不安になる

  50. 多くの場合、上には上がいて、下には下があるように思う。他人の自分に対する評価も、自分の他人に対する評価も、共に相対的なものなんじゃないのかな。自分に対する「正当な評価」というものが何なのかわからなくなってきた。もともと、そんなものがない可能性もあると思う。でも、他人から自分に対する評価や、自分の自己評価、また自分に対する正当な評価(そんなものがあればの話だが)が何であれ、向上心を持つことは人間にとって必要だと思う。

  51. 多くの場合、上には上がいて、下には下があるように思う。結局、自分を含む人間の正当な評価とは、「これは(ここまでは)できるけれど、これは(ここまでは)できない。」という、他人がそれを聞いてどう思うかによらない具体的な事実であって、能力が「高い」「低い」といった、評価する人によって意見の異なるものではないのかもしれないと思う。

  52. ああたぶんこれだわ……
    賞を5個くらい貰ってるけど自信になってないし、実感がないから嘘みたいに感じる。
    あと回復プログラム?をwikiで見たけど受け入れられないな……
    拒絶反応が強いというか。

    あとイチロー選手が会見の質疑でささやかな誇りと言っていたけど同じかもしれないね。

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