アメリカのニューヨーク州トレントンフォールに住んでいる写真家のパメラ・アンダーヒル・カラズさんの家の庭にコヨーテがやってきた。そして、雪に埋もれていた犬用のぬいぐるみを見つけた。
その光景を見ていたパメラさんは、ぬいぐるみと遊ぶほほえましいコヨーテの姿をカメラに収めた。
パメラさんの住むトレントンフォールは自然に恵まれた田舎である。彼女が保有している敷地は、森や草原を含め、48エーカー(58760坪、19ヘクタール。約東京ドームの4倍の広さ)という広大な土地で、たくさんの野生動物が彼女の家の裏庭に住んでいる。パメラさんによると、ここ数年、彼女の敷地内にはコヨーテが住んでいて、夏の夕方になると、彼らの声が聞こえると言う。
そして最近、コヨーテの遠吠えを聞くよりも感動的なことが起きたのだ。
パメラさん宅のドライブウェイは、約645メートルにもなる。その両脇には樹齢45年のバルサムの木(クリスマスツリーに利用される木)が立ち並んでいる。写真家のパメラさんは、仕事柄常に野生動物たちの観測をしている。その日も、朝のコーヒーを飲んでいると、一匹のコヨーテが目に留まった。
そのコヨーテは、周りを見渡して異常がないことを確認すると、少しずつ近づいてきた。落ちている木の枝にマーキングして木のところへ行き、庭のすみっこに現れた。再びあたりを見渡し、更に近づいてきた。その時、コヨーテは、雪の下にうもれているおもちゃに気づいたのである。
コヨーテはおもちゃに近づくと、その周囲に残っているパメラさんの飼い犬のニオイを確認し、おもちゃのニオイを嗅ぎ、おもちゃを拾い上げて捨てた。そしてまた拾った。
信じ難いことが起きたのはその後だった。まるで、人間に飼われている犬が、おもちゃで遊ぶのと同じように、野生のコヨーテがぬいぐるみを空中に投げ遊び始めたのだ。「彼は5分から10分ほどぬいぐるみで遊んでいました。空中に放り投げては、じゃれついて、地面におちたぬいぐるみをまた放り投げて… そして、しばらくすると何事もなかったようにその場から立ち去っていきました。」とパメラさんは語った。
パメラさんによると、パメラさんの飼い犬はよく、庭にぬいぐるみを置き去りにするそうだ。だがそのぬいぐるみは再び回収されることはなく、これまでに複数のぬいぐるみが姿を消したという。
コヨーテがぬいぐるみで遊んでいる姿を見たパメラさんは、コヨーテたちはぬいぐるみ遊びが好きで、無くなったぬいぐるみもコヨーテが持ち去ったのではないかと推測している。
何かとじゃれたり遊んだりするのは犬や猫などの飼いならされた動物だけではないのだが、それでも人間は、野生の動物が無邪気に遊んでいる光景に心を奪われる。
きっと無意識のうちに、野生動物は無駄な行動はせず、生存するためだけに全エネルギーを注いでいると考えているのだろう。しかし、成長するためには「遊び」が必要なのだ。多くの種において、動物の子供は遊びを通して将来必要となる狩りや、ケンカの仕方や、集団で暮らす方法を身に着けていく。
だから、子狐たちがじゃれあっている姿や、小熊が取っ組み合っている姿を見ても、我々人間はさほど驚くことなくその光景を楽しんでいる。しかし、大人の動物が遊んでいる姿を見ると、その予期せぬ行動に私たちは驚きを隠せない。人間だけが日々の生活で娯楽を必要としているのではないということを思い知らさせるような状況である。
「このような光景を見ると、野生の動物も人間に飼われている動物も根本は同じなんだと気づかされます。」とパメラさんは語る。「彼らには個性があり、感情があり、この殺伐とした世の中で生き抜くためにいろいろと頑張っているのです。私たち人間と同じです。」
ぐふふ♡可愛いなぁ♡
(U*^ω^)たのしいお!
かわいすぎる…
凛々しいコヨーテの顔つきとヌイグルミ遊びというギャップがいいな
ヒトでも動物でも大人がたまーーに見せる無邪気さって…萌える
凛々しい見た目とのギャップがたまらなく可愛い
なつかない野性の美人が人知れず無邪気に遊んでる姿っていいよね
美し可愛いいいい! (*´∀`*)
※8
なるほど確かにそれは素敵だな
うん 改めて考えさせられるな
かわいいし、やっぱりかっこいい
犬の祖先たちも、こんな感じで人間に近づいていったのかな。
時折、かわいい姿を見せながらw
かわいい、可愛すぎる。
小動物をおもちゃにする感じじゃないかね
コヨーテだって飼い犬のようにおもちゃで遊ぶ
のではなく
飼い犬も野生のイヌ科やネコ科が獲物を食べもしないのに弄ぶのと同じようにおもちゃで遊ぶ
のだろう
米12
日本語しっかりしろ
矛盾してるぞ
進化の度合い二歩と半分
※13
むしろ逆。
飼い犬が、野生の本能で獲物をもてあそぶようにおもちゃであそぶ。
でもだからといって、遊んでいないわけじゃない。
野生でも飼育下でも、楽しんで遊んでいるんだよ。
※29
多分知能の高い生物(多くは哺乳類か鳥類ですが)は、生活に余裕があって遊びをするんじゃないでしょうか。 だから、カラス並みに賢い鳥にどういうのがいるかわかりませんが、遊ぶのではないかと。 オウムとかってどうなんでしょうね。
哺乳類もかしこそうな奴らは遊んでるように思えます。 ネズミだって食べるだけじゃなくて、ネズミ車?を回すなど遊んでますよね。 見たことないですが、コウモリとか原猿とか、どうなんでしょうね。
カメラ目線のショットは向こうも気付いてるのかな
「‥‥何見てんだよ、まあいーけど邪魔すんなよ」みたいな?
※14
追いつ追われつ
※14
ハイ!
なんか『ポケモンであそぶ彫り物付のアニキ 身長190cm』みたいな記事・・・
え!?なにこれ面白い!な感じw
※16
なんかその例えいいなw和む
ギャップ萌え…
遊んでいてさえ凛々しくて格好いい、なのに可愛いとか。
かなりツボ。
犬は狩りの代わりにおもちゃで遊ぶものだと思ってたけど、違うんだね。みんなおもちゃが好きなんだ。
ペットを襲うらしいから、あんまり距離が近付くのも問題なんだよね
一面の銀世界の中で
一見獰猛そうな獣が
もふもふ無邪気におどけて遊んでたら
そんなの可愛いに決まってるやないか
おっ、私の好きな動物ではないですか。
くたびれた顔つきと、こちらを見透かしているような視線にドキドキ。
>> きっと無意識のうちに、野生動物は無駄な行動はせず、生存するためだけに全エネルギーを注いでいると考えているのだろう。しかし、成長するためには「遊び」が必要なのだ。多くの種において、動物の子供は遊びを通して将来必要となる狩りや、ケンカの仕方や、集団で暮らす方法を身に着けていく。
クッソ勉強になるww しかしぬいぐるみで遊ぶコヨーテってシュールでかわいいなw
これを聞いたハイカー達が、ヌイグルミを「コヨーテ避け」として携帯し始めそうw
動画はどこですか!
>「彼らには個性があり、感情があり、この殺伐とした世の中で生き抜くためにいろいろと頑張っているのです。私たち人間と同じです。」
この言葉に尽きるね。
数日前か、木の枝で遊ぶカラスの動画があったよね。
あれって野生じゃないのかな。
イルカだってクラゲを上空へ激しく打ち上げたりして遊ぶし、
狩りなど生きる為に遊んでる訳じゃないと思うよ。
人間などと言う傲慢な動物と同じで、純粋にヒャッハーしてるだけ。
アントワンや!!
リアルアントワンがおる!!
青いケーキ文化のアメリカでは、肉食獣も不自然な青い毛皮の獲物に
けっして動じることはないんだぜ
かっこいい顔してるよなコヨーテ
コヨーテも可愛いが、解説文がなかなか面白いな。人間の主観(思い込み)の
部分もだいぶあろうのだろうけど、情緒があって俺は好きだ。
ホイジンガのホモ・ルーデンスもそういうことだよな
わたしがこれを見ていたとしたら、イヌのニオイのするぬいぐるみに縄張りを脅かされた気がしてしばいたんだな、と思ってしまったと思う…
coyote , colord darkness を思い出した
ロードランナーと追いかけっこはまだか!
動物はみんな遊ぶよね。
特に子供や若い個体は顕著。もちろん遊びが狩りやケンカの練習という一面はあるのだろうが、楽しんでやっているってのはイヌ科などを見ているとわかる。そういえば、E.T.シートンの動物記で、野生のカワウソ親子が川岸の泥の天然滑り台で遊んでたっていうのがあったなぁ。
ぐうかわ。
外人さんが野生とか本能って言って人間と区別しないのは珍しい気がする
>きっと無意識のうちに、野生動物は無駄な行動はせず、生存するためだけに全エネルギーを注いでいると考えているのだろう
昔はそう思ってた、遊びは狩の練習だったり本能を満足させるためだったりして必要なことなんだろうけど、動物も本当にまったく何の意味もない行動をとったりする