カレイドスコープ

| 全記事タイトルリスト
HOME   »   地震・噴火  »  「九州でM8クラスの直下型巨大地震が起こる」と予測していた
       
20160416-2.jpg

あの阿蘇大橋が崩落。
いかに凄い地震なのか、やっと現実に立ち返ることができる。
唯一稼動している川内原発にも震度4の地震が複数回、襲っている。
いずれ放射能漏れが起こるだろう。

それでも、九電と官邸は意地でも川内原発を止めないだろう。止めてしまえば、今後、すべての原発の再稼動が暗礁に乗り上げしまうからだ。
いったい、自民党は何度、日本を破壊すれば気が済むのか。


中央構造線の先にあるのは、「年中放射能おもらし」の最悪の伊方原発

阿蘇大橋は、九州を訪れるツーリング・ライダーなら必ず走りたくなる美しい橋。
この頑強な構造の橋脚が崩壊したということは、おそらく阪神淡路大震災より大きな破壊力が作用したと考えるほかない。

気象庁は、今日の午前1時25分頃に起きた※震度6強(発表では深度12km)の地震が本震で、地震のエネルギーもM7.1からM7.3に変更した。
(※ 20日になってから、「震度6強」は「震度7」に修正された)

これは、阪神淡路大震災と同規模のエネルギーだというが、被害の拡大はそれ以上かも知れない。(阪神淡路大地震はM7.3だった)

20160416-3.jpg

今朝、テレビで地震速報を見ていた人は、震源が東にどんどん移動していく様を目撃したはずだ。

熊本市街→阿蘇→大分・・・そして別府まで震度5以上の地震に複数回見舞われていることから、中央構造線づたいに震源が広がっていることは確かだ。

20160416-4.jpg

つまり、「断層のズレが連鎖反応を起こしている」というより、日本列島の真下で広範囲の地殻変動が起こっている、ということなのだ。

余震はすべてピンポイントで起きている。

ところが、この震源にしても計算上のことであって、実際の震源とは違う。
もっと浅い余震もあるのだ。

だから、数年前から一貫して気象庁の推測は当てにならないので信じてはならない、と何度も書いてきた。

気になるのは、関東でも微震が13日の夜から続いていることだ。
特に14日、15日は目立って体感が激しくなっている。(敏感な人でなければ気が付かないかもしれないが) 地鳴りも聞こえる。関東も油断しない方がいい。

武蔵野学院大の島村英紀特任教授は、この地震を『双子地震』と推測している。
双子どころか、三つ子地震になる可能性もある。

というのは、低気圧がやってくると、「摩擦の解放」が起こって地下で地滑り(地震のこと)が起こりやすくなるのだ。

それまで高気圧によって地層に圧が加えられていたところに、突然、低気圧がやってくると圧が解放されて、断層などの地滑りが起きやすいラインに沿って群発地震が次々と起こるという説である。

これは、ニューヨークタイムズが2009年に報じた科学者たちの見解だ。

「平成28年熊本地震」(気象庁はそう命名した)の場合は、震源がおそらく数kmから12、3km程度だから、急激な減圧によって、群発地震が起きやすくなる。
最悪の場合は、本震のM7.3を上塗り更新することが起きるかも知れない。

さらに悪いことに、震度6の地震が阿蘇のカルデラの中で起きたことだ。

これが小規模噴火を招いたことは否定しようがないが、さらに今夜、暴風雨によって大量の雨が降った場合、阿蘇山系の地下に雨水が蓄えられる。
それが、中央構造線つだいに新たな地滑りを次々と誘発することが考えられる。

結局、その震動がマグマの通り道を作って、阿蘇の大規模な噴火に結びつく可能性がある。

そうすると、桜島、霧島山系でも噴火が起こって、川内原発にダメージを与える可能性が出て来る。

また、中央構造線伝いには、四国の佐多岬半島にある伊方原発が位置している。この原発は、年中、放射能漏れを起こしていることで知られている最悪の原発だ。
結果は言うまでもない。

20130223-2.jpg

この地震で、海外から数通、メールをいただいている。
内容は、やはり川内原発の放射能漏れである。

お馬鹿な日本人より、海外の人々のほうが、よほど日本の政府の対応をよく観察しているのだ。

政府の非常災害対策本部は、くだらない会議ばかりやっている。これが欧米の政府の顰蹙を買っているのだ。

同じタイプの地震、同じタイプの原発事故は二度と起こらない。

安倍晋三が元凶となって引き起こされた福島第一原発人災事故のときは、震源が沖合だったため、被災者は建物の中に避難することができた。

しかし、今回の「平成28年熊本地震」では、直下型のピンポイント地震が群発するという今までにないタイプ。
建物の中にいると余震で建物に押しつぶされるかもしれない、という恐怖から屋内に入ることができないのだ。

今夜から雨が降る。
外で毛布にくるまっている避難者たちに一刻も早く、テントを。遅れると病死する人が出てくる。

潜在的な「双子地震」、「三つ子地震」がこれから襲う蓋然性はかなり高い。
それでも安倍の官邸は川内原発を止めないのであれば、東京オリンピックに不参加を表明する国を劇的に増やすことになるだろう。

この無能で人間離れしたクズは、いったい何度、この国を破壊すれば気が済むのか。

もっとも、その前に日本は経済崩壊しているだろうから、どのみち東京オリンピックを開いたとしても、小学校のマスゲーム大会ほどの淋しいイベントになるだろう。

2013年の時点で、「九州でM8クラスの直下型巨大地震が起こる」という予測が出ていた

実は、2013年の段階で、「M8クラスの九州大地震が起こる可能性」が指摘されていた。
これについては、何人かの学者が、すでに警鐘を鳴らしていたのだ。

そのひとり、琉球大学名誉教授の木村政昭氏が、昨日、ホームページを更新しているので読んで欲しい。(画像クリック)

20160416-1.png

木村教授は、「これは、本図で予想される“日向灘地震域”からのプレッシャーによる、右横ずれ断層と解析されます」と述べている。

つまり、かねてから多くの地震学者が指摘していた「日向灘に溜りに溜まっているストレス」が、九州全体の活断層に圧力を加えているのだ。
これが、九州全体の地下で起こっている地殻変動の主な正体である。

すでに、3年前に九州でマグニチュード8クラスの地震が近いというデータが続々出ていたのだ。

それでも川内原発の再稼動差し止めを「根拠なし」と認めなかった裁判官、西川知一郎の電力会社との癒着を疑え。国民は、不正が出てくれば、この裁判官を法廷に引きずり出さなければならない。

非難を浴びそうな言い方ではあるが、この日向灘地震域のストレスが、現在進行中の「平成28年熊本地震」によって若干でも解放されたのであるなら、さらに破滅的な巨大地震は少しでも遠のいたのかも知れない。

しかし、そうでない場合は、日向灘地震が南海トラフ地震を早め、富士・箱根・伊豆火山帯をゆさぶることによって伊豆・小笠原海溝での地震を誘発するだろう。

その前に、伊豆大島が噴火する。

それにしても、自衛隊には頭が下がる。
私たちは、こうした若者たちをアメリカのために無為に死なせるような愚劣な国民になってはならない。

九州を揺るがしている神は、その怒りから阿蘇神社を破壊し、私たちに訴えているように思えてならない。





関連記事
       
NEXT Entry
安倍政権は「熊本巨大地震」をも利用する“血のナチス”政権
NEW Topics
統一教会と創価学会の漆黒の闇を知らなければならない③と④
統一教会と創価学会の漆黒の闇を知らなければならない②
統一教会と創価学会の漆黒の闇を知らなければならない①
FEMA強制収容所の設置とワクチン医療従事者の暗愚③
FEMA強制収容所の設置とワクチン医療従事者の暗愚②
FEMA強制収容所の設置とワクチン医療従事者の暗愚①
マイナによって2024年は「666獣の経済」元年となる
グレートリセット本番!生き残る日本人は10人に1人
今世紀最大の逆イールド発生!大倒産時代をどう生き残る
3年後に迫る人類史上最大のターニングポイント③
3年後に迫る人類史上最大のターニングポイント②
3年後に迫る人類史上最大のターニングポイント①
この冬から始まる世界同時崩壊のイベント
計画的食料危機で世界政府があなたをシープルにする方法
食料配給制度が復活し、UBIによって人口削減へと進む④
ブログ管理人

管理人:ダンディー・ハリマオ

『カレイドスコープ』は「目から鱗(うろこ)」とよく言われます。
このブログは視界ゼロメートルの世界情勢を見通す独自の視座を持った未来透視図です。
メルマガお申し込み

有料メルマガのバックナンバーを販売中です。
ご質問について
初歩的なご質問については、更新作業の妨げになるのでお受けしません。まずは自分で調べることを習慣づけてください。
中国の日本破壊計画
超限戦 21世紀の「新しい戦争」
喬良 (著), 王湘穂 (著), 坂井 臣之助 (監修), Liu Ki (翻訳)

日本掠奪―知ったら怖くなる中国政府と人民解放軍の実態
鳴 霞 (著)

中国人民解放軍知られたくない真実―変貌する「共産党の軍隊」の実像
鳴 霞 (著)
ハイパーインフレ対策
破局に備える―’80年代を乗り切る法 (1980年)/ハワード・J.ラフ (著)
これが世界の実相
日米戦争を策謀したのは誰だ! ロックフェラー、ルーズベルト、近衛文麿 そしてフーバーは
林 千勝 (著)

ビルダーバーグ倶楽部-世界を支配する陰のグローバル政府
ダニエル・エスチューリン (著)

闇の世界史―教科書が絶対に教えない
ウィリアム・G.カー(著)、太田龍(翻訳)

世界の歴史をカネで動かす男たち
W.クレオン・スクーセン(著)、太田龍(翻訳)

スノーデン、監視社会の恐怖を語る 独占インタビュー全記録
小笠原みどり(著)

タックスヘイブンの闇 世界の富は盗まれている!
ニコラス・シャクソン (著)

原爆と秘密結社 元米陸軍情報将校が解明した真相
デビッド・J・ディオニシ (著)、平和教育協会 (翻訳)
デジタル通貨と人工知能
そろそろ、人工知能の真実を話そう 
ジャン=ガブリエル ガナシア (著)

デジタル・ゴールド──ビットコイン、その知られざる物語
ナサニエル・ポッパー(著)

人工知能と21世紀の資本主義
─サイバー空間と新自由主義
本山美彦 (著)

1984年 (まんがで読破 MD100) 
ジョージ・オーウェル (著)
日銀の謎
円の支配者 - 誰が日本経済を崩壊させたのか
リチャード・A.ヴェルナー(著)

中央銀行が終わる日:ビットコイ
ンと通貨の未来
岩村 充(著)
反グローバリズム

エコノミック・ヒットマン
途上国を食い物にするアメリカ
ジョン パーキンス (著)


世界を不幸にしたグロー
バリズムの正体
ジョセフ・E. スティグリッツ (著),

放射能被曝から守る

放射線はなぜわかりにくいのか―放射線の健康への影響、わかっていること、わからないこと
名取 春彦(著)

放射性セシウムが人体に与
える医学的生物学的影響: チェルノブイリ・原発事故被曝の病理データ
ユーリ・バンダジェフスキー著

低線量内部被曝の脅威―原子原子炉周辺の健康破壊と疫学的立証
ジェイ・マーティン グールド(著) Jay Martin Gould(原著) 肥田 舜太郎(翻訳), 齋藤紀(翻訳), 戸田清 (翻訳), 竹野内真理(翻訳)

終りのない惨劇
ミシェル・フェルネクス著 竹内雅文(翻訳)
カテゴリ

openclose

カテゴリー+月別アーカイブ
'); } if ( plug_in == 'scroll' ) { document.write('
', '2022年 11月 【4件】
2022年 10月 【4件】
2022年 09月 【5件】
2022年 08月 【5件】
2022年 07月 【3件】
2022年 06月 【4件】
2022年 05月 【4件】
2022年 04月 【5件】
2022年 03月 【4件】
2022年 02月 【5件】
2022年 01月 【4件】
2021年 12月 【5件】
2021年 11月 【4件】
2021年 10月 【5件】
2021年 09月 【5件】
2021年 08月 【5件】
2021年 07月 【4件】
2021年 06月 【4件】
2021年 05月 【5件】
2021年 04月 【4件】
2021年 03月 【5件】
2021年 02月 【4件】
2021年 01月 【3件】
2020年 12月 【8件】
2020年 11月 【5件】
2020年 10月 【6件】
2020年 09月 【5件】
2020年 08月 【5件】
2020年 07月 【6件】
2020年 06月 【4件】
2020年 05月 【7件】
2020年 04月 【8件】
2020年 03月 【8件】
2020年 02月 【8件】
2020年 01月 【13件】
2019年 12月 【7件】
2019年 11月 【5件】
2019年 10月 【8件】
2019年 09月 【4件】
2019年 08月 【5件】
2019年 07月 【8件】
2019年 06月 【8件】
2019年 05月 【5件】
2019年 04月 【3件】
2019年 03月 【7件】
2019年 02月 【4件】
2019年 01月 【5件】
2018年 12月 【8件】
2018年 11月 【9件】
2018年 10月 【5件】
2018年 09月 【13件】
2018年 08月 【5件】
2018年 07月 【4件】
2018年 06月 【6件】
2018年 05月 【4件】
2018年 04月 【9件】
2018年 03月 【15件】
2018年 02月 【5件】
2018年 01月 【7件】
2017年 12月 【6件】
2017年 11月 【6件】
2017年 10月 【9件】
2017年 09月 【13件】
2017年 08月 【10件】
2017年 07月 【17件】
2017年 06月 【10件】
2017年 05月 【3件】
2017年 04月 【12件】
2017年 03月 【19件】
2017年 02月 【11件】
2017年 01月 【9件】
2016年 12月 【9件】
2016年 11月 【17件】
2016年 10月 【9件】
2016年 09月 【9件】
2016年 08月 【5件】
2016年 07月 【10件】
2016年 06月 【15件】
2016年 05月 【10件】
2016年 04月 【29件】
2016年 03月 【19件】
2016年 02月 【24件】
2016年 01月 【24件】
2015年 12月 【8件】
2015年 11月 【5件】
2015年 10月 【11件】
2015年 09月 【20件】
2015年 08月 【13件】
2015年 07月 【12件】
2015年 06月 【16件】
2015年 05月 【10件】
2015年 04月 【22件】
2015年 03月 【11件】
2015年 02月 【19件】
2015年 01月 【20件】
2014年 12月 【16件】
2014年 11月 【10件】
2014年 10月 【10件】
2014年 09月 【10件】
2014年 08月 【20件】
2014年 07月 【17件】
2014年 06月 【16件】
2014年 05月 【15件】
2014年 04月 【14件】
2014年 03月 【20件】
2014年 02月 【9件】
2014年 01月 【11件】
2013年 12月 【7件】
2013年 11月 【14件】
2013年 10月 【17件】
2013年 09月 【16件】
2013年 08月 【18件】
2013年 07月 【20件】
2013年 06月 【27件】
2013年 05月 【21件】
2013年 04月 【26件】
2013年 03月 【28件】
2013年 02月 【12件】
2013年 01月 【15件】
2012年 12月 【14件】
2012年 11月 【18件】
2012年 10月 【13件】
2012年 09月 【15件】
2012年 08月 【19件】
2012年 07月 【23件】
2012年 06月 【20件】
2012年 05月 【19件】
2012年 04月 【11件】
2012年 03月 【16件】
2012年 02月 【18件】
2012年 01月 【10件】
2011年 12月 【16件】
2011年 11月 【11件】
2011年 10月 【19件】
2011年 09月 【21件】
2011年 08月 【23件】
2011年 07月 【24件】
2011年 06月 【26件】
2011年 05月 【41件】
2011年 04月 【39件】
2011年 03月 【36件】
2011年 02月 【12件】
2011年 01月 【15件】
2010年 12月 【11件】
2010年 11月 【12件】
2010年 10月 【13件】
2010年 09月 【8件】
2010年 08月 【10件】
2010年 07月 【13件】
2010年 06月 【10件】
2010年 05月 【10件】
2010年 04月 【9件】
2010年 03月 【10件】
2010年 02月 【15件】
2010年 01月 【25件】
2000年 01月 【1件】
'); } //--> 
全記事表示リンク
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

ハリマオレポートへ

姉妹サイト「ハリマオレポート」へ
検索フォーム
リンク10-インフレ
リンク17-中東情勢
リンク18-外国語サイト
ログイン
QRコード
QRコード

Page Top