試験運用中なLinux備忘録・旧記事

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Bazaarでlaunchpad上のプロジェクトからソースを取得する(2011年1月時点・ページ1/3)

launchpad.netは色々なソフトウェアの開発リポジトリとしても利用されており、その中に登録されているプロジェクトは誰でも開発段階のソースを取得することができる(コード変更は基本的に開発者のみ)。この取得にはBazaarというツールを用い、コマンドではbzr*1,GUIツール(PyQt4使用)ではBazaar Explorerがある。開発者が変更を書き込む際にもこのツールが用いられる。

ディストリのパッケージ名について

コマンドは「bzr」,GUIツールのBazaar Explorerは「bzr-explorer」という名前になっていることが多い。

実行

bzrコマンドは操作ごとの内部コマンドをコマンド行引数に付けて実行する。

$ bzr [内部コマンド] ([オプション...])

ヘルプは内部コマンドhelpで参照でき、内部コマンド(help含む)ごとの詳細な使い方を表示することもできる。

(一般的なヘルプを表示)
$ bzr help

(内部コマンドごとのヘルプを表示)
$ bzr help [内部コマンド]

GUIのBazaar Explorerはデスクトップ環境などのメニューから起動できる他、コマンドではbzrの内部コマンドとして

$ bzr explorer

と起動することもできる。

データ取得の方式

ソースツリーの取得には

  • branch
  • checkout(co)

の2種類の内部コマンドのいずれかを用いる。
違いは
http://wiki.bazaar.canonical.com/CheckoutTutorial
に書かれている。特にcheckoutが必要という事情がなければbranchのほうを使用することになる。GUIツールのBazaar Explorerでも、どちらを選択するか分からない場合はbranchの使用を推奨している。ページ2に書いている作業もbranchを使用したものとなる。
ただ、checkoutは指定によっては転送するデータ量を減らすことができるため、ソースツリーの内容を1回だけ取得するというような場合には役に立つ(そうでない使い方のときには欠点もある)。

(「Bazaarでlaunchpad上のプロジェクトからソースを取得する(2011年1月時点・ページ2/3)」に続く)

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関連URL:

使用したバージョン:

*1:「bz」で始まるがbzip2圧縮とは関係がない