試験運用中なLinux備忘録・旧記事

はてなダイアリーで公開していた2007年5月-2015年3月の記事を保存しています。

2008-10-01から1ヶ月間の記事一覧

Mandriva Linux 2009.0上のuswsuspについての覚え書き(後半)

「Mandriva Linux 2009.0上のuswsuspについての覚え書き(前半)」の続き。 スワップファイルを使用する場合について補足 ファイルの作成 スワップファイルの自動有効化 休止時におけるパーティションのデバイス名の指定 進行状況表示について 復帰の問題点 参…

Mandriva Linux 2009.0上のuswsuspについての覚え書き(前半)

ここではMandriva Linux 2009.0上でuswsuspによる休止状態を使用するためのメモを扱う。コマンドを使った作業も多いが、極力GUI(GNOME上)で作業できるようにし、スワップパーティション(もしくはスワップファイルを含むパーティション)の指定にはUUIDを用い…

Mandriva Linuxのパッケージマネージャ(Rpmdrake)について

Mandriva LinuxではRpmdrakeというユーザフレンドリーなGUIパッケージマネージャが利用できる。 起動 起動時の認証について 使い方 絞り込み 起動メニューもしくはMandriva Linux コントロールセンター*1から「RPM をインストール/アンインストール」を開く…

x86_64版Mandriva Linuxにおけるx86_32版ライブラリの管理について

「GentooからMandrivaへの乗り換えとebuildの在庫処分」でも乗り換えた理由の1つに書いているが、x86_64版Mandriva Linuxでは、Debian/UbuntuやGentooと比べてx86_32版ライブラリの管理が楽になっている。RPMパッケージを使用した他のディストリにも言えるか…

Mandriva Linux 2009.0のインストールメモ(後半)

「Mandriva Linux 2009.0のインストールメモ(前半)」の続き。 パッケージの選択 インストール 管理者パスワードと一般ユーザの設定 ディスプレイの設定 まとめ 更新 起動 パッケージの選択 最初にデスクトップ環境の選択になるが、カスタム設定を推奨。 グル…

Mandriva Linux 2009.0のインストールメモ(前半)

既に実際の環境にインストールした後ではあるが、その前に仮想マシンにMandriva Linux 2009.0をインストールしたときのスクリーンショットを使用して、インストールの流れをメモしておく。使用したのはx86_64版のインストールDVD。 なお、このインストーラは…

GentooからMandrivaへの乗り換えとebuildの在庫処分

3年近くGentoo Linuxを使い続けてきたのですが、事情により、しばらくの間、別のディストリとしてMandriva Linuxへ乗り換えることにしました。*1この記事は既にGentooを上書きしてインストールしたMandrivaから書いています。 乗り換える目的は x86_64上のx8…

一般ユーザでrpmbuildを行うための準備とエイリアスメモ

一般ユーザでRPMパッケージを作成するための設定 rpmbuildコマンドのオプション指定をエイリアスで分かりやすく 一般ユーザでRPMパッケージを作成するための設定通常、RPMパッケージをビルドする際には、 [/usr/src/rpm] -+- [SPECS] .specファイル +- [SOUR…

ebuildの作成メモ(後半)

「ebuildの作成メモ(前半)」の続き。 基本的な流れ ebuild内で定義する関数とその処理について。 必要のあるものだけを記述し、処理順に上から書くのが一般的。関数の継承(後述)により、省略が可能な場合がある。 src_unpack(): ダウンロードしたソースを展…

ebuildの作成メモ(前半)

ebuildファイルの作成に関するメモを幾つか残しておく。内容を全てカバーするのは無理なので、偏ってはいるが、メモしたいところを書いている。 公式のドキュメント(英語)はGentoo Development Guideで、その中のQuickstart Ebuild Guideも参考になる。 基本…

Linux 2.6.27向けのTuxOnIceパッチについて(2008/10/21現在)

Linux 2.6.27が出ているが、2008/10/21の時点では公式サイトからはパッチが入手できない。 探したところ lists.tuxonice.net/lurker/message/20081003.222048.257d4c19.ja.html (リンク切れ) にcurrent-tuxonice-head.patch.bz2というパッチがあり、これを適…

NVIDIAドライバのカーネルモジュールがバージョンによってLinux 2.6.27に対してビルドできない問題とその対処

GeForce 6以上は177系ドライバで問題ないが、それより古いGPU向けのドライバでは問題 パッチへのリンク 関連:Linux 2.6.28系向けのパッチについて GeForce 6以上は177系ドライバで問題ないが、それより古いGPU向けのドライバでは問題NVIDIAドライバのバージ…

VMware Player 2.0.5 Build 109488のカーネルモジュールがLinux 2.6.27に対してビルドできない件とその対処

VMware Server 2とVMware Player 2.5 Build 118166では問題なし VMware Player 2.0.5 Build 109488ではエラーが出る パッチ vmblockについて VMware Server 2とVMware Player 2.5 Build 118166では問題なし2008年9月に出たVMware Serverのバージョン2系では…

Gentoo Linuxにおけるパッケージ管理について(スロット、tbz2ファイル)

スロット 複数バージョンが共存できる一部のパッケージ*1には、同時に入れられるバージョンの「枠」(スロット)が設けられている。 例えば、GUIツールキットと呼ばれるGTK+やQtには、大きなバージョン系統*2ごとにスロットが設けられていて、2008年10月現在で…

Gentoo Linuxにおけるパッケージ管理について(サービス、ランレベル、環境変数など)

自動起動サービスについて Gentoo Linuxでは、OSの起動時に実行されるデーモンなどの起動スクリプトは、/etc/init.d/以下の起動スクリプトを含んだパッケージをインストールしただけでは自動で起動されず、システムの動作レベルを示す「ランレベル」に対して…

Gentoo Linux 2008.0 ライブCDのGUIインストーラでGUI構成のインストールをしてみた

(2009/6/9)Gentoo Linuxの「[西暦年].[番号]」形式のリリースは2008.0まで*1で、それよりも新しいリリースは常にダウンロードページの「Gentoo Minimal Install CD and Stages」にある最小限構成インストールCDイメージ(インストール作業用起動ディスク)とst…

Gentoo Linuxにおけるパッケージ管理について(実際のコマンド操作)

Gentoo Linuxのパッケージ管理はCLIのコマンド操作によって行う。ここでは、Portageに限らず、幾つかの追加パッケージによる操作についてもメモしておく。 Portage emerge パッケージの管理に関する操作(追加/削除/更新)を行うのは、パッケージ管理システムP…

Gentoo Linuxにおけるパッケージ管理について(systemとworldのprofile、未インストールパッケージのインストール済みマーク付け)

world profileとsystem profile 最小限構成のベースシステムを構成するパッケージ(システムパッケージ)と、それらのパッケージが要求するパッケージの集まりの一覧を「system profile」という。*1 system profileのシステムパッケージは、シンボリックリンク…

Gentoo Linuxにおけるパッケージ管理について(マスクとその解除)

ここでは、Gentoo Linuxにおけるパッケージのマスクに関してを扱う。 http://webos-goodies.jp/archives/50608693.html も参考に。 マスクとその種類 安定版(stable)扱いでないパッケージは、「マスク」がされていて、そのままインストールすることはできな…

Gentoo Linuxにおけるパッケージ管理について(Overlay)

Gentoo Linuxの「公式」のパッケージは、Gentooのミラーサーバと同期して更新するパッケージ情報のツリー(Portageツリー)を使用してインストールするが、これ以外の非公式なパッケージ情報ツリー(Overlay)を利用することもできる。 同名・同バージョンのパッ…

Gentoo Linuxにおけるパッケージ管理について(USEフラグ)

Gentoo Linuxでは、パッケージを作成/インストールするときにサポートする機能などを、名前の付いたフラグ「USEフラグ」のON/OFFの状態によって、自由に有効にしたり無効にしたりできる。これはGentoo Linuxが持つOSとしての自由度の高さと非常に密接な関係…

Gentoo Linuxにおけるパッケージ管理について(パッケージ、バージョンとその識別子)

Gentoo Linuxにおけるパッケージ管理についての幾つかの内容を下に書いているが、これは覚え書きに過ぎず、内容も恐らく不十分なため、 http://www.gentoo.org/doc/ja/portage-manual.xml も参照。 Gentoo Linuxのパッケージ Portageツリーと同期 Gentoo Lin…

QEMUのrawディスクイメージに関する覚え書きの追加

「QEMUのrawディスクイメージに関する覚え書き(後半)」でホストOSからハードディスクのrawイメージファイル内のパーティションにアクセスしているが、幾つかの内容を追加。 マウントとマウント解除を自動化 「QEMUのrawディスクイメージに関する覚え書き(後…

Compiz Fusionの「反射」プラグインについて

なくても実用上は困ることのない「反射」プラグインの設定をいじってみた。 このプラグインについて compiz-fusion-plugins-extraに含まれるプラグインで、「反射の画像」で指定された画像(の一部)をウィンドウ装飾部分やウィンドウ内に表示する。 ウィンド…

QEMUのrawディスクイメージに関する覚え書き(後半)

「QEMUのrawディスクイメージに関する覚え書き(前半)」の続き。 rawイメージの中にアクセスする(続き) パーティションテーブルから開始位置を取得する losetupを用いてイメージに接続し、マウントしたい領域の開始位置を取得する。 パーティション内のファイ…

QEMUのrawディスクイメージに関する覚え書き(前半)

QEMUが使用できるディスク形式には、ハードディスクの内容そのままの形で読み書きする「raw」がある。 ここでは、この形式のイメージファイルの作成から、ホストOS上でイメージファイルの中身にアクセスしたいときに使用するlosetupの概要までを扱う。 rawイ…