バスタオルは綿じゃなくて麻!!! と激しくオススメしたい理由

ふかふかのタオルは肌触りがよくて気持ちいいのですが、こと風呂上がりとなると
スカッと水気が拭き取れずちょっと不快なのでどうしたもんかと思っていたのですが、
それもこれも「麻」で解決しました。いいですねー、麻タオル!!!
梅雨入りですね。
電車で出会うおじさまたち(の衣類)からなんとも言えないニオイがし始めます。
小学校のころ、プールの日にバスタオルを洗濯し忘れると、必ずしていたニオイです。
あのニオイは最近では「雑巾臭」から「部屋干し臭」と名前を変えたようですが、
原因は菌です。その名をモラクセラ菌と言うそうです。
ネットを検索したら花王の研究がヒットしました。
花王のプレスリリース(2011年5月26日)はもう見ることができませんが、
週間粧業のサイトでその要約を見ることができました。
https://www.syogyo.jp/news/2011/05/post_001890
この記事によると、モラクセラ菌はヒトの皮膚に存在している表皮常在菌の一種で、
免疫が落ちた人には日和見感染症(肺炎とか)を引き起こすそうです。うへえ、ヤな感じ。
モラクセラ菌が増殖する過程で、あのニオイ「4‐メチル‐3‐ヘキセン酸(4M3H)」が
発生するということですが、『チコちゃんに叱られる』ではこれを菌のフンと表現していました。
さて、モラクセラ菌は常在菌の一種なので、
衣類やタオルなどにはモラクセラ菌が常時くっついている、と考えていいでしょう。
菌はおそらく洗濯後も一定程度衣類・タオルに残っていますから、
生乾き状態が続くことでまた繁殖する、あるいは身につけて汗をかいたりすることで
また繁殖するのではないかと思います。
その過程で部屋干し臭(4‐メチル‐3‐ヘキセン酸)が発生します。
ということは、菌の繁殖を抑制すればいいわけですから、
熱と乾燥・紫外線を駆使すれば繁殖を抑えられるのではないかと思います。
で、部屋干し臭の対策として有効なのが以下の2つです。
1.モラクセラ菌を衣類・タオル上から殲滅する
2.モラクセラ菌の繁殖を抑制する
つーことで、エコババ的「4‐メチル‐3‐ヘキセン酸(4M3H)」対策を書いてみたいと思います!!
※エコババとは何かが気になる方は以下をご参照ください。
脱「隠れエコババ」宣言!!
まず1。
エコババであるわたくしは、日々環境に配慮した生活を送っていますから、
洗濯は基本的に風呂の残り湯で、合成洗剤ではなく石鹸を使います。
(花王からモラクセラ菌に効果のある洗剤が開発されているのではないかと思ったけど、
ハイターとかしかないようなので、洗剤では対策できないのかもしれません)
わたくしは過剰なエコババなので、一回目のすすぎも風呂の残り湯です。
「お風呂の残り湯でのすすぎはオススメしません」とか言われてもエコババは気にしません。
ホースからじゃんじゃん残り湯を流して言ってみれば流水(湯)すすぎをしています。
モラクセラ菌の死滅温度は60℃以上なのですが、わたくしの家のお風呂の設定温度は41℃。
洗濯時には39℃くらいになっていますが、部屋干ししても洗濯後の衣類から
「4‐メチル‐3‐ヘキセン酸(4M3H)」臭がすることはありません。
ということは、風呂の残り湯でもモラクセラ菌の繁殖が抑えられるということでしょう。
「洗濯には風呂の残り湯ですよ!!」と電車のおじさんに教えてあげたいわたくしです。
しかし、この「風呂の残り湯攻撃」が使えないものがひとつだけあります。
それがバスタオル。
お風呂の残り湯で洗濯するのは夜ですが、バスタオルなどの大物は、エコババ的に
どうしても太陽光に当てたいので、お風呂の残り湯では洗わないからです。
「外干し=紫外線攻撃」はある程度までは有効ですが、外干しがなかなかできない梅雨の間、
タオル上からモラクセラ菌を死滅させることができません。
結果として、あのニオイが漂い始めるのです(T_T)
こうなると最終手段の「60℃以上のお湯で酸素系漂白剤攻撃」しかなく
これがいかにもめんどくさいし危険だしで、
なんとかならんか!!とわたくしは長いこと考えていました。
で、今年、新たな対策→麻のバスタオルを発見したわけです。
モラクセラ菌は常在菌なので、死滅させても皮膚に触れれば布に付着します。
バスタオルは布の分量が多く、乾燥に時間がかかります。
バスタオルの乾燥が遅れれば布に付着しているモラクセラ菌が増殖し、
部屋干し臭(4‐メチル‐3‐ヘキセン酸)が発生しますから、
いかにバスタオルを早く乾燥させるか、が、梅雨時の課題となります。
が、分厚いバスタオルは乾燥機でも持っていない限り、早く乾くはずもありません。
そこで思いつくのが素早く乾く、温泉でもらえる薄っぺらい温泉タオルです。
しかし、長年、出張で「いかに小さな布で体を洗いふいて荷物を減らすか」という課題を自らに課し
温泉で「手ぬぐい一枚で体を洗い拭き温泉タオルで髪を拭く」手順を構築したわたくしと違って、
夫は「バスタオルでないと風呂上がりの体が拭けない」などとヘナチョコなことを言い、
「温泉タオル攻撃」については、激しく反対されてしまいました。
オッサンなんだから温泉タオルでいいのに、とか思うわけですが、
大きな布にくるまれるのが好きなのかもしれません。
ということで、何度も言ってすんませんがその対策が「麻のタオル攻撃」なわけです。
麻のバスタオルはずいぶん以前に大地宅配でゲットしていました。が、
なんとなくゴワゴワしてそうでそのままタンスの肥やしになっておりまして、
先日ふと思いついて使ってみたのでした。
たしかにゴワゴワしていて肌触りは悪いのですが、なんと、どんどん水を吸います。
綿のバスタオルではなんとなく水気がすっきりと拭き取れずに不快なことがありますが、
体の表面から水分がスカッと拭き取れ、ベタつくこともありません。
すげー!! 麻バスタオル、すげー!!!
麻の吸水性と速乾性に激しく驚いたわたくしは、その後麻バスタオルを3枚、
麻フェイスタオルを5枚も買ってしまったくらいです。
そして、今持っているバスタオルとフェイスタオルは、今後猫を拾ったときに使うことにして、
タオル収納スペースから撤去したところ、収納スペースにも大きく空きができました。
旅行に行く時も麻バスタオルが一枚あれば全然OKって気がしています。
今後の人生は、麻のタオル一本槍で行こうとわたくしは固く心に誓いました。
部屋干し(4‐メチル‐3‐ヘキセン酸)臭に辟易している皆様、ぜひお試しください。
- 関連記事
-
- 「老化は治療できる病」というお話
- バスタオルは綿じゃなくて麻!!! と激しくオススメしたい理由
- 手作り布マスクの性能をUPする素材を調べてみた