『ほんとうにおいしいものはお店で買えない』
シンプルでスッキリしたデザインで気に入っております。
『いでんしくみかえさくもつのないせいかつ』をデザインしてくださった
空組さんに再びデザインをお願いしました。色合いも好き。
出版業界も飲食業界も厳しいこの8月に、
あえて出版したチャレンジャーなわたくし。
ということで、3冊めの本が雷鳥社さんから出版されました。
前回の『いでんしくみかえさくもつのないせいかつ』同様、
書店にはほとんど置かれておりません(泣)
もし「おお! 読んでみようかしらん!」等と思われた方は、
Amazonか雷鳥社さんに直接ご注文ください。
雷鳥社さんにご注文いただいた場合は、
わたくしのサインを入れさせていただきます。
http://www.raichosha.co.jp/book/other/ot23.html
本日午後、雷鳥社さんにサインを書きに行く予定です。
『いでんし』の際には女の子を描きましたが、
今回は挿絵で一番気に入っている「子豚ちゃん」を描きます。
取材してた豚のことを思い出していたら手が勝手に描きました。
わたくしは豚のことが意外と好きなのだと知りました。
さて本の内容は、おおむね今までブログで書いてきたようなことです。
わたくしはおいしいものが好きです。
おいしいものを食べるととてもしあわせになります。
自分が作ったものでもおいしければ簡単にしあわせになります。
レストランでからだにしみ込むようなおいしいものを食べると、
シェフを尊敬します。シェフの愛を受け取ったと感じます。
また、おいしい野菜やくだものを食べると、作り手の愛を感じます。
そういうとき、食べてよかった! と心から思います。
しかし、そうではないもの、食べて後悔するものもたくさんあります。
なぜそういうものがあるのかな? 時折疑問に思います。
わたくしは、世の中の仕組みが「おいしいもの」とか「ほんもの」とかではなく
「経済」を中心に作られているからだと考えています。
売りやすい価格で食べものを作るために行われるいろいろなこと、
例えば劣悪な原料を使うとか、よぶんなものをたくさん入れるとか、
そういう行為は「たくさん儲けよう!」という面から見ると正しいけれど、
「食べものは人の命をつくるもの」という視点が欠けていると考えています。
某D社で産地周りをしていたわたくしは、ほんとうにラッキーなことに、
おいしい野菜と果物をつくる人たちばかりを担当していました。
そのときは気づいていませんでしたが、わたくしは産地に行くたびに
ものすごくおいしいものを食べていたのでした。いつの間にか
その味は自分の核になり、食べものを判断する軸になっていました。
そして、なぜ彼らの作るものがおいしいのか、よーく考えてみて、
ちゃんと作られたものはおいしいのだと思い当たりました。
とてもシンプルな理屈です。
「生命のもとを作っている」と考えている人たちが、
精魂込めて作ったものは、あたりまえにおいしいのでした。
食べものの価値をどこに見出すかは人それぞれです。
でもおいしいものを食べたほうがしあわせではないですか?
そしてそのおいしいものを、ちゃんと作られているものを
皆が選ぶことで、世の中が変わるかもしれないと考えたら、
とてもおもしろくはないですか?
おいしいものを食べて、世の中を変えよう。
この本のテーマはそこにあります。
そしてそのおいしいものの見つけ方を書いてあります。
ご興味を持っていただければ幸いです。(営業)
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