河井事件における34人起訴について 談話 参院選再選挙2021立候補者 さとうしゅういち
2022年 03月 15日
河井事件における34人起訴について 談話
さとうしゅういち 参院選再選挙2021立候補者/介護福祉士・元県庁マン
金で票を買おうとした河井夫妻の行動は既に有罪が確定していた。しかるに、当初、お金もらった側は東京地検により不起訴となった。
その後、検察審査会の議決を受けて検察が再捜査して態度を変えたものだ。
さとうしゅういちは、河井案里さん・克行受刑者を2019年12月に他の県民とともに広島地検に告発した。
また、案里さんの失職に伴い行われた参院選再選挙2021に立候補し、「お金がなくても堂々と参加できる政治」を基本姿勢とした。
さとうしゅういちは、県議選2011で案里さんと対決しており、その経験から、そもそもお金をかけないと当選しないような現行の選挙制度や在り方にNOという姿勢は現在も変わらない。
1、検察審査会のチェック機能が発揮された
今回の事件では、河井案里さん、克行受刑者の有罪は確定していた。このようなケースでは結果は有罪、無罪になるかに関わらず、起訴をして決着を着けるのが筋である。検察は裁判所ではない。勝手に検察の裁量で処分を決めるのは時代劇「大岡越前」に見られるような江戸時代から進歩はない。この点で検察審査会のチェック機能が発揮されたのは良かった。
2、被疑者、被告人はあくまで推定無罪で
一方で、マスコミ、県民の皆様におかれては、被疑者、被告人はあくまで推定無罪ということを共有いただきたい。政治家としてその人を支持するかどうかは別として、被告人の主張もきちんと注視したい。
起訴をしていくのと推定無罪の徹底はセットだ。イスラエルでは安倍晋三さんとほぼ同じことをした当時総理のネタニヤフ被告人が起訴されたが、野党に選挙で打倒されるまで職にとどまった。
3、真相解明へ一部被告の「徹底抗戦」はプラス
そもそも、議員たるもの、自分が法律はもちろん倫理に照らしてアウトだと判断した時点で辞めるべきだ。検察審査会、そして検察に促されて辞めるのかのような対応では、中途半端だ。信念なく、給料目当てで職にとどまったかの謗りを受けてもやむを得ない。
むしろ、ここまできたからには、辞職せずに正式裁判で「徹底抗戦」する議員9人の方がスジが通っている。個別に事情があると思うが、事件当時の自民党総裁だった安倍晋三さんを証人申請することも含めて、徹底的に真相解明に頑張って欲しい。
4、国会議員による金配り明文禁止を
そもそも、国会議員が地方議員にお金を配ること自体は、寄附として収支報告書に記載すれば、通常は合法という運用がされている。克行受刑者から夏前と暮れに俗に言う氷代、餅代の寄附を受けていた議員も実際にいる。
今回は一部を除いて収支報告書に記載されていないため政治資金規制法でも違法だ。ただ、普段、合法だったので当事者の感覚が鈍磨していたのではないか。
そもそも、地方議員が国会議員から金をもらったら合法であっても、国にガツン、とものを言えなくなる弊害がある。
さとうしゅういちは、昨年の参院広島再選挙でも主張した通り、国会議員による地方議員への金配りを明文で禁止する法改正を進めていく。
5、政策不在でお金や組織本位の広島の政治・選挙文化が根本問題
そもそも、広島の政治や選挙が政策不在でお金や組織本位であることが問題だ。国政与党は金や組織に物言わせほとんど政策を語らないできた。これは有権者にも一定の責任があると言わざるを得ない。
野党も、地方レベルでは与党と相乗りし、緊張感にかける。また、大きな労組などのしがらみに囚われてか、金配り禁止や原発問題などに関する新聞社のアンケートの設問に「どちらとも言えない」という曖昧な回答しかできない人ばかりを国政選挙公認する傾向がある。いわゆる野党共闘導入でそれに拍車がかかった。
参院選も定数2を、自民党の高級官僚と野党の大手企業労組幹部で分けあう伝統が続き、大きな組織とは遠い多くの県民・労働者の声が届きにくい状態が続いていた。
6、小選挙区制軸の現行制度廃止を
小選挙区制を軸とした現行制度では、結局、大政党の代表に気に入られなければ当選はもちろん、立候補さえ難しい。逆に、安倍晋三さんに気に入られれば、克行受刑者のような人でも議員を続けられる。
こうした選挙制度は一旦廃止し、ノルウェー式の非拘束名簿式の比例代表制を軸とした制度を提案する。
7、地方の自主財源充実で「克行的」議員排除を
逮捕前の克行受刑者が広島で威張り散らしていた背景には、この20年、政府が地方分権と称して仕事は丸投げする一方、財源は充実させなかったことがある。この結果、困窮した自治体が余計に国の顔色をうかがっている実態もある。もちろん、だからといって、克行受刑者からお金をもらっては絶対にダメだ。克行受刑者が自治体の事業を妨害して来れば国地方係争処理委員会に訴えれば良い。ただし、やはり、克行的議員が威張り散らさないよう、これまでの「地方分権」という名目の新自由主義は改めるべきだ。さとうしゅういちやれいわ新選組が訴えているような地方自治体に人や財源を充実させることを強く求める。
8、参院選2022で県民に選択肢を!
さとうしゅういちは参院選2022においてれいわ新選組の候補者公募に応募している。さとうしゅういちは、自身を軸にれいわ新選組の皆様とともに、この広島選挙区で「ガツン、とものを言う」選択肢を県民にお示しし、広島の政治をも活性化する先頭に立つ覚悟である。もちろん、政策で合意できる他の政治勢力との連携は否定しない。さとうしゅういちは、大きな組織ではなく、「あなた」に忖度し、国会でガツン、とモノを言う選択肢になる覚悟だ。
9、案里さんに投票された皆様とも協力したい
さとうしゅういちは、参院選2019で案里さんに投票された皆様とも協力したい。
案里さんに投票された皆様はお金をもらったからそうしたのではない。
「世襲や高級官僚で現場感覚が薄い」与党にも「大手企業労組のしがらみでガツン、と言えない」野党にも失望して案里さんに投票された方が女性を中心に多い。
参院選2019直前の案里さんの政治活動ビラには「女性が安心して年を取れる社会を」という支持者の声があった。さとうしゅういちの知り合いでも「男性の偉い人には介護の現場はわからない」と案里さん支持の女性運動家がおられた。
そういう切実な声に「男性の偉い人中心」の広島の与野党は答えて来なかったのではないか?
さとうしゅういちは、案里さんと対決した県議選2011で男性ながら広島で初めてDV性暴力被害者ワンストップ支援センター設置を訴えた。また、ヤングケアラーが問題となる遥か前の当時から、家族介護者支援条例の制定を訴えていた。さらに、女性が多い非正規公務労働者の争議を全力で支援するなどしてきた。「女性が安心して年を取れる社会」など「案里さんに案里さんの支持者の方が期待された政策」をずっと訴えてきたし、手前味噌ながら一定程度、実践してきた。
さとうしゅういちは、こうした活動経験や行政経験に加えて介護現場での経験もいかし、案里さんの支持者の方ともスクラムを組んでこれらの政策も実現したい。是非ご一緒に、と呼び掛けたい。
以上
連絡先 090ー3171ー4437
hiroseto2004@yahoo.co.jp
by hiroseto2004
| 2022-03-15 18:33
| 参院選2019
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